JP2543262Y2 - 冊子の頁めくり機構 - Google Patents

冊子の頁めくり機構

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JP2543262Y2
JP2543262Y2 JP7332291U JP7332291U JP2543262Y2 JP 2543262 Y2 JP2543262 Y2 JP 2543262Y2 JP 7332291 U JP7332291 U JP 7332291U JP 7332291 U JP7332291 U JP 7332291U JP 2543262 Y2 JP2543262 Y2 JP 2543262Y2
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JP
Japan
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page
booklet
pad
page turning
suction
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7332291U
Other languages
English (en)
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JPH0516361U (ja
Inventor
浩士 植田
Original Assignee
甲府日本電気株式会社
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Publication date
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吸着パッドを使用した
冊子の頁めくり機構に関し、さらに詳述すると、一度に
複数の頁をめくってしまうことなく、1頁ずつ確実に頁
めくりを行うことができる冊子の頁めくり機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、冊子用印字装置などに採用されて
いる頁めくり機構としては、図2〜4に示す機構が採用
されている。
【0003】すなわち、これらの図面において、1は冊
子2が載置されるペーパーガイドであり、このペーパー
ガイド1の上方に所定間隔離間して両側面が開放した四
角箱型のフレーム体3が上下動可能に配置されている。
【0004】このフレーム体3内の上部には、左右方向
に沿って2本のガイドバー4が架設してあるとともに、
下端部両側面には、中央部が山形に形成されたカム板
5,5が設けられている。
【0005】6はほぼステープル状のパッドキャリヤー
であり、このパッドキャリヤー6は、その横杆部6aに
形成したガイド孔7,7が上記ガイドバー4に摺動可能
に嵌挿してフレーム体3内に取り付けられており、フレ
ーム体3内をガイドバー4に沿って移動するようになっ
ている。
【0006】上記パッドキャリヤー6の両端部6b,6
bには、上下方向に沿って切り込み状のスリット8が形
成してあり、両端部に車輪状のフォロアロール9が取り
付けられたパッド支持棒10がこの両スリット8間に上
下動可能に貫挿されている。
【0007】また、パッド支持棒10の中間部には中空
パイプ11が上下方向に沿って取り付けられており、そ
の先端には円形状の吸着パッド12がフレーム体3の底
壁から突出した状態に取り付けられている。
【0008】なお、図2〜4中には図示していないが上
記中空パイプ11の他端側は、バキュームポンプに接続
されており、この中空パイプ11を介して吸着パッド1
2に吸引力が生じるようになっている。
【0009】次に、この頁めくり機構の頁めくり動作に
ついて説明する。まず、ペーパーキャリア1に冊子2が
載置されると、フレーム体3が下降して(図2中矢印
A)、吸着パッド12が冊子2に当接するとともに、バ
キュームポンプが作動して吸着パッド12に吸引力が生
じ、冊子2の1頁目が吸着パッド12に吸着される。
【0010】次いで、図4に示したように、パッドキャ
リア6がガイドバー4に沿って一方向(図中矢印B方
向)に移動し、これによって中空パイプ11の先端部が
撓み、吸着パッド12がその移動方向端部Hを支点とし
て他端側が持ち上がる。これと一体に吸着パッド12に
吸着した冊子2の1頁目の端部が持ち上がり、2頁目と
剥離される。
【0011】そして、パッドキャリア6が図中矢印B方
向にさらに移動してフォロアロール9,9がカム板5,
5の山部に沿って上昇し、これと一体にパッド支持棒1
0、中空パイプ11、吸着パッド12及びこの吸着パッ
ド12に吸着した冊子の1頁目が矢印B方向に移動しな
がら上昇し、下降して冊子2の1頁目がめくられる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の頁めくり機構には、一度に複数の頁がめくられてし
まうことがあるという問題点がある。
【0013】すなわち、上記頁めくり機構においては、
バキュームプンプの到達真空度が一定のもとでは、確実
な頁めくりを行うために吸着パッド12の吸引力を上げ
る場合、吸着パッド12の吸着部の面積を大きくする必
要があるが、従来の頁めくり機構に用いられている吸着
パッドは、通常真円径に形成されているため、その面積
を大きくするとどうしてもパッド径が大きくなり、この
ため1頁目と2頁目との剥離時にその剥離角が小さくな
って、複数頁めくり障害が生じやすくなる。
【0014】さらに詳しく説明すると、図4に示しすよ
うに、中空パイプ11が撓むことによって吸着パッド1
2の一端部Hを支点として他端部側がもち上がることに
より頁の剥離が行われるが、この場合に吸着パッド12
の径が大きくなると、支点Hの冊子先端からの距離が長
くなる。このため、パッドキャリア6の移動による中空
パイプ11の撓み量が小さくなり、剥離角度Eが小さく
なって複数めくりが生じ易くなる。
【0015】本考案は、上記問題点にかんがみてなされ
たもので、一定の到達真空度において、複数頁めくり障
害を生じることなく、しかも十分な吸引力で確実に頁め
くりを行うことができる冊子の頁めくり機構の提供を目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本考案の冊子の頁めくり機構は、バキューム
ポンプの吸引力により吸着パッドに冊子の最上頁を吸着
させ、この吸着パッドをその一点を支点として傾けるこ
とにより最上頁を次の頁から剥離し、該吸着パッドを上
昇させるとともに、左右方向に移動させることにより、
冊子の頁をめくる機構において、上記吸着パッドの頁吸
着部を楕円形とした構成としてある。
