JP2541611Y2 - 引違い戸 - Google Patents

引違い戸

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JP2541611Y2
JP2541611Y2 JP5691U JP5691U JP2541611Y2 JP 2541611 Y2 JP2541611 Y2 JP 2541611Y2 JP 5691 U JP5691 U JP 5691U JP 5691 U JP5691 U JP 5691U JP 2541611 Y2 JP2541611 Y2 JP 2541611Y2
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JP
Japan
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door
steel
fire
sliding
opening
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JP5691U
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真司 吉野
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Sanwa Shutter Corp
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Sanwa Shutter Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は戸体の戸先半部をガラス
戸とし、戸尻半部を鋼製戸で形成し、両者の特長を利用
できるようにした引違い戸に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の家屋のベランダその他屋外に面す
る開口部には、サッシ戸の外に、それに平行に鋼製板戸
等による雨戸等を施す場合が多い。また、一般の出入口
に施す防火戸にあっては、骨組を鉄製として両面に所定
厚さ以上の鉄板を張った戸、鉄製で鉄板の厚さが所定以
上の戸など、法規で規制された所定の防火性能を有する
戸で構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
雨戸等を施す開口部の場合においては、雨戸等のために
戸袋その他格納所を必要とするし、また開閉が2重手間
になる患わしさがあった。
【0004】さらに、後者の防火戸の場合において
は、、透視性がなく、戸越しに前方が見えず、また、採
光もできなかったので、異和感があり、通常の戸とは区
別され、平常時は開放状態にしておき、火災時にのみ使
用するようにして、通常の戸と併用している場合が多い
状況にあった。
【0005】本考案は、このような状況に鑑み、創案さ
れたもので、その目的とするところは、別途雨戸等の鋼
製板戸やそのための戸袋を用意することなく、戸体の開
閉操作のみで、雨戸等鋼製板戸閉鎖とガラス戸閉鎖の切
替えが可能な引違い戸、また、所定の防火性能を有する
と共に、透視性があって、戸越しに前方が見られ、採光
性もあり、平常時の出入口用の戸として利用しても特に
異和感のない防火戸にも構成できる引違い戸の提供にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、建物開口部を
開閉するようにした2枚引違い戸の各戸体の戸先半部を
ガラス戸で、戸尻半部を鋼製戸で形成し、各戸体全閉時
には、前記鋼製戸が重合状となるように配設すると共
に、建物開口部の中央には、前記戸尻側鋼製戸と略同幅
の鋼製パネル体を各戸体間に立設固定したことを特徴と
する引違い戸、またさらに、前記鋼製戸と鋼製パネル体
を所定の防火性能を有する防火戸に構成したことを特徴
とする引違い戸であって、戸体の開閉操作のみで、昼間
時または平常時には、透視性や採光性のあるガラス戸部
分で通常の出入口を構成して閉鎖でき、夜間時や降雨時
または火災時には、鋼製戸部分で出入口を閉鎖して雨戸
または防火戸として使用することができる。
【0007】
【実施例】図1は出入開口部に施した本考案実施例の防
火戸の平常時における外観斜視図、図2は図1の防火戸
の火災時における外観斜視図、図3は図1のIII−I
II線に沿う平断面図、図4は図2のIV−IV線に沿
う平断面図であり、符号は各図に共通である。
【0008】1は戸枠で、この戸枠1内に施された本考
案実施例の防火戸Aは、左右対称に形成した1対の戸体
即ち引戸2,3を、戸枠1で構成される開口部の中央部
に上下固定した鋼製パネル体4を前後から挾む形に配置
してある。
【0009】一方の図示手前側の引戸2は、鋼板戸部5
と、その左側即ち戸先側に連設したガラス戸部6とから
成り、他方の図示奥側の引戸3は、鋼板戸部7と、その
右側即ち戸先側に連設したガラス戸部8とから成り、両
引戸2,3は、それぞれ、公知の電動手段により開閉す
るようにした吊戸形式に構成してある。この公知の電動
手段は、引戸2,3の上方の駆動部9に内蔵され、駆動
モータと、この駆動モータと従動プーリ間に張架され、
且つ引戸2,3の吊金具を拘持するタイミングベルト
と、戻しバネとを備えたものである。なお、この電動手
段は、火災時や停電時に備えて、手動手段にも切替えら
れるようにしてある。
【0010】前記鋼製パネル体4と両引戸2,3の戸尻
側の鋼板戸部5及び鋼板戸部7は、それぞれ、甲種防火
戸の規定を満たす1.5mm以上の厚さを有する鋼板で形
成されており、また、それぞれ同幅で、戸枠内開口部幅
