JP2544927Y2 - エレクター装置 - Google Patents

エレクター装置

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JP2544927Y2
JP2544927Y2 JP1990127984U JP12798490U JP2544927Y2 JP 2544927 Y2 JP2544927 Y2 JP 2544927Y2 JP 1990127984 U JP1990127984 U JP 1990127984U JP 12798490 U JP12798490 U JP 12798490U JP 2544927 Y2 JP2544927 Y2 JP 2544927Y2
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bolts
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JP1990127984U
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健 渡邊
進 勝田
紘一郎 桑原
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健 渡邊
石川島播磨重工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シールド掘進機でトンネルを掘削した後
の、トンネル壁構築用のセグメントを組立てるエレクタ
ー装置に関するものである。
[従来の技術] シールド掘進機でトンネルを掘削した後は、セグメト
を組立ててトンネル壁を構築している。この場合、セグ
メント把持装置を有する吊りビームを備えたエレクター
を使用してセグメントをトンネル周囲に順次配設し、座
金、シールを併用しながらボルト、ナットにより、セグ
メントをピース方向、リング方向に締結している。
[考案が解決しようとする課題] セグメントの締結に使用するボルト、ナット、座金、
シールは、従来麻袋等に入れてセグメント組立現場に搬
入し、作業者は麻袋からボルト、ナット、座金、シール
を適宜取出し、ボルト、ナットにそれぞれ座金とシール
とを組付けてセグメントを締結していた。
ところが従来は、ボルト、ナット、座金、シールはそ
の種別ごとに麻袋に入れられてセグメント組立現場に納
入されるので、現場で納入数量の確認に手間がかかり、
ボルト同志が麻袋の中で衝突して雄ねじ部を損傷するこ
とがあったり、作業者はボルト、ナット、座金、シール
を各別に麻袋から取出して組付けていたので作業が煩雑
であり、セグメント組付位置は、上下、左右および前方
向に移動するので、その位置までボルト、ナット、座
金、シールを運ばなければならず、長いボルトの場合に
は長さが約500ミリメートル、1本の重量が約4kgに達
し、運搬するのが重労働であった。
本考案はこのような従来の欠点を除去し、ボルト、ナ
ット、座金、シールの数量の確認と取出しとが容易にで
きるようにし、ボルトの雄ねじ部を損傷することがな
く、ボルト、ナット、座金、シールを吊りビームと共に
移動させ、併せて締付工具のレンチも同様に移動させる
ことができるようにしたエレクター装置を提供すること
を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のエレタクー装置は、セグメント把持装置を有
して回転する吊りビームの前記セグメント把持装置を挟
む回転方向前後位置に、ワッシャ及びシールが装着され
た複数のボルトを並べて格納するボルト格納箱と、複数
のナットをワッシャ及びシールと共に並べて格納するナ
ット格納箱と、セグメント締結用レンチの夫々を、着脱
可能に取付けたことを特徴とするものである。
[作用] ボルトはワッシャ及びシールを装着した状態でボルト
格納箱に並べられ、ナットはワッシャ及びシールと共に
ナット格納箱に並べられ、これらのボルト格納箱、ナッ
ト格納箱とさらにレンチとは、吊りビームと共に移動す
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案のエレタクー装置の一実施例の正面
図、第2図は第1図の縦断側面図であって、回転自在の
エレタクー1には吊りビーム2が伸縮可能に設けられて
おり、吊りビーム2に取付けてあるセグメント把持装置
3により、組立てようとするセグメント4を把持できる
ようになっている。5はエレクター1で組立てた組立済
のセグメントである。
吊りビーム2には、第3図の要部拡大正面図にも示す
ように、セグメント把持装置3の両側(吊りビーム2の
回転方向前後位置)に、ボルト格納箱6、ナット格納箱
7、レンチ8が、次に詳述するように着脱可能に取付け
られている。レンチ8は、セグメント4を組立てる際に
ボルトを回転してセグメント4を締付けるもので、ナッ
ト格納箱7を間にしてその両側に2種類のレンチ8,8が
取付けられているのは、セグメント4のピース間組立ボ
ルトとリング間組立ボルトのサイズが異なるためであ
る。
第4図はボルト格納箱6の縦断正面図、第5図は一部
を切断して示した側面図であって、ボルト格納箱6の内
部には、第5図に示すパイプ9が水平に多数固着してあ
って、各パイプ9にはワッシャ10及びシール11を装着し
たボルト12を挿入し、ボルト格納箱6内に多数のボルト