【0017】
【作用】上記構成からなる冊子の頁めくり機構によれ
ば、吸着パッドの頁吸着部が楕円形に形成されているの
で、楕円形の扁平率を大きくすることにより、楕円形の
短径を大きくすることなくパッドの面積を大きくするこ
とができる。
【0018】このため、楕円形の吸着パッドをその短径
部の一端を支点にして傾け、頁の剥離を行うことによ
り、十分な吸引力を確保するためにパッドの面積を大き
くしても冊子先端から支点までの距離が大きくなること
がなく、十分な剥離角度が得られる。したがって、一定
の到達真空度において、複数頁めくり障害を生じること
なく、しかも十分な吸引力で確実に頁めくりを行うこと
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。なお、下記の実施例において、上述した
図2〜4の頁めくり機構と同様の構成部分については、
同一参照符号を付してその説明を省略する。
【0020】図1(a)及び(b)は、本考案の実施例
にかかる冊子の頁めくり機構を示すもので、この頁めく
り機構は、吸着部が楕円形に形成された吸着パッド20
を有している。そして、この吸着パッド20は、その短
径方向をペーパーガイド1上に載置された冊子の頁めく
り方向と一致させてパッドキャリア6に取り付けてあ
る。なお、その他の構成は、図2〜4に示した頁めくり
機構と同様である。
【0021】この頁めくり機構の頁めくり動作は、図2
〜4の機構と同様であるが、簡単に説明すると次のよう
になる。まずペーパーガイド1上に冊子2が載置される
と、フレーム体1が降下して吸着パッド20が冊子の最
上頁に当接し、バキュームポンプが作動して該最上頁を
吸着パッド20に吸着する。
【0022】そして、パッドキャリア6が図2中の矢印
B方向に移動して吸着パッド20がその短径部の一端G
を支点にして傾き、短径部他端側が持ち上がって最上頁
が次の頁から剥離する。ついで、さらにパッドキャリア
6が矢印B方向に移動してカム板5の作用で吸着パッド
20が最上頁を吸着したまま上昇し、下降することによ
り、最上頁をめくる。
【0023】この頁めくり機構によれば、吸着パッド2
0の吸着部が楕円形に形成されているので、パッド20
の楕円形吸着部の扁平率を大きくすることにより、パッ
ドの面積を大きくしてその吸引力を向上させても、上記
頁剥離時の剥離角度が小さくなるようなことがない。し
たがって、複数頁めくり障害を生じることなく、確実に
頁めくりを行うことができる。
【0024】この点について、本実施例を示す図1と従
来例を示す図4とを参照して、両者を比較しながらより
詳しく説明する。両機構の吸着パッド12及び20を同
一の面積にすると、冊子先端部とパッド12,20との
距離Fが同じである場合、実施例の吸着パッド20は楕
円形に形成されているので、冊子先端部から剥離時に支
点となる点Gまでの距離が従来例の冊子先端と支点Hと
の距離に比べて小さくなる。
【0025】このため、パッドキャリア4の移動による
中空パイプ11の撓み量は実施例の方が大きくなり、頁
の剥離角度Dは従来例の剥離角度Eに比べて大きくな
る。したがって、本実施例においては、複数頁めくり障
害を生じることなく、十分な吸引力によって確実に頁め
くりを行うことができる。
【0026】なお、本考案の冊子の頁めくり機構は、上
記実施例に限定されるものではなく、各構成部材の形状
等は、本考案の要旨を逸脱しない限り種々変更して差し
支えない。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の冊子の頁
めくり機構によれば、吸着パッドの吸着部が楕円形に形
成されているので、頁剥離時の剥離角度を小さくするこ
となく、パッドの面積を大きくしてその吸引力を向上さ
せることができ、したがって複数頁めくり障害を生じる
ことなく、十分な吸引力によって確実に頁めくりを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は本考案の一実施例にかかる冊子の頁
めくり機構を示す側面図である。 (b)図は同頁めくり機構を構成する吸着パッドを示す
底面図である。
【図2】従来の冊子の頁めくり機構を示す側面図であ
る。
【図3】図1C−C線に沿った断面図である。
【図4】同頁めくり機構により冊子の頁めくりを行って
いる状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ペーパーガイド 2 冊子 3 フレーム体 4 ガイドバー 5 カム板 6 パッドキャリア 8 スリット 9 フォロアローラ 11 中空パイプ 20 吸着パッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バキュームポンプの吸引力により吸着パ
    ッドに冊子の最上頁を吸着させ、この吸着パッドをその
    一点を支点として傾けることにより最上頁を次の頁から
    剥離し、該吸着パッドを上昇させるとともに、左右方向
    に移動させることにより、冊子の頁をめくる機構におい
    て、上記吸着パッドの頁吸着部を楕円形としたことを特
    徴とする冊子の頁めくり機構。
JP7332291U 1991-08-20 1991-08-20 冊子の頁めくり機構 Expired - Lifetime JP2543262Y2 (ja)

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JP7332291U JP2543262Y2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 冊子の頁めくり機構

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JP7332291U JP2543262Y2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 冊子の頁めくり機構

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JPH0516361U JPH0516361U (ja) 1993-03-02
JP2543262Y2 true JP2543262Y2 (ja) 1997-08-06

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JP5367519B2 (ja) * 2009-09-17 2013-12-11 株式会社東芝 冊子処理装置

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