JP2544885Y2 - 小形容器 - Google Patents

小形容器

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JP2544885Y2
JP2544885Y2 JP858191U JP858191U JP2544885Y2 JP 2544885 Y2 JP2544885 Y2 JP 2544885Y2 JP 858191 U JP858191 U JP 858191U JP 858191 U JP858191 U JP 858191U JP 2544885 Y2 JP2544885 Y2 JP 2544885Y2
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昇 松本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、化粧料等を1回の使
用量分ずつ収容することができ、その化粧料等を簡単な
操作で取り出すことができる小形容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、しみやそばかすを防止するため
の薬用パウダーは、空気に触れると酸化等の化学変化に
よりその効力が失われる物質を含有しているため、小形
容器に1回使用量分ずつ収容されている。このように薬
用パウダーを収容する小形容器として、例えば、図7に
示すようなものがある。この小形容器1は、上面にパウ
ダーを収容するための収容部(図では隠れて見えない)
を有する容器本体2と、この容器本体2の上端に熱圧着
されこの収容部を密封するシール蓋3とで構成されてい
る。この小形容器1の収容部に収容されたパウダーを使
用する場合には、容器本体2からシール蓋3を剥がし取
り、容器本体2の収容部のパウダーを掌等に移し取り水
等で溶かして使用するようになつている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記小
形容器1では、容器本体2を一方の手指で持ち、他方の
手指でシール蓋3を持つて容器本体2から剥がし取るた
め、動作が煩雑になり使い勝手が悪い。また、シール蓋
3の把持部3aが小さく手指で持ちにくいため、シール
蓋3を容器本体2から剥がし取りにくく、場合によつて
は、容器本体2からシール蓋3をうまく剥がすことがで
きずにシール蓋3の一部が残存し、容器本体2の収容部
に収容されているパウダーを取り出すことができないと
いう不都合な事態を生じる。さらに、容器本体2からシ
ール蓋3を剥がし取る際に、シール蓋3等に付着してい
たパウダーが飛び散る等の不都合も生じる。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、収容されているパウダーあるいは液状の化粧
料等を片手の操作で確実に取り出すことができる小形容
器の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案の小形容器は、可撓性シートに開口部を設
け、シートの裏面側に上記開口部を上部開口とする化粧
料充填用の凹部を突設し、この凹部の上部開口密封用の
フイルムを上記シートに貼着可能にし、上記凹部の底面
を中心部が盛り上がつた逆V字状の傾斜面に形成し、こ
の逆V字状傾斜面の稜線の所定部分から小形凹部を下方
に突設し、この小形凹部の底面において、上記凹部の稜
線に対応する部分に切込みを入れるとともに、この切込
みの延長線上のシートの部分に折り目を形成し、その折
り目を中心にシートを裏面側に二つ折りできるようにし
たという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この考案の小形容器は、折り目12
付きの可撓性シート6に開口部を設け、そのシートの裏
面側に、上記開口部を上部開口とする、二段底状底面を
もつ化粧料充填用の凹部5を設け、この凹部5に化粧料
を充填した状態でこの凹部5をフイルム7で密封しう
る。そして、この小形容器に化粧料を充填して製品化し
た場合において、充填されている化粧料の取り出しは、
片方の手指を使つてシート6を折り目12を中心に裏面
側に二つ折り状に少し折り曲げる。これにより、上記二
段底状凹部内の小形凹部10の切込み11に折り曲げ力
が伝達され、切込み11に切れ目が生じる。この状態か
ら、さらにシート6を折り曲げると、切れ目が切込み1
1全体に拡大して小形凹部10が切込み11を境にして
左右に切り離され、切り離し部が開口部となる。したが
つて、この開口部から凹部5に収容された化粧料を取り
出すことが行われる。
【0007】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の小形容器の一実施例を示し
ている。すなわち、この小形容器は、スチロール樹脂製
で長方形状のシート6と、このシート6に熱圧着される
アルミニウム製フイルム7とで構成されている。
【0009】上記シート6は、長方形状の開口部が設け
られ、この開口部を上部開口とするようにシート6の裏
面側に化粧料充填用の凹部5が突設されている。この凹
部5の底面は、その幅方向に沿う中心部が盛り上がつた
逆V字状の傾斜面9に形成され、この逆V字状の傾斜面
9の稜線Aの略中央の部分から、四角錐状の小形凹部1
0が下方に突設されている。この四角錐状の小形凹部1
0は、その四角錐の頂点10aを中心に直線状に延びる
一対の稜線B,Cを、上記凹部5の傾斜面9の稜線Aに
揃えるように形成されている。上記小形凹部10の稜線
B,Cには、図2に示すように、切込み11が入れられ
ており、上記稜線B,Cの延長線上のシート6の部分に
は、シート6を裏面側に二つ折りするための折り目12
(図では鎖線で示している)が形成されている。そし
て、図3に示すように、上記凹部5に化粧料8を充填し
た状態で、上記凹部5の上部開口を密封するフイルム7