12を複数層に並べて(第4図参照)格納できるようにな
っている。パイプ9の開口端には拡開部13が形成されて
いて、パイプ9内にボルト12を挿入しやすいようになっ
ており、パイプ9の底部には磁石14を取付け、パイプ9
に挿入したがボルト12が磁石14に吸着されてパイプ9の
開口端から抜け出さないようにしている。磁石14の吸着
力よりも強い力でボルト12を引張ると、パイプ9からボ
ルト12を取出すことができる。
第4図に示すようにボルト格納箱6の両側には孔15が
穿設してあって、ボルト格納箱6を吊上げて運搬できる
ようになっている。またボルト格納箱6の上縁には切欠
凹部16が形成され、ボルト格納箱6の底面には突部17が
形成されていて、ボルト格納箱6を積重ねると突部17が
切欠凹部16に嵌合し、ボルト格納箱6を積重ねて運搬す
る際に、ボルト格納箱6がずれないようにされている。
吊りビーム2のボルト格納箱6を取付ける箇所にはフ
レーム18が固着してあって、フレーム18の両側に突出し
てあるガイド板19がボルト格納箱6の底部を誘導し、フ
レーム18上にボルト格納箱6を正確に装着できるように
なっている。ガイド板19の間には先端に突起20を有する
ラッチアーム21が軸22によりフレーム18上に枢着されて
いて、ラッチアーム21の基端はラッチシリンダー23のピ
ストンロッド24に連結されている。ボルト格納箱6をフ
レーム18上に装着した状態でラッチシリンダー23のピス
トンロッド24を伸長すると、ラッチアーム21の突起20が
ボルト格納箱6の穴25に係合し、ボルト格納箱6を吊り
ビーム2に固定することになる。この状態でロックピン
26を取付けると、ラッチアーム21が何らかの原因で開か
ないようにロックすることができる。ロックピン26を抜
き取ってラッチシリンダー23のピストンロッド24を収縮
すると、ラッチアーム21は第4図に二点鎖線で示すよう
に開いて突起20が穴25から外れるので、ボルト格納箱6
を吊上げて吊りビーム2から外すことができるようにな
る。
なお第3図、第4図では1種類のサイズのボルト12を
ボルト格納箱6内に並べて格納する実施例を示している
が、サイズの異なるピース間組立用ボルトとリング間組
立用ボルトとを同時にボルト格納箱6内に並べて格納す
る場合には、それぞれのサイズに適応する寸法のパイプ
9を所要本数ずつ並べてボルト格納箱6の内部に固着し
ておけばよい。
第6図はナット格納箱7の平面図、第7図は側面図、
第8図は正面図であって、ナット格納箱7の内部には、
多数のガイドロッド27の基端が第6図、第7図における
右側の側板に片持状に固着され、水平に並べられて取付
けられている。各ガイドロッド27にはナット28をそれぞ
れワッシャ29及びシール30と共に嵌め込み、複数列に並
べてナット格納箱7内に格納できるようになっている。
ガイドロッド27の先端にはテーパー部31が形成されてい
て、ガイドロッド27にナット28、ワッシャ29、シール30
を嵌め込みやすいようにしてある。
ナット格納箱7の両側の側板の上縁は、第6図、第8
図に示すように側方に折り曲げた折曲縁部32になってい
て、第3図、第8図に示すように吊りビーム2の下面に
固着されている断面コ字状のガイド33に折曲縁部32を差
込むことにより、吊りビーム2の下面にナット格納箱7
を取付けることができるようになっている。
ナット格納箱7のガイドロッド27先端側には、ストッ
パープレート34がヒンジ35によって枢着されており、ス
トッパープレート34の内面側にはガイドロッド27の先端
に対応して磁石36が取付けられており、ストッパープレ
ート34の外面側にも同様に磁石37が取付けられている。
ストッパープレート34が第7図に実線で示すように垂下
している時には磁石36がガイドロッド27の先端に吸着
し、ガイドロッド27からナット28、ワッシャ29、シール
30が抜け出るのを防ぐようになる。ストッパープレート
34を第7図に二点鎖線で示すように水平位置に回動する
と、磁石37が吊りビーム2に吸着して水平位置に保持さ
れるため、ナット28、ワッシャ29、シール30をガイドロ
ッド27から容易に抜き取ることができる。なお第6図、
第8図では、サイズの異なるリング間締結用とピース間
締結用のナット28をガイドロッド27に嵌め込んだ状態を
示している。
第9図はレンチ8の正面図、第10図は側面図であっ
て、レンチ8は、吊りビーム2に固着されているクラン
プ38の左右に開閉可能なアーム39に把持されて吊りビー
ム2に取付けられている。クランプ38のアーム39を開く
と、レンチ8を吊りビーム2から取外すことができる。
上述した装置のボルト格納箱6には、1リング分のセ
グメントを締結するのに必要な本数の半分の本数のボル
ト12にワッシャ10及びシール11を装着してボルト格納箱
6のパイプ9(第5図参照)に挿入し、セグメント組立
現場に運搬する。この場合に、ボルト12の雄ねじ部が損
傷することはない。そして孔15(第4図参照)でボルト
格納箱6を吊り上げ、ロックピン26を抜取ると共にラッ
チシリンダー23をピストンロッド24を収縮してラッチア
ーム21を第4図に二点鎖線で示すように開き、ボルト格
納箱6をガイド板19,19の間に装着する。そしてラッチ
シリンダー23のピストンロッド24を伸長してロックピン
26でロックし、ボルト格納箱6を吊りビーム2に固定す
