JP2543082B2 - カラ−受像管装置 - Google Patents

カラ−受像管装置

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JP2543082B2 JP62150661A JP15066187A JP2543082B2 JP 2543082 B2 JP2543082 B2 JP 2543082B2 JP 62150661 A JP62150661 A JP 62150661A JP 15066187 A JP15066187 A JP 15066187A JP 2543082 B2 JP2543082 B2 JP 2543082B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、3つの電子ビーム放射口を水平一直線上に
配列してなるインライン型カラー受像管と、このカラー
受像管のガラスバルブのファンネル部外面上に装着され
た偏向ヨークと、磁界補正用素子とを備えてなるカラー
受像管装置に関するものである。
従来の技術 3つの電子ビーム放射口を水平一直線上に配列してな
るインライン型カラー受像管に対するビーム偏向手段と
しての偏向磁界を非斉一分布ならしめ、もってコンバー
ゼンス回路不要のいわゆるセルフコンバーゼンス構成と
なすことが一般に行なわれている。
しかし、カラー受像管の電子銃の中心軸と偏向ヨーク
の中心軸との完全に合致させることはむずかしく、これ
に軸ずれや回転方向の位置ずれを生じると、コンバーゼ
ンスずれ(ミスコンバーゼンス)が発生する。
特開昭61−245447号公報に開示されている発明による
と、偏向回路中に差動コイルを設け、上下1対の偏向コ
イルに流れる電流を不平衡ならしめることにより、前記
軸ずれによるミスコンバーゼンスを補正せしめている。
しかし、かかる補正手段を適用しても、電子銃の水平軸
と偏向ヨークの水平軸とが相対的に傾斜した場合のコン
バーゼンスずれ、すなわち、回転ずれによるミスコンバ
ーゼンスは補正し得ない。
発明が解決しようとする問題点 したがって、本発明の目的とするところは複雑な差動
コイルを用いることなく、きわめて簡単な構成の磁界補
正用素子によって、前述のような軸ずれによるミスコン
バーゼンスおよび回転ずれによるミスコンバーゼンスを
当該装置ごとに適宜補正し得るカラー受像管装置を提供
することにある。
問題点を解決するための手段 本発明によると、インライン型カラー受像管のガラス
バルブのファンネル部外面上に接着される粘着剤層を一
端部に有するL字状の絶縁片と、この絶縁片の脚部にそ
の長手方向が脚部長方向となるように付設されて前記偏
向ヨークの水平偏向コイルの内面側に入り込む短冊状の
磁性体片とからなる磁界補正用素子が、前記磁性体片が
長手方向を前記水平偏向コイル巻線と直交ないし交差さ
せて配置される。
作 用 このように、L字状磁界補正用素子の脚部に付設され
た短冊状の磁性体片を、その長手方向が水平偏向コイル
の巻線と直交ないし交差するように配置することで、水
平偏向磁界の水平軸を移動または回転させるような補正
することができ、前述のような軸ずれや回転ずれに起因
したミスコンバーゼンスを、当該位置に応じて効率よく
補正することができる。また、磁界補正用素子は、その
一端部においてガラスバルブのファンネル部外面に接着
されるので、脱落したり位置ずれを起こしたりすること
がなく安定に保持される。
実施例 本発明の1実施例を示す第1図において、インライン
型のカラー受像管1は、3つの電子ビーム放射口を水平
一直線上に配列してなる電子銃2を、ガラスバルブ3の
ファンネル部4のネック領域内に有し、このネック領域
から径大領域に移行する領域の外面上には、偏向ヨーク
5および磁界補正用素子6が装着されている。偏向ヨー
ク5は第2図および第3図に示すように、漏斗状の絶縁
枠体7に組み込まれた1対の水平偏向コイル8および1
対の垂直偏向コイル9を有し、サドル型の水平偏向コイ
ル8はピンクッション状に歪んだ水平偏向磁界を発生
し、垂直偏向コイル9はバレル状に歪んだ垂直偏向磁界
を発生する。そして、水平偏向コイル8とファンネル部
4との間に磁界補正用素子6の一部分が入り込んでい
る。
磁界補正用素子6は、第4図に示すように偏平なL字
状の可撓性絶縁片10と、その一端部の一方の面に設けら
れた粘着剤層11と、脚部の他方の面にその長手方向が脚
部長方向となるように付設された短冊状の磁性体片12と
からなる。図示例における絶縁片10は、厚さ0.3〜0.8mm
のポリカーボネート透明板をL字状に裁断したもので、
その全長Lは6〜10cm、脚部長Hは2〜4.5cm、幅Wは
0.5〜1.5cmとなし得る。粘着剤層11は長さ1.5〜3cmの両
面粘着テープからなり、絶縁片10に対して柔軟なスポン
ジ状合成樹脂層13を介して貼り付けられている。また、
磁性体片12はフェライト粉末を樹脂で固めた厚さ0.2〜
0.5mm、長さ1.5〜3cm、幅3〜6cmのフェライトシートか
らなり、絶縁片10の脚部に接着剤で固着される。
かかる磁界補正用素子6が第3図に示すように組み込
まれると、磁性体片12は水平偏向コイル8の内面に当接
して、ビーム偏向磁界の分布を補正する。前記当接の位
置および向きは、後述するように個々の受像管装置のビ
ーム偏向特性に応じて適宜選択されるのであるが、この
