JP2544384C - - Google Patents

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JP2544384C
JP2544384C JP2544384C JP 2544384 C JP2544384 C JP 2544384C JP 2544384 C JP2544384 C JP 2544384C
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JP
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tire
drum
strip
continuous
vulcanization
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ザ・フアイヤーストーン・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー
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【発明の詳細な説明】 本発明は、ホットタイヤ(hot tire)形成方法に関する。 内部補強をもっているか又は持っていない、一般にグリーン(生の)即ち未加
硫状態で組み立てられた多数のエラストマー要素又は構成部品から形成されるこ
とが知られている。 前記要素は、一般に2つの環状パッケージを規定しており、外側に配列されて
いるその第1の方は、外側をトレッドで被覆された多数の重なったトレッドプラ
イから成るベルトを通常具備し、内側に配列されている その第2の方は、内部カーカスから成り、内部カーカスは、不透過性インナーラ
イナーと、外側ボデープライ(outer body ply)と、それぞれの外側フィラーを持
った2つの金属環状ビードと、2つのサイドウオールと、2つの耐摩耗性ストリ
ップ、その各々はインナーライナーとそれぞれのサイドウオールとの間に挿入さ
れておりそしてそれぞれのビードを被覆するように折り畳まれている、を具備す
る。 前記下要素はすべて、各々ができる限り効率良くそれ自身の機能を遂行するよ
うに特にデザインされたそれぞれの化学的特性を与える。結果として、該要素の
各々は、普通は、特定のマスターバッチから通常形成される特定の最終混合物か
ら成る。 タイヤ製造プラントにおいては、各マスターバッチは、主としてバンバリー型
の密閉式混合機によって通常形成され、その主な機能は、カーボンブラックの如
き成分を最大可能な分散でゴムに配合することである。 前記した型の密閉式混合機は、比較的大量のバッチを混合するために通常使用
され、該バッチの各々は、混合機内で受ける機械的作用の結果として加熱され、
次いで通常室温に冷却され、その後、押出機に供給され、押出機において、それ
は、スラブ(slabs)、ストリップ(strips)、ペレット、又は得られるマスターバ
ツチの貯蔵及びその後の加工を可能とする任意の他の適当な形態に転換される。 前記した操作もまた、明らかに、機械的作用の結果として、加熱及びその後の
冷却を伴う。 各マスターバツチは、特定の最終混合物を得るために、通常連続混合機によっ
て更に加工される。この目的で、加硫剤又は架橋剤及び他の化合物が添加されて
、前期最終混合物に必要な化学的物理的特性を与える。この最終混合物も、スラ
ブ、ストリップ、ペレット又は、貯蔵及びその 後の加工を可能とする任意の他の適当な形態で通常製造される。 この場合にも、最終混合物を得るためにマスターバツチが受ける機械的作用は
、少なくとも1回の加熱と、その後の普通は室温への冷却を伴う。 次いで最終混合物は、通常押出機又はカレンダー加工機により機械的に加工さ
れて、連続ストリップが得られ、このものは通常、貯蔵され、後に、タイヤを実
際に形成するか又は組み立てる時に、切断操作を受ける。この切断操作の各々に
よつて、該ストリップから、それぞれのタイヤの部分を構成するそれぞれの要素
が製造される。 前記ストリップを製造するための機械的加工も又、少なくとも1回の材料の加
熱と、通常それに続く室温への冷却を伴う。 1つ又は1つより多くのタイヤ成形ドラム(tire building drum)によって、公
知の方法で形成されると、各グリーンタイヤは、通常、貯蔵され、その後に加硫
されそして最終検査を受ける。 上記の説明は、コスト及び機能的効率の点で多数のコメントがなされる根拠と
なる。 第1には、現存の如きタイヤ製造プラントでの製造は、各タイヤ構成要素が、
各々のサイクルで加熱とその後の冷却とを伴う一連の加工サイクルの完成製品で
あることによって、明らかに、熱エネルギーの相当な消費及び浪費を伴う。 前記サイクルの各々の期間に、実際、加工される材料は、スコーチを回避する
ために、通常120℃より高くない温度に引き上げられ、次いで、室温に冷却さ
れるが、これに対して、仕上げられたグリーンタイヤは、加硫工程の間約200
℃に引き上げられる。 第2には、前記密閉式混合機により各回処理されるバツチの比較的大 きい規模により、前記加工サイクルの各々に続いて、得られる製品は貯蔵される
。公知のプラントにおいては、これは、ストックを制御及び移送するための人間
及び設備を伴う比較的大きい貯蔵空間を伴うのみならず、仕上げられたタイヤの
検査とそれぞれのマスターバツチを形成するベース成分の最初の使用と間の、比
較的長い時間の経過も伴う。比較的大規模の公知型のプラントにおいて、数週間
乃至1箇月にすら及ぶことがある、この時間の経過は、非常に重大な影響を及ぼ
すことがある。例えば、タイヤの構成要素の1つのマスターバツチの配合エラー
は、仕上げられたタイヤ検査段階でしか検出することができず、その結果、その
所定のマスターバツチからのその特定の要素を使用した仕上げられたタイヤはす
べて、不良となる可能性があり、同じ型の及び同じエラーを生じる可能性のある
その後のすべてのバツチは、不合格とされるか又は再循環されなければならない
可能性がある。 更に、前記した型の公知のプラントにおいては、種々の仕上げられた要素及び
半仕上げ要素を貯蔵することは、要素自体の変動しやすい老化、従って、変動し
やすい製造品質をもたらすのみならず、グリーンタイヤを室温で組立なければな
らないということになる。 本発明の目的は、公知型のタイヤ製造プラントに固有の前記した欠点を、少な
くとも部分的に排除するようにデザインされたタイヤ製造方法を提供することで
ある。 本発明に従えば、各々が少なくとも部分的にエラストマー材料のそれぞれの最
終混合物(final mix)から形成されている、いくつかの構成要素(component elem
ents)を具備し、該構成要素は、少なくとも1つのタイヤ成形ドラムを含むグリ
ーンタイヤ組立部門において一緒に組み立てられる内部カーカスと外部環状パッ
ケージを規定し、該カーカスは、不 透過性内側層と少なくとも1つの外側ボデープライを備えて成り、該外部環状パ
ッケージは、いくつかの重なったトレッドプライ及び外側トレッドを含んで成っ
ている、タイヤをホット成形する方法であって、 各々が、それぞれの前記最終混合物の、例えば、押出を包含するがそれに限定
されるものではない、直接の連続的製造により製造されたそれぞれの連続ストリ
ップの形態にある、半仕上げ製品を横断方向に切断することによって前記要素の
少なくともいくつかを形成し、上記製造操作は、該各連続ストリップへの熱エネ
ルギーの所定の移動を伴いそして、該連続ストリップに室温より高い送り出し温
度を与えることと、 前記直接製造されそして切断された連続ストリップの少なくともいくらかを直
接前記タイヤ成形ドラムにホットフィードして(hot-feed)、仕上げられたグリー
ンタイヤを前記タイヤ成形ドラム上で組み立て、それにより、その前記構成要素
の前記製造熱エネルギーの少なくとも一部を保存するとともに、室温より高い全
体的最終温度を生じさせることと、 各前記仕上げられたグリーンタイヤを、前記製造熱エネルギーが散逸する前に
加硫操作に付すこと、 から成る工程を含むことを特徴とする方法が提供される。 前記最終混合物の少なくともいくらかは、それぞれのミキサ、好ましくは連続
混合機内でそれぞれのマスターバッチをそれぞれの化学的成分と混合すること、
その際、この混合操作は、各前記最終混合物への熱エネルキーの所定の移動及び
該最終混合物がそれぞれの前記混合機から出てくるときに、該最終混合物に室温
より高い温度を付与すること、各該最終混合物を、前記混合熱エネルギーが散逸
する前に次のそれぞれの製造操作にホットフィードする(hot-feed)こと、により
