JP2545805B2 - テレビジヨン受像機 - Google Patents

テレビジヨン受像機

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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1全体の構成(第5図) G2要部の構成(第6図〜第8図) G3主・副チャンネル画像の再生(第9図) G4選局制御(継続受信時)(第1図、第2図) G5選局制御(主チャンネル切換時)(第3図,第4図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、主画面内に副画面を表示させるようにし
た、テレビジョン受像機に関する。
B 発明の概要 この発明のテレビジョン受像機は、主画像及び副画像
の各垂直帰線期間に第1及び第2のAFT検出手段によっ
て各AFT制御信号を検出するとともに検出された各AFT制
御信号を共通の選局制御手段に供給し、主画像の垂直帰
線期間に同期させて、第1及び第2の選局手段の選局デ
ータを時分割で更新するようにしたことにより、汎用の
マイクロコンピュータによって共通に主チューナと副チ
ューナの選局制御を行うことができ、構成を簡単にして
コストダウンを図ることができるものである。
C 従来の技術 従来、主画面内に副画面を表示させるようにした、所
謂ピクチャー・イン・ピクチャー形のテレビジョン受像
機(以下P/P受像機と略称する)が知られている。
後述するように、P/P受像機は副画面に画像を再生す
るためのメモリを備えており、このメモリの書き込み、
読み出しを連続して交互に繰返すことによって、副画面
に動画を再生することができる。
そして、従来のP/P受像機では、主画面に再生される
画像(主画像)及び副画面に再生される画像(副画像)
の各信号源として、放送や、CATVの再送信・自主放送の
ような高周波信号と、VTRやビデオディスクのようなベ
ースバンドの外部映像信号とが対象とされていた。
D 発明が解決しようとする問題点 ところで、テレビジョン放送では、例えば、或放送局
の野球の番組と、他の放送局のゴルフの番組とのよう
に、視聴者が興味を持っている2つの番組が同時に放送
される場合がある。
このような場合、従来のP/P受像機では、主及び副の
2画面の再生機能を活用することができず、2系統の高
周波受信が可能なP/P受像機が要望されていた。
ところが、2つのチューナを設けた場合、選局操作機
構として、0から9までの数字のキー(テンキー),チ
ャンネル番号のアップ及びダウンのキーを各チューナ毎
に設けると、キーの数が多過ぎて、使用者の誤操作等に
よる無用の混乱を招くという問題があった。
加えて、受像機乃至はリモート制御器では、各種の制
御用の操作キーの取付け可能面積が制限されるため、操
作キーの数を増すことは困難であるという問題があっ
た。
また、P/P受像機では、テレビジョン放送受信状態(T
Vモード)と、外部映像信号再生状態(ビデオモード)
との切換が必要であるが、このモード切換とチューナの
選局とを関連させると、回路構成が複雑になるため、モ
ード切換と選局とは互いに独立して行なわれる。
ところが、2つのチューナに対して、それぞれモード
切換キー及び選局操作機構を設けると、更にキー数が増
加して、上述の問題点が助長されてしまう。
このような問題点を解決するために、本出願人は、特
願昭61−1125号において、主,副の2チューナを備え、
副画面内での外部入力画像の再生時に、副チューナが操
作された場合、副チャンネル画像を再生するようになす
ことにより、副画像用の映像信号源切換手段を省略し
て、使用者の混乱を防止したP/P受像機を既に提案して
いる。
ところで、従来、チューナとしては、その選局制御を
マイクロコンピュータを用いて容易かつ確実に行なうこ
とができるために、PLLシンセサイザ構成のものが賞用
されている。そして、かかるチューナの選局制御用のデ
ータ(PLLデータ)は、データパルスの高調波成分によ
る画面のビート妨害を回避するために、受信された映像
信号の垂直帰線期間内にマイクロコンピュータから送出
される。
