JP2542672B2 - 製麺装置の麺重量制御方法 - Google Patents

製麺装置の麺重量制御方法

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JP2542672B2 JP63101905A JP10190588A JP2542672B2 JP 2542672 B2 JP2542672 B2 JP 2542672B2 JP 63101905 A JP63101905 A JP 63101905A JP 10190588 A JP10190588 A JP 10190588A JP 2542672 B2 JP2542672 B2 JP 2542672B2
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浩明 梶
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、製麺圧延工程において、麺帯の物性変化を
とらえ、カット後の麺重量が一定になるようにするため
の制御方法に関するものである。
(従来技術) 従来、製麺工程においては、カット後の麺重量制御方
法は、オペレーターが、カット後の麺重量をランダムに
測定し、その結果により、手動でカットスピードを制御
したり、あるいはこれらの麺重量の変化を自動秤量器に
より検知し、カットスピードを制御するフィードバック
制御方式等であった。
(発明が解決しようとする課題) 従来の方法では、いずれも、以下の様な欠点が生じて
いた。
(1)麺重量が変動しても、軽量とならぬ様、予め規定
重量より多目の重量を設定しなければならず、このため
歩留りが悪かった、 (2)オペレーターが絶えず、重量検査を行い、カット
スピードを調整する必要があった。
(3)更には、フィードバック制御方式等でも、製麺工
程における麺帯厚及びその密度等の不規則な変動要因に
は、十分な対応ができず、重量規格外の製品発生を未然
に防ぐには不十分であった。その上、近年生産性の向上
から製麺装置は、一般に大型化、高速化が要求され、前
記欠点が原因となり、短時間で多大な損失が発生してし
まい、これらの欠点の解消が望まれていた。
本発明は、かかる欠点を解消すべく、製麺工程におけ
る諸要因を検知することにより、カット後の麺重量を一
定に保つようにした制御方法を提供することを目的とし
ている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成するために、麺重量の不規
則な変動が、麺生地の物性変化と何らかの相関関係にあ
ることに着目し、前もって麺帯のたるみ状態、製麺ロー
ルの回転数、麺帯の厚み及び/又は麺帯の光の透過率を
検知し、これを数値化することにより、これらの変化率
に応じて、製造の流れに沿った一定のタイムラグの後に
カットスピードの制御を行う方法である。
すなわち、本発明は、製麺装置に複数の製麺ロール対
を有する製麺圧延工程を設け、当該複数の製麺ロール対
と製麺ロール対の間において、麺帯たるみ状態の変位を
検知した後、該麺帯たるみ状態の変位の変化率に応じ
て、麺帯のカットスピードの制御を行い、カット後の麺
重量を一定に保持する製麺装置の麺重量の制御方法であ
る。
また、本発明の別の態様としては、製麺装置に複数の
製麺ロール対を有する製麺圧延工程を設け、当該一つま
たは二つ以上の製麺ロール対について、その回転数を矯
正することにより、麺帯のたるみ状態を矯正できる製麺
ロール対とし、当該矯正できる製麺ロール対のロールの
回転数の変位を検知した後、当該回転数の変位の変化率
に応じて、麺帯のカットスピードの制御を行い、カット
後の麺重量を一定に保持する製麺装置の麺重量の制御方
法である。
さらに、本発明の別の態様としては、前記複数の製麺
ロール対を有する製麺圧延工程において、さらに麺帯の
厚さまたは麺帯の光の透過量を測定し、それらの変位の
数値化により、当該変位の変化率と、麺帯たるみ状態の
変位の変化率または矯正できる製麺ロール対のロールの
回転数の変化率とを平均化して、当該平均変化率に応じ
て、麺帯のカットスピードの制御を行い、カット後の麺
重量を一定に保持する製麺装置の麺重量の制御方法であ
る。
さらに、また本発明の別の態様としては、製麺装置に
複数の製麺ロール対を有する製麺圧延工程を設け、当該
複数の製麺ロール対と製麺ロール対の間において、麺帯
たるみ状態の変位、矯正できる製麺ロール対のロールの
回転数の変位、麺帯厚さの変位および麺帯の光の透過量
の変位を検知し、それぞれの数値化により当該変位の変
