JP2541036B2 - 罐詰用罐の製造方法 - Google Patents
罐詰用罐の製造方法Info
- Publication number
- JP2541036B2 JP2541036B2 JP3183449A JP18344991A JP2541036B2 JP 2541036 B2 JP2541036 B2 JP 2541036B2 JP 3183449 A JP3183449 A JP 3183449A JP 18344991 A JP18344991 A JP 18344991A JP 2541036 B2 JP2541036 B2 JP 2541036B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neck
- lubricant
- roller
- lubricator
- canister
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 10
- GVJHHUAWPYXKBD-UHFFFAOYSA-N (±)-α-Tocopherol Chemical compound OC1=C(C)C(C)=C2OC(CCCC(C)CCCC(C)CCCC(C)C)(C)CCC2=C1C GVJHHUAWPYXKBD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 229920001223 polyethylene glycol Polymers 0.000 claims description 7
- 229930003427 Vitamin E Natural products 0.000 claims description 6
- 238000009924 canning Methods 0.000 claims description 6
- WIGCFUFOHFEKBI-UHFFFAOYSA-N gamma-tocopherol Natural products CC(C)CCCC(C)CCCC(C)CCCC1CCC2C(C)C(O)C(C)C(C)C2O1 WIGCFUFOHFEKBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 235000019165 vitamin E Nutrition 0.000 claims description 6
- 239000011709 vitamin E Substances 0.000 claims description 6
- 229940046009 vitamin E Drugs 0.000 claims description 6
- 239000002202 Polyethylene glycol Substances 0.000 claims description 5
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 22
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 19
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 19
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 15
- 229920002565 Polyethylene Glycol 400 Polymers 0.000 description 5
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 5
- JLFNLZLINWHATN-UHFFFAOYSA-N pentaethylene glycol Chemical compound OCCOCCOCCOCCOCCO JLFNLZLINWHATN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000003963 antioxidant agent Substances 0.000 description 3
- 230000003078 antioxidant effect Effects 0.000 description 3
- 235000006708 antioxidants Nutrition 0.000 description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 235000019198 oils Nutrition 0.000 description 3
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 3
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 2
- VLKZOEOYAKHREP-UHFFFAOYSA-N n-Hexane Chemical compound CCCCCC VLKZOEOYAKHREP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 2
