JP2542335B2 - Pcカ―テンウォ―ル一体型バルコニ― - Google Patents

Pcカ―テンウォ―ル一体型バルコニ―

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JP2542335B2 JP5295919A JP29591993A JP2542335B2 JP 2542335 B2 JP2542335 B2 JP 2542335B2 JP 5295919 A JP5295919 A JP 5295919A JP 29591993 A JP29591993 A JP 29591993A JP 2542335 B2 JP2542335 B2 JP 2542335B2
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章 津梅
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泰介 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCカーテンウォール
構造の建築物に設置されるPCカーテンウォール一体型
バルコニーに関するものであり、より詳細には、主要構
造体が負担する荷重の軽減、工期の短縮及び施工工事費
の低減を図るとともに、施工精度及び作業の安全性を向
上させることができるPCカーテンウォール一体型バル
コニーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築基準法及び消防法の規定、或いは、
地区条例又は所轄消防署等の行政指導などにより、或る
種の建築物又は構築物には、避難用バルコニー又は非常
用進入口などを設置しなければならない。例えば、関西
地区に建設される超高層ホテルは一般に、所謂2方向避
難を確保すべく、原則として避難用バルコニーの設置を
義務付けられている。また、建築基準法に基づき、所定
の高さ範囲の階には、消防隊の非常用進入口を外壁面に
設置しなければならず、非常用進入口は、所定の奥行き
及び幅員を有するバルコニーにより構成される。
【0003】他方、中高層建築物の構造として、PC
(プレキャストコンクリート)カーテンウォール構造が
広く実用に供されている。一般に、PCカーテンウォー
ル構造においては、予め工場又は現場内製作にて所定の
形状に成形された鉄筋コンクリート構造板の壁体、即
ち、PCカーテンウォールが、所定の施工法に従って、
S構造(鋼構造)又はSRC(鉄骨鉄筋コンクリート構
造)等の主要構造体、例えば、柱、梁及び床版等に取付
けられる。かかるPCカーテンウォール構造の建築物に
対して避難用バルコニー等のバルコニーを設置する場
合、バルコニーは、現場施工によるRC(鉄筋コンクリ
ート)の構造体、或いは、PC板の組立体などにより主
要構造体と一体的に施工される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造に係るバルコニーは、バルコニーの影によって建築物
の外壁面に比較的明確な陰影を与え、建築物の水平ライ
ンを視覚的に強調する。このため、かようなバルコニー
は、建築物を比較的平凡且つ単調な意匠の建物として印
象付けてしまう傾向がある。しかも、RC又はPC製の
バルコニーは、比較的自重が大きく、この結果、過大な
長期荷重が柱、梁及び基礎等の主要構造体に課せられ、
主要構造体の建設費が増大してしまう。加えて、現場施
工によるRC製又はPC製のバルコニーは、資材の揚重
量及び揚重回数を増大させるとともに、高所作業を伴う
仕上工程及び仕上面積を増加させることから、工期が長
期化し且つ施工工事費が増大するばかりでなく、施工精
度及び作業員の安全を確保する上で、望ましくない。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、主要構造体が負担
する長期荷重を軽減し、工期の短縮及び施工工事費の低
減を図り、更に、施工精度及び作業の安全性を向上させ
ることができるPCカーテンウォール一体型バルコニー
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、PCカーテンウォール構造の建