化率を求め、さらに各変化率を平均化して、当該平均変
化率に応じて麺帯のカットスピードの制御を行い、カッ
ト後の麺重量を一定に保持する製麺装置の麺重量の制御
方法である。
なお、本発明における麺帯とは、図4に示すように、
製麺圧延工程中における、図中、No2で表される幅広の
麺のみならず、図中、No6で表される切り刃ロールによ
って切断された後の麺である麺線をも含むものである。
上記麺帯のたるみ状態及び麺帯厚等の不規則な変位を
検知する測定センサーは、光学式、レーザー式、超音波
式等、対象物の変位に相関した信号を出力するものであ
れば可能であり、しかもその測定精度が±0.01m/m程度
のものであればよい。更に、水分センサー、温度センサ
ーとして使用しうるものは、これらにより制御が可能で
ある。これらの測定センサーにより適性な状態における
上記麺帯のたるみ状態又は麺帯厚等の変位を検知し、予
め標準値としてこれらを数値化しておく。そして更にそ
の変位を検出し続け、所定のプログラムにより標準値と
比較し、その変化率からカットスピードの修正値をコン
ピューターにより求める。そして麺帯のたるみ状態及び
麺帯厚等の変位を検知してから麺がカットされるまでの
タイムラグを予め設定しておき、当該カットスピードの
修正値を、カットスピード入出力装置に出力するのであ
る。尚、これらの物性変化を測定センサーで検知し、コ
ンピューターで演算処理して、カットスピードを制御す
るまでの一連の処理は、一定の比較的短いサイクルで繰
り返し行い、カットスピードの制御精度を高めるもので
ある。
即ち、本発明は、カットスピードの制御を予め前工程
である圧延工程において麺帯の物性変化を検知して行
う、いわゆるフィードフォクード制御閉ループとなって
いる。
これをフローチャートで示すと第1図のとおりであ
る。
本発明の方法を第4図により説明すると、麺帯2が複
数の製麺ロール2を通過することによって規定の厚さに
圧延され、その後切刃ロール5により麺線6となる。こ
の麺線6はコンベヤーにより運ばれ、このコンベヤー末
端にあるカッター7によりカットされて所定の麺重量の
カット麺とされ、その後他のコンベヤーにより運ばれて
包装製品化される。
本発明においては、麺帯たるみ状態測定センサー3又
は/及び麺帯厚み若しくは光透過量測定センサー4を用
いて圧延中の麺帯のたるみ状態、麺帯の厚み又は/及び
麺帯の光透過量を測定し、この測定値をコンピューター
8に導入してあらかじめ設定された標準値と比較し、こ
の標準値の対する変位を算出し、この検出された変位を
標準値と比較することにより変位の変化率を得、この変
化率からカッター7のカットスピードの修正値を得、こ
の修正値によりカッター7のカットスピードを調整して
均一な麺重量のカット麺を連続的に製造する。
(実施例) 以下、本発明を実施例により説明する。
(実施例1) 麺帯の物性変化即ち麺帯のたるみ状態の変位を光学式
センサーで検知し、予め標準値として設定しておく。そ
してさらにこの変位を検知し続け、標準値との比較演算
をコンピューターにより行ない変化率として求める。こ
の変化率からカットスピードの修正値を求め、さらに周
波数出力値に変換してインバータに出力し、カットスピ
ードの制御を行なうものである。
この結果を第3図(B)に示す。麺帯の物性変化値に
対応したカットスピードの制御を一定のタイムラグの後
に実施することにより、カット後の麺重量の値が、ほぼ
一定に維持されている。
尚、麺帯厚又は麺帯の光の透過量各々の変位を検知し
て、これ等を麺帯の物性変化としてとらえ、カットスピ
ードを制御する場合も、前記同様のトレンドを示した。
(実施例2) 前記した麺帯のたるみ状態及び麺帯厚及び光の透過量
を組み合わせた制御方法では、前記方法と同様にして、
三者それぞれの標準値を求めさらにそれぞれの変化率を
求める。そして各々の変化率の比較を行ない信頼性の低
い変化率すなわち他の変化率値と比べて極端にはずれた
値例えば、±0.5以上の値を示したものはオミットする
などの処理を行なった後に残りの変化率の平均を求め、
この変化率でカットスピードの修正値を求める。後は前
記と同様の処理をして、麺帯の物性変化を複数のデータ
から制御する。このため、三者のうちのいずれかが、極
端にはずれた数値を示したとしても、他の変化率値を採
用することにより大きな誤差を生ずることなく、安定し
た制御を絶えず実施することができる。
このフローチャートを第2図に示す。
(比較例) 状来の一般的方法では、十分に麺生地の物性変化が反
映されない面があった。即ち、物性がすでに変化しても
これに対応した制御がなされなかった。この場合を想定