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 239000004166 Lanolin Substances 0.000 description 1
- CTQNGGLPUBDAKN-UHFFFAOYSA-N O-Xylene Chemical compound CC1=CC=CC=C1C CTQNGGLPUBDAKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000019482 Palm oil Nutrition 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006071 cream Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010790 dilution Methods 0.000 description 1
- 239000012895 dilution Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 description 1
- 235000019634 flavors Nutrition 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229940039717 lanolin Drugs 0.000 description 1
- 235000019388 lanolin Nutrition 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 239000012046 mixed solvent Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002540 palm oil Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
- 230000036962 time dependent Effects 0.000 description 1
- 229930003799 tocopherol Natural products 0.000 description 1
- 229960001295 tocopherol Drugs 0.000 description 1
- 239000011732 tocopherol Substances 0.000 description 1
- 235000010384 tocopherol Nutrition 0.000 description 1
- 229930003231 vitamin Natural products 0.000 description 1
- 229940088594 vitamin Drugs 0.000 description 1
- 239000011782 vitamin Substances 0.000 description 1
- 235000013343 vitamin Nutrition 0.000 description 1
- 150000003722 vitamin derivatives Chemical class 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000001993 wax Substances 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
- 239000008096 xylene Substances 0.000 description 1
- GVJHHUAWPYXKBD-IEOSBIPESA-N α-tocopherol Chemical compound OC1=C(C)C(C)=C2O[C@@](CCC[C@H](C)CCC[C@H](C)CCCC(C)C)(C)CCC2=C1C GVJHHUAWPYXKBD-IEOSBIPESA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は罐詰用の罐、特にネッ
クイン罐の製造方法に関するものである。
クイン罐の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】罐詰用の罐の構成上の種類としては、1
個の罐胴と1個の蓋とからなる2ピ―ス罐や1個の罐胴
と2個の蓋とからなる3ピ―ス罐があるが、近来、省資
源の要請と罐の取扱い及び物流上の要請からネックイン
罐が多く用いられるようになってきている。
個の罐胴と1個の蓋とからなる2ピ―ス罐や1個の罐胴
と2個の蓋とからなる3ピ―ス罐があるが、近来、省資
源の要請と罐の取扱い及び物流上の要請からネックイン
罐が多く用いられるようになってきている。
【0003】このネックイン罐10は図1に示すよう
に、罐胴の一端または両端を罐胴2の中央部よりも直径
を小さくしたネックイン部20として、このネックイン
部20に罐蓋30を巻締めたものである。このネックイ
ン罐を製造する場合には、罐胴の一端または両端の蓋を
