JP2546016Y2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2546016Y2
JP2546016Y2 JP1993054389U JP5438993U JP2546016Y2 JP 2546016 Y2 JP2546016 Y2 JP 2546016Y2 JP 1993054389 U JP1993054389 U JP 1993054389U JP 5438993 U JP5438993 U JP 5438993U JP 2546016 Y2 JP2546016 Y2 JP 2546016Y2
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忠洋 文倉
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Hirose Electric Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気コネクタの技術分
野において利用され、特に、相手コネクタあるいは取付
対象に係止される取付部を有する電気コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気コネクタとしては、添付図
面の図4に開示されているものが知られている。図示の
コネクタ50は、ハウジング本体51の底面に相手方コ
ネクタとの結合部52を、そして側部には取付部53を
有している。結合部52には例えば、相手方コネクタの
接触ピン端子(図示せず)を受け入れるための案内孔5
2Aが形成されている。また、上記取付部53は逆U字
状をなしハウジング本体51と一体に、該ハウジングの
対向両側部に設けられている(図では、一方の側部にお
ける取付部53のみが示されている。)。
【0003】上記取付部53は、対をなす取付脚54,
54を有し、該取付脚54,54の先端部がハウジング
本体51の底面よりも下方に延出し、上記先端部(下端
部)に鉤状の係止部54A,54Aをその幅方向で対称
に外側に突出するように有している。該係止部54A,
54Aの外側下面は斜面54B,54Bをなし、該斜面
54B,54Bに外圧を受けた際に、上記取付脚54,
54は上記係止部にて互に近接する方向に弾性変形可能
となっている。
【0004】相手方コネクタ60はコネクタ本体61の
側部に取付金具62を有している。取付金具62は側
面が「コ」字状をなし、ハウジング本体61に固定され
ている。取付金具62の下部62Aにはねじ孔が形成さ
れ、ここでねじ63によって回路基板64に固定されて
いる。上記取付金具62の上部62Bには切欠部62C
が形成されている。該切欠部62Cの幅(内縁同士の間
の距離B)は、上記コネクタ50の取付脚54,54の
外幅Wとほぼ同じに設定されている。
【0005】かかるコネクタは、図5に示されるよう
に、上記対をなす取付脚54,54の係止部54A,5
4Aを相手方コネクタ60の切欠部62Cへ上方より押
し込むことにより、該相手コネクタ60との取付(ロッ
ク)がなされる。すなわち、上記取付脚54,54の係
止部54A,54Aを切欠部62Cへ押し込む際に、該
取付脚54,54の斜面54B,54Bが切欠部62C
の内縁に当接すると、その当接圧により、上記取付脚5
4,54は互に近接するように弾性変形し、鉤状の係止
部54A,54Aが上記取付金具62の上部62Bを乗
り越えてその下側に位置するようになり、厚幅に復帰し
て上記上部62Bと係止し上方への抜けが防止される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記取付脚54,54
の長さは、該取付脚の係止部を切欠部へ押し込んだ際
に、その弾性により鉤状の係止部54A,54Aが上記
取付金具62の上部62Bの下面に当接するようになっ
ているのが望ましい。しかしながら、主として成形で作
られる取付脚の寸法精度、取付金具の形状・板厚精度そ
してハウジングへの取付精度のバラツキ等に起因し、上
記係止部が取付金具の係止面たる上部の下面に常に所定
圧で当接するようにすることはきわめて困難である。
【0007】かかる状況において、上記取付脚は、上記
寸法精度のバラツキによって上記取付金具の切欠部に押
し込んでも係止部が切欠部を越えずに係止できない事態
が生ずることを回避するために、図5に示されるように
若干、長めに作られており、多くの場合、取付時に係止
部54Aと取付金具の上部62Bとの間に△hだけ隙間
が生じてしまう。
【0008】上記隙間△hがあっても、コネクタは取付
金具62から抜けることはないが、図6に見られるよう
に、傾き(△θ)を生ずることとなる。この傾きが生ず
ると、コネクタの取付が安定せず、特に高速信号を伝送
する場合には、伝送距離と方向が微妙にずれてしまい、
その特性上好ましくない。
【0009】本考案は、かかる問題を解決し、取付脚が
ガタを生ずることなくしっかりと取付けられる取付部を
有する電気コネクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、上記目
的は、コネクタのハウジングの側部に設けられ先端部が
該ハウジングの底面よりも下方に延出する一対の取付脚
を有する取付部を備え、上記先端部には鉤状の係止部が
形成されていて相手方コネクタもしくは取付対象に設け
