JP2543989Y2 - 壁装材貼着補助具 - Google Patents

壁装材貼着補助具

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JP2543989Y2
JP2543989Y2 JP1990010536U JP1053690U JP2543989Y2 JP 2543989 Y2 JP2543989 Y2 JP 2543989Y2 JP 1990010536 U JP1990010536 U JP 1990010536U JP 1053690 U JP1053690 U JP 1053690U JP 2543989 Y2 JP2543989 Y2 JP 2543989Y2
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wall covering
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wall
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JP1990010536U
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JPH03101700U (ja
Inventor
偉三雄 山崎
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ヤヨイ化学工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は壁紙を良好に貼着することを補助する壁装材
貼着補助具に関するものである。
[従来の技術] 壁装材は、布・ビニル・紙等いろいろな素材から作ら
れるものがあるため、別にクロスと呼ばれたり、壁紙と
いう昔からの呼称が使われ、紙とか布を基材にして他の
素材のものと張り合せたり、表面加工をして意匠を凝ら
したものである。
材料としては可撓性で、普通の商品は一定の単位に巻
かれた荷姿をしている。その概略の規格を上げると、次
の通りである。
厚さ;0.3〜1mmが大部分で、発泡加工等特殊なものに
それ以上の厚みのものがある。
巾;国産は93cm±1cmが標準である。広巾の織物壁紙
に120cmのものがあったり、まれに60cm、45cm巾のもの
もある。輸入品の壁紙は大部分が53cm前後の巾で、まれ
に、3m巾と言う特殊品もある。
長さ;国産品[(イ)50m前後、(ロ)7.3m(2坪
巻)] 輸入品[(イ)10.5m(2坪巻)、(ロ)その他] 一般に壁装材の貼着作業は次の手順で行われている。
1.下地調整 壁装の下地調整は、単に平滑化を計ればよいと言うだ
けでなく、施工時の経時変化によって、目透き、剥が
れ、変色、カビ、錆等の支承が起きないよう適切な対策
が講じられていなければならない。
2.壁装材の裁断 無地系の壁装材の長さは、採寸した対象面の寸法より
若干の余裕を見て長めに裁断する。この余裕分は壁なら
ば上に5cm、下に5cm、計10cm程度が普通である。柄物の
壁装材の長さは、壁面の場合ならば、初めに柄の頭(上
部の張り始めの柄の出だし)を決め、その上に余裕分5c
m程度、しり(巾、床等の見切り)も5cm程度余裕を見て
断ち、次の2枚目からは、柄合わせを見た上で、同様に
頭、しりとも余裕分を加算しながら断つ。
3.壁装材の水引き ビニル壁紙の布裏製品及び固め等の取り扱いにくい壁
紙は、施行数時間前に壁紙の裏に水引きをし、水分が蒸
発しにくい状態で養生した後使用する。
4.のり付け のりは糊付機等によってムラなく平均に付けるが、張
り付けたときヘリからのりが表(おもて)面に出ないよ
うに注意する。のり付け後は、第2図のように、のり付
け面が上面にしかも表面に付かないように、蛇行状に交
互に畳んで5〜10分程度放置して養生をする。尚、畳み
方は折り曲げないよう緩やかに畳む。
5.張り出し 張り出しは例えば壁面の場合、床上に蛇行状に緩く畳
まれて重ねられている壁装材の上端を引上げて、壁装材
上端線の柄の頭が上方の見切りに正しく位置するよう上
端から順に軽く仮張りし、割り付けの垂線に合わせて中
・下と位置を正す。曲がった場合は直ちに張り起こして