形成するのが好ましい。 本発明を添付図面を参照して例として更に説明する。 第1図の番号1は、一般にペレット及び/又はストリッブの形態の複数のマス
ターバッチと、一般にペレット及び/又はストリッブの形態にありそして多数の
最終混合物を得るために前記マスターバッチと混合するようにデザインされた多
数の加硫剤及び他の化合物を貯蔵するための貯蔵区域2を含むタイヤ製造プラン
トを示す。 プラント1は、複数の連続混合機3も含み、連続混合機の各々は、送り出し口
で所定のそれぞれの最終混合物を生成するために、送り込み口で前記マスターバ
ッチのそれぞれの1つ及び前記加硫剤と他の化合物のそれぞれの組み合わせを受
け入れるようにデザインされている。 プラント1はグリーンタイヤ5を組み立てるための部門4も含む。その少なく
とも一部の詳細な説明は、同時係属特許出願に記載されており、この出願は、本
出願人により出願されているので参照されたい。 部門4は2つの区域6および7に分けられており、前者は第1ステージタイヤ
(first stage tires)又は内部カーカス8を製造するためであり、後者は外部環
状パッケージ9を製造するため及び該環状パッケージ9によって最終グリーンタ
イヤ5を製造するための前記カーカス8を完成するためである。組立部門4の送
り出し口は、示された例においてはロボット10から成る移送装置によって加硫
部門11に接続されている。加硫部門の詳細な説明は、本出願人により出願され
た同時係属米国特許第号に記載されているので参照されたい。 部門11の送り出し口は、示された例においてはロボット10及びコンベヤベ
ルト12から成る移送装置によって、検査部門13に接続されており、検査部門
13内で、仕上げられたタイヤ14は仕上げられたタイヤ貯蔵区域(示されてい
ない)に送られる前に一連の検査を受ける。 最後に、プラント1は、貯蔵区域2、組立部門4及び加硫部門11を制御する
ためのの電算機化された中央制御ユニット15を含む。示された例においては、
制御ユニット15は検査部門13に配置されており、検出されたエラーを排除す
る目的で、プラント1で行なわれた加工サイクルを必要に応じて修正するための
データを検査部門13から受け取るようにデザインされている。 第1図に示された如く、貯蔵区域2は多数の鉛直方向容器16を備えており、
その各々は通常公知型の秤量装置(示されていない)を備えそして通常中央制御
ユニット15により制御されるそれぞれの底部送り出し供給ボックス17を持っ
ている。 容器16の各々は、例えばペレット形態のそれぞれのマスターバッチ又は、例
えば粉末もしくはペレット形態のそれぞれの加硫剤もしくはそれぞれの化合物を
含有する。 1種又はそれより多くのマスターバッチが連続ストリップ18の形態で供給さ
れるならば、貯蔵区域2はこのストリッブ18のための支持キャリッジ19(そ
の1つのみが示されている)も含む。 第1図、第2図、第3図及び第5図に示された如く、組立部門4は、この場合
には、公知型のユニステージドラム(unistage drum)から成るタイヤ成形ドラム
20を含む。ドラム20は水平に配置されそしてドラム20と同軸のパワーシャ
フト21に取り付けられている。 特に第3図及び第5図に示された如く、組立部門4の区域6は、ドラム20の
後ろに位置しそして傾斜の異なる2つの重ねられたテーブル23及び24を含む
公知型のサーバー(server)又は分配装置22も含み、各テーブル23及び24は
シャフト21と平行に配置されドラム20の実質的に接線方向に延びており、ド
ラム20の後部周囲から所定の距離 の処に位置しそして向き合っている自由端を持っている。 特に、第3図に示された如く、下方のテーブル23は、カーカス8の軸線方向
展開(axial development)に幅が実質的に等しい組み立てられたエラストマース
トリップ26を成形し、組立そして供給するためのライン25の端部を構成する
。ストリップ26は、通常ブチルゴムのインナーライナー27から成る中央部及
び2つの側部分(lateral portions)28から成る。各部分28は2つのストリッ
プ29及び30から成り、その第1の方は内側に位置しそしてエラストマー材料
の耐摩耗性ストリップから成り、第2の方は外側に位置しそして他のエラストマ
ー材料のサイドウオール部分から成る。 ライン25は、ドラム20の軸線に実質的に垂直な方向に延びており、そして
それぞれれの連続混合機3により供給される2つの重なった押出機31及び32
を含む。押出機31は、2つの耐摩耗性ストリップ29を形成するのに使用され
、押出機32は、2つのサイドウオール30を形成するのに使用される。 押出機31及び32は、2つの間隔をおいて配置されたダイ34を有する1つ
の押出ヘツド33を提供し、ダイ34の各々からは、操作の期間に、耐摩耗性ス
トリップ29及びサイドウオール30から成る側部分28が製造され、耐摩耗性
ストリップ29とサイドウオール30は、各それぞれのダイ34から並んで出て
くるにつれて、相互にプレスプライシングされる(prespliced)。 ダイ34は、組立テーブル又はコンベヤ36で終わり且つインナーライナー2
7の幅に実質的に等しい距離だけ分離されているそれぞれの下向きに傾斜した収
束するチャンネル(converging channels)35に接続されている。 チャンネル35の下には、それぞれの連続混合機3により供給される第3押出
機38の押出ヘッド37が配置されている。押出機38のダイ39は、コンベヤ
36と実質的に同じ高さ(level with)に位置しそして、側部分28の下に且つ間
に、インナーライナー27をベルトコンベヤ36に供給する。 コンベヤ36にそつて移動するにつれて、インナーライナー27及び側部分2
8は、スプライシング装置40により相互に側部でスプライシングされる。スプ
ライシング装置は、コンベヤ36の上を横断して配置されそして2つの側部組立
ブロック(lateral assembly blocks)41を含み、側部組立ブロック41は、ス
トリップ26の幅に等しい調節可能な距離だけ間隔をおいて配置されておりそし
て固定されたクロスピース42に移動可能に取り付けられている。ブロック41
は両方共、側部分28の外側縁に係合し、そして、同時にインナーライナー27
の軸線方向変形に従いながらインナーライナー27の側縁に接触するようにそれ
らを押す。 示されていない態様に従えば、押出機31及び32は、相互に完全に分離され
、従って、押出ヘツドは必要なく、2つの耐摩耗性ストリップ29及び2つのサ
イドウオール30は、コンベヤ36に別々に供給され、そしてその上でお互いに
及びスプライシング装置40によつてインナーライナー27と組み立てられる。 コンベヤ36の送り出し端はコンベヤ43の送り込み端に向き合っており、コ
ンベヤ43には、コンベヤ36とコンベヤ43との間に位置した切断ステーショ
ン44を通過することによりストリップ26の前方端が供給される。切断ステー
ション44は、ドラム20の円周方向展開(circumferential development)に実
質的に等しい長さのピースにストリッ プ26を横断方向に切断する切断ブレード45を含む。コンベヤ43は、最初は
、ストリップ26の前方ピースを受け入れるようにコンベヤ36と同じ速度で移
動し、そして切断の後は、切断されたピース46を運び去りそしてそれをテーブ
ル23に送るように加速する。 テーブル23の上に配置されたテーブル24は、幅“W”がドラム20の円周
方向展開に実質的に等しいゴム被覆されたテキスタイルストリップ48を供給す
るためのライン47の端部を構成する。 上記の用語“実質的に等しい”とは、前記した幅“W”がシリンダの円周方向
展開を越え、該シリンダはストリップ26の厚さと、ストリップ48の対向側縁
を一緒に重ねそしてスプライシングするために必要な量だけ増加したドラム20
に直径が等しいことを意味するものと見なされる。 第6図に示された如く、被覆されたテキスタイルストリップ48は、ドラム2
0の円周方向展開に実質的に幅が等しいテキスタイルストリツプ50(第5図)
の各側を、エラストマー材料のそれぞれの層49で被覆することにより得られる
。テキスタイルストリツプ50は、比較的高い引張強度を持ちそしてテキスタイ
ルストリツブ50の幅に沿って一様に間隔を置いて配置された平行なテキスタイ
ルコード52から成る軸線方向たて糸と、横断方向糸54から成る横断よこ糸と
を含んで成る。糸54の引張強度は、エラストマー材料で被覆される前にコード
52が受ける一連の公知の処理操作の間、軸線方向コード52を所定の位置にお
互いに固定する(secure)というそれらの機能に匹敵する最小値である。 特に第5図に示された如く、前記した被覆は、テキスタイルストリップ50を
