JP2543564B2 - 弁の締切シ―ル構造 - Google Patents

弁の締切シ―ル構造

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JP2543564B2
JP2543564B2 JP63071576A JP7157688A JP2543564B2 JP 2543564 B2 JP2543564 B2 JP 2543564B2 JP 63071576 A JP63071576 A JP 63071576A JP 7157688 A JP7157688 A JP 7157688A JP 2543564 B2 JP2543564 B2 JP 2543564B2
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Japan
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valve
valve chamber
chamber
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seal
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泰男 山部
愼次 武田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、農水産設備、水処理設備、建築設備、プラ
ント設備、上水道等の管路に用いられて好適な弁の締切
シール構造に関する。
[従来の技術] 従来の弁として、流体流路と弁室を備える弁箱と、弁
箱の外部から弁室内に貫通する弁棒と、弁棒の弁室内に
位置する部分に結合され、弁箱の流体流路に連通する弁
室内面に密着する弁室シール部、および弁箱の流体流路
内面に密着する弁座シール部を備える弁体と、弁棒の弁
室外に位置する部分に固定され、弁棒を介して弁体を駆
動し、弁体の弁室シール部と弁座シール部を対応する弁
室内面と流体流路内面に対して接離する操作部材を有し
てなるものが用いられている。
上記弁にあっては、弁締切時に、弁体の弁室シール部
を弁室内面に密着させるとともに、弁座シール部を流体
流路内面に密着させ、流体流路を完全に遮断することと
している。
[発明が解決しようとする課題] 第7図は弁の弁室締切部を示す模式図であり、1は弁
箱、2は弁体、3は弁室内面、4は弁室シール部であ
る。
しかして、弁締切時、弁体2の上流側と下流側の間に
Pなる高差圧が発生すると、このPにより、弁体2の軸
心が下流側にl1だけ移動する。これにより、弁室内面3
と弁室シール部4の間にl2の隙間を生じ、上記Pが弁室
内に作用することとなる。この状態で、弁体2を開き動
作させようとして、弁室シール部4および不図示の弁座
シール部が弾性変形する程度、弁体2を開き側に移動し
ても、弁室内の高い圧力が抜けず、かえって弁室内の圧
力は弁体2の上記微小移動相当分だけさらに昇圧し、弁
体2の移動を妨げる。したがって、操作部材の操作トル
クが大きく、操作性が悪いという結果となる。
なお従来、実開昭61−173869号公報に記載の如く、弁
座シール部において弁体の最下端部に位置する部分に、
該弁体の弁室を臨む部位にまで貫通する貫通孔を設け、
この貫通孔により、弁開閉時における弁室の内圧調整を
行なうものが提案されている。
しかしながら、弁座シール部は必要にシール性能を得
るために一定以上の有効シール幅を確保する必要があ
り、上記貫通孔の孔径を大きくとるには一定の限界があ
る。したがって、上記貫通孔により前述の弁室内の圧力
Pを迅速かつ確実に解放するには困難がある。
本発明は、弁締切時のシール性を確保するとともに、
弁締切後における弁体の開き動作を容易化して弁操作性
を向上することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、流体流路と弁室を備える弁箱と、弁箱の外
部から弁室内に貫通する弁棒と、弁棒の弁室内に位置す
る部分に結合され、弁箱の流体流路に連通する弁室内面
に密着する弁室シール部、および弁箱の流体流路内面に
密着する弁座シール部を備える弁体と、弁棒の弁室外に
位置する部分に固定され、弁棒を介して弁体を駆動し、
弁体の弁室シール部と弁座シール部を対応する弁室内面
と流体流路内面に対して接離する操作部材を有してなる
弁の締切シール構造において、弁体に設けられる弁室シ
ール部および弁座シール部のシール幅内におけるシール