巻締める部分を塑性加工によって縮径するネックイン加
工をしてネックイン部を形成し、しかる後にネックイン
部に比較的小径の蓋を巻締めるものである。ネックイン
加工には罐胴の軸方向の端部の周囲を回転するネッキン
グロ−ルで押し圧して塑性変形させ、罐胴の端分を縮径
させるものである。このネッキングロ−ルによる塑性加
工が円滑に行われないと、ネックイン部に皺が生じたり
して後続の蓋の巻締め工程に支障が生じ、巻締め不良な
どの原因となる。このことからネッキング加工が行われ
る罐胴の罐端部分にはネッキング加工に先立ってネッカ
−ルブリカントが供給される。
に、罐胴の一端または両端を罐胴2の中央部よりも直径
を小さくしたネックイン部20として、このネックイン
部20に罐蓋30を巻締めたものである。このネックイ
ン罐を製造する場合には、罐胴の一端または両端の蓋を
巻締める部分を塑性加工によって縮径するネックイン加
工をしてネックイン部を形成し、しかる後にネックイン
部に比較的小径の蓋を巻締めるものである。ネックイン
加工には罐胴の軸方向の端部の周囲を回転するネッキン
グロ−ルで押し圧して塑性変形させ、罐胴の端分を縮径
させるものである。このネッキングロ−ルによる塑性加
工が円滑に行われないと、ネックイン部に皺が生じたり
して後続の蓋の巻締め工程に支障が生じ、巻締め不良な
どの原因となる。このことからネッキング加工が行われ
る罐胴の罐端部分にはネッキング加工に先立ってネッカ
−ルブリカントが供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されているネ
ッカ−ルブリカントは全て溶剤希釈タイプである。使用
されている溶剤は n−ヘキサン/エタノ−ル=80/20 の混合溶剤やキシレンである。これらの溶剤は加工性に
は問題は無いものの、有機溶剤を使用しているため、作
業者の健康への影響が心配され、また火災予防上の配慮
が必要であり、かつ飛散によるロスを含めて溶剤の蒸発
速度が大きいため、使用量が多くなり供給設備が大型化
し、また価格も高価である。
ッカ−ルブリカントは全て溶剤希釈タイプである。使用
されている溶剤は n−ヘキサン/エタノ−ル=80/20 の混合溶剤やキシレンである。これらの溶剤は加工性に
は問題は無いものの、有機溶剤を使用しているため、作
業者の健康への影響が心配され、また火災予防上の配慮
が必要であり、かつ飛散によるロスを含めて溶剤の蒸発
速度が大きいため、使用量が多くなり供給設備が大型化
し、また価格も高価である。
【0005】この発明は上記のごとき事情に鑑みてなさ
れたものであって、作業者の健康への影響が心配がな
く、また火災のおそれがなく、かつ、使用量が少なく供
給設備が小型ですみ、また価格も低廉であるネッカ−ル
ブリカントを使用した罐詰用罐の製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
れたものであって、作業者の健康への影響が心配がな
く、また火災のおそれがなく、かつ、使用量が少なく供
給設備が小型ですみ、また価格も低廉であるネッカ−ル
ブリカントを使用した罐詰用罐の製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明の罐詰用罐の製造方法は、ビタミンEを添加した
重要平均分子量が200〜600であるポリエチレング
リコールを罐のネックイン加工を施す部分の少なくとも
一部分に供給し、しかる後に前記ネックイン加工を施す
ことを特徴としている。
の発明の罐詰用罐の製造方法は、ビタミンEを添加した
重要平均分子量が200〜600であるポリエチレング
リコールを罐のネックイン加工を施す部分の少なくとも
一部分に供給し、しかる後に前記ネックイン加工を施す
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】罐詰用罐の製造方法は、罐胴のネックイン加工
をすべき罐端部に酸化防止剤としてビタミンEを添加し
たポリエチレングリコールからなるネッカールブリカン
トを供給し、しかる後に前記ネックイン加工を施す。ネ
ッカールブリカントの供給部分は罐端部の全周ではな
く、一部分である。望ましくは罐端部の周上の一点に供
給する。
をすべき罐端部に酸化防止剤としてビタミンEを添加し
たポリエチレングリコールからなるネッカールブリカン
トを供給し、しかる後に前記ネックイン加工を施す。ネ
ッカールブリカントの供給部分は罐端部の全周ではな
く、一部分である。望ましくは罐端部の周上の一点に供
給する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の詳細を一実施例を示す図面
について説明する。図2及び図3はこの発明の罐詰用罐
の製造方法において罐胴の罐端部にネッキング加工に先
立ってネッカ−ルブリカントを供給するルブリケ−タを
示している。すなわち、ルブリケ−タ1はネッキング加
工前の罐胴2の移送経路13に沿った位置に配置されて
いて、ルブリカントバス3、ルブリカントロ−ラ4、塗
布量調整ロ−ラ5、塗布ロ−ラ−6を備えている。
について説明する。図2及び図3はこの発明の罐詰用罐
の製造方法において罐胴の罐端部にネッキング加工に先
立ってネッカ−ルブリカントを供給するルブリケ−タを