られた相手係止部に係止する電気コネクタにおいて、取
付部はハウジングと別体な取付部材として形成され、
取付部材は基部の両端から下方に延びる一対の取付脚を
有し、該基部と取付脚の少なくとも一方が上下方向に延
びる被案内部を有してハウジングの側面に形成された案
内面にて摺動案内されるようになっており、上記ハウジ
ングの案内面は側方に開放された部分を有し、該部分
は、ハウジングが相手方コネクタもしくは取付対象上に
配されたときに、取付部材が側方からハウジングの案内
面にもたらすのに十分な範囲で開放されており、取付部
材の基部にねじ孔が設けられていてハウジング側部上方
位置に取りつけられたねじが上記ねじ孔に螺合して、取
付脚先端の係止部と相手係止部との当接圧を高めるよう
に取付部材を引き上げることが可能となっていることに
より達成される。
【0011】
【作用】かかる構成の本考案にあっては、先ず、取付部
材がその取付脚の先端部を相手係止部に抜け防止される
よう相手係止部との間に隙間をもって係止する状態に
もたらす取付部材は、ハウジングの側方に開放された
案内面に該取付部材の被案内面がくるようにして、かか
る位置にもたらされることができる。次に、ハウジング
側のねじを取付部材のねじ孔に螺合させてからこれを締
めることにより、上記取付部材を上方に引き上げて上記
隙間がなくなり係止部と相手係止部とが所定の当接圧を
もつようになる。かくして、係止部と相手係止部との間
にはガタが生じなくなり、コネクタはしっかりと保持さ
れる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面の図1ないし図3にもとづ
き、本考案の実施例を説明する。
【0013】図1において、符号10は本実施例の電気
コネクタ,30は該電気コネクタ10が結合されるべき
相手方電気コネクタである。
【0014】電気コネクタ10は、ハウジング本体11
の両側部(一方の側部のもののみを図示)に取付部材1
2を有している。ハウジング本体11の底部には、相手
方コネクタのピン状の接触端子を受け入れるための案内
孔13が形成されている。
【0015】上記ハウジング本体11の側部には、側方
及び下方に開放された凹部14が形成され、該凹部14
に上記取付部材12の上部が収容されている。上記凹部
14を形成する上壁部15には上記凹部14の幅方向略
中央位置にねじ16を貫通せしめるための孔17が形成
されている。符号18は上記ねじ16のためのワッシャ
である。
【0016】上記取付部材12は、逆U字状をなすよう
に取付脚12A,12Aが両該取付脚12A,12Aを
結ぶ基部12Bから下方に延出している。該基部12B
はその厚み方向に円筒の一部をなして上下に延びる凸弯
曲部12Cを幅方向中央部に有し、その中心に雌ねじ孔
12Dが形成されている。この凸湾曲部12Cのハウジ
ング本体11側に位置する面は被案内面を形成する。上
雌ねじ孔12Dは、例えば、上記取付部材12をモー
ルド成形する際、雌ねじ孔が形成された金属スリーブを
埋設するようにすればよい。上記凸弯曲部12Cは雌ね
じ孔12Dに対して強度上の肉厚を確保していると共
に、ハウジング本体11の側面に縦方向に形成された
内面としての凹弯曲部11Aに係合して取付部材12が
ハウジング本体の側面で縦方向にスライド案内される際
に、幅方向の位置決めをなす役目も担っている。図示の
場合、ハウジング本体11の凹部14は、上記取付部材
12の幅とほぼ同じ寸法に形成された内側縁14Aにて
側方に開放されており、又該内側縁14Aよりも、さら
に幅方向に深くなるように溝部14Bを有している。
したがって、上記取付部材12を凹部14に収容する
際、図示の例では該取付部材12を側部(面)に対して
直角な方向から収容できるが、上記取付部材12を上記
溝部14Bで案内されるように幅広に形成して下方から
上記凹部14に挿入するようにすれば、位置決めという
観点からは上記凸弯曲部12Cは不要となる。上記取付
部材12の取付脚12A,12Aの下端部には鉤状の係
止部12E,12Eが該取付部材12の幅方向にて対称
に外側に突出するように設けられている。この係止部1
2Eは突出部分の下面にテーパ面12Fを有している。
【0017】上記電気コネクタ10が結合される相手方
電気コネクタ30は、上記取付部材12の相手係止部と
して、ハウジング本体31の両側部(一方の側部のもの
のみを図示)に側面が「コ」字状の取付金具32を有し
ている。該取付金具32は図示しない部材により上記ハ
ウジング本体31に固定されており、屈曲された下部3
2Aにてねじ33によって回路基板34へ取りつけられ
ている。かくして、コネクタ30は所定位置で上記回路
基板34に固定されると共に該コネクタ30の各接触端
子(図示せず)が回路基板34の対応回路に接続され
る。
【0018】「コ」字状の取付金具32は、屈曲された
上部32Bに切欠部32Cが形成されている。この切欠
部32Cの幅Bは、上記取付部材12の両取付脚12
A,12Aの外幅Wとほぼ同じに設定されている。
【0019】かかる本実施例の電気コネクタ10,30
は次のようにして結合される。
【0020】 取付部材12を電気コネクタ10の凹
部14に収容し、ワッシャ18を介してねじ16を孔1
7に貫通せしめて上記取付部材12のねじ孔12Dにか
るく螺入される。
【0021】 次に、上記電気コネクタ10の取付脚