築物に設置されるPCカーテンウォールと、PCカーテ
ンウォールに取り付けられるバルコニーとからなるPC
カーテンウォール一体型バルコニーであって、PCカー
テンウォールは、PCカーテンウォールにバルコニーを
取り付けるために、PCカーテンウォールの外壁面に予
め一体的に設けられたバルコニー支持部材を有し、バル
コニーは、床材と、床材を支持する金属製の床骨組と、
該床骨組から上方に延びる金属製の手摺子と、該手摺子
の上部に取付けられる金属製の手摺とを有し、前記床骨
組はバルコニー支持部材に対して固着される基端部を備
えていることを特徴とするPCカーテンウォール一体型
バルコニーを提供する。
【0007】本発明の上記構成によれば、PCカーテン
ウォールは、工場製作等により予め埋設され且つ一体的
に取付けられたバルコニー支持部材を備える。バルコニ
ーユニットと別体のPCカーテンウォールは、比較的容
易に輸送され、現場搬入され、或いは、現場内で所定の
作業場に移送される。バルコニーの床骨組、手摺子及び
手摺は、工場製作、地上作業又は低所作業により、容易
に組立てられ、所望により仕上を施される。組立てられ
た金属製バルコニーの基端部は、PCカーテンウォール
のバルコニー支持部材に対して、地上作業又は低所作業
により一体的に組付けられ、所望により、シーリング処
理又は耐候処理が組付部に施される。かくして一体的に
組付けられたPCカーテンウォール及びバルコニーユニ
ットは、クレーン等の昇降装置又は揚重装置によって、
中高層階の所定の取付け部位に荷揚げされ、建築物の主
要構造体に取付けられる。
【0008】本発明のPCカーテンウォール一体型バル
コニーは、比較的自重が小さい金属製のバルコニーであ
る。従って、主要構造体が負担する荷重は軽減し、構造
体の建設費は抑制される。また、上記構成のバルコニー
は、資材の揚重量及び揚重回数を軽減するとともに、高
所作業の工数を低減するので、工期の短縮及び施工工事
費の低減に寄与し、しかも、施工精度を高め、作業員の
安全性を向上させる。
【0009】好ましくは、上記床材は、光線を通過させ
る開口を有する有孔部材、例えば、グレーチングからな
る。これにより、バルコニーの影による外壁面の陰影を
視覚的に希薄にし、建築物本来の意匠を強調する。本発
明の好ましい実施態様によれば、手摺子及び手摺は、不
錆鋼で作られた線型部材、例えば、ステンレス鋼製の角
パイプからなる。これにより、手摺子及び手摺の構造が
簡素化されるとともに、耐候性処理のための工程が簡略
化される。
【0010】好ましくは、相互に隣接するPCカーテン
ウォールの相互連結部に相応するバルコニーの端部分に
は、対向するバルコニーの端部分との間に、所定のクリ
アランスが設けられる。これにより、カーテンウォール
の相対変位、層間変位又は短期挙動に応じたバルコニー
の変位又は挙動が可能となる。更に好ましくは、PCカ
ーテンウォールに設けられるバルコニー支持部材は、P
Cカーテンウォールの打設時に埋設されるアンカープレ
ートを有し、該アンカープレートは、床骨組の基端部を
係止可能な係止手段、例えば、アンカープレートに植設
され且つ床骨組の基端部に締結される支持ボルトを備え
る。
【0011】本発明の或る実施態様においては、資材、
備品又は機器等を建物内に搬入するために、手摺子及び
手摺は、少なくとも部分的且つ過渡的に取外し可能に設
計される。本発明の他の実施態様においては、バルコニ
ーは、同様な目的のために、手摺子及び手摺の開閉部
分、例えば、開閉扉を有する。本発明の他の実施態様に
おいては、上下方向の避難のために、避難用ハッチが床
部分に配設される。
【0012】本発明は又、他の観点より、床材と、該床
材を支持する金属製の床骨組と、該床骨組から上方に延
びる金属製の手摺子と、該手摺子の上部に取付けられる
金属製の手摺とを備えたバルコニーユニットと、該バル
コニーユニットが組付けられるPCカーテンウォールと
を有し、該PCカーテンウォールの外壁面には、前記バ
ルコニーユニットを支持するためのバルコニー支持部材
が予め一体的に埋設されており、前記床骨組は、前記バ
ルコニー支持部材に固定される基端部を備えているカー
