JP2544496Y2 - 除湿機 - Google Patents

除湿機

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JP2544496Y2
JP2544496Y2 JP1991060384U JP6038491U JP2544496Y2 JP 2544496 Y2 JP2544496 Y2 JP 2544496Y2 JP 1991060384 U JP1991060384 U JP 1991060384U JP 6038491 U JP6038491 U JP 6038491U JP 2544496 Y2 JP2544496 Y2 JP 2544496Y2
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誠也 河部
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、室内の除湿のみなら
ず、衣類等の乾燥にも用いることのできる除湿機に関す
る。
【0002】この明細書において、図1および図3の左
側を前、同右側を後というものとする。また、同図の上
下を上下というものとする。
【0003】
【従来の技術】従来、除湿機としては図3に示すものが
用いられていた。
【0004】図3において、従来の除湿機は、キャビネ
ット(20)内に、圧縮機(21)、冷却器(22)、放熱器(23)、
ドライヤ(図示略)および毛細管(図示略)よりなる圧
縮式冷凍機と、送風機(24)とを備えたものである。
【0005】キャビネット(20)の前壁の上部に空気吸込
口(25)が、上壁の後部に空気吹出口(26)がそれぞれ形成
されている。空気吸込口(25)に空気清浄用フィルタ(27)
が設けられている。キャビネット(20)の空気吸込口(25)
の内側に冷却器(22)が配置され、その後方に放熱器(23)
が配置されている。そして、放熱器(23)の後方に送風機
(24)が配置されている。冷却器(22)および放熱器(23)の
下方に冷却器(22)に結露した除湿水を受ける受け皿(28)
が配置され、受け皿(28)に形成されたドレン排出口(28
a) の下方に除湿水タンク(29)が配置されている。除湿
水タンク(29)の後方に圧縮機(21)が配置されている。
【0006】図示は省略したが、除湿水タンク(29)に溢
水防止装置が設けられている。溢水防止装置は、いずれ
も図示は省略したが、除湿水タンク(29)内に回動自在に
配置されたフロートと、フロートの上下動により揺動さ
せられるスイッチレバーと、フロートが浮き上がったさ
いにスイッチレバーにより開かれて圧縮機(21)および送
風機(24)の運転を停止し、同じく下降したさいに閉じて
いる溢水防止スイッチとよりなる。
【0007】このような構成において、圧縮機(21)およ
び送風機(24)を作動させる。すると、圧縮機(21)に吸入
されて圧縮された冷媒ガスは、放熱器(23)で放熱するこ
とにより凝縮して高温高圧の液体になり、ついでドライ
ヤで乾燥された後毛細管で減圧され、冷却器(22)で気化
する。その後、冷却器(22)で気化した冷媒ガスと、冷媒
液との混合冷媒は、配管内で冷媒ガスとなって再度圧縮
機(21)に吸入される。
【0008】一方、送風機(24)により吸込口(25)からキ
ャビネット(20)内に吸込まれた空気はフィルタ(27)を通
過して浄化され、ついで冷却器(22)で冷却される。この
とき、空気中の水分が冷却器(22)に結露することにより
除湿される。除湿された空気は放熱器(23)で再熱され、
吹出口(26)から吹出される。冷却器(22)に結露した除湿
水は、水受け皿(28)に受けられ、ドレン排出口(28a) を
通って除湿水タンク(29)に滴下し、貯留される。除湿水
タンク(29)に貯留された水の量が一定の量に達すると、
溢水防止装置により自動的に圧縮機(21)および送風機(2
4)の運転が停止する。その結果、除湿水タンク(29)の水
が溢れるのが防止される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、衣類等の乾
燥を効率良く行なうには、被乾燥物に当たる空気の湿度
が低いこと、風量が多いこと、および風速が速いことが
必要条件となる。したがって、除湿機で衣類等の被乾燥
物や、除湿機が設置された部屋の床、壁等を効率良く乾
燥させるには、吹出風量を多くするとともに、風速を速
くしなければならない。
【0010】しかしながら、従来の除湿機では、その構