る。
ナット格納箱7には、1リング分のセグメントを締結
するのに必要な数の半数のナット28をワッシャ29、シー
ル30と共にナット格納箱7のガイドロッド27(第6図、
第7図参照)に嵌め込み、セグメント組立現場に運搬す
る。そして折曲縁部32を第3図に示すようにガイド33に
差込み、ナット格納箱7を吊りビーム2に取付ける。
第1図に示すように吊りビーム2に取付けられたボル
ト格納箱6、ナット格納箱7、レンチ8は、吊りビーム
2に把持されているセグメント4と共に移動する。セグ
メント4は右、左と千鳥に順序よく組付けていくので、
1つのボルト格納箱6、ナット格納箱7にそれぞれ1リ
ング分のセグメントを締結するのに必要な数のボルト、
ナットをワッシャ、シールと共に格納し、セグメント把
持装置3の両側(吊りビーム2の回転方向前後位置)で
吊りビーム2に取付けるので、セグメント締結作業を能
率よく行うことができる ボルト格納箱6(第4図、第5図参照)からボルト12
をワッシャ10、シール11と共に取り出し、ナット格納箱
7(第6図ないし第8図参照)からナット28をワッシャ
29、シール30と共に抜き取り、レンチ8(第3図、第9
図、第10図参照)を用いてセグメント4を締結する。
レンチ8がナット格納箱7の両側で2種類取付けてあ
るのは、セグメント4のピース間締結用と、リング間締
結用のボルト12のサイズが異なるためである。レンチ8
を使用する際には、クランプ38に内蔵されているシリン
ダー、ラック機構をスイッチ操作により作動させ、アー
ム39を左右に開いてレンチ8を吊りビーム2から取外
し、レンチ8の使用が終ればアーム39でレンチ8を把持
して吊りビーム2に取付ける。1リング分のセグメント
の締結完了によってボルト格納箱6、ナット格納箱7が
空になれば吊りビーム2から取外し次のリングのセグメ
ント組立のための、ワッシャ10、シール11と共にボルト
12が格納されているボルト格納箱6、及びワッシャ29、
シール30と共にナット28が格納されているナット格納箱
7を吊りビーム2に取付け、次のリングのセグメントの
締結作業をする。
[考案の効果] 本考案は、セグメント締結用のボルト、ナット、座
金、シール、レンチを個別にセグメント組付装置まで運
ぶ必要がなくなるので、セグメント締結作業の労力が軽
減されて能率が向上し、更に前記ボルト格納箱及びナッ
ト格納箱を通い箱として用いれば、ボルト、ナット、座
金、シールの数量の確認と取出しとが容易になり、ボル
トの雄ねじ部の損傷もなくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は第1図の
縦断側面図、第3図は第1図の要部拡大正面図、第4図
はボルト格納箱の縦断正面図、第5図は一部を切断して
示した第4図の側面図、第6図はナット格納箱の平面
図、第7図は第6図の側面図、第8図は第6図の正面
図、第9図はレンチの正面図、第10図は第9図の側面図
である。 図中1はエレクター、2は吊りビーム、3はセグメント
把持装置、6はボルト格納箱、7はナット格納箱、8は
レンチ、10はワッシャ、11はシール、12はボルト、28は
ナット、29はワッシャ、30はシールを示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−263398(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セグメント把持装置を有して回転する吊り
    ビームの前記セグメント把持装置を挟む回転方向前後位
    置に、ワッシャ及びシールが装着された複数のボルトを
    並べて格納するボルト格納箱と、複数のナットをワッシ
    ャ及びシールと共に並べて格納するナット格納箱と、セ
    グメント締結用レンチの夫々を、着脱可能に取付けたこ
    とを特徴とするエレクター装置。
JP1990127984U 1990-11-30 1990-11-30 エレクター装置 Expired - Lifetime JP2544927Y2 (ja)

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JP1990127984U JP2544927Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 エレクター装置

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Publication Number Publication Date
JPH0484499U JPH0484499U (ja) 1992-07-22
JP2544927Y2 true JP2544927Y2 (ja) 1997-08-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2635094B2 (ja) * 1988-04-15 1997-07-30 株式会社間組 セグメントのボルト締結装置

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JPH0484499U (ja) 1992-07-22

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