示している。すなわち、ルブリケ−タ1はネッキング加
工前の罐胴2の移送経路13に沿った位置に配置されて
いて、ルブリカントバス3、ルブリカントロ−ラ4、塗
布量調整ロ−ラ5、塗布ロ−ラ−6を備えている。
【0009】ルブリカントバス3はルブリカント7を収
容している。ルブリカント7は酸化防止剤を添加した重
量平均分子量約400のポリエチレングリコ−ル(PE
G400)である。酸化防止剤としてはビタミンEを使
用することができる。ビタミンEの添加量は約200p
pmである。ルブリカントバス4のルブリカント7には
ルブリカントロ−ラ4の下端8が浸漬している。浸漬深
さXは15−17mmである。ルブリカントロ−ラ4の
回転によってルブリカント7はルブリカントバス3から
ルブリカントロ−ラ4に付着して引き上げられるが、ル
ブリカントロ−ラ4への付着量はスクレッパ−11によ
って調整される。ルブリカントロ−ラ4には塗布量調整
ロ−ラ−5が接触している。塗布量調整ロ−ラ−5のル
ブリカントロ−ラ4に対する面圧は可変であって、面圧
を調整して、ルブリカントロ−ラ−4から塗布量調整ロ
−ラ−5へのルブリカントの転移量を調整する。塗布量
調整ロ−ラ−5に対向して塗布ロ−ラ−6が位置してい
る。塗布ロ−ラ−6の外周にはO−リング12がはまっ
ており、O−リング12が塗布量調整ロ−ラ−5と接触
している。また、塗布ロ−ラ−12は罐胴2の移送経路
13に直面して位置しており、移送経路13を通る罐胴
2の表面にO−リング12が接触する。
容している。ルブリカント7は酸化防止剤を添加した重
量平均分子量約400のポリエチレングリコ−ル(PE
G400)である。酸化防止剤としてはビタミンEを使
用することができる。ビタミンEの添加量は約200p
pmである。ルブリカントバス4のルブリカント7には
ルブリカントロ−ラ4の下端8が浸漬している。浸漬深
さXは15−17mmである。ルブリカントロ−ラ4の
回転によってルブリカント7はルブリカントバス3から
ルブリカントロ−ラ4に付着して引き上げられるが、ル
ブリカントロ−ラ4への付着量はスクレッパ−11によ
って調整される。ルブリカントロ−ラ4には塗布量調整
ロ−ラ−5が接触している。塗布量調整ロ−ラ−5のル
ブリカントロ−ラ4に対する面圧は可変であって、面圧
を調整して、ルブリカントロ−ラ−4から塗布量調整ロ
−ラ−5へのルブリカントの転移量を調整する。塗布量
調整ロ−ラ−5に対向して塗布ロ−ラ−6が位置してい
る。塗布ロ−ラ−6の外周にはO−リング12がはまっ
ており、O−リング12が塗布量調整ロ−ラ−5と接触
している。また、塗布ロ−ラ−12は罐胴2の移送経路
13に直面して位置しており、移送経路13を通る罐胴
2の表面にO−リング12が接触する。
【0010】このように構成されたルブリケ−タ1にお
いては、ルブリカントロ−ラ−4がルブリカントバス3
に浸漬した状態で回転すると、ルブリカント7がルブリ
カントロ−ラ−4に付着して取り上げられる。取り上げ
られたルブリカントはスクレッパ−11で厚みを調整さ
れた後、塗布量調整ロ−ラ−5でさらに厚みを調整され
る。塗布量調整ロ−ラ−5はルブリカントロ−ラ−4と
の面圧を調整することによって前記のルブリカントの厚
みを調整する。次に厚みを調整された塗布量調整ロ−ラ
−5上のルブリカントは塗布ロ−ラ−6のO−リング1
2に転移する。O−リング12は罐胴2に接触して罐胴
2上にルブリカントを転移させるが、罐胴2は移送経路
13に沿って回転しない状態で移動しているので、結局
O−リング12上のルブリカントは、図4に示すよう
に、罐胴2のネックイン加工を施すべき罐端部の全周の
うちの一部分に点状に付着することになる。罐胴の移動
速度よりもO−リングの周速度の方が大きい。点状にル
ブリカントが7が付着する塗着部40の位置Yは罐端1
4(カットエッジ)から2−5mmである。塗着部40
で点状に付着したルブリカント7の縦幅hは約2mm、
横幅Wは約1mmある。点状にルブリカントを付着させ
た罐胴2は次に移送経路13に沿ってネッカ−(図示せ
ず)に送られる。
いては、ルブリカントロ−ラ−4がルブリカントバス3
に浸漬した状態で回転すると、ルブリカント7がルブリ
カントロ−ラ−4に付着して取り上げられる。取り上げ
られたルブリカントはスクレッパ−11で厚みを調整さ
れた後、塗布量調整ロ−ラ−5でさらに厚みを調整され
る。塗布量調整ロ−ラ−5はルブリカントロ−ラ−4と
の面圧を調整することによって前記のルブリカントの厚
みを調整する。次に厚みを調整された塗布量調整ロ−ラ
−5上のルブリカントは塗布ロ−ラ−6のO−リング1
2に転移する。O−リング12は罐胴2に接触して罐胴
2上にルブリカントを転移させるが、罐胴2は移送経路
13に沿って回転しない状態で移動しているので、結局
O−リング12上のルブリカントは、図4に示すよう
に、罐胴2のネックイン加工を施すべき罐端部の全周の
うちの一部分に点状に付着することになる。罐胴の移動
速度よりもO−リングの周速度の方が大きい。点状にル
ブリカントが7が付着する塗着部40の位置Yは罐端1
4(カットエッジ)から2−5mmである。塗着部40
で点状に付着したルブリカント7の縦幅hは約2mm、
