JP2541122B2 - 燃焼器のポストパ―ジ送風方法 - Google Patents
燃焼器のポストパ―ジ送風方法Info
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- JP2541122B2 JP2541122B2 JP5235788A JP23578893A JP2541122B2 JP 2541122 B2 JP2541122 B2 JP 2541122B2 JP 5235788 A JP5235788 A JP 5235788A JP 23578893 A JP23578893 A JP 23578893A JP 2541122 B2 JP2541122 B2 JP 2541122B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器等の主要部とし
て用いられる燃焼器におけるポストパージ送風方法に関
する。
て用いられる燃焼器におけるポストパージ送風方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばリターンノズル式比例制御
バーナを搭載した比例制御式石油給湯器に用いられる燃
焼器においては、ポストパージ中のファンモータからの
騒音を低減するため、ポストパージ回転数を最大回転数
から着火回転数へと2段切り換えを行っていた。このこ
とはまたポストパージ中の再出湯時に、着火動作中の待
機時間(着火回転数になるまでの時間)を短縮すること
ができ、より良好な出湯特性を得ることができるもので
あった。
バーナを搭載した比例制御式石油給湯器に用いられる燃
焼器においては、ポストパージ中のファンモータからの
騒音を低減するため、ポストパージ回転数を最大回転数
から着火回転数へと2段切り換えを行っていた。このこ
とはまたポストパージ中の再出湯時に、着火動作中の待
機時間(着火回転数になるまでの時間)を短縮すること
ができ、より良好な出湯特性を得ることができるもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
燃焼器において、逆風圧が燃焼器に加わっている場合に
は、前記着火回転数では安定した耐風圧性能のよい着火
が得られないため、一旦最大回転数から着火回転数に切
り換えて低下させた回転数を、再び逆風圧においても良
好な着火が得られる回転数、即ち耐風着火回転数まで上
昇させ、その上昇を待って着火を行うようにしていた。
従って、ファンモータの回転数が耐風着火回転数まで上
昇する間は更に待機状態が続き、結果として再着火、再
燃焼が遅れ、再出湯特性が悪くなる欠点があった。
燃焼器において、逆風圧が燃焼器に加わっている場合に
は、前記着火回転数では安定した耐風圧性能のよい着火
が得られないため、一旦最大回転数から着火回転数に切
り換えて低下させた回転数を、再び逆風圧においても良
好な着火が得られる回転数、即ち耐風着火回転数まで上
昇させ、その上昇を待って着火を行うようにしていた。
従って、ファンモータの回転数が耐風着火回転数まで上
昇する間は更に待機状態が続き、結果として再着火、再
燃焼が遅れ、再出湯特性が悪くなる欠点があった。
【0004】そこで本発明は上記従来の欠点を解消し、
ポストパージ送風運転中に再燃焼の指令があった場合に
は、燃焼器に逆風圧が加わっている場合においても、ま
たそうでない場合においても、無駄な待機時間をなく
し、短時間の内に再着火、再燃焼ができ、よって良好な
出湯特性が得られる燃焼器のポストパージ送風方法の提
供を目的とする。
ポストパージ送風運転中に再燃焼の指令があった場合に
は、燃焼器に逆風圧が加わっている場合においても、ま
たそうでない場合においても、無駄な待機時間をなく
し、短時間の内に再着火、再燃焼ができ、よって良好な
出湯特性が得られる燃焼器のポストパージ送風方法の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の燃焼器のポストパージ送風方法は、燃焼停
止後に一定時間のポストパージ送風を行うと共に、該ポ
ストパージ送風を、燃焼停止直後から行う比較的風量の
多い第1のポストパージ送風から、再着火に備えた比較
的風量の少ない第2のポストパージ送風へと、途中で切
り換えるようにした燃焼器のポストパージ送風方法であ