コイル55から巻き出し、そして、それぞれの連続混合機3(第1図)により供
給された押出機58の管状ヘッド57を通して、ド ラム20の回転軸と平行な矢印56の方向に供給されるホース又はチューブを形
成するように、テキスタイルストリップ50を横断方向に折りたたむことによっ
て得られる。ヘッド57の内側で、テキスタイルストリップ50は2つのゴム層
49により被覆され、連続ゴム被覆ホース59の形態でヘッド57から出てくる
。ゴム被覆ホース59の内径はドラム20の外径に実質的に等しい。 ホース59は、切断ステーション60を通って矢印56の方向に供給され。切
断ステーション60においては、ホース59はブレード61によってその母線に
沿って予備切断操作を受ける。軸線方向に切断されると、ホース59は偏平化ロ
ーラ62により偏平化されて、被覆されたテキスタイルストリップ48となる。 本明細書で使用した“テキスタイル”という用語は、有機繊維、人造繊維又は
、限定するものではないが、例えば、ガラス、鋼又はアラミドを包含する組成の
いかなる繊維も包含するものとみなされる。 被覆されたテキスタイルストリップ48は、例えば、同時係属特許出願に記載
の如き他の方法で、テキスタイルストリップ50から得ることができる。 ライン47は、コンベヤ63を含み、コンベヤ63は、被覆されたテキスタイ
ルストリップ48を受け取り、切断ステーション65を通って次のコンベヤ64
へと、矢印56の方向に被覆されたテキスタイルストリップ48の自由端を供給
するようにデザインされている。 コンベヤ64は、ライン25の端部区域の真上に配置されており、そしてブレ
ード66を具備し、ブレード66は、コンベヤ63の移動方向に対して横断方向
に移動するように及び、被覆されたテキスタイルストリップ48を横断方向に切
断して軸線方向部片(axial portions)67と するためにユニット15により制御された所定の頻度で前後に(back and forth)
移動するようにデザインされている。この軸線方向部片67は、一度に1つずつ
段階的にコンベヤ64から矢印68(第2図及び第5図)により示された方向に
テーブル24へと供給される。この方向は、矢印56に垂直でありそして矢印6
9(第2図)と平行であり、矢印69は、ドラム20の軸線に垂直であり、ライ
ン25に沿ってストリップ26の移動方向を示す。 結果として、コンベヤ64又はテーブル24では、各切断された部片67は、
矢印68に対して横断方向に配置されたコード52を与えそして、矢印68の方
向において、ドラム20の円周方向展開したものに実質的に等しい長さと、コン
ベヤ63の移動速度に対するブレード66の切断頻度を制御ユニット15により
調節することによって、ドラム20で形成されるべきカーカスのボデープライの
幅に等しい幅とを与える。結果として、各部片67は、カーカス8のボテープラ
イの正確な寸法を与え、そしてそれぞれのコード52はドラム20の軸線と平行
に位置し、かくして、該部片67をカーカス8のボデープライを形成するために
ドラム20に直接にチャージすることを可能とする。 前記説明から、各部片67は、横断方向スプライスを全然持たない連続的な被
覆されたテキスタイルストリップ48により得られるために、全くスプライスを
持たないということになる。 ライン47に沿って被覆されたテキスタイルストリップ48を供給することは
、ストリッブ48のコード52が矢印56と平行に位置し、従ってストリッブ4
8の伸長に対して高度に有効な抵抗を与えることによって、被覆されたテキスタ
イルストリップ48の構造的安定性に関して問題がない、ということになる。被
覆されたテキスタイルストリップ48 の代わりに、引き続くストリップ部分を横断方向にスプライシングしそしてタイ
ヤ成形ドラムの軸線に垂直な方向でタイヤ成形ドラムに供給される、複合被覆テ
キスタイルストリップが使用される、公知の先行技術の第1ステージタイヤ製造
プラントには上記のことは当てはまらない。この複合被覆テキスタイルストリッ
プは、移動方向に対して横断方向に配列されたコードを与え、その結果、複合ス
トリッブの予期されない局部的伸長に抵抗する唯一の要素は、既に述べた如く、
非常に低い引張強度を与える前記よこ糸である。従って、供給張力が僅かに増加
しても、よこ糸の破断が生じ、その結果、複合ストリップの局部的伸長、コード
の不均一な局部的分布及び該複合ストリップの局部的に伸長した部分から生じた
タイヤの不良(rejection)をもたらす。 最後に、ドラム20の軸線と平行な矢印56の方向に供給される被覆されたテ
キスタイルストリップ48は、ドラム20の後ろの全区域を邪魔物をなくし(cle
ar)、従って矢印69の方向にドラム20へと直接供給されうるストリッブ26
の直接の押出と完全なプレアセンブリーを可能とする。現存の第1ステージタイ
ヤ又はカーカス製造プラントにおける如く、ドラム20の後ろの区域がボデープ
ライ供給ラインにより占められるべき場合には、このようなことは可能ではない
であろう。 第1図及び第2図に示された如く、当業界で公知型のビード供給ユニット70
が配置されており、このビード供給ユニット70はドラム20の軸線と平行な固
定されたガイド71を具備し、ガイド71は、スライド72がドラム20の中心
線に面して配列される作用位置と、スライド72が押出機58に面してドラム2
0の自由端を越えて位置する遊び位置との間で、示されていない作動手段によっ
て移動するようにデザインされたスライド72を支持している。スライド72か
らは、頂部端にフー プ74を備えた柱73が延びており、各フープは、少なくとも部分的に強磁性体
材料から成り、そしてその軸線がドラム20の軸線と平行になるように配列され
ている。フープ74はお互いに同軸に配列され、そして各々は、周知された様式
で、2つの着脱可能な半部から成る。各フープ74は、それぞれの公知のビード
フィラー(bead filler)(示されていない)を完備した公知のそれぞれの金属ビ
ード(示されていない)を支持するようにデザインされている。 作動手段(示されていない)によつて、フープ74は、フープ74がドラム2
0と同軸に配列される降下した作用位置と、フープ74が実質的に柱73の上に
配列される上昇した遊び位置との間で移動されうる。 第1図に示された如く、ドラム20のシャフト21は、鉛直プラットフォーム
75から水平に延びており、鉛直プラットフォーム75は、水平軸の回りに18
0C°ステップで回転できるように取り付けられており、そしてツインドラムユ
ニット(twin-drum unit)84の一部を形成する。その詳細な説明は、本出願人の
同時係属特許出願に記載されているので参照されたい。 プラットフォーム75は、第2ユニステージドラム(second unistage drum)7
7の第2シャフト76(第2図)に接続されており、第2ユニステージドラム7
7は、ドラム20の反対側に位置しそして区域6と7との間でドラム20と一緒
にプラットフォーム75と共に移動するようにデザインされている。 区域7(第1図)内では、第2図で最も良く分かるとおり、ドラム77は、公
知型のコラプシブル(collapsible)ドラム78に面して(facing)位置しており、
ドラム78の回転シャフト79は支持柱80から水平に突き出している。シャフ
ト79は、シャフト21及び76と同軸に配列 されておりそして、柱80に対して2つの異なる軸線方向位置を取るように、公
知の様式で、軸線方向に移動するようにデザインされている。 ユニット84に替わるものとして、第2図で例として示された公知型のツイン
ドラムユニット85を使用することができる。そのユニットシャフト21及び7
6は、鉛直軸の回りに回転することができるように取り付けられたタレット86
から直径方向に反対の方向に延びている。この場合に、テーブル23及び24は
、区域6内にあるドラム20及び77のいずれもの周囲に及び周囲から、サーバ
ー22上で移動するように取り付けられることが知られている。 ツインドラムユニット84又は85及び柱80は、ポータル又は上部構造81
の端部支持体を形成しており、ポータル又は上部構造81は、矢印56に平行で
、矢印56に沿って滑動するように取り付けられそして公知の作動手段(示され
ていない)によりパワーを与えられる上部クロスピース82と、ドラム78と同
軸の移送リング83を支持するスライドとを具備する。移送リング83は、公知
様式で、内側ラジアル掴みセグメントを備えており、そしてリング83がドラム
78と同心である位置と、リング83が、区域7にあるドラム20及び77のど
の1つとも同心である位置との間でクロスピース82に沿って移動する。 第1図及び第2図に示された如く、ドラム78の外周は、ドラム78の両側か