また、チューナの同調ずれを防ぐために、映像中間周
波(VIF)信号の映像搬送周波数のずれを検出して得ら
れたAFT制御信号が、選局電圧に重畳されて、チューナ
の同調回路の可変容量ダイオードに制御電圧として印加
される。このAFT検出も、VIF信号の側波帯に高域周波数
成分が含まれないために、受信された映像信号の垂直帰
線期間内に行なわれる。
ところが、PLLシンセサイザ構成のチューナを2個使
用する場合、チューナ毎のAFT検出・PLLデータ送出等の
選局制御ルーチンの処理時間は垂直帰線期間より短かく
ても、処理時間の和が垂直帰線期間よりも長くなってし
まうという問題があった。
尤も、2個のマイクロコンピュータもしくは高速処理
可能のマイクロコンピュータを使用し、主チューナ及び
副チューナの選局データを並列に送出する等によって、
1垂直帰線期間内での主・副チューナの選局制御処理は
可能である。しかしながら、この場合、マイクロコンピ
ュータは当然に高価なものとなり、受像機の原価が上昇
するという問題があった。
かゝる点に鑑み、本発明の目的は、2個のチューナの
選局制御を共通の汎用マイクロコンピュータにより行な
うことができて、原価の上昇を防止した、主画面内副画
面表示型のテレビジョン受像機を提供するところにあ
る。
E 問題点を解決するための手段 この発明のテレビジョン受像機は、主画面内に副画面
を表示させるようにしたテレビジョン受像機において、
それぞれPLLシンセサイザ構成の第1及び第2の選局手
段(5M),(5S)と第1及び第2の選局手段の各AFT制
御信号を検出するための第1及び第2のAFT検出手段(6
13),(623)と、第1及び第2の選局手段に共通の選
局制御手段(20)とを設け、第1の選局手段(5M)によ
る受信信号から主画像を再生し、第2の選局手段(5S)
による受信信号から副画像を再生すると共に、主画像及
び副画像の各垂直帰線期間に第1及び第2のAFT検出手
段(613),(623)によって各AFT制御信号を検出する
とともに検出された各AFT制御信号を共通の選局制御手
段(20)に供給し、主画像の垂直帰線期間に同期させ
て、第1及び第2の選局手段(5M),(5S)の選局デー
タを時分割で更新するようにしたものである。
F 作用 かゝる本発明によれば、2個のチューナの選局制御に
共通の汎用マイクロコンピュータを用いることができ
て、受像機の原価上昇が防止される。
G 実施例 以下、第1図〜第9図を参照しながら、本発明による
テレビジョン受像機の一実施例について説明する。
G1全体の構成 まず、第5図を参照して、一実施例のテレビジョン受
像機の全体の構成を説明する。
このテレビジョン受像機は、主テレビジョン回路MK及
び副テレビジョン回路SKを有し、主テレビジョン回路MK
よりの映像信号に基づいて、受像管(18)の管面全体に
主画面を映出し、副テレビジョン回路SKよりの映像信号
に基づいて、副画面を主画面の一部にはめ込むように管
面に映出する。これらテレビジョン回路MK,SKは、夫々
チューナ(5M),(5S)、映像中間周波回路(6M),
(6S)及び映像・色信号回路(8M),(8S)を備えてい
る。
又、VTR等よりの再生映像信号(ベースバンド信号)
の供給される外部映像信号入力端子V1,V2,V3を有し、こ
れら入力端子よりの外部映像信号が、テレビジョン回路
MK,SKに夫々設けられたスイッチ回路(7M),(7S)に
よって、チューナ(5M),(5S)からの映像信号と切り
換えられて受像管(18)に供給され、その映像が映出さ
れ得るようになされている。
副テレビジョン回路SKには、副画面を受像管(18)に
映出するための映像信号処理回路(12)が設けられてお
り、これにより副画面の動画、静止画、駒撮画等の別、
副画面の個数、副画面の主画面上の位置等を制御するよ
うにしている。
テレビジョン回路MK,SKには、夫々文字表示回路(19
M),(19S)が設けられており、主画面及び副画面に各
別に、テレビジョン放送の受信チャンネル番号及び外部
映像信号入力の番号等の画像識別文字を重畳して映出す
るようになされている。
比較的低廉な価格の汎用マイクロコンピュータを備え
るシステム制御回路(20)が設けられ、これによってテ
