JP2541335Y2 - 乳房マッサ−ジ練習用模型 - Google Patents

乳房マッサ−ジ練習用模型

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JP2541335Y2
JP2541335Y2 JP8949591U JP8949591U JP2541335Y2 JP 2541335 Y2 JP2541335 Y2 JP 2541335Y2 JP 8949591 U JP8949591 U JP 8949591U JP 8949591 U JP8949591 U JP 8949591U JP 2541335 Y2 JP2541335 Y2 JP 2541335Y2
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伸二 奥山
俊一 竹ノ下
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Koken Co Ltd
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Koken Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は女性乳房の機能の維持、
改善のために使用される乳房マッサ−ジ練習用模型に関
し、特に自己管理によって指圧練習を行なえるようにし
た乳房マッサ−ジ練習用模型に関する。
【0002】
【従来の技術】出産後の女性乳房の機能(例えば母乳分
泌)を維持、改善するためには乳房のマッサ−ジが有効
であり、従来からそのマッサ−ジの技術を習得するため
練習用の模型がいくつか提案されている。しかしながら
従来の模型では、乳房の内部構造及び材料により生体に
比して著しく硬く、マッサ−ジ練習結果としての乳房の
基底部の動きが乏しく、マッサ−ジ練習時の触感が生体
のものとはかなり隔たっている。また、この点を改良す
るために柔軟隆起部を乳房皮膚に模した被覆内に上部及
び下部ならびにこれら上下部間に包み込まれた中間部の
三重構造をなす乳房組織を模した内容物を収納したもの
が提案されている(例えば実公平1−28537参
照)。この場合、従来のものより模型内容物に多少の弾
力性があるとしても中実構造にため乳房基底部へ指が入
りにくいために乳房深部へのマッサ−ジの練習が充分で
きず、また、模型の乳頭乳輪部が硬いため生体のその部
分についての練習ができないという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案者は上記の問題
点を解決すべく種々検討した結果、本考案を完成したも
ので、本考案の目的は、乳房深部へのマッサ−ジの練習
が充分でき、しかも乳頭乳輪部のマッサ−ジ練習が行な
えるようにした乳房マッサ−ジ練習用模型を提供するに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨は、女性乳
房の外面輪郭を模した形状の弾性を有する表皮部材、女
性乳房内の脂肪層を模した形状を有する第1の弾性部
材、女性乳房の乳腺を模した形状を有する第2の弾性部
材、スプリング部材並びに基底部材を備えた女性乳房を
模した乳房マッサ−ジ練習用模型において、表皮部材お
よび基底部材はそれらの周辺部において相互に気密に接
合して第1の弾性部材、第2の弾性部材およびスプリン
グ部材を収容しており、第1の弾性部材および第2の弾
性部材はそれぞれ女性乳房内の脂肪層および乳腺に対応
する位置関係に、第1の弾性部材の背面中央部が第2の
弾性部材中央部と接合して配置されており、スプリング
部材は第2の弾性部材の背面中央部から前方に向かって
第2の弾性部材内に嵌入するとともに、その前端部が第
2の弾性部材と係合関係にあり、またその後端部が基底
部材の中央部に気密に接合しており、そして表皮部材は
内部に注入された空気圧によって緊満状態に保持されて
いるとともに、表皮部材と第1の弾性部材との間、第1
の弾性部材と第2の弾性部材との前記接合部の外側空間
並びに基底部材と第2の弾性部材との間には空気層が介
在していることを特徴とする乳房マッサ−ジ練習用模型
である。さらに本考案は、女性乳房の外面輪郭を有する
表皮部材の乳頭部内部にゲル状物を充填することによ
り、乳頭部の触感を生体に近づけることができた。
【0005】すなわち、本考案においては、乳房マッサ
−ジ練習用模型は女性乳房の緊満状態を模した乳房模型
で、乳房表皮の接着面積をできるだけ少なくし、表皮部
材、脂肪層を模した第1の弾性部材、乳腺を模した第2
の弾性部材並びに骨格を呈する基底部材の四重構造と
し、空気層を介在させることによって、従来の乳房マッ
サ−ジ練習用模型にくらべて、乳房の可動性高め、更に
乳頭部内部にゲル状物を充填することにより、上記課題
を解決するのである。
【0006】以下、本考案を図1を参照してさらに説明
する。表皮部材1は女性乳房部の表皮を模したものであ
る。したがってその材料には、女性乳房部の表皮に近似
した触感を与える適度の弾性を有するもの、例えばエチ
レン・プロピレン共重合体等のオレフィン系ゴム、ポリ
ブタジエン、スチレン・ブタジエン共重合体等のジエン
系ゴム、天然ゴム、アクリル酸エステルの共重合体等の
アクリル系ゴム、ポリエステル系エラストマ−、ポリウ
レタン、シリコ−ンゴムなどが使用される。
【0007】表皮部材1は、基底部材7と気密に接合し
て該基底部材とともに第1の弾性部材2、第2の弾性部
材3およびスプリング部材6を収容しており、また内部
に注入された空気の圧力によって女性乳房が母乳により
充満された状態、すなわち緊満状態に保持されている。
【0008】第1の弾性部材2は女性乳房部の脂肪層を
模したものであり、したがってその材料には適度の弾性
を有するもの、例えばポリウレタンフォ−ム、フォ−ム
ラバ−などの可撓性フォ−ムが使用される。
【0009】第1の弾性部材2は女性乳房の脂肪層を模
した形状を有するが、その厚みは必ずしも均一である必
要はなく、例えば図1、2に示すように、中央部に向か
うにしたがってやや厚みを増した形状とすることもでき
る。
【0010】第1の弾性部材2は女性乳房内の脂肪層に
対応する位置関係に、その背面中央部で第2の弾性部材
の中央部と接合して配置されている。また第1の弾性部
材2の表皮部材1との間9および第2の弾性部材との前
記接合部外側空間10には空気層が介在されているた
め、その変形、変位は容易であり、女性乳房内の脂肪層
に近似した動きをすることができる。