って、前記第2のポストパージ送風として通常時の着火
に適した通常着火送風と燃焼器に逆風圧が加わった状態
での着火に適した耐風着火送風との2種類の送風を用意
し、第1のポストパージ送風中に燃焼器に対する一定以
上の逆風圧を検出した場合には、第2のポストパージ送
風を耐風着火送風で行い、それ以外の場合には第2のポ
ストパージ送風を通常着火送風で行うことを特徴として
いる。
め、本発明の燃焼器のポストパージ送風方法は、燃焼停
止後に一定時間のポストパージ送風を行うと共に、該ポ
ストパージ送風を、燃焼停止直後から行う比較的風量の
多い第1のポストパージ送風から、再着火に備えた比較
的風量の少ない第2のポストパージ送風へと、途中で切
り換えるようにした燃焼器のポストパージ送風方法であ
って、前記第2のポストパージ送風として通常時の着火
に適した通常着火送風と燃焼器に逆風圧が加わった状態
での着火に適した耐風着火送風との2種類の送風を用意
し、第1のポストパージ送風中に燃焼器に対する一定以
上の逆風圧を検出した場合には、第2のポストパージ送
風を耐風着火送風で行い、それ以外の場合には第2のポ
ストパージ送風を通常着火送風で行うことを特徴として
いる。
【0006】
【作用】上記本発明の特徴によれば、燃焼器による燃焼
が停止されると、先ず第1のポストパージ送風が行わ
れ、且つその間、風圧スイッチ等によって燃焼器が一定
以上の逆風圧を検出したか否かが監視され、一定以上の
逆風圧を検出した場合には、前記第1のポストパージ送
風が終了するとそのまま直接的に耐風着火送風による第
2のポストパージ送風へと送風が切り換えられる。一
方、一定以上の逆風圧を検出しない場合には、前記第1
のポストパージ送風が終了するとそのまま直接的に通常
着火送風による第2のポストパージ送風へと送風が切り
換えられる。第2のポストパージ送風の時間が終了する
までに、再燃焼の指令が入れば、前記逆風圧の有無によ
って決定された第2のポストパージ送風のまま再着火動
作に入る。再燃焼の指令が入ることなく第2のポストパ
ージ送風の時間が終了すると、ポストパージ送風は終了
する。本発明の方法では、第2のポストパージ送風に入
る際に、予め逆風圧の有無の状況を把握しておくこと
で、第2のポストパージ送風を通常着火送風で行うか耐
風着火送風で行うかを決定し、第2のポストパージ送風
に入った後には更に送風条件を変更する必要がない様に
しているので、ポストパージ送風中に再燃焼の指令が入
ったときには速やかに着火動作に入ることができ、よっ
て待機時間の少ない、よって給湯器に適用される場合に
はアンダーシュートの生じにくい再出湯特性が得られ
る。また、逆風圧が加わっている場合には第2のポスト
パージ送風もそれに耐え得る耐風着火送風で行われるの
で、燃焼器内に高温の排気ガス等が引き続き残留してい
る場合であっても、それらの排気ガスが逆風圧に抗して
引き続き確実に外部に排出され、燃焼器内のポストパー
ジが確実に行われる。
が停止されると、先ず第1のポストパージ送風が行わ
れ、且つその間、風圧スイッチ等によって燃焼器が一定
以上の逆風圧を検出したか否かが監視され、一定以上の
逆風圧を検出した場合には、前記第1のポストパージ送
風が終了するとそのまま直接的に耐風着火送風による第
2のポストパージ送風へと送風が切り換えられる。一
方、一定以上の逆風圧を検出しない場合には、前記第1
のポストパージ送風が終了するとそのまま直接的に通常
着火送風による第2のポストパージ送風へと送風が切り
換えられる。第2のポストパージ送風の時間が終了する
までに、再燃焼の指令が入れば、前記逆風圧の有無によ
って決定された第2のポストパージ送風のまま再着火動
作に入る。再燃焼の指令が入ることなく第2のポストパ
ージ送風の時間が終了すると、ポストパージ送風は終了
する。本発明の方法では、第2のポストパージ送風に入
る際に、予め逆風圧の有無の状況を把握しておくこと
で、第2のポストパージ送風を通常着火送風で行うか耐
風着火送風で行うかを決定し、第2のポストパージ送風
に入った後には更に送風条件を変更する必要がない様に
しているので、ポストパージ送風中に再燃焼の指令が入
ったときには速やかに着火動作に入ることができ、よっ
て待機時間の少ない、よって給湯器に適用される場合に
はアンダーシュートの生じにくい再出湯特性が得られ
る。また、逆風圧が加わっている場合には第2のポスト