らシャフト79の軸線に実質的に垂直に延びている2つのライン91及び92の
端部に面して配列されており、該ライン91は、外側トレッドプライ93及び9
4を形成し、該ライン92は、トレッド95を形成し、これらの部分は一緒にな
って外部環状パッケージ9を形成する。 第7図に最も良く示されているとおり、ライン91は、支持体98に 回転可能に取り付けられた、普通は金属ワイヤであるワイヤ97の多数のリール
96を含み、リール96からは、ワイヤ97が巻き出され、対向したローラベッ
ド99に、該ローラベッド99で連続ストリップ100を形成するために、平行
に供給される。 ライン91は、それぞれの連続混合機3により供給される押出機101及び横
断方向ヘッド102も含み、横断方向ヘッド102を通って、ストリッブ100
は連続的に供給され、エラストマー材料の層で両側を被覆されて、内部にワイヤ
97が軸線方向に延びている連続強化ストリップ103を形成する。 強化ストリップ103は、公知型の貯蔵システム104を通って、公知型の切
断及びスプライシングユニット105に供給される。切断及びスプライシングユ
ニット105は、段階的送り込みコンベヤ107を支持する基部106と、コン
ベヤ107の移動方向(矢印109により示された)に垂直な法線鉛直軸(norma
lly vertical axis)の回りに、基部106に対して角度調節可能なテーブル10
8を含む。テーブル108は、同じ直径に沿ってしかしそれぞれの矢印112及
び113により示された如き直径方向に反対の方向にテーブル108から延びて
いる2つの段階的送り出しコンベヤ110及び111を支持する。作動器116
によって、矢印112及び113と平行に移動するようにデザインされた回転ブ
レード115を有する切断装置114は、連続ストリップ103を切断して部片
(示されていない)にするのに使用される。この部片の長さは、送り込みコンベ
ヤ107のステツプを調節する制御ユニット15により制御することができる。
矢印109に対する該部片の端縁の傾斜は、テーブル108の角度設定を調節す
るユニット15により調節することができる。 基部106は、公知型のスプライシング装置117も支持しており、スプライ
シング装置117は、コンベヤ107の入ってくる部分及びコンベヤ110及び
111の出ていく部分の上で、矢印109と平行なレール118に沿って移動す
るようにデザインされている。 使用の際には、連続ストリッブ103の交互する部分は、側部でスプライシン
グされて2つの強化された複合ストリツプ119及び120を形成し、この複合
ストリップ119及び120は、それぞれのコンベヤ110及び111により供
給される。組立の目的でそれぞれの圧力ローラ124を有する2つの平行なコン
ベヤ123を持っている公知型のエッジング装置122(第8図)に、ストリッ
ブ119は直接供給され、そしてストリッブ120は方向転換装置121を経由
して供給される。各コンベヤ123について、装置122は、それぞれの支持体
126に回転可能に取り付けられた少なくとも1対のリール125も含み、各々
は、それぞれの強化された複合ストリップ119又は120のそれぞれの側縁を
被覆するためのエラストマー材料のそれぞれのストリッブ127を巻いて支持し
ている。 エッジング装置122の送り出し口から、強化複合ストリップ119及び12
0は、それぞれのコンベヤ128に供給される。コンベヤ128の各々は、作動
器131を介して、各ストリップ内のワイヤ97と平行にそれぞれの強化複合ス
トリップ119又は120を切断するように移動するようにデザインされた回転
ブレード130を持っているそれぞれの切断ステーション129を通って延びて
いる。この切断操作により、ストリップ119及び120は、環状パッケージ9
の外側トレッドプライ93及び94を構成する部片に切断され、この部片は、公
知の作動手段(示されていない)によってドラム78の方へ及びドラム78から
軸 線方向に移動するように支持フレーム133に取り付けられ且つ並んで配列され
たそれぞれのコンベヤ132によりドヲム78に供給される。 前記2つの軸線方向作用位置間で軸線方向に移動すると、ドラム78は、コン
ベヤ132のいずれかの送り出し端に側部で向き合う位置に移動する。この2つ
の軸線方向位置のいずれかに据えられると、ドラム78は、トレッド95を供給
するライン92の送り出しコンベヤ134(第9図)の端部に側部で向き合って
いる位置に移動する。ドラム78の周と接触する位置と、コンベヤ137の送り
出し端と接触する位置間で、作動器136によって、軸線方向に移動するように
、コンベヤ134は支持フレーム136に取り付けられている。コンベヤ137
の送り込み端は、2つの押出機139及び140により供給される押出ヘッド1
38の出口に隣接して配置される。これらの押出機は、それぞれの連続混合機3
からエラストマー材料を受け取って、連続ストリップ141を製造するようにデ
ザインされており、連続ストリップ141は部片に切断され、各部片は、それぞ
れのプレアセンブリングされた側部ショルダ(示されていない)を有するトレッ
ド95を構成する。 コンベヤ137に沿って配置されそして、作動器144に
よってコンベヤ137の軸線に対して横に移動するようにデザインされた回転ブ
レード143を含む切断ステーション142において、連続ストリップ141は
切断される。 第1図、特に、第10図、11図及び12図に示された如く、加硫部門11は
、各々がそれぞれのグリーンタイヤ5を受け取るようにデザインされた複数の可
動加硫ユニット153を含む。 加硫ユニット153の詳細な説明に関しては、本出願人の同時係属米国特許出
願を参照されたい。 第10図に見られる通り、各ユニット153は、矢印158により示された方
向に可動ユニット153を送るためのループ路又は回路157を規定する2つの
管状レール156に沿ってキャリッジ154を移動させるローラ155に取り付
けられたそれぞれのキャリッジ154に固定して取り付けられている。 回路157は、グリーンタイヤ5をそれぞれユニット153に載せたり、仕上
げられたタイヤ14をそれぞれユニット153から降ろしたりするためのステー
ション160を通って延びている、第1部分159と、平行に配列された2つの
分岐162及び163を具備する第2回路部分161とを具備する。ユニット1
53の移動方向において各分岐162及び163の上流端は、作動器166によ
り2つの異なる操作位置間で移動するようにデザインされたレール区域165を
含む切り替え装置164によって、部分159の下流端に選択的に接続可能であ
る。分岐162及び163の下流端は、分岐162及び163のいずれかの出口
を選択的に閉じるために、2つの操作位置間で選択的に移動するようにデザイン
されたロック装置168により制御される三路交点によって部分159の上流端
に接続される。 第10図に示された如く、分岐162及び163の両方共下向きに勾配を有し
、回路157の部分159は2つの下向きに勾配を有する区域169及び170
に分けられる。更に、詳細には、交点167から、区域169はステーション1
60を通って下向きに延びており、そして、区域170の上流端より低い下流端
を与え、下流端は、作動器173によって2つの異なる操作位置間で鉛直方向に
移動するようにデザインされ且つレール区域172を支持するリフト171によ
り区域170に接続される。 12図に示された如く、各加硫ユニット153は、底部モールド半部175と
頂部モールド半部176とから成るモールド174を具備し、両方共環状であり
、そして、モールド174を取り囲んでいる外側リング178の形態にある差し
込みジョイント(bayonet joint)177により相互接続されている。 リング178は、外側延長部179(第11図)を含み、外側延長部179は
、リング178が、モールド半部175の外側環状フランジ180と、モールド
半部176の半径方向外方に延びている多数のくさび状の歯181を、接触する
ように相互にロックするロック位置と、リング178が歯181に面しているス
ロット182を与え、従ってモールド半部176がモールド半部175から軸線
方向に外れることを許容する、開位置との間で、モールド174の回りにリング
178を回転させるように作用されうる。 加硫の間、始終モールド半部175と176間の有効なシーリングを確実にす
るために、底部モールド175は2つの環状ピース145と146に形成されて
おり、環状ピース145は、カップ形状の外側ケーシングを有し、そして外側環
状フランジ180を持っており、環状ピース146は、底部モールド自体を構成