レビジョン受像機の各部を制御するようになされてい
る。
次に、このテレビジョン受像機の構成を更に詳細に説
明する。アンテナATよりの受信信号は分岐器(1)に供
給される。この分岐器(1)は受信信号を殆ど減衰する
ことなくスイッチ回路(3)を通じて主チューナ(5M)
に供給し、その一部を高周波増幅器(4)を通じて副チ
ューナ(5S)に分岐して供給する。これにより、主チュ
ーナ(5M)の受信信号の品位が確保されると共に、副チ
ューナ(5S)に対する分岐損失が補償される。スイッチ
回路(3)は、分岐器(1)よりのアンテナ入力と、補
助入力端子(2)よりの、有料テレビジョン放送受信用
デスクランブラ等よりの高周波入力を切り換えて、主チ
ューナ(5M)に供給する。
主チューナ(5M)よりの映像中間周波信号は主映像中
間周波回路(6M)に供給され、これの映像検波回路より
の映像信号が主スイッチ回路(7M)に供給されて、外部
映像信号入力端子V1〜V3からの外部映像信号と切り換え
られ、その内の一つの映像信号が主映像・色信号回路
(8M)に供給される。尚、(26)はモニタ出力端子で、
主スイッチ回路(7M)の出力側に接続されている。この
主映像・色信号回路(8M)からは赤、緑及び青色信号R,
G,Bが出力されて、スイッチ回路(9)に供給される。
主映像中間周波回路(6M)よりの音声中間周波信号は
音声回路(音声多重回路を内蔵している)(28)に供給
され、その音声回路(28)よりの音声信号がスイッチ回
路(29)に供給されて、上述の外部映像信号入力端子V1
〜V3に対応する、外部音声信号入力端子A1,A2,A3よりの
VTR等より再生された外部音声信号と切り換えられ、そ
の内の一つの音声信号が低周波増幅器(30)を介して、
スピーカ(31)に供給される。なお、ステレオ音声信号
に対応するためには、2系統の低周波増幅器及びスピー
カが設けられる。
主映像・色信号回路(8M)よりの水平及び垂直同期信
号が偏向・高圧回路(27)に供給され、これよりの偏向
信号及び高圧直流電圧が受像管(18)に供給される。
副チューナ(5S)よりの映像中間周波信号は副映像中
間周波回路(6S)に供給され、これの映像検波回路より
の映像信号が副スイッチ回路(7S)に供給されて、外部
映像信号入力端子V1〜V3からの外部映像信号と切り換え
られ、その内の一つの映像信号及び主スイッチ回路(7
M)よりの映像信号がスイッチ(25)により切り換えら
れた後、副映像・色信号回路(8S)に供給される。この
副映像・色信号回路(8S)からは赤、緑及び青色信号R,
G,Bが得られ、これらがマトリックス回路(10)に供給
されて、輝度、赤色差及び青色差信号Y,R−Y,B−Yに変
換された後、映像信号処理回路(12)のA/D変換器(1
3)に供給される。
このA/D変換器(13)は特公昭60−44792号公報に開示
されている如き時分割形A/D変換器である。A/D変換器
(13)よりのデジタル信号はメモリ(14)に供給されて
書き込まれる。メモリ(14)より読み出されたデジタル
信号はD/A変換器(15)に供給されてアナログ信号に変
換される。映像信号処理回路(12)では、映像信号のラ
イン及び画素を主画面及び副画面の寸法比、例えば3:1
に応じて間引くようにする。メモリ(14)は、副画面の
可能最大個数、例えば4に応じて4個のフレーム(又は
フィールド)メモリ領域を有している。このメモリ(1
4)は副画面制御回路(16)によって、副画面の動画、
静止画、駒撮画等の別、副画面の個数、副画面の主画面
上の位置等が制御される。
副画面を動画にするときは、メモリ(14)の映像信号
の書き込み及び読み出しを、連続して交互に繰り返す。
副画面を静止画にするときは、メモリ(14)に映像信号
をフレーム又はフィールド単位で書き込んだ後、これを
繰り返し読み出す。副画面の駒撮画のときは、メモリ
(14)に異なるタイミングで複数の映像信号をフレーム
又はフィールド単位で書き込んだ後、これを繰り返し読
み出す(特開昭56−27573号公報参照)。主画面内には
め込まれる副画面の個数は夫々メモリ(14)内のメモリ
領域の使用個数で決定する。副画面の内容としては、副
映像・色信号回路(8S)からの映像信号の動画、静止