延在方向の複数位置に、該弁体の弁室を臨む部位にまで
貫通する貫通孔を設けるようにしたものである。
[作用] 弁締切後に、弁室シール部および弁座シール部が弾性
変形する程度、弁体を開き側に移動すると、弁室内の圧
力がそれらシール部のシール幅内におけるシール延在方
向の複数位置に設けた貫通孔から流体流路の側に抜ける
こととなる。ここで、本発明にあっては、貫通孔が、弁
室シール部と弁座シール部のシール幅内におけるシール
延在方向の複数位置に設けられるから、個々の貫通孔の
孔径はシール幅内に有効シール幅を確保してシール性能
を損なうことのない大きさに設定しつつ、それらの総孔
面積を大きくとることができる。したがって、弁室の内
圧調整のために大きな貫通孔面積を提供できることとな
り、弁室に作用する高差圧Pを迅速かつ確実に解放でき
る。
これにより、シール部による弁締切時のシール性を確
保するとともに、弁体の開き動作時における弁室内昇圧
を回避してその開き動作を容易化し、弁操作性を向上で
きる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は弁
体を示す半断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う
半断面図、第4図は弁室シール部を示す断面図、第5図
は弁座シール部を示す断面図、第6図は弁体下端側の弁
座シール部を示す断面図である。
弁10は、弁箱11と、弁棒12と、弁体13と、キャップ
(操作部材)14とを有している。
弁箱11は、ハウジング15と、下ボンネット16と、上ボ
ンネット17と、弁棒受け板18の4者を不図示の固定ボル
トにて共締めすることにて構成されている。ハウジング
15は、流体流路15Aを構成するとともに、弁室15Bを形成
している。ハウジング15と下ボンネット16の間にはOリ
ング19が介装されている。
弁棒12は、中間フランジ部12Aを下ボンネット16と弁
棒受け板18の間に保持され、弁箱11に対し回転はするが
自軸方向には移動しない状態で結合されている。弁棒12
は、弁箱11の内部(ハウジング15の弁室15B)に位置す
る下端部に弁体用おねじ部12Bを備えている。弁棒12と
下ボンネット16の間にはOリング20が介装される。
弁体13は、弁棒12の上記おねじ部12Bに螺着されるめ
ねじナット(めねじ部)21を一体に備える。また、弁体
13は、ハウジング15の弁室15Bに臨む内面における、弁
棒軸方向に沿って設けられる案内溝22にスライド可能に
係合する係合突部23を備える。これにより、弁体13は、
弁箱11に対して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない
状態で結合される。すなわち、弁体13は弁棒12の回転時
に弁棒軸方向に上下動し、ハウジング15の流体流路15A
を開閉する。
キャップ14は、弁棒12の外部に位置する上端部に固定
されてボックススパナが着脱でき、弁棒12を介して上述
の如く弁体13を駆動する。
しかして、弁体13は第1図、第2図においてT字状を
なす弁室シール部31と弁座シール部32を備えている。
弁室シール部31は弾性シール材からなり、弁体13が上
下動するに際して弁室15Bのリング状内面に対して接離
し、弁締切時に弁室15Bの内面に密着する。
弁座シール部32も弾性シール材からなり、弁体13が上
下動するに際して流体流路15AのU字状内面に対して接
離し、弁締切時に流体流路15Aの内面に密着する。
ここで、弁室シール部31はそのシール幅内に溝幅aの
凹状をなし、リング状を呈するシール延在方向に連続す
る長溝33を備え、長溝33の延在方向の複数位置に溝幅a
より小なる孔径bの貫通孔34を備えている。貫通孔34は
弁体13の弁室15Bを臨む部位にまで貫通している(第4
図参照)。
また、弁座シール部32もそのシール幅内に溝幅cの凹
状をなし、U字状を呈するシール延在方向で弁体下端部
(後述する角度θの範囲)を除く範囲内で連続する長溝
35を備え、長溝35の延在方向の複数位置に溝幅cより小
なる孔径dの貫通孔36を備えている。貫通孔36も弁体13
の弁室15Bを臨む部位にまで貫通している(第5図参
照)。上記長溝35は、弁体軸心Oから角度θ=45度前後
の位置より弁体上端側の範囲に設けられ、弁座シール部
32の弁体下端側の横断面は第6図の如くである。
なお、弁室シール部31の長溝33と弁座シール部32の長
溝35とは相互に連通せしめられている。