する円環体(torus)から成り、円環体は、可撓性補償部材147によってケーシ
ング145の内側でモールド半部176に向かって滑動するように取り付けられ
ており、可撓性補償部材は、円環体146の下部表面とケーシング145の端壁
の上部表面との間で規定された可変容量環状チャンバ148の内側にハウジング
されている。 示された例においては、可撓性部材147は、可撓性材料の層から成り、この
可撓性材料は、示されていない態様においては、セットスプリ ング(set springs)又は圧力下のガスにより置換することができる。 その半径方向内縁に、モールド半部175は環状ボデー184のための支持座
を規定する頂部環状溝183を与える。 モールド半部175の底部表面には、モールド174と同軸のベル185の頂
部フランジ付き端部が接続されている。ベル185の端壁186は、多数の貫通
孔187を与えそして実質的にシリンダ状のケーシング188の底部部分を支持
する。 ケーシング188は、駆動モータ190を有するファン189を、底部でハウ
ジングしており、そして、実質的にシリンダ状の側壁191を有しており、側壁
191の頂部部分は、グリーンタイヤ5の内径より小さい外径のシリンダ状環状
ピストン194のための環状滑動スリットを規定するように、モールド半部17
5の中心孔192に、半径方向にゆるく係合する。底部では、ピストン194は
穴187に面しており、そして、頂部では、環状ボデー184に接続されており
、環状ボ184は、ピストン194の下向き軸線方向スライドを阻止するための
止めとして作用し、同時に、モールド半部175から仕上げられたタイヤ14を
抜き取るための抜き取り要素としても作用する。 側壁191は、キャップ195により頂部で閉じられ、そして、穴192の上
に嵌め込まれる。キャップ195の頂部と壁191の頂部は、それぞれ、頂部環
状取り付け要素196及び底部環状取り付け要素197を備えており、これらの
要素はそれぞれ、タイヤ5の内側で膨張するようにデザインされている実質的に
C形状半径方向半区域(C-shaped radial half section )を有し且つエラストマ
ーから製造された環状内側チューブ又は加硫バッグ198の頂部縁及び底部縁を
固定するためのものである。 環状取り付け要素196及び197は、それぞれ、環状ピストン194の内径
より小さい外径を与え、そして、エラストマーから作られた偏平環状リップ19
9により分離されており、偏平環状リップの内縁は、キャップ195の外周表面
に取り付けられている。 ケーシング188は、内部加熱要素200を備えており、内部加熱要素200
は、多数の軸線方向貫通チャンネルを有しそしてケーシング188の内側の空間
を頂部チャンバ202と底部チャンバ203とに分割している。チャンバ202
と203は穴204と205のそれぞれの列を介して内側チューブ198の内側
の空間と連通しており、穴204と205は、それぞれ、リップ199の上の壁
191の頂部及びリップ199の下の壁191を通って形成されている。 ファン189を収容しているチャンバ203は、チャンネル201、チャンバ
202、内側チューブ198の内側の空間、穴204及び205と一緒になって
、熱交換加硫媒体、好ましくは窒素ガスの所定の供給物を循環するための閉じた
空気圧回路206を規定する。この熱交換加硫媒体は、ケーシング188の底部
を通して取り付けられた供給/排出弁207を通して、積み込みステーション(l
oading station)160で外部から注入される。 モールド半部175と176は、電気加熱抵抗体208を備えている。電気加
熱抵抗体208は、加熱要素200及びモータ190と一緒に、コネクタ209
によって外部電源(示されていない)に接続されており、コネクタ209は、モ
ールド174の外側に配置され、そして、レール156に沿って延びている電源
及び制御データ伝送レール210に、スライド方式で接続されている。 第11図に示された如く、ステーション160は、ポータル(portal) 又は上部構造211を具備し、それを通ってレール156は走っており、そして
このポータル又は上部構造は、ポータル211の下で所定の積み/降ろし位置(l
oading/unloading position)に各キャリッジ154を止めるためのロック装置2
12を備えている。 キャリッジ154が前記積み/降ろし位置にある状態で、そのそれぞれの加硫
ユニット153は、その頂部モールド半部176がつり上げ装置213の真下に
あるように位置付けられる。つり上げ装置213は磁気ヘッド64と作動装置2
15を具備し、作動装置215は、ポータル211の上部クロスピース上に支持
されており、そして、ヘッド214を、頂部モールド半部176(底部モールド
半部175に接続された)に接触する降下した位置から上昇した位置に移動させ
るようにデザインされている。 キャリッジ154が前記積み/降ろし位置にある状態で、それぞれの加硫ユニ
ット153は、その外側リング178の延長部179が水平作動器216の対に
係合するように位置付けられる。水平作動器216は、それぞれ差し込みジョイ
ント177を開閉するための2つの操作位置間でモールド174の外側リング1
78を回転させるために操作することができる。ベル185の穴187の各々も
又、それぞれの作動器又は鉛直油圧シリンダ217の上に配置され、作動器又は
鉛直油圧シリンダ217は、ポータル211の下に固定して取り付けられており
、そして、普通の降下した位置及び上昇した位置及び積み位置間でピストン19
4を移動させるようにデザインされている。最後に、弁207が、空気圧負荷回
路のエジェクタ218の上に配置され、該エジェクタは、ポータル211の下に
配置され。そして、降下した遊び位置と上昇した位置間で、作動器219によっ
て、移動するようにデザインされている。上昇 して位置においては、エジェクタ218は、弁207を開き、ユニット153内
の前記加硫媒体を排出し、次いで、加硫媒体の新しい供給物を注入するように弁
207に係合する。 第1図及び第10図に示された如く、ロボット10は、ポータル211に隣接
して配置され、そして、支持ボデー220と、支持ボデー220に取り付けられ
たプラットフォーム221を具備し、そして、支持ボデー220に対して鉛直軸
の回りに回転する。公知型の“チューリップ”型取り付け装置223を、実質的
に鉛直面内でプラットフォーム221に対して移動させるための関節付きアーム
222がプラットフォーム221に取り付けられている。“チューリップ”型取
り付け装置223は、グリーンタイヤ5又は加硫したタイヤ14のビード区域に
係合するようにデザインされた複数の伸張可能なペタルを有する。 最後に、前記した如く、押出機31、32、38、58、101、139及び
140の各々は、前記した如く、貯蔵区域2のそれぞれの容器16から抜き取ら
れた、所定量のそれぞれのマスターバッチ及び所定量の加硫剤及び適当な化合物
を装てんされた、それぞれの連続混合機3からそれぞれの最終混合物を受け取る
。所定の最終混合物を構成する種々の成分は、手動で又は、容器16の供給ボッ
クス17に取り付けられた公知型の半自動秤量システムを使用して測定およぴ混
合することができる。しかしながら、既に述べた如く、測定及び混合は、中央制
御ユニット15により制御された公知型の自動システムを使用して行うのが好ま
しい。 連続混合機3の操作に関して、各最終混合物は、それぞれの押出機に供給する
ための適当な形態で、しかし常に、ストック堆積なしに押出機の連続的供給を許
容するような量で、それぞれの連続混合機3により形 成されることが指摘されるべきである。換言すれば、各最終混合物は、例えば、
それぞれの押出機の入り口に連続的に供給されうるか又は、第1図に示された如
く、それぞれの支持キャリッジに供給されうるか又は、一度完成すると、それぞ
れの押出機に直接供給することができる比較的小さなバッチを形成するための容
器に供給されうる、連続的ストリップの形態で製造することができる。後者の系
は、各連続混合機の出力容量がそれぞれの押出機の出力容量と異なる場合には、
常に好ましい。 換言すれば、連続混合機3は、それぞれの押出機の即座の要求を適えるために
実質的に連続的に操作され、そして、連続混合機3から出てくる材料は、連続的
に又は比較的短いスペースの時間内にそれぞれの押出機入り口に移送される。こ
の方法において、即ち、それぞれの押出機によりその特定の時間に必要とされる
量の材料のみを製造する方法においては、押出機は、連続混合機3内で材料を機
械的に混合する間に吸収される熱の比較的高い百分率を保存している材料を供給
されうる。 例えば、それぞれの連続混合機3の出口で約100℃の温度を有する最終混合