正しい位置に直す。正しく仮張りができたら、撫で付け
て張り付ける。天井の場合は、1人が張り、1人が材料
を持ち支えて予め印した基準線に合わせて張り込む。
6.撫で付け 撫で付けは刷毛で壁紙の裏面の空気を外へ追い出すよ
う壁紙の中央部から長さ方向に撫でる。この場合横方向
にはあまり撫でないようにする。横に撫でて材料の巾を
無理に伸ばす形にすると乾燥時に材料の縮みでジョイン
ト部に目すきを起こす原因となる。また空気の追い出し
方が充分でないと後で膨れが生じる。
7.柄合わせ 2枚目からの壁紙は柄合わせを見て張る。初めは仮張
りし、上・中・下の柄の合い具合を確かめ、位置があっ
たら撫でつける。尚、2枚目からの壁張りは、前の壁紙
と会う側ののり付けした面のへりには養生テープを張
り、前の壁紙の表面が汚れないよう保護する。
8.ジョイント押え ジョイント部は、ローラーで押える。この際あまり強
く押えすぎると、その部分だけ変色して見えることがあ
るので、壁雅味の材料によって押え方を加減して施行す
る。
9.切り付け 頭としりの見切りはバテベラで押え切る、竹ベラ
で押え印をつけてからハサミで切る等の方法をとる。コ
ンセント廻り、装飾的な椽等が見切り線の場合等は、ヘ
ラで型どってハサミで切り、元に戻してヘラでよく押え
て張り付ける。
10.仕上げ 壁紙は張り終ったごとに表面に着いたのり手垢等を直
ちに拭き取る。既製部分の汚れも直ちに拭き取る。
11.養生 壁張り後2日間程度は急速に乾燥しないよう養生す
る。
[考案が解決しようとする課題] 壁装作業では、前記の手順で壁装材を貼着するのであ
るが、下地に貼着される壁紙は水引きとのり付けを行っ
ているので重く、湿った壁紙は自重によって延び易いも
のである。このため、貼着した隣りの柄と柄合せでは自
重によって延びた壁紙同士の柄合せは非常に難しく、皺
・ムラ等の原因となっていた。また、正確に壁に貼着す
るため、先ず仮張りを行うのであるが、特に天井に壁紙
を貼着する際には、少なくとも2人が組んで貼着作業を
行っており、作業性及び効率の悪い作業であった。
本考案は、壁装材を貼着する際に、壁装材を良好に貼
着することを補助する壁装材貼着補助具を得ることを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る壁装材貼着補助具では、壁装材を載置す
る載置台を、水平に且つ高さ位置を調節可能に支柱に固
定してなる、壁装材の貼着を補助する壁装材貼着補助具
において、 前記載置台を徐々に下降又は上昇させ、任意の高さ位
置に固定する昇降固定手段を備えたものである。
また、前記昇降固定手段が、ハンドルの回動によっ
て、前記載置台を徐々に下降又は上昇させ、任意の高さ
位置に固定するものである。
[作用] 本考案においては、載置台を徐々に下降又は上昇さ
せ、任意の高さ位置に固定する昇降固定手段を備えたも
のであるため、例えば壁に壁装材を貼着する際には、載
置台を上部に引き上げ、載置台上に養生済の蛇行状に緩
く畳まれた壁装材を載せ、壁装材先端から順に壁に仮張
り及び撫で付けを行ないながら、載置台を下方に徐々に
下げるものである。
このため、壁装材が自重によって延びることがない。
また、仮張りの際にも自重で仮張りが剥がれることもな
いため、簡単な仮張りでよく、柄合せや張り直しが容易
となった。更に、1人での貼着作業が可能となった。
また、具体的には、昇降固定手段が、ハンドルの回動
によって、前記載置台を徐々に下降又は上昇させ、任意
の高さ位置に固定するものであるため、ハンドルの回動
によって、載置台を徐々に下方に下げることができる構
成となる。
[実施例] 第1a,b図は本考案の壁装材貼着補助具の一実施例の構
成を示す正面図,上面図である。
図において、台座(11)に支柱(1)が立設されてい
る。台座(11)にはストッパ付きを含むキャスタ(12)
が装着されており、容易に移動可能となっている。支柱
(1)には上下に摺動可能な上下金具(21)が回動自在
に遊嵌されている。上下金具(21)からは水平方向にア
ーム(22)が延びており、アーム(22)上には水平方向
に摺動可能な水平金具(23)が装着されている。水平金
具(23)は、載置台(2)と支持軸(24)によって水平