画、駒撮画、又は主映像・色信号回路(8M)からの映像
信号の静止画、駒撮画で、これら映像信号の切り換え
は、上述したスイッチ(25)の切り換えによって行う。
主画面及び副画面の画像内容は主及び副チューナ(5
M),(5S)の受信チャンネルの同時切り換え、又は主
及び副スイッチ回路(7M),(7S)の同時切り換えによ
り入れ替えることができる。
主映像・色信号回路(8M)よりの各色信号と映像信号
処理回路(12)のD/A変換器(15)よりの各色信号とは
スイッチ回路(9)に供給されて、主画面の一部の選択
された所定位置に副画面がはめ込まれるように、両各色
信号が切り換えられる。このスイッチ回路(9)は副画
面制御回路(16)によって制御される。スイッチ回路
(9)よりの映像信号は受像管(18)に供給される。
主文字表示回路(19M)で作られた主画像識別文字信
号は、スイッチ回路(9)及び受像管(18)間に設けら
れた加算器(17)によって映像信号に加算される。ここ
では、加算器(17)を例えば、緑色信号の伝送路のみに
介挿して、主画面に緑の主画像識別文字を重畳するよう
にしている。この主画像識別文字は他の色でも良い。
副文字表示回路(19S)で作られた副画像識別文字信
号は、マトリクス回路(10)及びA/D変換器(13)間に
設けられた加算器(11)によって副映像信号に加算され
る。ここでは、加算器(11)を、例えば輝度信号の伝送
路のみに介挿して、副画面に白の副画像識別文字を重畳
するようにしている。この副画像識別文字は他の色でも
良い。
上述の主及び副チューナ(5M),(5S)は、システム
制御回路(20)よりの選局信号によって制御される。ス
イッチ回路(3),(7M),(7S),(29)及びスイッ
チ(25)はシステム制御回路(20)によって切り換え制
御される。主及び副映像・色信号回路(8M),(8S)
は、システム制御回路(20)によって、アップ及びダウ
ンの順次選局時等に強制的に映像ブランキングがかけら
れる。尚、このブランキングは、受像管(18)の前段に
ブランキング用スイッチを設けて行っても良い。又、主
及び副映像中間周波回路(6M),(6S)からの主及び副
水平同期信号Hm,Hs並びに主及び副映像・色信号回路(8
M),(8S)からの主及び副垂直ブランキング信号(垂
直信号)Vm,Vsがシステム制御回路(20)に供給され
る。主及び副文字表示回路(19M),(19S)並びに副画
面制御回路(16)はシステム制御回路(20)によって制
御される。
(21)はラストコンディションメモリで、電源遮断時
の主及び副チューナ(5M),(5S)の選局チャンネル、
スイッチ回路(7M),(7S)の切り換え状態、副画面制
御回路(16)の制御状態等を、システム制御回路(20)
の制御によって記憶するもので、電源再投入時にその電
源遮断時の各部の状態がシステム制御回路(20)の制御
によって再現される。
(22)は受像機本体に取付けられたキー装置であっ
て、このシステム制御回路(20)に接続される。このキ
ー装置は、例えば電源キー、主受信チャンネル及び音量
の各アップ・ダウンキー等、テレビジョン受像機を制御
するための各種の操作キーを備えている。
(24)はテレビジョン受像機を制御するためのリモー
ト制御器で、各種キーを備えており、そのキーの操作に
基づく遠隔制御信号を送信する送信器を有している。
(23)はこのリモート制御器(24)の送信器からの受信
信号を受信する受信器で、システム制御回路(20)に接
続されている。この遠隔制御信号は、光、電波、音波等
によって搬送される。
次に、このリモート制御器(24)のキーの例を羅列す
る。パワーキー、リコールキー(画像識別文字の検出を
行う)、ミュートキー(音声の無音)、受信チャンネル
及び外部映像信号入力の選択のためのテンキー、テレビ
/VTR切り換えキー、アンテナ入力/補助高周波入力切り
換えキー、音声多重キー。ピクチャー、主受信チャンネ
ル番号及び主外部映像信号入力の番号及び音量の夫々ア
ップ及びダウンのキー。副画面のオンオフキー、副受信
チャンネル番号及び副外部映像信号入力の番号のアップ
キー、同ダウンキー、静止画キー、駒撮画キー、副画面