テンウォールユニットを提供する。
【0013】本発明は、更に他の観点より、PCカーテ
ンウォール構造の建築物にバルコニーを設置するバルコ
ニー施工方法において、床材を支持する金属製の床骨組
と、該床骨組から上方に延びる金属製の手摺子と、該手
摺子の上部に取付けられる金属製の手摺とを有するバル
コニーユニットを工場、地上又は低所の作業で組立て、
前記床骨組の基端部を、PCカーテンウォールの外壁面
に予め一体的に設けられたバルコニー支持部材に対して
固定した後、PCカーテンウォールを所定の施工部位に
移送し、該PCカーテンウォールを建築物の主要構造体
に取付けることを特徴とするバルコニー施工方法を提供
する。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好ましい実
施例について詳細に説明する。図1は、PCカーテンウ
ォールを示す正面図であり、図2は、PCカーテンウォ
ールに組付けられた本発明の実施例に係るバルコニーユ
ニットを示す縦断面図である。図1に示すように、PC
カーテンウォール1は、PC工場にて予め所定の形状に
成形されたRC製の外壁であり、工事現場に輸送され、
現場内の所定の作業場に搬入される。PCカーテンウォ
ール1は、建築物の主要構造部、例えば、柱、梁、床板
等のブラケットに連結される接続部(図示せず)を裏面
に備えており、接続部は、PC工場にてPCカーテンウ
ォール1に一体的に埋設された各種インサート類を有す
る。また、図示されたPCカーテンウォール1の正面、
即ち、外壁面には、外装用タイル6が、PC板製作時に
既にコンクリートに打ち込まれている。更に、PCカー
テンウォール1の中央領域には、窓用開口部2が形成さ
れ、窓用開口部2には、窓枠を構成するサッシュ4が、
PC板製作時に既に打ち込まれ、或いは、現場搬入後に
後付けされている。
【0015】幅員方向に所定の間隔を隔てた複数のアン
カープレート10が、PCカーテンウォール1の下部に
配設される。アンカープレート10は、PC板製作時に
コンクリートに埋設され、PCカーテンウォール10内
のアンカー配筋に溶接されている。アンカープレート1
0の外表面は、外壁面と実質的に面一又は外壁面から若
干後退した垂直な平面を構成し、アンカープレート10
の外表面には、上下方向に所定の間隔を隔てた一対の支
持ボルト12が植設されている。かかるアンカープレー
ト10は、バルコニーユニットの支持部材を構成する。
【0016】図2に示す如く、バルコニーユニット20
は、床材30を支持する床骨組22と、手摺34を支持
する手摺子32とを備えている。床材30は、ステンレ
ス鋼製のグレーチングからなり、グレーチングの格子状
開口は、日射光を直接又は間接的に通過させる。床骨組
22は、PCカーテンウォール1の外壁面に実質的に水
平に突設される片持ち梁23と、PCカーテンウォール
1の幅員方向に延びる小梁24と、床材30を支持する
ためのブラケット26とを備える。PCカーテンウォー
ル1に隣接する片持ち梁23の基端部には、垂直に延び
るベースプレート28が一体的に固定され、ベースプレ
ート28は、アンカープレート10の支持ボルト12に
相応する位置に一対のボルト孔を備えている。該ボルト
孔には、支持ボルト12が夫々挿通される。ベースプレ
ート28は、支持ボルト12にナット13を締結するこ
とにより、アンカープレート10に対して一体的に固着
される。
【0017】小梁24は、片持ち梁22の先端部に固定
され、PCカーテンウォール1の外壁と平行に延在して
いる。小梁24の上面には、PCカーテンウォール1の
幅員方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の手摺子
32が垂直に植設されてる。手摺子32の上端部には、
PCカーテンウォール1の外壁と平行に延びる手摺34
が固定される。床骨組22及び手摺34の幅員方向の寸
法は、PCカーテンウォール1の幅員と略同一の寸法に
設定されるが、望ましくは、PCカーテンウォール1の
相対変位、層間変位及び短期挙動を考慮し、隣接する他
のバルコニーユニットの端部分との間に所定のクリアラ
ンスを確保し得る寸法に設定される。
【0018】床骨組22を構成する片持ち梁23及び小