して、カットスピードを一定に維持しておいたときの麺
帯の物性変化とカット後の麺重量の変化を最終製品の変
化としてとらえ自動秤量器で計り2分間ごとの平均重量
を求めトレンドしたものを第3図(A)図に示す。な
お、麺帯の物性変化値は、麺帯のたるみ状態の変化から
求めたものであり、カットスピードの変化を回転数とし
て求めたものである。
この結果は、麺帯の物性変化値と、麺重量の変動値
は、一定のタイムラグを経て、その変化に対応した相関
関係があることを示している。
又麺帯の物性変化値は、麺帯厚の変化から求めても同
様の傾向であった。
(発明の効果) 本発明は、従来のフィードバック方式と比較して以下
の様な利点がある。
(1)カット後の麺重量がほぼ一定に維持され歩留り
が、大巾に向上した。
(2)このため、規格外製品が大巾に減少し、作業性が
向上した。
(3)カットスピード制御の自動化によりオペレーター
の労力が、削減され省人化になった。
(4)麺帯の物性変化が検知可能となり、これ等により
原材料及び製造管理が容易になった。
(5)既設ラインに容易に設置できる制御システムであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一つの制御方法を説明するためのフ
ローチャートである。 第2図は、本発明の他の制御方法(複合システム)を説
明するためのフローチャートである。 第3図は、麺帯の物性変化に対するカット後の麺重量の
変化を示す。 (A)……比較例 (B)……本発明の一実施例 第4図は、製麺装置の全体概要図である。 1……製麺ロール、2……麺帯、3……麺帯たるみ状態
測定センサー、4……麺帯厚み又は光の透過量測定セン
サー、5……切刃ロール、6……麺線、7……カッタ
ー、8……コンピューター、9……カットスピード入出
力装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製麺装置に複数の製麺ロール対を有する製
    麺圧延工程を設け、当該複数の製麺ロール対と製麺ロー
    ル対の間において、麺帯たるみ状態の変位を検知した
    後、該麺帯たるみ状態の変位の変化率に応じて、麺帯の
    カットスピードの制御を行い、カット後の麺重量を一定
    に保持する製麺装置の麺重量の制御方法。
  2. 【請求項2】製麺装置に複数の製麺ロール対を有する製
    麺圧延工程を設け、当該一つまたは二つ以上の製麺ロー
    ル対について、その回転数を矯正することにより、麺帯
    のたるみ状態を矯正できる製麺ロール対とし、当該矯正
    できる製麺ロール対のロールの回転数の変位を検知した
    後、当該回転数の変位の変化率に応じて、麺帯のカット
    スピードの制御を行い、カット後の麺重量を一定に保持
    する製麺装置の麺重量の制御方法。
  3. 【請求項3】前記複数の製麺ロール対を有する製麺圧延
    工程において、さらに麺帯の厚さの変位を検知し、それ
    の数値化により当該変位の変化率と、前記麺帯たるみ状
    態の変化率または矯正できる製麺ロール対のロールの回
    転数の変化率とを平均化し、その平均変化率に応じて、
    麺帯のカットスピードの制御を行い、カット後の麺重量
    を一定に保持する、請求項1または2に記載の製麺装置
    の麺重量の制御方法。
  4. 【請求項4】前記複数の製麺ロール対を有する製麺圧延
    工程において、さらに麺帯の光の透過量の変位を検知
    し、それの数値化により当該変位の変化率と、前記麺帯
    たるみ状態の変化率または矯正できる製麺ロール対のロ
    ールの回転数の変化率とを平均化し、その平均変化率に
    応じて、麺帯のカットスピードと制御を行い、カット後
    の麺重量を一定に保持する、請求項1または2に記載の
    製麺装置の麺重量の制御方法。
  5. 【請求項5】製麺装置に複数の製麺ロール対を有する製
    麺圧延工程を設け、当該複数の製麺ロール対と製麺ロー
    ル対の間において、麺帯たるみ状態の変位、矯正できる
    製麺ロール対のロールの回転数の変位、麺帯厚さの変位
    および麺帯の光の透過量の変位を検知し、それぞれの数
    値化により当該変位の変化率を求め、さらに各変化率を
    平均化して、当該平均変化率に応じて麺帯のカットスピ
    ードの制御を行い、カット後の麺重量を一定に保持する
    製麺装置の麺重量の制御方法。
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