の位置移動キー、主画面及び副画面の画像内容の入れ替
えキー。
G2要部の構成 次に、第6図を参照しながら、主及び副チューナ(5
M)及び(5S)の選局制御に係わる、本発明の一実施例
の要部について説明する。
本発明の一実施例の要部の構成を第6図に示す。この
第6図において、第5図に対応する部分には同一の符号
を付ける。
第6図において主チューナ(5M)の入力端子(511)
に供給された受信信号が、高周波増幅器(512)を介し
て、混合器(513)に供給されると共に、PLL(514)の
電圧制御発振器(VCO)からの局部発振出力が混合器(5
13)に供給されて、この混合器(513)からVIF信号が出
力される。
VCO(515)の発振出力の一部は分周器(516)に供給
されて周波数が1/Mに逓降される。分周器(516)の出力
と基準発振器(517)の出力とが位相比較器(518)に供
給されて位相を比較され、位相比較器(518)の出力
が、低域フィルタ(519)を介して、VCO(515)に制御
信号として供給されて、PLL(514)が形成される。分周
器(516)の分周比Mは、主チューナ(5M)が受信する
テレビジョンチャンネルに応じて、システム制御器(2
0)により制御される。
主チューナ(5M)の混合器(513)からのVIF信号は主
映像中間周波回路(6M)のVIF増幅器(611)を介して、
映像検波回路(612)及びAFT検出回路(613)に共通に
供給され、このAFT検出回路(613)の検出出力がシステ
ム制御回路(20)に供給される。一方、副チューナ(5
S)及び副映像中間周波回路(6S)は、第6図に示すよ
うに、それぞれ主チューナ(5M)及び主映像中間周波回
路(6M)と全く同一に構成されるため、各対応部分の符
号の1の位の数を同一として重複説明を省略する。
なお、副チューナ(5S)の分周器(526)の分周比N
は、一般的に、主チューナ(5M)の分周器(516)の分
周比Mと異なる。
更に、本実施例においては、後述の理由により第7図
に示すような2段の積分回路を用いた波形整形器が副映
像・色信号回路(8S)とシステム制御回路(20)との間
に挿入されて、副垂直信号Vsの約1.2msのパルス幅が、
例えば2.5msに伸長される。
また、この副垂直信号の整形に対応して、第8図に示
すように、AFT検出回路(623)の出力端子U及びDから
の、アップ方向及びダウン方向の検出信号のパルス幅
も、それぞれCR時定数回路により、例えば実効的に2.5m
sに伸長されて、システム制御回路(20)に供給され
る。
G3主・副チャンネル画像の再生 次に、第9図をも参照しながら、本発明の一実施例の
主・副チャンネル画像の再生について説明する。
最初に主チャンネル画像が再生される。
上述のリモート制御器(24)のモード切換キーがTVモ
ードとされ、主チューナ(5M)の選局操作キーが押圧さ
れると、システム制御回路(20)に制御されて、例えば
チャンネル#14が主チャンネルとして選定され、このチ
ャンネル番号や選局データがラストメモリ(21)に記憶
される。そして、第9図Aに示すように、チャンネル#
14の画像が主画面Smに再生されると共に、例えば数秒間
だけチャンネル番号が表示される。
次に副チャンネル画像が再生される。
まず、リモート制御器(24)の副画面オンオフキーが
押圧されて、副画面が表示される。
次に、この副画面に副チューナ(5S)からの画像を再
生する場合、リモート制御器(24)の副チャンネル番号
のアップまたはダウンキーが押圧されて、例えばチャン
ネル#4が副チャンネルとして選定される。このチャン
ネル番号等は、主チャンネルの場合と同様に、ラストメ
モリ(21)に記憶される。
更に、副画面の表示位置は使用者による選択が可能で
ある。リモート制御器(24)の副画面位置移動キーの操
作により、例えば主画面の4個所の隅のうちから左下隅
が選定され、第9図Bに示すように、主画面Smの左下隅
の副画面Ssに、チャンネル#4の画像が副画像として再
生されると共に、数秒間だけチャンネル番号が表示され
る。
第9図Bに示すような受信状態から、リモート制御器
(24)の主チューナ(5M)の選局操作キー、例えばダウ
