JP2545910B2 - 植物育成用放電灯 - Google Patents

植物育成用放電灯

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JP2545910B2
JP2545910B2 JP63016886A JP1688688A JP2545910B2 JP 2545910 B2 JP2545910 B2 JP 2545910B2 JP 63016886 A JP63016886 A JP 63016886A JP 1688688 A JP1688688 A JP 1688688A JP 2545910 B2 JP2545910 B2 JP 2545910B2
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lithium
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孝志 伊藤
信二 田澤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は透光性アルミナ管よりなる発光管を用いた植
物育成用放電灯の改良に関し、特に発光管内封入物の改
良に関する。
[従来の技術] 従来より植物育成用光源として、三波長形蛍光ラン
プ、高演色形高圧ナトリウムランプあるいはメタルハラ
イドランプが知られている。
このうち、石英製発光管内に金属ハロゲン化物を封入
してなるメタルハライドランプについては、特公昭46−
16397号あるいは特公昭46−19394号公報に開示されてい
るように発光放射スペクトルが赤色部と青色部領域に集
中した放射が得られ、種々の植物の育成に対して優れた
育成効果を上げることが知られている。
そして、この種ランプの発光管封入物として、ヨウ化
インジウムとヨウ化リチウムを封入したランプ、又はヨ
ウ化インジウム、ヨウ化リチウム及びヨウ化カリウムを
封入したランプが知られている。
前記ランプの内インジウム及びリチウムのヨウ化物を
封入したランプの発光放射スペクトルはリチウムの610n
m、670nm及びインジウムの410nm、451nmの発光が得られ
る。従って、青色部と赤色部に強い発光ラインを有する
ものとなり、植物特に葉菜の育成用として最適である。
又、波長800nm以下の近赤外部の発光によって葉菜に
対して良好な育成効果が得られることが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記ランプのように赤色部の発光を高
めるために610nm及び670nmに強い発光スペクトルを有す
るヨウ化リチウムを封入すると発光管材料の石英をリチ
ウムイオンが透過し、リチウム発光が短時間のうち消滅
して発光特性が変化したり、石英とリチウムが容易に反
応してついには発光管リークが生じる欠点があり、実用
上問題があった。
そこで、石英管に換え高圧ナトリウムランプに使用さ
れている透光性アルミナ管を発光管として用いたメタル
ハライドランプが、特開昭55−76563号公報に記載され
ている。
このランプは、発光管製造の際、発光管の構成材料及
びその構造上の制約により石英製ランプのように十分な
加熱排気作業を行なうことができず、発光管内のガス状
態が完全とはいえないこととなるのが普通であり、始動
電圧が高いものとなる。
又、後記する本発明の実施例に係る発光管のように特
に排気管がなく発光管封止と同時に排気も行なうように
した構造のランプにおいては、封止時に発生した不純ガ
スが発光管内に封じ込められる可能性があり始動電圧の
上昇が顕著となる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、透光性ア
ルミナ管の端部に導電性サーメットキャップを封着した
発光管内に所定量のヨウ化リチウムと水銀とを封入する
ことにより、この放電灯の分光分布特性と植物の光合成
曲線とが一致してその育成効果が増大されると共に始動
電圧を改善しかつ発光管リーク等の恐れがない長寿命の
植物育成用放電灯を提供することを目的とする。
[作用] 本発明に係る放電灯は、発光管内にヨウ化リチウムと
水銀とを放電灯点灯時に封入した適量が蒸気となるよう
な一定量を含み、更にリチウムによる発光管封着部の侵
蝕に抗して熱力学的安定性を計るために過剰のリチウム
を封入するものである。
このようにして、放電灯の寿命特性を著しく改善しう
るばかりでなく、その始動電圧を低下することができ実
用性の優れた放電灯が得られる。又、ヨウ化リチウムと
水銀との封入比率を選択することによって、植物の光合
成曲線に近似させた分光分布特性を有する放電灯が得ら
れることがわかった。
そこで本発明に係る放電灯は発光管内容積1cm3当り0.
02mg〜4.2mgのヨウ化リチウムと、同じく5.mg〜20mgの
水銀と共にイオン化しうる始動用補助ガスとしてのアル
ゴンガス等の希ガスを封入する。
[実施例] 以下本発明に係る一実施例を第1図に基づき説明す
る。
図中1は、透光性アルミナ管2の端部にアルミナとタ
ングステンからなる導電性サーメットキャップ3を封着
材4を介し気密に封止した発光管であり、このサーメッ
トキャップの発光管内面の中心部には先端にタングステ
ンコイルを巻回したタングステンよりなる電極心棒5が
埋設固定され、又、キャップの外面にはタングステン、
モリブデン等からなるリード棒6が埋設固定されてい