横幅Wは約1mmある。点状にルブリカントを付着させ
た罐胴2は次に移送経路13に沿ってネッカ−(図示せ
ず)に送られる。
【0011】(実験例) 1.罐仕様 DIA 202〜211DIA HIGH 80〜150mm CAN トンネル罐 能力 600〜800罐/分
【0012】2.塗布条件 外面円周2のヶ所塗布(天、地)する。 ロ―ル方式で行う。 ロ―ルの回転数は60RPMを目安とし、前後30〜9
0RPM変速する。
0RPM変速する。
【0013】3.設置場所 ネッカ―のスパイラル上部(罐の出口側)に取付ける。
【0014】4.ルブリカントの選定 まず、ポレエチレングリコ―ル(PEG)各種を比較
し、表1に示す。
し、表1に示す。
【0015】
【表1】 1)〇:スプレ―はじき無し、×:はじきが見られる。 2)ルブリカントのアプリケ―ションのし易さ。 3)5618塗装板上にガ―ゼにて塗油し、動摩擦係数を
比較。 この結果より、低温安定性が良くてアプリケ―ションが
容易でかつ比較的良好な潤滑性能をもつPEG400が
優れていることがわかる。
比較。 この結果より、低温安定性が良くてアプリケ―ションが
容易でかつ比較的良好な潤滑性能をもつPEG400が
優れていることがわかる。
【0016】PEG400の上記以外の性状を表2に示
す。
す。
【表2】
【0017】次にPEG400の経時安定性をAOM
(active oxygen method)にて過
酸化物価の経時変化を測定したところパ―ム油、ラノリ
ンに比較してはるかに小さく経時安定性の高いパラフィ
ンワックスとほぼ同等レベルにあった。PEG400の
経時安定性を向上するためにトコフェロ―ル(ビタミン
E)を添加した。AOM、ランシマット法により評価し
たところ、大幅に経時安定性が向上することがわかっ
た。添加量200ppmで経時安定性はAOMでパラフ
ィンワックスと同等レベル、ランシマット法で変敗(酸
敗)開始時間21.7hrであった。この結果より、無
溶剤型ルブリカント7にはPEG400(ビタミンE2
00ppm添加)が極めて優れていることがわかる。
(active oxygen method)にて過
酸化物価の経時変化を測定したところパ―ム油、ラノリ
ンに比較してはるかに小さく経時安定性の高いパラフィ
ンワックスとほぼ同等レベルにあった。PEG400の
経時安定性を向上するためにトコフェロ―ル(ビタミン
E)を添加した。AOM、ランシマット法により評価し
たところ、大幅に経時安定性が向上することがわかっ
た。添加量200ppmで経時安定性はAOMでパラフ
ィンワックスと同等レベル、ランシマット法で変敗(酸
敗)開始時間21.7hrであった。この結果より、無
溶剤型ルブリカント7にはPEG400(ビタミンE2
00ppm添加)が極めて優れていることがわかる。
【0018】ルブリカント7の実用適性を表3に示す。
【表3】 1)対象塗料:9152、9152G3、9119、91
19Y3 2)対象塗料:2023ST、2023ST−4L 3)参考デ―タ:5618塗装板動摩擦係数=0.4
19Y3 2)対象塗料:2023ST、2023ST−4L 3)参考デ―タ:5618塗装板動摩擦係数=0.4
【0019】5.量産テスト結果 飲料用ト―ヨ―シ―ム罐 NRC、RC罐共に少量量産テスト実施。 その結果、ルブリカント7は新型ロ―ルコ―トルブリケ
―タ―と併用することで使用できると判断できる。 飲料用溶接罐 無溶剤型ルブリカント7の使用範囲を拡大するため、3
50ml溶接トリプルネックドイン罐用ラインに試験的
に使用した。その結果、罐PJ350WZ169にて汚
れ、成形不良等問題なかった。そこで、更に少量量産規
模でテストを行いルブリカント7のライン適性を確認し
た。また、罐SP350WZ169でも試験的に使用し
た。その結果、ルブリカントZ−Wをネッカ―センタ―
リングに塗布する方式と併用することで製罐出来た。
―タ―と併用することで使用できると判断できる。 飲料用溶接罐 無溶剤型ルブリカント7の使用範囲を拡大するため、3
50ml溶接トリプルネックドイン罐用ラインに試験的
に使用した。その結果、罐PJ350WZ169にて汚
れ、成形不良等問題なかった。そこで、更に少量量産規
模でテストを行いルブリカント7のライン適性を確認し
た。また、罐SP350WZ169でも試験的に使用し
た。その結果、ルブリカントZ−Wをネッカ―センタ―
リングに塗布する方式と併用することで製罐出来た。
【0020】以上の結果から、現在使用している溶剤型
ネッカ―ルブリカントの代用品として使えると判断され
た。なお、罐SP350WZ169については内面ベ―
スコ―ト5618へのワックス添加が検討されており、
Z−Wの使用は行わずルブリカント7のみで加工できる
よう検討開始している。また、溶接罐のシングルネック
についてはト―ヨ―シ―ム罐の実績からルブリカント7
は十分使用できると判断できる。
ネッカ―ルブリカントの代用品として使えると判断され
た。なお、罐SP350WZ169については内面ベ―
スコ―ト5618へのワックス添加が検討されており、
Z−Wの使用は行わずルブリカント7のみで加工できる
よう検討開始している。また、溶接罐のシングルネック
についてはト―ヨ―シ―ム罐の実績からルブリカント7