造上吹出風量が吸込風量と等しいかまたはこれよりも少
なくなることは避け得ない。そして、従来の除湿機は除
湿を主体とするものであり、かつ冷却器の除湿能力に限
界があるため、その機能上吸込風量を増大させることは
できない。また、従来の除湿機で風速を速くするには吹
出口を絞り込まなくてはならず、その結果吸込風量は一
層低下する。その結果、従来の除湿機では、吹出風量を
多くすることおよび風速を速くすることは不可能であ
り、しかも吹出される空気の到達距離も短くなって、十
分な乾燥効率が得られないという問題があった。
【0011】この考案の目的は、上記問題を解決した除
湿機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案による除湿機
は、キャビネット内に圧縮機、冷却器および放熱器を備
えており、キャビネット内に吸込まれた空気を冷却器で
冷却除湿し、放熱器で再熱した後キャビネットの外に送
り出すようになされている除湿機であって、キャビネッ
ト内に隔壁を介してキャビネット外空気の冷却除湿およ
び再熱を行う除湿室と、除湿空気およびキャビネット外
空気の混合を行う混合室とが設けられ、隔壁に除湿室お
よび混合室を連通させる連通口が形成され、除湿室にキ
ャビネット外空気の吸込口が形成されるとともに、除湿
室内に吸込んだキャビネット外空気を冷却器および放熱
器を通過させた後連通口から混合室に送り出す送風機が
具備せしめられ、混合室にキャビネット外空気の吸込
口、および除湿空気とキャビネット外空気との混合空気
の吹出口が形成されるとともに、混合室内に吸込んだキ
ャビネット外空気を除湿空気と混合した後混合空気吹出
口から吹出す送風機が具備せしめられているものであ
る。
【0013】
【作用】衣類等の被乾燥物や、除湿機が設置された部屋
の床、壁等を乾燥させる必要がある場合には、混合室内
に吸込んだキャビネット外空気を除湿空気と混合した後
混合空気吹出口から吹出す送風機を作動させると、混合
室の吸込口からキャビネット外空気が吸込まれ、連通口
を経て除湿室から送られてきた除湿空気と混合させら
れ、その後混合空気が混合空気吹出口からキヤビネット
外部に吹出される。したがって、冷却器による除湿能力
とは無関係に、吹出された空気の風量が多くなるととも
に、風速が速くなって空気の到達距離も長くなる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の1実施例を、図1および図
2を参照して説明する。
【0015】なお、図1および図2において、図3に示
すものと同一機能部品には同一符号を付して説明を省略
する。
【0016】図1および図2において、キャビネット(2
0)の内部に、その上部に設けられた隔壁(1) を介してキ
ャビネット(20)外空気の冷却除湿および再熱を行う除湿
室(2) と、除湿空気およびキャビネット(20)外空気の混
合を行う混合室(3) とが設けられている。隔壁(1) の後
部に両室(2)(3)を連通させる連通口(4) が形成されてい
る。
【0017】キャビネット(20)の前壁の隔壁(1) よりも
下方の部分、すなわち除湿室(2) の前壁に空気吸込口
(5) が形成されている。除湿室(2) 内に、圧縮機(21)、
冷却器(22)、放熱器(23)、ドライヤ(図示略)および毛
細管(図示略)よりなる圧縮式冷凍機と、空気吸込口
(5) から除湿室(2) 内に吸込んだキャビネット(20)外の
空気を冷却器(22)および放熱器(23)に通した後連通口
(4) から混合室(3) に送り出す送風機(6) と、除湿水タ
ンク(29)とが配置されている。
【0018】キャビネット(20)の左右両側壁および後壁
における隔壁(1) よりも上方の部分、すなわち混合室
(3) の左右両側壁および後壁にキャビネット(20)外の空
気の吸込口(7) が形成されている。また、キャビネット
(20)の上壁のほぼ全体に除湿空気とキャビネット(20)外
空気との混合空気の吹出口(8) が形成されている。混合
室(3) 内に、吸込口(7) からキャビネット(20)外空気を
吸込むとともに連通口(4) から送り出された除湿空気と
混合し、混合空気吹出口(8) から外部に吹出す送風機
(9) が配置されている。
【0019】また、混合室(3) 内に混合空気を加熱する
ヒータ(10)が設けられている。ヒータ(10)は、図示しな
い乾燥スイッチによって圧縮機(21)および両送風機(6)
(9)とは別個に作動させられるようになっている。ヒー