【0011】第2の弾性部材3は女性乳房の乳腺を模し
たものであり、したがってその材料には適度の弾性を有
するもの、例えばポリウレタンフォ−ムなどの可撓性フ
ォ−ム類が使用される。
【0012】第1の弾性部材2および第1の弾性部材3
はそれらの中央部のみで相互に接着、溶着等により接合
され、第1の弾性部材2と第2の弾性部材3との接合部
の外側空間10に空気層が介在されるとともに、第2の
弾性部材3と基底部材7との間11にも空気層が介在さ
れている。したがって第1の弾性部材2および第2の弾
性部材3はそれらの適度の弾性と相まって全体として柔
軟性、可動性に優れており、女性乳房の脂肪層および乳
腺からなる生体組織に近似した動きをすることができ
る。
【0013】また図2に示すように、第2の弾性部材3
の背面には軟質のフィルム4で被覆しておくことがで
き、それにより第2の弾性部材3と基底部材7との間の
摩擦が軽減され、第1および第2の弾性部材の動きがさ
らに円滑にすることができる。
【0014】スプリング部材6は模型のマッサ−ジによ
る変形、変位からの復元性を高めるためのものである。
その材質、形状は特に限定されるものではないが、女性
乳房と同様にあらゆる方向への運動が容易なもの、例え
ばコイルスプリングが好ましい。
【0015】スプリング部材6は第2の弾性部材3の背
面中央部から前方に向かって第2の弾性部材3内に嵌入
するとともに、その前端部6aにおいて第2の弾性部材
3と接着等により係合されており、またその後端部6b
が基底部材7の中央部7aと気密に接合している。図2
に示すようにスプリング部材6の外側には管状部材5を
配置することが好ましく、この場合は、スプリング部材
6の前端部6aが管状部材5の前端部5aに接着剤(例
えばシリコ−ン接着剤)等により接合され、そして管状
部材5の前端部5aが第2の弾性部材3にシリコ−ン接
着剤等により接合される。これによって、スプリング部
材6が保護されるとともに、スプリング部材6と第2の
弾性部材3との係合が確実となる。
【0016】さらに、スプリング部材6の後端部6bは
基底部材7の中央部7aに気密に接合されるが、その方
法には、例えば硬質の接着剤(例えばエポキシ樹脂系、
アミノ樹脂系、アルキド樹脂系等の硬化性接着剤)によ
る接着、後端部6bに設けた硬質の接着剤層6cをねじ
止めする方法(図参照)、機械的に直接接合する方法な
どがある。
【0017】基底部材7は生体の胸郭に相当するもので
あって、それには、例えば木材、金属、合成樹脂(例え
ばABS樹脂、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
硬質ポリ塩化ビニル、硬質ポリウレタン、ポリシロキサ
ン等)などが使用される。
【0018】基底部材7の形状や厚みは操作性、取扱い
易さ等を考慮して適宜選定することができるが、薄めの
材料を使用する場合には、スプリング部材が固着される
中央部7aをやや突出させることが強度上好ましい(図
1、2参照)。
【0019】基底部材7の周辺部7bは部材2、3およ
び6を、場合により部材4および5とともに、収容する
ように表皮部材1の周辺部1bに気密に接合されるが、
その方法は両者の材料、形状、厚さ等に応じて、接着、
溶着、機械的接合など適宜に選定される。
【0020】さらに本考案においては、表皮部材1をそ
の乳頭部1a内部にゲル状物8を充填したものとするこ
とができる。それにより乳頭部の触感を生体に近似した
ものとすることができ、乳頭部へのマッサ−ジ練習も効
果的に実施できるようになる。使用されるゲル状物8は
適度の弾力性を有し、その性状が長期にわたって変化し
ない安定なものであることが好ましく、例えばシリコ−
ンゲルなどの合成樹脂製ゲルが使用される。
【0021】本考案の乳房マッサ−ジ練習用模型は肩か
け式、据え置き式、吊り下げ式などいずれの形式におい
ても実施できるが、乳房の自己管理の指導・練習用には
肩かけ式が望ましい。さらに本考案は一個の乳房部を有
するものとしても、また二個の乳房部を有するものとし
ても実施できるものである。二個の乳房部を有する場合
には、その一方を正常な(即ち母乳が充満した)乳房と
し、他方を異常な(即ち母乳の分泌が不十分な状態の)
乳房として、両者を比較することができるようにして実
施することもできる。
【0022】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案は、表皮部
材1、第1の弾性部材2、第2の弾性部材3並びにスプ
リング部材6を主要な構成要素とする四重構造を根幹と
し、さらには乳頭部1a内部にゲル状物8を充填したこ
とにより、従来の乳房マッサ−ジ練習用模型にくらべ
て、以下のような顕著な効果を奏するものである。
【0023】(1)表皮部材および基底部材と脂肪層を
模した第1の弾性部材および乳腺を模した第2の弾性部
材との間に空気層を介在させたことにより、それらの部
材の適切な材質選択と相まって、マッサ−ジの触感が著
しく生体のそれに近似し、したがって充分な練習効果を
達成することができる。 (2)表皮部材および基底部材と脂肪層を模した第1の
弾性部材および乳腺を模した第2の弾性部材との間に空
気層を介在させたことにより、全体として充分な柔軟性
を有し、指の入りが容易であり、したがって乳房深部に
いたるまでのマッサ−ジ練習を容易に行なうことができ
る。 (3)第2の弾性部材と係合したスプリング部材の作用
により、マッサ−ジに伴う変形、変位からの復元性が促
進されるためマッサ−ジ練習を効率的に実施できるとと
もに、長期使用による模型全体の残留変形を著しく減少
させることができる。 (4)乳頭部内部にゲル状物を充填することにより当該
乳頭部の性状も生体に極めて近似させることができ、し
たがって乳頭部、乳輪部についてもマッサ−ジ練習を充
分行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の乳房マッサ−ジ練習用模型の基本構成
の断面図である。
【図2】本考案の乳房マッサ−ジ練習用模型の、好まし
い実施態様の断面図である。
【符号の説明】
1 表皮部材 1a 乳頭部 1b 表皮部材周辺部 2 女性乳房内の脂肪層を模した第1の弾性部材 3 女性乳房の乳腺を模した第2の弾性部材 4 軟質のフィルム 5 管状部材 5a 管状部材の前端部 6 スプリング部材 6a スプリング部材の前端部 6b スプリング部材の後端部 6c 接着剤層 7 基底部材 7a 基底部材の中央部 7b 基底部材の周辺部 8 ゲル状物 9 空気層 10 空気層 11 空気層

