JP2544195Y2 - 釣り用浮き - Google Patents

釣り用浮き

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JP2544195Y2
JP2544195Y2 JP4350493U JP4350493U JP2544195Y2 JP 2544195 Y2 JP2544195 Y2 JP 2544195Y2 JP 4350493 U JP4350493 U JP 4350493U JP 4350493 U JP4350493 U JP 4350493U JP 2544195 Y2 JP2544195 Y2 JP 2544195Y2
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安洋 北川
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株式会社ヨーヅリ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、釣り用浮きに関し、更
に詳しくは発光体を取り付けて夜釣り用として使用する
ことのできる釣り用浮きに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、夜釣りに使用する釣り用の浮き
は、図7に示すように浮き本体8の軸芯上部より軸芯下
部に貫通された中通し用の孔9と、該軸芯上部の近傍に
一体的に取り付けられた発光体10とで形成されてなる。
【0003】即ち、上記従来の釣り用浮き11を使用する
場合は、先ず前記中通し用の孔9に道糸12を通させ該
道糸12の下方に仕掛け部分13を取り付けた後、前記釣り
用浮き11を海に投げ入れて使用する。かかる釣り用浮き
は、道糸12の挿通される中通し用の孔9が軸芯に貫通さ
れているので、道糸12の送り出しを円滑に行なうことが
できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の釣り用浮きは、発光体が釣り用浮き本体の軸芯上部
近傍に一体的に設けられてなるために、発光体を軸芯上
に沿って直立した状態で使用することができないという
問題点があった。
【0005】それ故に、本考案は上記従来の問題点を解
決するためになされたもので、発光体を軸芯上に沿って
直立させて使用することができ、又、必要に応じて発光
体を取り付けた状態で道糸を軸芯に沿って挿通使用する
ことができる釣り用浮きを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案が、上記課題を解
決するための技術的手段は、釣り用浮き本体1には、該
釣り用浮き本体1の軸芯上部より軸芯下部に貫通された
第1中通し用の孔2と、該軸芯上部の近傍より軸芯下部
に向かって開孔され且つその下部において前記第1中通
し用の孔2に連通して穿設されてなる第2中通し用の孔
3が具備され、しかも前記第1中通し用の孔2と第2中
通し用の孔3とが軸芯下部で連通すべく穿設され、且つ
前記第1中通し用の孔2及び第2中通し用の孔3の軸芯
上部側は発光体4を嵌入可能とすべく拡径に形成されて
なることにある。
【0007】
【作用】上記構成からなる釣り用浮きは、第1中通し用
の孔2及び第2中通し用の孔3の軸芯上部側が、発光体
4を嵌入可能とすべく拡径に形成されているので、何れ
の孔の上部側にも発光体4を簡単に取付けることができ
る。
【0008】そして、浮き本体1の軸芯上部より軸芯下
部に貫通された第1中通し用の孔2の上部側に発光体4
を取付けた場合には、道糸を第2中通し用の孔3に挿通
すれば、発光体4が軸芯に直立した状態で浮きは浮遊
し、且つ第1中通し用の孔2と軸芯下部で連通された第
2中通し用の孔3に挿通された道糸は、浮き本体1の下
方から海中に沈降することとなる。
【0009】一方、第2中通し用の孔3の上部側に発光
体4を取付け、道糸を第1中通し用 の孔2に挿通すれ
ば、道糸は軸芯に沿って挿通されることとなるので発光
体4を取付けた状態で道糸を円滑に送り出しながら使用
することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の釣り用浮きの一実施例につい
て図面に従って説明する。図1〜図2において、1は断
面視略楕円形状に形成された釣り用浮き本体で、該浮き
本体1は浮力に富む発砲ウレタン又は桐材等により構成
されてなる。
【0011】2は前記釣り用浮き本体1の軸芯に沿って
軸芯上部1aより軸芯下部1bに貫通された第1中通し用の
孔で、軸芯上部1a側の内部は、発光体を嵌入可能とすべ
拡径に形成されてなる。2aは前記第1中通し用の孔2
の拡径部分に固着された円筒状の発光体の取付け管を示
す。
【0012】3は前記釣り用浮き本体1の軸芯上部1aの
近傍より前記軸芯下部1bに貫通された第2中通し用の孔
3で、該軸支芯下部1bで第1中通し用の孔2に連通され
てなる。該第2中通し用の孔3の軸芯上部1a側の内部
は、発光体を嵌入可能とすべく拡径に形成されてなる。
【0013】4は内部に発光液の充填された棒状の発光
体で、先端側を前記第1中通し用の孔2又は第2中通し