タ(10)は、図示しない温度調節器によって、キャビネッ
ト(20)内に吸込まれる空気、すなわち除湿機が設置され
る部屋内の空気の温度が設定温度以下になった場合のみ
に作動するようになっている。
【0020】このような構成において、部屋内の除湿の
みを行うさいには、除湿室(2) 内の送風機(6) だけを作
動させると、従来品と同様にして室内の除湿が行われ
る。このとき、混合室(3) の送風機(9) を作動させても
よい。
【0021】衣類等の洗濯物を乾燥させたり、室の壁や
床等を乾燥させたりするさいには、両送風機(6)(9)を同
時に作動させるとともに、ヒータ(10)を作動させる。す
ると、除湿された空気は、連通口(4) を通って混合室
(3) 内に入り、吸込口(7) から吸込まれたキャビネット
(20)外の空気と混合させられる。この混合空気は、ヒー
タ(10)により加熱された後混合空気吹出口(8) からキヤ
ビネット(20)外部に吹出される。したがって、冷却器(2
2)による除湿能力とは無関係に、吹出された空気の風量
が多くなるとともに風速が速くなり、しかも温度が高く
なって乾燥効率が向上し乾燥時間が大幅に短縮される。
【0022】なお、上記温度調節器の働きにより、ヒー
タ(10)はキャビネット(20)内に吸込まれる空気の温度が
設定温度以下になった場合のみに作動させられる。した
がって、室内温度が高く、除湿するだけで十分な乾燥効
率が得られる程度に室内の相対湿度が低下している場合
には、ヒータ(10)は作動しない。その結果、省エネルギ
化が可能になる。
【0023】上記において、2つの送風機(6)(9)は、そ
れぞれ別個の電動機で駆動してもよいし、あるいは1つ
の電動機で駆動してもよい。また、上記において、除湿
室(2) 内で乾燥除湿された空気と、吸込口(7) から吸込
まれたキャビネット(20)外の空気とが別々に吹出される
ようになっていてもよい。
【0024】上記実施例においては、混合室(3) 内にヒ
ータ(10)が設けられているが、これは必ずしも必要とし
ない。
【0025】
【考案の効果】この考案の除湿機によれば、上述のよう
に、冷却器による除湿能力とは無関係に、吹出された空
気の風量が多くなるとともに、風速が速くなるので、乾
燥効率が向上する。したがって、衣類や、床や、壁等か
らの水分の蒸発が促進されて乾燥時間が大幅に短縮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の除湿機の垂直側断面図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】従来の除湿機の垂直側断面図である。
【符号の説明】
1 隔壁 2 除湿室 3 混合室 4 連通口 5 空気吸込口 6 送風機 7 空気吸込口 8 混合空気吹出口 9 送風機 20 キャビネット 21 圧縮機 22 冷却器 23 放熱器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット内に圧縮機、冷却器および
    放熱器を備えており、キャビネット内に吸込まれた空気
    を冷却器で冷却除湿し、放熱器で再熱した後キャビネッ
    トの外に送り出すようになされている除湿機であって、
    キャビネット内に隔壁を介してキャビネット外空気の冷
    却除湿および再熱を行う除湿室と、除湿空気およびキャ
    ビネット外空気の混合を行う混合室とが設けられ、隔壁
    に除湿室と混合室とを連通させる連通口が形成され、除
    湿室にキャビネット外空気の吸込口が形成されるととも
    に、除湿室内に吸込んだキャビネット外空気を冷却器お
    よび放熱器を通過させた後連通口から混合室に送り出す
    送風機が具備せしめられ、混合室にキャビネット外空気
    の吸込口、および除湿空気とキャビネット外空気との混
    合空気の吹出口が形成されるとともに、混合室内に吸込
    んだキャビネット外空気を除湿空気と混合した後混合空
    気吹出口から吹出す送風機が具備せしめられている除湿
    機。
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JP6244544B2 (ja) * 2013-08-26 2017-12-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 衣類乾燥装置
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