パージ送風もそれに耐え得る耐風着火送風で行われるの
で、燃焼器内に高温の排気ガス等が引き続き残留してい
る場合であっても、それらの排気ガスが逆風圧に抗して
引き続き確実に外部に排出され、燃焼器内のポストパー
ジが確実に行われる。
【0007】
【実施例】図1は本発明方法を実施した比例制御式石油
給湯器の全体構成図、図2はその比例制御式石油給湯器
におけるポストパージ送風方法の実施例を示すフローチ
ャートである。
給湯器の全体構成図、図2はその比例制御式石油給湯器
におけるポストパージ送風方法の実施例を示すフローチ
ャートである。
【0008】燃焼缶体10に対して、石油バーナの燃料噴
出ノズル20が内部に臨まされている。そして燃料噴出ノ
ズル20の周囲から、ファンモータ30によって送風された
燃焼用空気が燃焼缶体10内に吹き込まれるようになされ
ている。前記燃焼缶体10内の上部には熱交換器40が配置
され、該熱交換器40に対して入水管41と出湯管42が接続
されている。入水管41には水量センサ43が設けられてい
る。この熱交換器40や入水管41、出湯管42等によって温
水が給湯できる給湯器になっている。前記燃料噴出ノズ
ル20には石油供給管21が接続され、また燃料噴出ノズル
20からのリターンノズル22が設けられ、2つの電磁ポン
プ23、24によって、必要な石油供給量を自由に調整して
供給することができるようになされている。50は点火
器、60は炎検出器である。ファンモータ30には回転数セ
ンサ31が設けられている。また前記燃焼缶体10の排気口
11には、風圧スイッチ70が設けられている。全体の制御
はコントローラ80によってなされる。
出ノズル20が内部に臨まされている。そして燃料噴出ノ
ズル20の周囲から、ファンモータ30によって送風された
燃焼用空気が燃焼缶体10内に吹き込まれるようになされ
ている。前記燃焼缶体10内の上部には熱交換器40が配置
され、該熱交換器40に対して入水管41と出湯管42が接続
されている。入水管41には水量センサ43が設けられてい
る。この熱交換器40や入水管41、出湯管42等によって温
水が給湯できる給湯器になっている。前記燃料噴出ノズ
ル20には石油供給管21が接続され、また燃料噴出ノズル
20からのリターンノズル22が設けられ、2つの電磁ポン
プ23、24によって、必要な石油供給量を自由に調整して
供給することができるようになされている。50は点火
器、60は炎検出器である。ファンモータ30には回転数セ
ンサ31が設けられている。また前記燃焼缶体10の排気口
11には、風圧スイッチ70が設けられている。全体の制御
はコントローラ80によってなされる。
【0009】今、図示しない給湯のための元スイッチが
入っている状態で、出湯管42の端末給湯カランが開放さ
れることで、水量センサ43が最低作動水量以上を検出す
ると、コントローラ80によって、先ずファンモータ30が
回転されて、一定時間プリパージ送風がなされる。そし
て引き続いて点火器50が作動せられると共に電磁ポンプ
23、24が作動せられ、これによって着火がなされ、燃焼
が開始される。燃焼運転中においては、設定された給湯
温度になるように、石油供給量とファンモータ30による
送風量が比例制御される。
入っている状態で、出湯管42の端末給湯カランが開放さ
れることで、水量センサ43が最低作動水量以上を検出す
ると、コントローラ80によって、先ずファンモータ30が
回転されて、一定時間プリパージ送風がなされる。そし
て引き続いて点火器50が作動せられると共に電磁ポンプ
23、24が作動せられ、これによって着火がなされ、燃焼
が開始される。燃焼運転中においては、設定された給湯
温度になるように、石油供給量とファンモータ30による
送風量が比例制御される。
【0010】次に燃焼が停止された場合を説明すると、
本発明の方法ではコントローラ80は燃焼が停止される
と、ファンモータ30によるポストパージ送風を行う。こ
のポストパージ送風は、燃焼停止直後から引き続いて行
われる第1のポストパージ送風と、その途中で切り換え
られる第2のポストパージ送風からなり、コントローラ
80は予め定めた一定時間の第1のポストパージ送風を行
った後、第2のポストパージ送風に切り換える。第1の
ポストパージ送風は比較的風量の多い送風、例えばファ
ンモータ30の最大回転数で行い、燃焼缶体10内の排気ガ