ンキーが押圧されて、例えばチャンネル#12が主チャン
ネルとして選定されると、同図Cに示すように、主画面
Smに表示される画像がチャンネル#12の画像に変更され
ると共に、主画面Sm及び副画面Ssにそれぞれ主チャンネ
ル番号及び副チャンネル番号が表示される。
G4選局制御(継続受信時) 次に、第1図及び第2図を参照しながら、本発明の一
実施例の継続受信時の選局制御について説明する。
第9図Bに示すような主チャンネル及び副チャンネル
の画像が再生されている状態では、第1図の流れ図に示
すように、まず、主垂直信号の有無がシステム制御回路
(20)によって判断され(ステップ)、主垂直信号が
ない場合は副垂直信号の有無が判断される(ステップ
)。
主垂直信号がある場合、本実施例では選局制御動作モ
ード(PLLモード)が#0及び#1のいずれにもなり得
るため、このPLLモードが#1であるか否かが判断され
る(ステップ)。PLLモードが#0の場合、システム
制御回路(20)から副チューナ(5S)のPLLデータが送
出されて(ステップ)、副チューナ(5S)のPLLデー
タがリフレッシュ(更新)され、第6図の主AFT検出回
路(613)の検出出力がシステム制御回路(20)に取り
込まれる(ステップ)。第2図に示すように、このス
テップ,の動作が主垂直信号期間内に行なわれた
後、PLLモードが#1に切り換えられる(ステップ
)。
これにより、第2図に示すように、直後の副垂直信号
期間には選局制御動作は行なわれず、同図において2番
目の主垂直信号期間になると、PLLモードが#1である
から、システム制御回路(20)から主チューナ(5M)の
PLLデータが送出されて(ステップ)、主チューナ(5
M)のPLLデータが更新され、PLLモードが#2に切り換
えられる(ステップ)。
この状態で、第2図において2番目の副垂直信号期間
になると、PLLモードが#2であることが判断されて
(ステップ)、第6図の副AFT検出回路(623)の検出
出力がシステム制御回路(20)に取り込まれて(ステッ
プ)、PLLモードが#0に切り換えられる(ステップ
)。
以後、上述の動作が繰り返されて、第2図に示すよう
に、本実施例では、主PLLデータの送出(ステップ)
による主チューナ(5M)のPLLデータの更新と、副PLLデ
ータの送出(ステップ)による副チューナ(5S)のPL
Lデータの更新とは、それぞれ主垂直信号期間、即ち主
映像信号の垂直帰線期間に同期して交互に行なわれ、各
チューナの選局制御処理がこの期間外まで行なわれるこ
とがない。
また、本実施例では、第2図に示すように、主AFT検
出回路(613)の検出出力の取り込み(ステップ)が
主垂直帰線期間に行なわれると共に、副AFT検出回路(6
23)の検出出力の取り込み(ステップ)が副垂直帰線
期間に行なわれる。そして、第2図から明らかなよう
に、主PLLデータの送出(ステップ)から主AFT検出
(ステップ)までと、副PLLデータの送出(ステップ
)から副AFT検出(ステップ)までの各経過時間は
いずれも1V(≒16ms)以上あるため、PLLデータの更新
に伴う、各チューナの同調回路の可変容量ダイオードの
電圧の過渡的変動の影響を受けることがない。
G5選局制御(主チャネル切換時) 次に、第3図及び第4図を参照しながら、本発明の一
実施例の主チャンネル切換時の選局制御について説明す
る。
第3図に示すように、主チューナ(5M)の選局操作キ
ーが押圧されると(ステップ)、前述のように、主及
び副映像・色信号回路(8M)及び(8S)はシステム制御
回路(20)により映像ブランキングが掛けられる。この
とき、PLL動作モードは#4とされる。
最初、システム制御回路(20)において主垂直信号の
立下りが検出されて(ステップ)、主AFT検出回路(6
13)の検出出力の取り込みと、主PLLデータの送出とが
行なわれて(ステップ,)、PLLモードが#6に切
り換えられる(ステップ)。
次に、映像ブランキング期間中であることが判断され
(ステップ)、副垂直信号の立下りが検出されて(ス
テップ)、副AFT検出回路(623)の検出出力の取り込
みと、副PLLデータの送出とが行なわれて(ステップ
,)、PLLモードが#4に切換えられる(ステップ
)。