方向に回動自在に嵌合している。
支柱(1)には上下金具(21)の下に、上下金具(2
1)を支柱(1)上の任意の位置で固定する固定金具
(3)が装着されている。この固定金具(3)には、支
柱(1)の上下に沿って設けられた歯車(図示せず)と
歯合するギアを回動するハンドル(31)が設けられ、ハ
ンドル(31)を回動することにより、固定金具(3)を
上下方向に移動・固定する。
以上のような、壁装材貼着補助具は、壁に壁装材を貼
着する際には、のり付けの終った壁装材(壁紙)を蛇行
状に緩く折り畳んだものを載置台(2)上に置き、載置
台(2)を固定金具(3)によって上部に引き上げ、載
置台(2)上に壁装材を載せ、壁装材を壁に仮張りしな
がら、載置台(2)を固定金具(3)のハンドル(31)
を回動することにより支柱(1)に沿って下方に徐々に
下げるものである。
このため、壁装材が自重によって延びることがない。
また、仮張りの際にも自重で仮張りが剥がされることも
ないため、簡単な仮張りでよく、柄合せや張り直しが容
易となった。更に、1人での貼着作業が可能となった。
一列の貼着が終ったら載置台(2)をアーム(22)上
で幅方向にシフトさせて、次の列の貼着を行なう。ま
た、上下金具(21)の箇所でアーム(22)を水平回転さ
せて、載置台(2)の位置を変えることもできる。
このように、台座(11)の位置を変えながら壁全面の
貼着を行なう。載置台(2)は水平金具(23)の箇所で
水平回動可能であり、これにより例えば天井面の壁装作
業時に壁紙の向きを選ぶことも可能となる。
尚、本考案は以上の実施例のものに限定するものでは
なく、例えば固定手段は載置台を支柱の任意の位置に固
定するものであれば如何なるものでもよく、またモータ
で上下・回動・水平シフトを行なわせる機構を付与して
もよい。
[考案の効果] 本考案は以上説明したとおり、載置台を徐々に下降又
は上昇させ、任意の高さ位置に固定する昇降固定手段を
備えたものであるため、例えば壁に壁装材を貼着する際
には、載置台を上部に引き上げ、載置台上に養生済の蛇
行状に緩く畳まれた壁装材を載せ、壁装材先端から順に
壁に仮張り及び撫で付けを行ないながら、載置台を下方
に徐々に下げるものである。
このため、壁装材が自重によって延びることがない。
また、仮張りの際にも自重で仮張りが剥がれることもな
いため、簡単な仮張りでよく、柄合せや張り直しが容易
となった。更に、1人での貼着作業が可能となった等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1a,b図は本考案の一実施例の構成を示す正面図,上面
図、第2図はのり付けされた壁紙の畳まれた状態を示す
説明図である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁装材を載置する載置台を、水平に且つ高
    さ位置を調節可能に支柱に固定してなる、壁装材の貼着
    を補助する壁装材貼着補助具において、 前記載置台を徐々に下降又は上昇させ、任意の高さ位置
    に固定する昇降固定手段を備えたことを特徴とする壁装
    材貼着補助具。
  2. 【請求項2】前記昇降固定手段が、ハンドルの回動によ
    って、前記載置台を徐々に下降又は上昇させ、任意の高
    さ位置に固定するものであることを特徴とする請求項1
    に記載の壁装材貼着補助具。
JP1990010536U 1990-02-07 1990-02-07 壁装材貼着補助具 Expired - Lifetime JP2543989Y2 (ja)

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JPH03101700U JPH03101700U (ja) 1991-10-23
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JPS6221921U (ja) * 1985-07-24 1987-02-09
JPS62131900U (ja) * 1986-02-12 1987-08-20

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