ス等を強力に排気する。また第2のポストパージ送風は
比較的風量の少ない送風で行うことで、再着火に備える
構成としている。そして、本発明では、燃焼器に逆風圧
が加わったか否かを前記風圧スイッチ70で検出し、これ
によって、第2のポストパージ送風を通常着火送風と、
耐風着火送風の2種類の送風の何れかの送風で行う。そ
してポストパージ送風が終了するまでに再燃焼の指令な
いし信号がコントローラ80に入ると、その第2のポスト
パージ送風の2種類の何れかの送風の状態で着火動作を
行う。ポストパージ送風中に再燃焼の指令がなければ、
ポストパージ送風が終了する。前記通常着火送風は、燃
焼器に外部からの逆風圧が加わっていない場合に良好に
着火が行える状態の送風量をもった送風である。その送
風量は予めの実験等で得ておく。同様に、前記耐風着火
送風は、燃焼器に外部からの一定以上の逆風圧が加わっ
ている状況下において良好に着火が行える状態の送風量
をもった送風で、前記通常着火送風よりも大きくなる。
これらの送風量は実際にはファンモータ30の回転数で置
き代わる。
本発明の方法ではコントローラ80は燃焼が停止される
と、ファンモータ30によるポストパージ送風を行う。こ
のポストパージ送風は、燃焼停止直後から引き続いて行
われる第1のポストパージ送風と、その途中で切り換え
られる第2のポストパージ送風からなり、コントローラ
80は予め定めた一定時間の第1のポストパージ送風を行
った後、第2のポストパージ送風に切り換える。第1の
ポストパージ送風は比較的風量の多い送風、例えばファ
ンモータ30の最大回転数で行い、燃焼缶体10内の排気ガ
ス等を強力に排気する。また第2のポストパージ送風は
比較的風量の少ない送風で行うことで、再着火に備える
構成としている。そして、本発明では、燃焼器に逆風圧
が加わったか否かを前記風圧スイッチ70で検出し、これ
によって、第2のポストパージ送風を通常着火送風と、
耐風着火送風の2種類の送風の何れかの送風で行う。そ
してポストパージ送風が終了するまでに再燃焼の指令な
いし信号がコントローラ80に入ると、その第2のポスト
パージ送風の2種類の何れかの送風の状態で着火動作を
行う。ポストパージ送風中に再燃焼の指令がなければ、
ポストパージ送風が終了する。前記通常着火送風は、燃
焼器に外部からの逆風圧が加わっていない場合に良好に
着火が行える状態の送風量をもった送風である。その送
風量は予めの実験等で得ておく。同様に、前記耐風着火
送風は、燃焼器に外部からの一定以上の逆風圧が加わっ
ている状況下において良好に着火が行える状態の送風量
をもった送風で、前記通常着火送風よりも大きくなる。
これらの送風量は実際にはファンモータ30の回転数で置
き代わる。
【0011】図2に沿って具体的なポストパージ送風の
制御動作を説明する。今、燃焼中において、出湯管42の
図示しない末端の給湯カラン等が閉止されることで、水
量センサ43が最低作動水量未満を検出すると(S1)、
コントローラ80は電磁ポンプ23、24を停止し、燃焼を停
止する(S2)。そしてファンモータ30の回転を燃焼停
止前の回転数の如何にかかわらず、最大送風回転数に変
更し、これによって第1のポストパージ送風を開始する
(S3)。この第1のポストパージ送風の間、コントロ
ーラ80は風圧スイッチ70が一定以上の逆風圧を検出して
オンするか否かを監視し、第1のポストパージ送風の予
め定めた一定時間が経過した時点で(S4)、風圧スイ
ッチ70が第1のポストパージ送風中にオンしたか否か判
断し(S5)、オンしていない場合、即ち逆風圧が加わ
っていない場合には、コントローラ80はファンモータ30
を通常着火送風回転数に切り換え、第2のポストパージ
送風を開始する(S6)。一方、風圧スイッチ70がオン
した場合、即ち一定以上の逆風圧が加わった場合には、
ファンモータ30を耐風着火送風回転数に切り換え、第2
のポストパージ送風を開始する(S7)。第2のポスト
パージ送風中において、水流センサ43が最低作動水量以
上を検出することなく予め定めた一定時間が経過すれば
(S8でイエス)、そのままポストパージ送風が終了す
る(S9)。一方、第2のポストパージ送風中に、図示
しない給湯カラン等が開かれることで、水流センサ43が
最低作動水量以上を検出した場合には(S10でイエ
ス)、コントローラ80は点火器50や電磁ポンプ23、24を