梁24は、ステンレス鋼の構造材からなり、ブラケット
26は、ステンレス鋼製のアングル材からなる。また、
手摺子32及び手摺34は、ステンレス鋼製の角パイプ
材からなり、床材30は、上述の如く、ステンレス鋼製
のグレーチングからなる。従って、バルコニーユニット
20は、格別の防錆処理及び仕上塗装を施すことなく、
PCカーテンウォール1に取付けられる。
【0019】次に、上記PCカーテンウォール1及びバ
ルコニーユニット20の施工方法について説明する。P
C工場で製作され、施工現場に輸送されたPCカーテン
ウォール1は、現場に搬入され、所定の作業場に移送さ
れる。また、バルコニーユニット20は、現場内の所定
の作業場にて、床骨組22、床材30、手摺子32及び
手摺34からなる一体的なユニットとして組立てられ
る。かくして組立てられたバルコニーユニット20は、
PCカーテンウォール1の外壁面に取付けられる。より
詳細には、アンカープレート10の支持ボルト12がベ
ースプレート28のボルト孔に挿通され、支持ボルト1
2にナット13が締結され、これにより、ベースプレー
ト28がアンカープレート10に固着される。更に、ベ
ースプレート28の周囲に形成された溝部又は段部に、
シーリング材29が充填され、耐水処理が施される。
【0020】バルコニーユニット20を取付けたPCカ
ーテンウォール1は、クレーン等の揚重装置又は昇降装
置によって吊り上げられ、被施工部位を有する所定の中
層階又は上層階の外壁面に移送される。次いで、PCカ
ーテンウォール1は、一般的な工法に従って、接続部を
介して建築物の主要構造体に取付けられる。
【0021】図3は、本発明の他の実施例に係るPCカ
ーテンウォール一体型バルコニーの縦断面図である。図
3において、図1及び図2に示す実施例と同一又は同様
な部材又は部位には、同じ参照符号が付されている。本
例のバルコニーユニット20は、外壁面からの突出量、
即ち、床骨組22の片持ち長さが比較的大きく設定され
ており、避難用ハッチ40が床部分に配設される。避難
用ハッチ40は、小梁24とブラケット42とによっ
て、床骨組22の所定の部位に取付けられる。また、ア
ンカープレート10は、支持ボルト14を夫々螺入可能
な一対のボルト孔付きインサート16を備えており、イ
ンサート16は、PC板製作時にPCカーテンウォール
内に埋設される。ベースプレート28に挿通された支持
ボルト14が、インサート16のボルト孔に締結され、
これにより、ベースプレート28はアンカープレート1
0に固定される。その他の構造については、図1及び図
2に示す実施例と実質的に同一であるので、更なる詳細
な説明は省略する。
【0022】なお、上記実施例では、バルコニーユニッ
ト20の構成要素は、ステンレス鋼材により製作されて
いるが、これらの構成要素をアルミニウム鋼材や、樹脂
被覆された鉄鋼材により製作しても良い。また、上記実
施例においては、片持ち梁23をPCカーテンウォール
1に取付けるために、支持ボルト12を用いているが、
片持ち梁23の基部をアンカープレート10に溶接して
も良い。更に、PCカーテンウォールは、工場製作され
たPC板に限定されず、現場製作によるPC板であって
も良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のPCカーテ
ンウォール一体型バルコニーは、比較的自重が小さい金
属製のものであり、主要構造体がバルコニーから受ける
長期荷重及び施工時のバルコニー関連資材の揚重量が軽
減される。しかも、バルコニーは、安全且つ確実な工場
作業、地上作業又は低所作業により、PCカーテンウォ
ールに組付けられ、中層階又は高層階に揚重され、主要
構造体に取付けられる。従って、本発明によれば、主要
構造体が負担するバルコニーの荷重が軽減し、建設費が
抑制されるとともに、バルコニーの施工に伴う揚重量、
揚重回数及び高所作業工数が低減し、工期の短縮及び施
工工事費の低減を図ることができる。しかも、高所作業
工数の低減により、施工精度及び作業の安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】PCカーテンウォールを示す正面図である。