12A,12Aを、図2に見られるように先端から相手
方電気コネクタ30の取付金具32の切欠部32Cに上
方から押し込めるか、あるいは同図において紙面の直角
方向から挿入して、取付脚12A,12Aの係止部12
E,12Eが上記取付金具32の上部32Bよりも下方
に位置するように係合せしめる。この状態では、取付部
材12はねじ16により吊下された位置にあり、取付脚
12の係止部12Eと取付金具32の上部32Bとの間
には隙間が存在している。
【0022】 しかる後に、上記ねじ16を締める。
該ねじ16を締めるに伴い上記取付部材12は上昇し、
取付脚12Aの係止部12Eが取付金具32の上部32
Bの下面に当接するようになる。この当接圧が上記コネ
クタ10のロック保持に十分なものとなった時点で、上
記ねじ16の締めつけを終了する。かくして、上記コネ
クタ10は相手方コネクタの取付金具32に対し、何の
ガタもなくしっかりと保持される。
【0023】本考案は、以上のごとくであるが、図示の
実施例に限定されることなく、変形が可能である。例え
ば、相手係止部は、実施例のごとく相手方コネクタに設
けられることもあるし、あるいは、回路基板に固定され
た取付金具として形成されることもある。後者の場合、
コネクタは相手方コネクタを介さずして直接回路基板に
植設された接触子と結合される形式をとることが多い。
また、相手係止部は相手方コネクタに取りつけられる金
具として形成されることも、あるいは相手コネクタのハ
ウジングと一体としてモールド成形されることもでき
る。
【0024】
【考案の効果】本考案は、上述のごとく取付部材がハウ
ジング側のねじにより引き上げられ、相手コネクタの係
止部との間に隙間を生ぜず、適切なる当接圧をもたらす
ことができるので、部品精度あるいは取付位置精度に係
わりなくコネクタの取付位置が一定して保持され、たと
え、高速信号を伝送しても、何らその特性に不具合をも
たらすことがないという効果をもたらす。そして、上記
取付部材は、本考案のコネクタが相手コネクタ上に配さ
れた後に、側方から容易に所定位置に配されることがで
き、作業が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の電気コネクタを示す分解斜
視図である。
【図2】図1のコネクタの組立後調整前の正面図であ
る。
【図3】図1のコネクタ組立後調整完了時の正面図であ
る。
【図4】従来の電気コネクタを示す分解斜視図である。
【図5】図4のコネクタの組立後の正面図である。
【図6】図4のコネクタの組立後における傾斜時を示す
正面図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 11 ハウジング(ハウジング本体) 12 取付部材 12A 取付脚 12E 係止部 16 駆動部材(ねじ) 32 相手係止部(取付金具)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタのハウジングの側部に設けられ
    先端部が該ハウジングの底面よりも下方に延出する一対
    の取付脚を有する取付部を備え、上記先端部には鉤状の
    係止部が形成されていて相手方コネクタもしくは取付対
    象に設けられた相手係止部に係止する電気コネクタにお
    いて、取付部はハウジングと別体な取付部材として形成
    され、該取付部材は基部の両端から下方に延びる一対の
    取付脚を有し、該基部と取付脚の少なくとも一方が上下
    方向に延びる被案内部を有してハウジングの側面に形成
    された案内面にて摺動案内されるようになっており、上
    記ハウジングの案内面は側方に開放された部分を有し、
    該部分は、ハウジングが相手方コネクタもしくは取付対
    象上に配されたときに、取付部材が側方からハウジング
    の案内面にもたらすのに十分な範囲で開放されており、
    取付部材の基部にねじ孔が設けられていてハウジング側
    部上方位置に取りつけられたねじが上記ねじ孔に螺合し
    て、取付脚先端の係止部と相手係止部との当接圧を高め
    るように取付部材を引き上げることが可能となっている
    ことを特徴とする電気コネクタ。
JP1993054389U 1993-09-14 1993-09-14 電気コネクタ Expired - Lifetime JP2546016Y2 (ja)

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JPH0719972U JPH0719972U (ja) 1995-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5292282U (ja) * 1975-12-31 1977-07-09
EP0287981B1 (de) * 1987-04-22 1993-08-25 Julius Blum Gesellschaft m.b.H. Verbinder zum Verbinden zweier Bauelemente

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JPH0719972U (ja) 1995-04-07

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