が上記シート6に熱圧着されている。
【0010】このように構成された小形容器に収容され
ている化粧料8の取り出しは、例えばつぎのようにして
行われる。まず、図4に示すように、シート6の裏面側
を上方に向けた状態で、シート6の幅方向に沿う端部を
片方の手の人差し指と親指で持つ。そして、他方の手の
掌の上方に小形容器を位置させた状態で、シート6を折
り目12を中心にシート6の裏面側(図の矢印方向)に
二つ折り状になるように少し折り曲げる。これにより、
折り曲げる力が四角錐状小形凹部10の稜線B,Cの切
込み11に伝達され、図5に示すように、四角錐状小形
凹部10の頂点10aに切れ目が生じる。この状態から
さらに凹部5の底面がV字状の傾斜面になるようにシー
ト6を折り曲げると、上記切れ目が切込み11全体に拡
大し、図6に示すように、四角錐状小形ピラミツド状凹
部10が切込み11を中心に左右に切り離れる。この切
り離れた部分が開口部となり、この開口部から凹部5の
化粧料8が下側に位置する他方の手の掌に落下する。こ
のようにして小形容器から化粧料8を取り出すことが行
われる。
【0011】このように、上記小形容器は、前記従来例
のような煩雑な動作を行うことなく、片手でシート6を
折り目12を中心に折り曲げて二つ折りするという簡単
な操作で、四角錐状小形凹部10を切込み11で切り離
して開口させ、凹部5の化粧料8を取り出し可能にする
ことができる。また、シート6の裏面側を上方に向けた
状態で、シート6を二つ折りにするだけで凹部5の化粧
料8を自動的に取り出すことができるため便利である。
さらに、凹部5の底面が逆V字状の傾斜面9に形成され
頂点Aとシート6面とが略同一平面上となつているた
め、上記のようにシート6を二つ折りにすることを円滑
に行うことができる。また、切込み11で切り離された
四角錐状小形凹部10が化粧料8を一定方向にガイドす
るため、化粧料8を飛び散らせることなく取り出すこと
ができる。
【0012】なお、上記実施例では、シート6に形成さ
れている凹部5の形状が長方形状であるがこれに限定さ
れるものではない。また、凹部5の傾斜面9の部分に形
成された小形凹部10の形状は四角錐状であるが、これ
に限定されるものではなく、ドーム状、円錐状等でも差
し支えない。さらに、上記シート6に折り目12が形成
されているが、折り曲げやすいように切込みを入れるよ
うにしても差し支えない。また、上記シート5の材質
は、特に限定されるものではなく、可撓性を有するもの
であれば差し支えない。
【0013】
【考案の効果】以上のように、この考案の小形容器は、
可撓性シートに開口部が設けられ、シートの裏面側に上
記開口部を上部開口とする化粧料充填用の凹部が突設さ
れ、この凹部の上部開口密封用のフイルムが上記シート
に貼着可能になつている。また、上記凹部の底面が中心
部が盛り上がつた逆V字状の傾斜面に形成され、この逆
V字状傾斜面の稜線の所定部分から小形凹部が下方に突
設されている。そして、この小形凹部の底面の、上記凹
部の稜線に対応する部分に切込みが形成されているとも
に、この切込みの延長線上のシートの部分に折り目が形
成され、その折り目を中心にシートを裏面側に二つ折り
できるようになつている。したがつて、この小形容器
は、片手でシートを折り目を中心に折り曲げて二つ折り
するという簡単な操作で小形凹部を切込みで開口して凹
部に充填された化粧料を確実に取り出すことができるた
め、使い勝手がよく便利である。また、切込みを中心に
左右に切り離された小形凹部が化粧料を一定方向にガイ
ドするため、凹部から化粧料を取り出す際に化粧料が飛
び散ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】上記実施例の組み立て状態を示す斜視図であ
る。
【図3】上記実施例の縦断面図である。
【図4】上記実施例の使用態様を示す側面図である。
【図5】上記実施例の使用態様を示す側面図である。
【図6】上記実施例の使用態様を示す側面図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符合の説明】
5 凹部 6 シート 7 フイルム 9 傾斜面 10 四角錐状小形凹部 11 切込み 12 折り目

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シート6に開口部を設け、シート
    6の裏面側に上記開口部を上部開口とする化粧料充填用
    の凹部5を突設し、この凹部5の上部開口密封用のフイ
    ルム7を上記シート6に貼着可能にし、上記凹部5の底
    面を中心部が盛り上がつた逆V字状の傾斜面9に形成
    し、この逆V字状傾斜面9の稜線Aの所定部分から小形
    凹部10を下方に突設し、この小形凹部10の底面にお
    いて、上記凹部5の稜線Aに対応する部分に切込み11
    を入れるとともに、この切込み11の延長線上のシート
    6の部分に折り目12を形成し、その折り目12を中心
    にシート6を裏面側に二つ折りできるようにしたことを
    特徴とする小形容器。
  2. 【請求項2】 上記小形凹部10を四角錐状小形凹部に
    形成し、この四角錐状小形凹部において四角錐の頂点を
    中心に直線状に延びる一対の稜線B,Cを上記凹部5の
    稜線Aに揃え、上記稜線B,Cに切込み11を形成する
    とともに、上記稜線B,Cの延長線上のシート6の部分
    に折り目12を形成した請求項2記載の小形容器。
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JPH04103813U JPH04103813U (ja) 1992-09-08
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