物は、約70−80℃の最初の温度で、それぞれの押出機送り込み口に容易に移
送されうる。 前記した温度で最終混合物を押出機に供給することは、押出の前に予備加熱す
る必要を無くすること、室温で出発して同じ最終混合物を加工するのに普通必要
とされるよりはるかに少なく強力な押出機の使用を可能とすること、押出の前に
最終混合物に普通添加される滑剤及び流動化剤の量を減少すること及びスコーチ
の可能性を相当減少させることによる多数の利点が得られることは明らかである
。 グリーンタイヤ5の組立部門の操作は、ドラム20及び77、例えば説明の目
的で区域6内に配置されているドラム20でのカーカス8の形 成から出発してこれより説明する。 カーカス8は下記の如くしてドラム20で製造される: 第2図に最も良く示されている如く、まず第一に、オペレータは、テーブル2
3のエラストマーストリップ26のピース46の前縁をしっかりと掴み、それを
ドラム20に供給し、ピース46が該ドラム20の回りに完全に巻き付くまで、
ドラム20をシャフト21により回転させる。巻き付いたピース46の反対側端
部はオペレータにより相互にスプライシングされ、オペレータは、所定の最初の
角度にわたりドラム20を回転させ、テーブル24からテキスタイルストリップ
48の部片67を該ドラム20に供給する。 ドラム20の全回転に続いて、部片67をドラム20に完全に巻き付け、その
端部を相互にスプライシングしてカーカス8のボデープライを形成する。 ドラム20に巻き付けられた材料の内側には、2つのみのスプライスが存在す
る、即ち、その1つはエラストマー材料の内側層に存在し、他の1つは外側ボデ
ープライ上に存在し、そして、該2つのスプライスは所定の距離間隔を置いて位
置し、該距離は、ドラム20の前記した最初の回転角を調整する製造者により調
節可能である。 同じ事は、公知の先行技術のタイヤプラントで製造される第1ステージタイヤ
には当てはまらない。この先行技術のタイヤプラントで製造されたタイヤは、前
記した2つのスプライスの他に、ボデープライのスプライスが完全にランダムに
且つ完全にランダムな位置にさらに加わる。このボデープライのスプライスは、
該ボデープライが多数のストリップ部片を横断方向に一緒にスプライシングする
ことにより得られる被覆された複合テキスタイルストリップから得られることに
よる。この更なる スプライスが、前記スプライスのいずれかから15ー20センチメートルの範囲
内に位置しているならば、それぞれのタイヤは不合格としなければならず、即ち
、組立工程中に材料を手で調節しなければならず、かくして生産性が減少する。 公知のプラントで製造されたカーカスを不合格にする他の理由は、実質的にブ
チルゴムから成るインナーライナーは、それが冷却するにつれて、インナーライ
ナーの膨潤を生じる全体的に且つ全く予測できない局部的収縮を与え、これによ
り仕上げタイヤに全く予想できない振動を誘発するということから成る。この欠
点は、既に述べた如く、被覆されたテキスタイルストリップ48の特定の構造、
従って、被覆されたテキスタイルストリップ48の矢印56の方向の特定の移動
方向は、ドラム20へのストリップ26の直接押出を可能とし、そして、比較的
高い温度、普通は約80ー90℃の、そして前記予測できない収縮がまだ起こっ
ていないインナーライナー27を有するピース46をドラム20に供給すること
を可能とする。それ故、インナーライナー27は、完全に偏平であり且つそれぞ
れの重ねられたボデープライ部片67によりそのように保持され、ボデープライ
部片67は、コード52によって内部強化されているので、インナーライナー2
7が冷却される際のインナーライナー27の変形を防止する。 ボデープライが形成されると、オペレータは、それぞれのビード(示されてい
ない)を前以て備えたフープ74を上昇した遊び位置から降下した作用位置に移
行させ、次いでスライド72を遊び位置から作用位置に移行させる。 スライド72が移行されるにつれて、フープ74及びそれぞれのビードは、テ
ーブル23及び24とドラム20の間を通るボデープライの外 側でドラム20の上を進む。次いでドラム20は、前記したビードを取り付ける
ように公知の方法で操作され、該ビードは、それぞれのフープ74により所定位
置で解放され、フープ74は開かれると、スライド72がその遊び位置に戻るこ
とを許容する。 この点で、被覆されたテキスタイルストリップ48の供給方向及びそれから部
片67を得る方式から導かれる多数の更に重要な利点について言及されるべきで
ある。 第1には、異なる寸法であるが同じ内径を持ったタイヤを製造するのに、1種
の被覆されたテキスタイルストリップ48しか必要としない。寸法を変えるため
には、異なった幅の、しかしストリップ48の幅W及びドラム20の円周展開に
等しい長さWの部片67を製造するように、切断ステーション65を単に設定し
さえすればよい。 同じ内径で、寸法を変えるためには、自動的に、ボデープライを製造する被覆
された複合ストリツプを変えることを伴う公知のプラントには当てはまらない。 他の利点は、通常は減少していく幅の2つ又は3つの重ねられたボデープライ
を具備する多数の種類のタイヤの市場の存在に関する。 公知のプラントでこのようなタイヤを製造することは、各ボデープライについ
て異なる被覆された複合ストリツプを成形ドラムに供給しなければならず、これ
は、各種類の多重プライタイヤを製造するための特定のプラント又は少なくとも
1つの特定の部門を必要とする、といことにより常に問題がある。 この問題はプラント1では存在しない。それは、1プライタイヤから例えば2
プライタイヤに切り替えるためには、各タイヤについて、第1切断操作において
、第1ボデープライに幅が等しい第1部片67を製造 しそして次の切断操作において、同じ被覆されたテキスタイルストリップ48を
使用して第2ボデープライに幅が等しい第2部片67を製造するように、切断ス
テーション65を単に制御しさえすればよいからである。 最後の考察は、被覆されたテキスタイルストリップ48の供給方向により可能
となったインナーライナー27の直接押出は、偏平な形態ではなくて、第4図に
示された如く、カーカス8の形成中大きい曲げを受けるインナーライナー27の
部分に輪郭を持つた又は厚くなった部分150を与える形態で、インナーライナ
ー27の形成を可能とするということに関する。これらの部分は、普通はトレッ
ド95の対向側縁に位置し、そして、カーカス8の形成中、相当な厚さの減少を
生じる伸長を受ける。偏平な長方形断面ストリツプから成るインナーライナー2
7に対して、前記大きい伸長部分が薄くなるのを補償するためにストリツプの厚
さを増加させる必要は、前記偏平なインナーライナーの少ない伸長部分も又過大
寸法になるということから、相当な材料浪費を伴う。インナーライナー27の直
接押出により可能となった、輪郭を持った区域150の存在は、インナーライナ
ー27の低応力部分の厚さを最小にすることを提供し、かくして、仕上げタイヤ
の重量を減少させることにより、コスト、材料の節約、操作の点で重要な利点を
可能とする。 前記ビードがドラム20で組み立てられると、プラットフォーム75(第1図
)又はタレット86(第2図)は、それ自身の軸線の回りに180C°回転させ
られ、この回転の間、ドラム20は、カーカス8の成形を開始し、この回転の終
わりに、ドラム20は、ドラム77によりこれまで占められていた位置を占め、
ドラム77はテーブル23及び24に向き合う位置に移動する。 その新しい位置において、ドラム20は、第2ステージ区域7内に位置し、コ
ラプシブルドラム78に向き合い且つそれと同軸であり、ドラム78には、ライ
ン91からトレッドプライ93及び94が引き続いて供給されており、ライン9
2から環状パッケージ9を形成するためのトレッド95が供給されている。 第7図及び第8図に最もよく示されているとおり、ライン91に関連して、切
断装置114により製造されたストリツプ103の引き続く部片の各対について
一般的に言えば、1つはコンベヤ110に沿って送られそしてスプライシング装
置117により強化された複合ストリツプ119の尾部端にスプライシングされ
、一方、他の1つは、コンベヤ111に沿って送られそしてスプライシング装置
117によって、強化された複合ストリツプ120にスプライシングされる。 コンベヤ110及び111に沿って延びている強化された複合ストリツプ11
9及び120内のワイヤ97の部分は、すべてお互いに平行に且つレール118
と平行に配列され、そして、コンベヤ110及び111の整列した長手方向軸線
と、矢印109及び112間の角度に等しい角度を形成する。しかしながら、ス