また、弁座シール部32において弁体13の最下端部に位
置する部分には、弁室15Bを臨む部位にまで貫通する貫
通孔37が設けられている。
次に上記実施例の作用について説明する。
上記実施例において、弁締切後に、弁室シール部31お
よび弁座シール部32が弾性変形する程度、弁体13を開き
側に移動すると、弁室15Bの内部圧力がそれらシール3
1、32のシール幅内におけるシール延在方向の複数位置
に設けた貫通孔34、36、37から流体流路15Aの側に抜け
ることとなる。
ここで、上記実施例にあっては、貫通孔34、36、37
が、弁室シール部31と弁座シール部32のシール幅内にお
けるシール延在方向の複数位置に設けられるから、個々
の貫通孔34、36、37の孔径はシール幅内に有効シール幅
を確保してシール性能を損なうことのない大きさに設定
しつつ、それらの総孔面積を大きくとることができる。
したがって、弁室15Bの内圧調整のために大きな貫通孔
面積を提供できることとなり、弁室15Bに作用する高差
圧Pを迅速かつ確実に解放できる。
これにより、シール部31、32による弁締切時のシール
性を確保するとともに、弁体13の開き動作時における弁
室内昇圧を回避してその開き動作を容易化し、弁操作性
を向上できる。
また、上記実施例にあっては、シール部31、32の各貫
通孔34、36の全てがシール幅内に設けられた長溝33、35
にて相互に連通せしめられているので、弁開き動作時に
シール部31、32の一部が流体流路15A、弁室15Bの内面か
ら離れると長溝33、35を介して直ちに全貫通孔34、36が
上述の圧力調整動作に寄与することになり、圧力調整の
応答性が良い。
なお、本発明は、弁の開閉動作時に、弁棒および操作
部材が上下動する方式の弁にも適用できる。
また、本発明の実施において、操作部材はハンドル等
であってもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、弁締切時のシール性
を確保するとともに、弁締切後における弁体の開き動作
を容易化して弁操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は弁体
を示す半断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う半
断面図、第4図は弁室シール部を示す断面図、第5図は
弁座シール部を示す断面図、第6図は弁体下端側の弁座
シール部を示す断面図、第7図は弁の弁室締切部を示す
模式図である。 10……弁、 11……弁箱、 12……弁棒、 13……弁体、 14……キャップ(操作部材)、 15A……流体流路、 15B……弁室、 31……弁室シール部、 32……弁座シール部、 34、36……貫通孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流路と弁室を備える弁箱と、弁箱の外
    部から弁室内に貫通する弁棒と、弁棒の弁室内に位置す
    る部分に結合され、弁箱の流体流路に連通する弁室内面
    に密着する弁室シール部、および弁箱の流体流路内面に
    密着する弁座シール部を備える弁体と、弁棒の弁室外に
    位置する部分に固定され、弁棒を介して弁体を駆動し、
    弁体の弁室シール部と弁座シール部を対応する弁室内面
    と流体流路内面に対して接離する操作部材を有してなる
    弁の締切シール構造において、弁体に設けられる弁室シ
    ール部および弁座シール部のシール幅内におけるシール
    延在方向の複数位置に、該弁体の弁室を臨む部位にまで
    貫通する貫通孔を設けたことを特徴とする弁の締切シー
    ル構造。
JP63071576A 1988-03-24 1988-03-24 弁の締切シ―ル構造 Expired - Lifetime JP2543564B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61173869A (ja) * 1985-08-30 1986-08-05 清水 潔 動力ハンマ−錐の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61173869A (ja) * 1985-08-30 1986-08-05 清水 潔 動力ハンマ−錐の製造方法

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