の1/3より若干大きくしてあり、後記するように、出
入口開口部を鋼板部分で閉鎖した時、常に隣接する鋼板
部分の端部が重合するようにしてある。
【0011】鋼製パネル体4の左右は出入可能な開口部
10,11を形成するが、この防火戸Aの場合、図示左
方の開口部10を平常時の一般出入口とし、引戸2のガ
ラス戸部6で閉鎖するようにしてあり、この開口部10
の上方の駆動部9表面に赤外線センサによる光線スイッ
チ12を取り付け、人の出入に際し、この光線スイッチ
12の人体検知により引戸2を自動開閉できるようにし
てある。
【0012】また、図示右方の開口部11については、
平常時は引戸3のガラス戸部8によって閉鎖するように
し、近傍の壁部に取り付けたタッチスイッチ13により
開閉できるようにしてある。この開口部11は、タッチ
スイッチ13をロック状態とし、単純に閉鎖しておいて
もよいし、ショーウィンドーとして利用してもよい。な
お、安全のため、一方の引戸を開閉する際、他方の引戸
のスイッチはロックされるようにしてある。
【0013】以上のように防火戸に構成した本考案実施
例の引違い戸にあっては、図1及び図3に示したよう
に、引戸2は、光線スイッチ12が作動しない状況では
ガラス戸部6が開口部10を閉鎖するようにバネ付勢さ
れ、光線スイッチ12の人体検知により、電動操作され
て開かれる。また、引戸3については、ガラス戸部8が
開口部11を閉鎖するようにバネ付勢され、出入時に
は、人がタッチスイッチ13に手を触れることにより電
動操作により開かれる。即ち、平常時は、ガラス戸部
6,8が出入口となるので、異和感なく利用され得る。
【0014】また、火災時には、図2及び図4に示した
ように、両引戸2,3を電動操作で平常時の開放状態と
し、開口部10は引戸3の鋼板戸部7で閉鎖し、開口部
11は引戸2の鋼板戸部5で閉鎖した状態で駆動部9を
停止させるか、または、駆動部9を手動操作に切り替え
て、手動で両引戸を前記状態とすることにより、鋼板戸
部5と鋼板戸部7と固定戸4とが端部を重合した形で開
口部を全面閉鎖する一体の防火戸を形成し、甲種防火戸
として機能する。
【0015】本考案実施例におけるガラス戸部は防火性
能とは直接関係はないので、デザインの変更は自由で多
様性があり、鋼板戸部との色彩のコントラストを楽しむ
こともできる。また、本考案によれば、特にガラス付き
が認められなかった甲種防火戸についても、平常時には
透視性や採光性を有するガラス戸部を活用できるので、
異和感なく一般出入口に通常の戸として適用できる。
【0016】本考案の引違い戸は前記した雨戸や防火戸
に限定することなく、一般の事務室その他の部屋の開口
部にも利用することができるのは勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上のように、本考案の引違い戸は、戸
としてのデザインの多様化が可能であると共に、ベラン
ダ等の開口部に施しても、単なる戸体の開閉操作のみ
で、昼間時は出入口を透視性や採光性等をもつガラス戸
で構成でき、夜間時あるいは強雨時には、鋼製戸及び鋼
製パネル体で閉鎖するように切替えができ、別途雨戸や
そのための戸袋など格納所を必要としない。特に、前記
の鋼製戸及び鋼製パネル体を所定の防火性能を有する鋼
製戸とすれば、平常時は出入口をガラス戸閉鎖とするこ
とにより、ガラス戸としての透視性や採光性等が生か
せ、戸越しに前方を見ることもでき、採光も可能とな
り、一般出入口用の戸として特に異和感なく利用できる
と共に、火災時には所定の防火性能を有する鋼製戸及び
鋼製パネル体部分で開口部を全面閉鎖し、十分な防火性
能を機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】出入開口部に施した本考案実施例の防火戸の平
常時における外観斜視図である。
【図2】図1の防火戸の火災時における外観斜視図であ
る。
【図3】図1のIII−III線に沿う平断面図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線に沿う平断面図である。
【符号の説明】
A 防火戸 1 戸枠 2 引戸 3 引戸 4 鋼製パネル体 5 鋼板戸部 6 ガラス戸部 7 鋼板戸部 8 ガラス戸部 9 駆動部 10 開口部 11 開口部 12 光線スイッチ 13 タッチスイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物開口部を開閉するようにした2枚
    引違い戸の各戸体の戸先半部をガラス戸で、戸尻半部を
    鋼製戸で形成し、各戸体全閉時には、前記鋼製戸が重合
    状となるように配設すると共に、建物開口部の中央に
    は、前記戸尻側鋼製戸と略同幅の鋼製パネル体を各戸体
    間に立設固定したことを特徴とする引違い戸。
  2. 【請求項2】 前記鋼製戸と鋼製パネル体を所定の防
    火性能を有する防火戸に構成したことを特徴とする請求
    項1記載の引違い戸。
JP5691U 1991-01-07 1991-01-07 引違い戸 Expired - Lifetime JP2541611Y2 (ja)

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JP6821884B1 (ja) * 2020-09-25 2021-01-27 株式会社日立プラントコンストラクション 扉体閉止装置

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