る。
そして発光管内には、ヨウ化リチウム及び水銀が所定
量封入してあり、又始動用希ガスとしてアルゴンガスが
所定量封入してある。
ここで、前記封入量として、ヨウ化リチウム(LiI)
の量が発光管内容積1cm3当り0.02mg未満の場合は、第2
図に示すLiI−始動電圧特性図から明らかなように、半
サイクルに一回の50ns幅のパルス電圧にて始動電圧が4,
000V以下の実用上良好な電圧が得られず、又、始動電圧
が急激に上昇することがある。更に、赤色部の発光が著
しく低下することによって植物の光合成曲線と著しく相
違し、植物の育成効果が低下することとなる。
又、同じく4.2mgを超えた場合は発光管の化学的不安
定即ち発光管構成材料であるアルミナ管、封着材及びサ
ーメットキャップとの反応が過剰となり所望の寿命を維
持できず発光管リークが生じて短寿命となるばかりでな
く、青色部の発光強度とのバランスが崩れ、前記同様植
物の育成効果が低下することとなる。
次に、水銀の量が発光管内容積1cm3当り5mg未満の場
合は、青色部の発光強度が低下して、植物育成効果がな
いばかりでなく寿命期間中に発光管構成材料とリチウム
との反応が生じることがある。
又、同じく20mgを超えた場合は、赤色部の発光強度と
のバランスが悪くなり前記同様植物育成効果がなくな
る。
このように、ヨウ化リチウムと水銀の封入量を所定の
範囲内として赤色部と青色部の発光強度のバランスを保
ち植物の光合成曲線に近似させることにより、植物育成
用として最適な発光特性を良好に維持すると共に発光管
構成材料であるアルミナ管、封着材及びサーメットキャ
ップとの化学的平衡を安定に維持することができるばか
りでなく、実用上最適な範囲内で始動電圧を低下するこ
とができる。
次に、本発明に係る具体的な実施例について説明す
る。
発光管寸法として管内径10mm、アーク長20mmでその内
容積が約2.0ccの発光管内に、ヨウ化リチウム0.9mg、リ
チウム金属0.1mg及び水銀15mgと共にアルゴンガスを60t
oor封入した放電灯を管入力250Wで点灯したその分光分
布特性は、第3図に示す通りであった。
この放電灯の初期光束は13,000lmで、色温度は2,400
K、及び半サイクルに一回の50ns幅のルスにて始動電圧
が3,000Vという特性が得られた。又、5,000時間点灯後
の分光分布特性の変化も少なくかつ光束維持率は86%で
あった。そして、特にレタス、サラダナ等の葉もの野菜
の育成に効果が認められた。
次に、比較例について説明する。
前記と同様に構成した発光管内にヨウ化リチウム0.01
mg、リチウム金属0.1mg及び水銀15mgと共にアルゴンガ
スを60toor封入した放電灯を管入力250Wで点灯したが、
この放電灯の初期光束は12,500lmで色温度は4,800K以上
あったが、その始動電圧は5,300Vと高く特殊な始動装置
を必要とした。又点灯時間経過後青色部の発光強度が強
く、レタス、中国菜等の葉もの野菜の葉が固くなった
り、変色が生じて商品価値がなくなった。
更に、比較例として、前記同様ヨウ化リチウム5.6m
g、リチウム金属0.1mg及び水銀10mgと共にアルゴンガス
を60toor封入した放電灯を管入力250Wで点灯したとこ
ろ、この放電灯の初期光束は9,300lm、色温度は2,100
K、及び始動電圧は2,500Vであった。そして5,000時間点
灯後の光束維持率は76%であったが、点灯期間中を通し
ての色特性の変化が大きく、葉もの野菜の育成速度が遅
く実用上支障があった。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明に係る植物育成
用放電灯は、所定量のヨウ化リチウムと水銀とを封入す
ることにより、植物育成用としてその発光特性が優れて
いるばかりでなく、長寿命でかつ始動電圧が改善された
透光性アルミナ管と導電性サーメットキャップとよりな
る発光管を用いた放電灯を得ることができ、近年注目さ
れている植物育成分野、特に食用野菜における産業上の
価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例を示す放電灯の発光管を
示す一部縦断側面図、第2図はヨウ化リチウムの封入量
と始動電圧の関係を示す特性図、第3図は本発明に係る
放電灯の分光分布を示す図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−137555(JP,A) 特開 平1−137556(JP,A) 特開 平1−137557(JP,A) 特開 平1−137922(JP,A) 特開 平1−137923(JP,A) 特公 昭41−7550(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性アルミナ管の端部を導電性サーメッ
    トキャップで封着した発光管内に、発光管内容積1cm3
    り0.02mg〜4.2mgのヨウ化リチウムと同じく5mg〜20mgの
    水銀と共に始動補助用希ガスを封入してなる植物育成用
    放電灯。
JP63016886A 1988-01-29 1988-01-29 植物育成用放電灯 Expired - Lifetime JP2545910B2 (ja)

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