動作せしめて、着火動作に入る(S11)。本実施例にお
いては、第2のポストパージ送風運転中に再給湯の指令
があった場合、予め逆風圧の有無の状況に応じた風量で
第2のポストパージ送風がなされているので、再給湯の
指令があった後に更に送風量を変更する必要がなく、速
やかに着火動作に入ることができ、よって速やかに再出
湯を行うことができる。また逆風圧があっても、残留排
気ガスを確実に外部に排出することができる。
制御動作を説明する。今、燃焼中において、出湯管42の
図示しない末端の給湯カラン等が閉止されることで、水
量センサ43が最低作動水量未満を検出すると(S1)、
コントローラ80は電磁ポンプ23、24を停止し、燃焼を停
止する(S2)。そしてファンモータ30の回転を燃焼停
止前の回転数の如何にかかわらず、最大送風回転数に変
更し、これによって第1のポストパージ送風を開始する
(S3)。この第1のポストパージ送風の間、コントロ
ーラ80は風圧スイッチ70が一定以上の逆風圧を検出して
オンするか否かを監視し、第1のポストパージ送風の予
め定めた一定時間が経過した時点で(S4)、風圧スイ
ッチ70が第1のポストパージ送風中にオンしたか否か判
断し(S5)、オンしていない場合、即ち逆風圧が加わ
っていない場合には、コントローラ80はファンモータ30
を通常着火送風回転数に切り換え、第2のポストパージ
送風を開始する(S6)。一方、風圧スイッチ70がオン
した場合、即ち一定以上の逆風圧が加わった場合には、
ファンモータ30を耐風着火送風回転数に切り換え、第2
のポストパージ送風を開始する(S7)。第2のポスト
パージ送風中において、水流センサ43が最低作動水量以
上を検出することなく予め定めた一定時間が経過すれば
(S8でイエス)、そのままポストパージ送風が終了す
る(S9)。一方、第2のポストパージ送風中に、図示
しない給湯カラン等が開かれることで、水流センサ43が
最低作動水量以上を検出した場合には(S10でイエ
ス)、コントローラ80は点火器50や電磁ポンプ23、24を
動作せしめて、着火動作に入る(S11)。本実施例にお
いては、第2のポストパージ送風運転中に再給湯の指令
があった場合、予め逆風圧の有無の状況に応じた風量で
第2のポストパージ送風がなされているので、再給湯の
指令があった後に更に送風量を変更する必要がなく、速
やかに着火動作に入ることができ、よって速やかに再出
湯を行うことができる。また逆風圧があっても、残留排
気ガスを確実に外部に排出することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の燃焼器のポストパージ送風方法によれば、第2
のポストパージ送風として通常時の着火に適した通常着
火送風と燃焼器に逆風圧が加わった状態での着火に適し
た耐風着火送風との2種類の送風を用意し、第1のポス
トパージ送風中に燃焼器に対する一定以上の逆風圧を検
出した場合には、第2のポストパージ送風を耐風着火送
風で行い、それ以外の場合には第2のポストパージ送風
を通常着火送風で行うようにしているので、第2のポス
トパージ送風は、予め把握された逆風圧の有無に応じて
選択送風されるので、第2のポストパージ送風中に再燃
焼の指令が入った場合においても、更に送風条件を変更
することなく、速やかに着火動作に入ることができる。
よって待機時間の少ない再燃焼が得られ、給湯器に適用
される場合にはアンダーシュートの生じにくい再出湯特
性が得られる。また、逆風圧が加わっている場合には第
2のポストパージ送風もそれに耐え得る耐風着火送風で
行われるので、燃焼器内に残留する高温や排気ガス等を
逆風圧に抗して引き続き確実に外部に排出することがで
き、高温による燃焼器周囲への悪影響を防止し、また燃
焼器内のポストパージを確実に行なうことができる。
に記載の燃焼器のポストパージ送風方法によれば、第2
のポストパージ送風として通常時の着火に適した通常着
火送風と燃焼器に逆風圧が加わった状態での着火に適し
た耐風着火送風との2種類の送風を用意し、第1のポス
トパージ送風中に燃焼器に対する一定以上の逆風圧を検
出した場合には、第2のポストパージ送風を耐風着火送
風で行い、それ以外の場合には第2のポストパージ送風
を通常着火送風で行うようにしているので、第2のポス
トパージ送風は、予め把握された逆風圧の有無に応じて