は十分使用できると判断できる。
【0021】なお、以上の説明は罐胴2のネックイン加
工を施すべき罐端部の全周のうちの一部分に塗着部40
で示すように点状にルブリカントを付着させた実施例の
ものであるが、前記の罐端部の全周にルブリカントを付
着させてもよい。
工を施すべき罐端部の全周のうちの一部分に塗着部40
で示すように点状にルブリカントを付着させた実施例の
ものであるが、前記の罐端部の全周にルブリカントを付
着させてもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明ではルブリカントの溶剤に有機
溶剤を使用していないので、作業者の健康への影響が心
配がなく、また火災のおそれがなく、かつ、ルブリカン
トを罐胴の天または地のいずれ一方または両方のネック
イン加工部の全周ではなく一部分に点状に付着させるだ
けでもよいので、ルブリカントの使用量が少なく供給設
備が小型ですみ、また価格も低廉である。特に、ルブリ
カントの使用が消防法、労働安全衛生法に適合して、無
公害型で、使用量が1/100〜1/120で済み、作
業性の改善、大幅なコストダウンを実現することがで
き、微量な塗油管理が可能であり、塗油装置はコンパク
トであり、ラインレイアウト上の負担がなく、内容物に
対してフレ―バ―、油浮きの心配がなく、更に水性スプ
レ―塗料に対して、はじきの心配がない。
溶剤を使用していないので、作業者の健康への影響が心
配がなく、また火災のおそれがなく、かつ、ルブリカン
トを罐胴の天または地のいずれ一方または両方のネック
イン加工部の全周ではなく一部分に点状に付着させるだ
けでもよいので、ルブリカントの使用量が少なく供給設
備が小型ですみ、また価格も低廉である。特に、ルブリ
カントの使用が消防法、労働安全衛生法に適合して、無
公害型で、使用量が1/100〜1/120で済み、作
業性の改善、大幅なコストダウンを実現することがで
き、微量な塗油管理が可能であり、塗油装置はコンパク
トであり、ラインレイアウト上の負担がなく、内容物に
対してフレ―バ―、油浮きの心配がなく、更に水性スプ
レ―塗料に対して、はじきの心配がない。
【図1】ネックイン罐を示す正面説明図。
【図2】ルブリケ−タの平面構成説明図。
【図3】ルブリケ−タの正面構成説明図。
【図4】罐胴を示す正面説明図。
1 ルブリケ―タ 2 罐胴 3 ルブリカントバス 4 ルブリカントロ―ラ 5 塗布量調整ロ―ラ 6 塗布ロ―ラ 7 ルブリカント 8 下端(ルブリカントロ―ラ) 10 ネックイン罐 11 スクレッパ― 12 O―リング 13 移送経路 20 ネックイン部 30 罐蓋 40 塗着部
Claims (1)
- 【請求項1】 ビタミンEを添加した重要平均分子量が
200〜600であるポリエチレングリコールを罐のネ
ックイン加工を施す部分の少なくとも一部分に供給し、
しかる後に前記ネックイン加工を施すことを特徴とする
罐詰用罐の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183449A JP2541036B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 罐詰用罐の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3183449A JP2541036B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 罐詰用罐の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057835A JPH057835A (ja) | 1993-01-19 |
JP2541036B2 true JP2541036B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16135974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3183449A Expired - Lifetime JP2541036B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 罐詰用罐の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541036B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2819388B2 (ja) * | 1994-06-29 | 1998-10-30 | 岡谷電機産業株式会社 | 放電型サージ吸収素子及びその製造方法 |