選択ののち、粘着剤層11の部分でガラスバルブのファン
ネル部外面上に接着される。
本例では、絶縁片10に透明なものを用いているので、
前記接着の状態を確認するのに都合がよい。また、絶縁
片10が可撓性を有していることと、スポンジ状合成樹脂
層13を有せしめたこととによって、ファンネル部外面が
曲面であるにもかかわらず、磁界補正用素子6を安定に
保持せしめることができる。
第5図は電子銃の水平軸が偏向磁界の水平軸に対して
下方へずれている場合に生じるミスコンバーゼンスのパ
ターンを例示したもので、両サイドの電子ビームb,rに
よるラスタB,Rが上下において交差している。
このようなミスコンバーゼンスを補正するには、第6
図に示すように水平偏向コイル8の上部の両側内面に1
対の磁性体片12を対称的に配置する。このようにする
と、偏向磁界の水平軸がX−XからX′−X′まで下降
する。そして、電子ビームが画面の右半分で偏向される
場合を示す第6図を参照すれば明らかなように、磁力線
Mが各電子ビームb,g,rに作用する補正力F1,F2,F3は図
示矢印の向きをとるので、第5図に示すようなミスコン
バーゼンスをほぼ完全に解消させることができる。
偏向能率の低下が少なく、かつ精度の高い磁界分布補
正を行なわしめることが大切である。このためには、短
冊状磁性体片12の長手方向をコイル巻線と直交ないし交
差させるのがよい。また、水平偏向コイルの巻線幅を
a、時勢体片によって覆われる巻線幅をbとするとき、
b/a≧0.8であることが望ましい。補正力F1,F2,F3の大き
さを変えるのに、磁性体片12の幅を変えてもよいが、磁
性体片12の占める位置を偏向ヨークの軸方向に沿って移
動させてもよい。
第7図のパターンは、電子銃の水平軸が偏向磁界の水
平軸に対して傾斜している場合に起こるミスコンバーゼ
ンスを例示したものである。かかるミスコンバーゼンス
を補正するには、1対の磁性体片12を第8図に示すよう
に配置すればよい。この場合、偏向磁界の水平軸はX−
XからX′−X′に回転し、したがって電子ビームを画
面右側へ偏向させるとき、これに図示矢印の方向への力
が作用し、第7図に示すパターンのミスコンバーゼンス
を補正することができる。
発明の効果 本発明は、前述のように構成されるので、カラー受像
管に映出された画面上のミスコンバーゼンスを眺めなが
ら、ガラスバルブのファンネル部と水平偏向コイルとの
間に、磁界補正用素子をヨーク径大部側から挿入すれ
ば、前記素子の磁性体片によって所望の磁界補正作用が
得られ、電子銃軸のずれや回転によるミスコンバーゼン
スを比較的簡単に解消せしめ得る。また、かかる磁界補
正を行なったのち、粘着剤層の部分をファンネル部に押
し付けるだけで、安定した保持効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したカラー受像管装置の側断面
図、第2図および第3図は同装置の偏向ヨークと磁界補
正用素子との相対的関係を示す横断面図および側断面
図、第4図は同装置の磁界補正用素子の斜視図、第5図
はミスコンバーゼンスのパターンを示す図、第6図は磁
界補正用素子の作用を説明するための横断面図、第7図
はミスコンバーゼンスのいま一つのパターンを示す図、
第8図は磁界補正用素子の作用を説明するための横断面
図である。 4……ファンネル部、5……偏向ヨーク、6……磁界補
正用素子、10……絶縁片、11……粘着剤層、12……磁性
体片。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3つの電子ビーム放射口を水平一直線上に
    配列してなるインライン型カラー受像管と、このカラー
    受像管のガラスバルブのファンネル部外面上に装着され
    た偏向ヨークと、磁界補正用素子とを備えてなり、前記
    磁界補正用素子は、前記ファンネル部外面に接着される
    粘着剤層を一端部に有するL字状の絶縁片と、この絶縁
    片の脚部にその長手方向が脚部長方向となるように付設
    されて前記偏向ヨークの水平偏向コイルの内面側に入り
    込む短冊状の磁性体片とからなり、前記磁界補正素子が
    前記磁性体片の長手方向を前記水平偏向コイル巻線と直
    交ないし交差させて配置されることを特徴とするカラー
    受像管装置。
JP62150661A 1987-06-17 1987-06-17 カラ−受像管装置 Expired - Lifetime JP2543082B2 (ja)

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JPS63314745A JPS63314745A (ja) 1988-12-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56150173U (ja) * 1980-04-10 1981-11-11
JPS58187956U (ja) * 1982-06-09 1983-12-14 日本電気株式会社 カラ−ブラウン管

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JPS63314745A (ja) 1988-12-22

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