選択送風されるので、第2のポストパージ送風中に再燃
焼の指令が入った場合においても、更に送風条件を変更
することなく、速やかに着火動作に入ることができる。
よって待機時間の少ない再燃焼が得られ、給湯器に適用
される場合にはアンダーシュートの生じにくい再出湯特
性が得られる。また、逆風圧が加わっている場合には第
2のポストパージ送風もそれに耐え得る耐風着火送風で
行われるので、燃焼器内に残留する高温や排気ガス等を
逆風圧に抗して引き続き確実に外部に排出することがで
き、高温による燃焼器周囲への悪影響を防止し、また燃
焼器内のポストパージを確実に行なうことができる。
【図1】本発明方法を実施した比例制御式石油給湯器の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】比例制御式石油給湯器におけるポストパージ送
風方法の実施例を示すフローチャートである。
風方法の実施例を示すフローチャートである。
10 燃焼缶体 20 燃料噴射ノズル 30 ファンモータ 40 熱交換器 43 水量センサ 50 点火器 60 炎検出器 70 風圧スイッチ 80 コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼停止後に一定時間のポストパージ送
風を行うと共に、該ポストパージ送風を、燃焼停止直後
から行う比較的風量の多い第1のポストパージ送風か
ら、再着火に備えた比較的風量の少ない第2のポストパ
ージ送風へと、途中で切り換えるようにした燃焼器のポ
ストパージ送風方法であって、前記第2のポストパージ
送風として通常時の着火に適した通常着火送風と燃焼器
に逆風圧が加わった状態での着火に適した耐風着火送風
との2種類の送風を用意し、第1のポストパージ送風中
に燃焼器に対する一定以上の逆風圧を検出した場合に
は、第2のポストパージ送風を耐風着火送風で行い、そ
れ以外の場合には第2のポストパージ送風を通常着火送
風で行うことを特徴とする燃焼器のポストパージ送風方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5235788A JP2541122B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 燃焼器のポストパ―ジ送風方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5235788A JP2541122B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 燃焼器のポストパ―ジ送風方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763326A JPH0763326A (ja) | 1995-03-07 |
JP2541122B2 true JP2541122B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16991268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5235788A Expired - Fee Related JP2541122B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 燃焼器のポストパ―ジ送風方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541122B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6670172B2 (ja) * | 2016-05-24 | 2020-03-18 | リンナイ株式会社 | 燃焼装置 |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP5235788A patent/JP2541122B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0763326A (ja) | 1995-03-07 |
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