DE102012102082B3 (de) * | 2012-03-13 | 2013-03-21 | Thyssenkrupp Rasselstein Gmbh | Verfahren zur Behandlung eines mit einer Metallbeschichtung versehenen Stahlbands oder -blechs mit einem Nachbehandlungsmittel sowie ein mit einer Metallbeschichtung versehenes Stahlband oder -blech. |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5411868A (en) * | 1977-06-30 | 1979-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Hot working lubricant |
JPS61271396A (ja) * | 1985-05-25 | 1986-12-01 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 非鉄金属線の伸線加工方法 |
JPH02292395A (ja) * | 1989-05-02 | 1990-12-03 | Nippon Oil Co Ltd | 潤滑油組成物 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3183449A patent/JP2541036B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057835A (ja) | 1993-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5672401A (en) | Lubricated sheet product and lubricant composition | |
EP0916444B2 (en) | Wire for welding | |
AU606690B2 (en) | Lubricant and surface conditioner for formed metal surfaces | |
JP2541036B2 (ja) | 罐詰用罐の製造方法 | |
EP1845030B1 (en) | Rust preventive package of bearing for machine tool and rust preventive packaging method for bearing for machine tool | |
CA2313353A1 (en) | Bushing for oil film bearing | |
JPS626864B2 (ja) | ||
EP0688615B1 (en) | Containers | |
US2579778A (en) | Method of surface lubrication of metal products | |
US4110493A (en) | System and method for coating container seams | |
WO2001098430A3 (en) | Aerosol composition containing silicone-based fluid and improved spray system | |
KR870010908A (ko) | 함유식 알루미늄 합금재 및 그 제조방법 | |
CN101733572A (zh) | 有缝药芯焊丝用带钢、有缝药芯焊丝及其制造方法 | |
EP0438607A1 (en) | Coiled steel strip with solid lubricant coating | |
JP2002139055A (ja) | 円錐ころ軸受およびその予圧設定方法 | |
US5288524A (en) | Process for coating hollow bodies | |
JP3399712B2 (ja) | アーク溶接用鋼ワイヤ | |
US5401575A (en) | Aluminum sheet coated with a lubricant comprising dioctyl sebacate and petrolatum | |
GB2097802A (en) | Compositions for precoating metal substrates for conversion into containers | |
WO2001039895A1 (en) | Method and apparatus of coating a moving substrate surface | |
US4556498A (en) | Internal lubricant which enables epoxy phenolic exterior coated TFS plate to be triple drawn and ironed | |
JP4152090B2 (ja) | 防錆油および事務機器用機械部品 | |
JP4312961B2 (ja) | エーロゾル容器用の改良された取付けカップ | |
US6486102B1 (en) | Oil-in-water emulsion comprising at least one lubricating additive | |
RU2216415C2 (ru) | Способ производства полосового проката |