用の孔3の軸芯上部1a側に嵌入される。
【0014】次に、発光体4を嵌入して構成された釣り
用浮き5を使用する場合について説明する。 先ず、図3
に示すように釣り用浮き5の第2中通し用の孔3に道糸
6を挿通せしめ、その後該釣り用浮き本体1の上下で道
糸6に浮き止め7,7を取り付け、該道糸6の下方側に
重り及び針等の仕掛け部分を取り付けて海に投げ入れる
ことで使用する。
【0015】この際、図4に示すように前記仕掛け部分
が海中を沈降して道糸6を下方に引っ張ることで、第1
中通し用の孔2と軸芯下部1bが連通すべく穿設された第
2中通し用の孔3に挿通された前記道糸6は上方の浮き
止め7の位置まで沈降した後釣り用浮き本体1を直立す
べく引っ張ることとなる。従って、前記第1中通し用の
孔2に嵌入された発光体4が海面上に直立した状態で
浮揺することができることとなる。
【0016】また、仕掛けの沈降速度が早い場合等の釣
り場の状況にあっては、前記発光体4を第1中通し用の
孔2から抜き取り、該発光体4を第2中通し用の孔3の
上部側に嵌入してと取付け、前記第1中通し用の孔2に
道糸6を挿通して使用すれば、道糸6は円滑に送り出さ
れることとなる。
【0017】尚、潮流の早い海の場合は、釣り用浮き本
体1の第1中通し用の孔2に図5に示すような軸芯方向
に孔の貫通された棒状の発光体4aを装着して釣り用浮き
5を構成し、次に該発光体4aの貫通孔4c及び該第1中通
し用の孔2に道糸6を挿通せしめ、その後該釣り用浮き
本体1の上下で道糸6に浮き止め7,7を取付け、該道
糸6の下方側に重り及び針等の仕掛けを取り付けて使用
してもよい。
【0018】この際、図6に示すように仕掛け部分が海
中を沈降しながら潮流に流されても、前記道糸6が発光
体4aの貫通孔4c及び第1中通し用の孔2に挿通されてい
るために、該道糸6及び仕掛け部分が発光体4aに絡みつ
くことなく使用することができる。従って、釣りの集魚
効果を落とすことなく、常に一定の状態で釣りをするこ
とができることとなる。
【0019】尚、上記実施例では、釣り用浮き本体を略
楕円形状に形成したが、本考案の釣り用浮き本体の形状
はこれに限定されるものでなく、球状に形成することも
可能である。
【0020】更に、上記実施例では、釣り用浮き本体の
第1中通し用の孔に発光体を装着することで夜釣り用と
して使用したが、本考案の釣り用浮きの使用はこれに限
定されるものでなく、例えば第1中通し用の孔に道糸を
挿通して通常の中通し用の浮きとして使用することも可
能である。
【0021】
【考案の効果】叙上の様に、本考案の釣り用浮きによれ
ば、発光体を軸芯に沿って直立した状態で使用すること
ができると共に、発光体の取付け位置を第1中通し用の
孔の上部側から第2中通し用の孔の上部側に変えること
により、発光体を取付けた状態でも道糸を軸芯に沿って
沈降させることができるので、使用者が釣り場の状況に
応じて最適な使用を選択することができる。 この際、第
1中通し用の孔及び第2中通し用の孔の上部側は、拡径
に形成されているので、発光体の嵌入脱も容易で、且つ
確実に発光体を取付けることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例としての釣り用浮きを示す一部断
面斜視図。
【図2】釣り用浮きを示し、(イ)は正面図、(ロ)は
側面図、(ハ)は底面図。
【図3】発光体の取付け使用例を示す斜視図。
【図4】海面上における釣り用浮きの使用例を示す断面
図。
【図5】貫通孔を有する発光体の使用例を示す断面図。
【図6】発光体を釣り用浮きに取り付けた使用例を示す
断面図。
【図7】釣り用浮きの従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…釣り用浮き本体 2…第1中通し用の孔 3…第2中通し用の孔 4…発光体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り用浮き本体(1) には、該釣り用浮き
    本体(1) の軸芯上部より軸芯下部に貫通された第1中通
    し用の孔(2) と、該軸芯上部の近傍より軸芯下部に向か
    って開孔され且つその下部において前記第1中通し用の
    孔(2) に連通して穿設されてなる第2中通し用の孔(3)
    が具備され、しかも前記第1中通し用の孔(2) と第2中
    通し用の孔(3) とが軸芯下部で連通すべく穿設され、且
    つ前記第1中通し用の孔(2) 及び第2中通し用の孔(3)
    の軸芯上部側は発光体(4) を嵌入可能とすべく拡径に形
    成されてなることを特徴とする釣り用浮き。
JP4350493U 1993-08-09 1993-08-09 釣り用浮き Expired - Fee Related JP2544195Y2 (ja)

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Title
釣具界第1005号の第6頁、平成5年8月5日発行、株式会社釣具界

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