【図2】PCカーテンウォールに組付けられた本発明の
実施例に係るバルコニーを示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るPCカーテンウォー
ル一体型バルコニーの縦断面図である。
【符号の説明】
1 PCカーテンウォール 10 アンカープレート 12 支持ボルト 20 バルコニーユニット 22 床骨組 28 ベースプレート 30 床材 32 手摺子 34 手摺
フロントページの続き (72)発明者 岸 明彦 埼玉県浦和市常磐9−3−14 (72)発明者 佐々木 泰介 大阪市北区大淀南1丁目4番15号 株式 会社青木建設内 (72)発明者 森竹 敏朗 大阪市北区大淀南1丁目4番15号 株式 会社青木建設内

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCカーテンウォール構造の建築物に設
    置されるPCカーテンウォールと、PCカーテンウォー
    ルに取り付けられるバルコニーとからなるPCカーテン
    ウォール一体型バルコニーであって、 PCカーテンウォールは、PCカーテンウォールにバル
    コニーを取り付けるために、PCカーテンウォールの外
    壁面に予め一体的に設けられたバルコニー支持部材を有
    し、 バルコニーは、床材と、床材を支持する金属製の床骨組
    と、該床骨組から上方に延びる金属製の手摺子と、該手
    摺子の上部に取付けられる金属製の手摺とを有し、前記
    床骨組はバルコニー支持部材に対して固着される基端部
    を備えていることを特徴とするPCカーテンウォール一
    体型バルコニー。
  2. 【請求項2】 前記床材は、光線を通過させる開口を有
    する有孔部材からなることを特徴とする請求項1に記載
    のPCカーテンウォール一体型バルコニー。
  3. 【請求項3】 相互に隣接するPCカーテンウォールの
    相互連結部に相応するバルコニーの端部分には、対向す
    るバルコニーの端部分との間に、所定のクリアランスが
    設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のP
    Cカーテンウォール一体型バルコニー。
  4. 【請求項4】 PCカーテンウォールに設けられるバル
    コニー支持部材は、PCカーテンウォールの打設時に埋
    設されるアンカープレートを有し、該アンカープレート
    は、床骨組の基端部を係止可能な係止手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のP
    Cカーテンウォール一体型バルコニー。
  5. 【請求項5】 床材と、該床材を支持する金属製の床骨
    組と、該床骨組から上方に延びる金属製の手摺子と、該
    手摺子の上部に取付けられる金属製の手摺とを備えたバ
    ルコニーユニットと、 該バルコニーユニットが組付けられるPCカーテンウォ
    ールとを有し、 該PCカーテンウォールの外壁面には、前記バルコニー
    ユニットを支持するためのバルコニー支持部材が予め一
    体的に埋設されており、前記床骨組は、前記バルコニー
    支持部材に固定される基端部を備えていることを特徴と
    するカーテンウォールユニット。
  6. 【請求項6】 PCカーテンウォール構造の建築物にバ
    ルコニーを設置するバルコニー施工方法において、 床材を支持する金属製の床骨組と、該床骨組から上方に
    延びる金属製の手摺子と、該手摺子の上部に取付けられ
    る金属製の手摺とを有するバルコニーユニットを工場、
    地上又は低所の作業で組立て、 前記床骨組の基端部を、PCカーテンウォールの外壁面
    に予め一体的に設けられたバルコニー支持部材に対して
    固定した後、PCカーテンウォールを所定の施工部位に
    移送し、該PCカーテンウォールを建築物の主要構造体
    に取付けることを特徴とするバルコニー施工方法。
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