以後、映像ブランキング期間が終るまで、上述の動作
が繰返されて、第4図に示すように、主チャンネル切換
時には、主AFT検出及び主PLLデータ送出(ステップ,
)が主垂直信号期間毎に行なわれると共に、副AFT検
出及び副PLLデータ送出(ステップ,)が副垂直信
号期間毎に行なわれる。
なお、通常の場合、第2図及び第4図に示すように、
主垂直信号と副垂直信号は時間的にずれている。しかし
ながら、偶々、両垂直信号の一部または全部が重なるよ
うな場合、副垂直信号の検出ができないため、副チュー
ナの選局制御ができなくなってしまう。
このような事態を回避するために、本実施例では、前
述のように、第7図に示した波形整形回路により、副垂
直信号のパルス幅を伸長すると共に、第8図に示すよう
に、CR時定数回路を用いて、マイクロコンピュータのス
レショルドレベルにおける副AFT検出出力のパルス幅を
伸長している。
H 発明の効果 以上詳述のように、本発明によれば、PLLシンセサイ
ザ構成の主チューナ及び副チューナに共通に選局制御の
マイクロコンピュータを設け、各チューナの各選局デー
タを、主チューナの受信信号の垂直帰線期間に同期させ
て、時分割で更新するようにしたので、汎用のマイクロ
コンピュータにより主及び副チューナの選局制御を行う
なうことができて、原価の上昇を防止した主画面内副画
面表示形のテレビジョン受像機が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明によるテレビジョン受像機の
一実施例の継続受信時の選局制御動作の流れ図及びタイ
ムチャート、第3図及び第4図は本発明の一実施例の主
チャンネル切換時の選局制御動作の流れ図及びタイムチ
ャート、第5図は本発明の一実施例の全体の構成を示す
ブロック図、第6図は本発明の一実施例の要部の構成を
示すブロック図、第7図及び第8図は本発明の一実施例
の他の要部の構成を示す結線図、第9図は本発明の一実
施例の主・副チャンネル画像の再生動作を説明するため
の略線図である。 (5M)は主チューナ、(5S)は副チューナ、(6M)は主
映像中間周波回路、(6S)は副映像中間周波回路、(8
M)は主映像・色信号回路、(8S)は副映像・色信号回
路、(12)は映像信号処理回路、(20)はシステム制御
回路、(24)はリモート制御器、(514),(524)はPL
L、(613),(623)はAFT検出回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主画面内に副画面を表示させるようにした
    テレビジョン受像機において、 それぞれPLLシンセサイザ構成の第1及び第2の選局手
    段と、 該第1及び第2の選局手段の各AFT制御信号を検出する
    ための第1及び第2のAFT検出手段と、 上記第1及び第2の選局手段に共通の選局制御手段とを
    設け、 上記第1の選局手段による受信信号から主画像を再生
    し、上記第2の選局手段による受信信号から副画像を再
    生すると共に、 上記主画像及び副画像の各垂直帰線期間に上記第1及び
    第2のAFT検出手段によって各AFT制御信号を検出すると
    ともに検出された上記各AFT制御信号を上記共通の選局
    制御手段に供給し、 上記主画像の垂直帰線期間に同期させて、上記第1及び
    第2の選局手段の選局データを時分割で更新するように
    したことを特徴とするテレビジョン受像機。
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JPS5647173A (en) * 1979-09-27 1981-04-28 Toshiba Corp Television picture display device
JPS60149275U (ja) * 1984-03-13 1985-10-03 株式会社東芝 テレビジヨン受像機における制御装置
JPS6196833A (ja) * 1984-10-17 1986-05-15 Sony Corp テレビ受像機

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