トリツプ120が装置121によつて逆転されると、それぞれのコンベヤ128
に沿って延びているストリツプ120の部片内のワイヤ97の部分は、ストリツ
プ119の対応する部分内のワイヤ97の部分に対して反対方向に傾斜する。 結果として、トレッドプライ93及び94の内部補強は反対の角度で傾斜して
いる。それぞれの切断ステーション129によりそれぞれのストリツプ119及
び120から分離されると、トレッドプライ93及び94は、それぞれのコンベ
ヤ132により運び去られる。コンベヤ132は、それぞれのフレーム133上
を移動して、それらを1つを他方の 1つの後にドラム78に送り、ドラム78で、それらはライン92のコンベヤ1
34によりドラム78に供給されたトレッド95で被覆される。 トレッドプライ93及び94とトレッド95の両者が押出により形成されそし
てドラム78に直接供給されるので、環状パッケージ9は、ホットアセンブリン
グされ(hot-assembled)、かくして、トレッド95に対するトレッドプライ93
及び94の優れた接着を確実にし、得られる環状パッケージ9は、普通は約80
ー90℃の温度を持っている。 環状パッケージ9は、形成されると、コラプシブルドラム78により解放され
、そして移送リング83により外側で掴まれ、移送リング83は、次いで、リン
グ83がドラム78と同軸に配置される第1位置から、リング83がドラム20
と同軸に位置する第2位置にクロスピース82に沿って移動する。 リング83が前記第2位置に到達すると、ドラム20は、トレッドプライ93
及び94から成るベルトの内表面にそれぞれのボデープライの外表面が接着する
まで、公知の方法でカーカス8を形成し続け、そして、サイドウオール30がト
レッド95の側縁に接着されて仕上げられたグリーンタイヤを製造する。 公知型の縫い装置(示されていない)により縫われた後、該グリーンタイヤ5
は、移送リング83によりつかまれ、移送リング83は、クロスピース82に沿
って移動することによつて、ドラム20からタイヤ5を下ろし、そしてドラム2
0と78との間の中央位置でそれを解放し、この位置で、タイヤ5は、ロボット
10によりつかみそして加硫部門11に移送することができる。 上記に関連して、カーカス8及び環状パッケージ9は高温で組み立てられるの
で、得られる仕上げタイヤ5は、加硫部門11に移送されると き、約70ー80℃の比較的高い温度を持っていることに留意されたい。 一般に、仕上げられたグリーンタイヤ5は、ロボット10によりつかまれそし
て、ロボット10がユニット153から加硫下タイヤを下ろした後加硫部門11
に移送される。ユニット153は、その加硫サイクルを行った後、ステーション
160に到達し、ポータル211の下でロツク装置212によりロックされてい
る。 ユニット153がポータル211の下の積み/降ろし位置にある状態で、その
それぞれのコネクタ209は、レール210の区域230に係合し、該区域23
0は、制御信号の伝送のみを可能とし、ユニット153への電力の供給は可能と
しない。 エジェクタ218が、ユニット153の内側に加圧された加硫媒体チャージを
放出するために上昇させられ、その後、水平作動器216が、リング178を回
転させそして差し込みジョイント177を開くように作動され、つり上げ装置2
13は、磁気ヘッド214を頂部モールド半部176と係合させるように降下さ
せられる。次いで、モールド174は、磁気ヘッド174及び頂部モールド半部
176をつり上げることにより開かれる。同時に、作動器217は、ピストン1
94を押し上げるために操作され、ピストン194は、先ず、内側チューブ又は
加硫袋(curing bladder)198を“チューリップ”形状に変形させそしてそれを
加硫したタイヤ14から抜き取り、次いで、底部モールド半部175から且つ底
部モールド半部175の上に、タイヤ14がロボット10によりつかまれ、それ
によりコンベヤ12に移送されうる位置に、タイヤ14をつり上げることによっ
て、二重機能を遂行する。 既に述べた如く、次いで、ロボット10は、移送リング83又はそれに関連し
たコンベヤ(示されていない)からタイヤ5を掴み、それを運 んだのち、それを、開いた底部モールド半部175、特に作動器217により支
持されたピストン194上の環状ボデー184へと放出する。作動器217は、
次いで、ピストン194を降下させるために降下させられ、ピストン194は、
先ず、それぞれの溝183の内側に環状ボデー184を再挿入し、グリーンタイ
ヤ5を底部モールド半部175上に配置すること及び内側チューブ198を解放
することにより二重機能を遂行し、内側チューブ198は、その後、内側チュー
ブ198を膨張させそしてグリーンタイヤ5の内側にそれを挿入するための、比
較的低圧の“賦形チャージ”(shaping charge)をエジェクタ218により供給さ
れる。 この時点で、頂部モールド半部176は底部モールド半部175の上に降下さ
せられ、そして磁気ヘッド214によりかいほうされ、作動器216は差し込み
ジョイント177を閉じるために作動される。加硫媒体チャージの残りがエジェ
クタ218により注入され、そして、今や完全に解放されたユニット153は、
ロック装置212を解放することによって、回路157の部分159の区域16
9に沿って、重力により走り下る。 区域169に沿ってのユニット153の下向き移動は、それぞれのコネクタ2
09を自動的にレール210の伝導部分に接続させ、加硫フーロセスを開始する
ために、抵抗体208、加熱要素200及びファン189も作動させる。 回路区域169沿って延びているレール156は、リフト171への入り口て
、お互いに対して及びロックゲート231に対して静止している他のユニット1
53により通常は占められている。リフト171は、必要とされる加硫時間に依
存する速度で、区域169から区域170に 1回に1つずつ、ユニット153を移送するようにデザインされている。 区域170に沿って重力により移動すると、ユニット153は、回路部分16
1に至りそして、切り替え装置164により開かれている分岐162及び163
のいずれか1つへと走行する。 分岐162又は163に沿って移動した後、ユニット153は、交点167を
通って、回路部分169の最初の部分に沿って重力により進み、ロックゲート2
29に対して止まり、ロックゲート229はステーション160に1度に1つの
ユニット153を導くように開いており、ステーション160で、ユニット15
3はロック装置212に対して止められる。 ユニット153が全回路157を移動するのに要する時間は、そのタイヤ5を
加硫するのに必要な時間に性格に等しいように、リフト171を制御する中央制
御ユニット15により主として調整される。 結果として、ステーション160にユニット153が到達すると、ユニット1
53が新しいサイクルを開始することを可能とするように、そのそれぞれの加硫
されたタイヤ14を降ろすことができる。 第1図及び第10図に示された如く、数個のユニット153が、その時使用さ
れていない分岐162及び163のいずれか1つに、ロック装置168によつて
遊びの状態に保持されている。加硫部門11の普通の操作の間、このようなユニ
ット153は、加硫部門11でその時加工されているタイヤ5とは異なるデザイ
ン等のタイヤを受け取るように設定することができ、かくして、事実上何等の非
稼動時間を導入することなく、ロック装置168及び切り替え装置164を操作
することによつて生産変更を可能とする。 プラント1の加硫部門11は、明らかに、熱エネルギー節約の点で多 数の利点を提供する。室温の代わりに約70ー80℃の温度の仕上げられたグリ
ーンタイヤ5を部門4によつて加硫部門11に供給することにに加えて、加硫ユ
ニット153により放出される熱は、外側ケーシング226によって保持され、
一部は待機ユニット153に与えられ、待機ユニット153は、使用されるとき
、既に予備加熱されており、従って、前述の如く、約200℃の加硫温度に到達
するために比較的少量のエネルギーしか必要としない。 それ故、エネルギーの観点から、加硫部門11は、前記の如きプラント1及び
それにより使用される方法の主要な特徴に理想的に合致しており、該特徴は、現
存の公知のプラントでタイヤを製造するために必要とされる熱エネルギーと比較
して、比較的少ない熱エネルギー消費量の仕上げられたタイヤ14を製造するこ
とから成る。 既に述べた如く、このようなエネルギー節約は、下記の如き種々のファクター
により与えられる: 押出機の要求を満足するための最終混合物の丁度正しい量を製造し、それによ
り最終混合物を押出機にホットフィードする(hot-feed)ことを可能とすること、 連続ストリップの形態で半仕上げ製品を直接押出し、これを、引き続いて切断