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】女性乳房の外面輪郭を模した形状の弾性を
    有する表皮部材、女性乳房内の脂肪層を模した形状を有
    する第1の弾性部材、女性乳房の乳腺を模した形状を有
    する第2の弾性部材、スプリング部材並びに基底部材を
    備えた女性乳房を模した乳房マッサ−ジ練習用模型にお
    いて、表皮部材および基底部材はそれらの周辺部におい
    て相互に気密に接合して第1の弾性部材、第2の弾性部
    材およびスプリング部材を収容しており、第1の弾性部
    材および第2の弾性部材はそれぞれ女性乳房内の脂肪層
    および乳腺に対応する位置関係に、第1の弾性部材の背
    面中央部が第2の弾性部材中央部と接合して配置されて
    おり、スプリング部材は第2の弾性部材の背面中央部か
    ら前方に向かって第2の弾性部材内に嵌入するととも
    に、その前端部が第2の弾性部材と係合関係にあり、ま
    たその後端部が基底部材の中央部に気密に接合してお
    り、そして表皮部材は内部に注入された空気圧によって
    緊満状態に保持されているとともに、表皮部材と第1の
    弾性部材との間、第1の弾性部材と第2の弾性部材との
    前記接合部の外側空間並びに基底部材と第2の弾性部材
    との間には空気層が介在していることを特徴とする乳房
    マッサ−ジ練習用模型。
  2. 【請求項2】表皮部材が、その乳頭部内部にゲル状物を
    充填したものであることを特徴とする請求項1の乳房マ
    ッサ−ジ練習用模型。
JP8949591U 1991-10-07 1991-10-07 乳房マッサ−ジ練習用模型 Expired - Lifetime JP2541335Y2 (ja)

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JPH0533173U JPH0533173U (ja) 1993-04-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6419931B1 (ja) * 2017-11-24 2018-11-07 株式会社エムシーピー 母乳搾乳トレーニングモデル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6419931B1 (ja) * 2017-11-24 2018-11-07 株式会社エムシーピー 母乳搾乳トレーニングモデル

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JPH0533173U (ja) 1993-04-30

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