して、種々のタイヤ部品要素とし、かくして、ホットタイヤ組立((hot tire ass
embly)及び比較的高温の仕上げられたグリーンタイヤの製造を可能とすること、 前記の比較的ホットなグリーンタイヤ加硫部門に直接供給すること、 それら自身の加熱システム及び熱交換流体を内部に循環させるためのシステム
を持った独立した可動ユニツトによって、相当な費用を伴うと共に比較的貧弱な
熱効率を与える集中供給及び加熱システム(centraliz ed supply and heating system)を不要にする、加硫部門自体の構造。 簡単に言えば、前記したプラント1の顕著な熱効率は、材料が受ける機械的加
工の少なくとも一部の期間、例えば、押出及び/又は混合の期間に、材料に最初
に伝達される熱エネルギーは、材料が室温に冷却されるような中間工程で完全に
分散されるのではなくて、加硫部門に入る仕上げられたグリーンタイヤの内部に
少なくとも一部が保持されている、ということに実質的に由来すると言ってもよ
い。 もち論、生産速度及び/又はレイアウトの要求は、前記の如きプラント1及び
それにより使用される方法の部分的変更を、本発明の範囲から逸脱しないで、伴
うことができる。例えば、最終混合物の少なくとも一部の製造及び押出間に冷却
工程を導入することが必要なことがある。同様に、直接押出以外の方法、例えば
、カレンダ加工を使用して半仕上げ製品の一部を製造すること及び、得られる半
仕上げ製品をリールに巻き、このリールから、タイヤ成形ドラムにこの半住上げ
製品をコールドフィードする(cold-feed)ことが必要なことがある。それにもか
かわらず、本明細書に記載された如きプラント1の主な教示は、下記の事から成
る: タイヤ製造プラントは、押出の如き直接製造によりできるだけ多くの半仕上げ
製品を製造すること及び、そのようにして得られた半仕上げ製品をタイヤ成形ド
ラムに直接ホットフィードすることを可能とするようにデザインされた場合にの
み熱エネルギーの相当な節約を可能とすること、 及び、このようなエネルギー節約は、前記最終混合物を製造するために、押出
機の如きそれぞれの連続的使用者の送り込み口に、実質的に直接の且つホットな
方式で接続されたそれぞれの送り出し口を持ったミキ サの使用を最大限可能とすることにより、更に改良されうるということ。 エネルギー節約が、本明細書に記載された如きプラント1により提供される唯
一の利点ではないことを、ここで指摘しておきたい。このようなエネルギー節約
の原因である前記した如き種々のファクターは、マスターバッチから仕上げられ
たタイヤまでの非常に速い生産速度も提供する。それぞれの押出機に実質的に直
接方式で供給する連続ミキサを使用し、該押出機から、それぞれの半仕上げ製品
をタイヤ成形ドラムに直接ホットフィードして、加硫部門に直接ホットフィード
されるグリーンタイヤを製造することによって、仕上げられたタイヤは、それぞ
れのマスターバッチから出発して約30分で製造することができる。 仕上げられたタイヤの製造とその成分材料の最初の加工間のこのような非常に
短い間隔の時間は、1つには、老化により引き起こされる災難を排除し、他方、
電算機化されたループ制御ユニットを使用することを可能とする。 換言すれば、仕上げられたタイヤが加硫部門から出て来るときに仕上げられた
タイヤを検査することによって、検出されたエラーを排除するように、プラント
の種々の部門の操作ぱらめーたを次動的に制御するために、この検査結果を使用
することができる。相当する時間間隔が数週間にわたることがある公知のプラン
トでは考えられない、このような方法は、エラーを最大30分だけの製造に限定
することを可能とする。 最後に、プラントにおいて1つの部門から他の部門への半仕上げ製品の直接の
工程内(in-process)移送は、種々の中間貯蔵区域を完全に無くし、かくして、こ
のような貯蔵に関連したすべての問題及び総コストを排除することを可能とする
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に従う方法を具体化するタイヤ製造プラントの斜視及び部分
構成図の略図である。 第2図は、第1図のプラントの第1加工部門の斜視拡大図である。 第3図は、第2図の部門の第1加工ラインの斜視拡大図である。 第4図は、第3図の線IVーIVに沿った断面図である。 第5図は、第2図の部門の第2加工ラインの斜視拡大図である。 第6図は、第5図の線VIーVIに沿った断面図である。 第7図は、第1図の部門の第3加工ラインの第1部分の斜視拡大図である。 第8図は、第7図の加工ラインの第2部分の斜視拡大図である。 第9図は、第2図の部分の第4加工ラインの斜視拡大図である。 第10図は、第1図のプラントの第2部分の斜視拡大略図である。 第11図は、第10図の部門の第1の詳細を示す斜視略拡大図である。 第12図は、第10図の部門の第2の詳細を示す拡大半軸線方向断面図である
。 図において、1…プラント、2…貯蔵区域、3…連続混合機、4…グリーンタ
イヤ組立部門、5…グリーンタイヤ、8…第1ステージタイヤ又は内部カーカス
、9…外側環状パッケージ、10…ロボット、11…加硫部門、12…コンヘヤ
ベルト、13…検査部門、14…仕上げられたタイヤ、15…制御ユニット、1
6…鉛直方向容器、18…連続ストリップ、20…タイヤ成形ドラム、23、2
4…テーブル、26…組み立てられたエラストマーストリップ、27…インナラ
イナー、28…側部分、29…耐摩耗性ストリップ、30…サイドウオール、3
1、32…押出機、34…ダイ、36…組立テーブル又はコンベヤ、38…押出
機、39…ダイ、48…被覆されたテキスタイルストリップ、49…エ ラストマー材料の層、50…テキスタイルストリップ、70…ビード供給ユニッ
ト、74…フープ、77…ドラム、81…ポータル又は上部構造、93、94…
外側トレッドプライ、95…トレッド、103…強化されたストリップ、119
、120…強化された複合ストリップ、153…可動加硫ユニット、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.各々が少なくとも部分的にエラストマー材料のそれぞれの最終混合物から
    形成されている、いくつかの構成要素を具備するタイヤをホット成形する方法で
    あって、 各々が室温よりも高い温度の連続ストリップの形態である半仕上げ製品を切断
    することによって前記要素の少なくとも幾つかを形成すること、 前記切断された連続ストリップの少なくともいくつかを、前記タイヤ成形ドラ
    ムに直接的にホットフィードして、該ドラムで、室温よりも高い全仕上げ温度を
    有するホットグリーンタイヤである仕上げられたグリーンタイヤを組み立てるこ
    と、 前記ホットグリーンタイヤに加硫作動を受けさせることを含む タイヤをホット成形する方法において、 少なくともいくつかの連続ストリップの各々が、該最終混合物のそれぞれの直
    接的な連続製造工程によって形成され、 上記連続製造工程が、直接製造熱エネルギーのそれぞれの連続ストリップへの
    所定の移送を含み、これを、室温よりも高い送り出し温度にすること、 該ホツトグリーンタイヤが、該直接的に製造された構成要素の直接製造熱エネ
    ルギーの少なくとも一部を保存して、前記直接製造熱エネルギーが散逸する前に
    、加硫処理に付されること 該加硫作動を受けた後に、該タイヤの各々が、混合、押出、組み立て 及び加硫作動を制御するために、コンピユータ中央制御装置を用いてデータを得
    るように検査されること を含むことを特徴とする方法。 2.最終混合物の少なくともいくつかが、それぞれの混合機(3)の内側のそ
    れぞれの化学的成分でマスターバッチを混合することによって得られ、 この混合作動が、該最終混合物の各々に所定量のエネルギーを移動させ、該混
    合機(3)のそれぞれの送り出し口において、室温よりも高い温度にして、該最
    終混合物が、該混合熱エネルギが消散する前に上記連続製造工程のそれぞれにホ
    ットフイードすることを含む特許請求の範囲第1項記載の方法。 3.該混合機(3)が、連続混合機である特許請求の範囲第2項記載の方法。 4.該連続製造工程が、押出である特許請求の範囲第2項記載の方法。 .該グリーンタイヤ(5)が、ロボット(10)によって、組立部門(4)
    から加硫部門(11)に直接的に移送される特許請求の範囲第1〜項のいずれ
    か1項に記載の方法。

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