JP2540681B2 - 打綿機 - Google Patents

打綿機

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JP2540681B2
JP2540681B2 JP3314312A JP31431291A JP2540681B2 JP 2540681 B2 JP2540681 B2 JP 2540681B2 JP 3314312 A JP3314312 A JP 3314312A JP 31431291 A JP31431291 A JP 31431291A JP 2540681 B2 JP2540681 B2 JP 2540681B2
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winding
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克典 前田
隆弘 南
秀夫 野口
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OHARA TETSUKOSHO KK
Toyobo Co Ltd
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OHARA TETSUKOSHO KK
Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、解綿機で大略解舒され
た綿を更に細かく解舒し、混在する不純物を殆んど全部
除去してしまう他、一定の幅に揃え、厚薄のない均斉な
莚状の綿(ラップ)を製造するために使用される打綿機
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】打綿機は、綿をビータへ供給する供給
部、ケージ及びカレンダローラで莚状にされた綿を巻き
取る巻取部とからなり、この工程で厚さの不均斉なラッ
プを製造すると、後工程で均斉作用を施しても容易に矯
正することができず、糸の番手の不同をきたす原因とな
るため、ビータへの供給部に給綿調整機構を設けてラッ
プ厚さが均斉となるように供給部のモータを駆動制御し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の打綿機で生産性
を向上させる場合、供給部及び巻取部のモータの速度を
上げればよいが、しかし、巻取部側では、ラップチュー
ブの交換が必要である。このラップチューブの交換の前
後で巻取速度を増減するが、その際供給部と巻取部のモ
ータ速度切換え時期の不適切により、ラップチューブの
破損や供給ミスが発生し、またラップの厚さが部分的に
不均一になるといった問題点があった。
【0004】本発明は、従来の打綿機の上記問題点に鑑
みて提案されたものであって、その目的とするところ
は、ラップチューブの破損や供給ミスを回避して生産性
を向上させ得る打綿機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、供給部と巻取部とを別モータで駆動する方式の打
綿機において、巻取側に設置され、ラップチューブの交
換毎に測長値が更新されてラップの巻取量を検出する測
長センサと、測長センサの測長値が目標巻取量の若干手
前で減速信号を出して供給部のモータを低速に切換え、
かつ、これより若干遅延して上記減速信号を巻取部に伝
達して当該巻取部のモータを低速に切換え、ラップチュ
ーブの交換時、増速信号を出して供給部のモータを高速
に切換え、かつ、これより若干遅延して上記増速信号を
巻取部に伝達して当該巻取部のモータを高速に切換える
ようにしたインバータ制御器とを具備させたものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、ラップチューブの交換に於け
る速度変換時のラップチューブの破損や供給ミスを発生
することなく、供給部と巻取部との間に存在した綿の厚
さ変化を防止できる。即ち、高速から低速に切換わる場
合では、供給部と巻取部との間に存在した綿は、供給部
と巻取部が同時に変速された場合、供給部を高速で送り
出されているが巻取部では低速に変速されているような
状態となり、ラップ厚さが部分的に増加することにな
る。逆に低速から高速に切換わる場合では、上記供給部
と巻取部との間に存在した綿は、牽伸作用を受けて部分
的に薄くなる。これを防止するには、供給部のモータの
変速時期に対して、巻取部のモータの変速時期を若干遅
延させることが有効である。上記のような変速過渡期で
のラップ厚さの部分的変化は、供給部(ペタルローラ)
と巻取部(ケージ)との間の距離が大きい場合特に問題
になるものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す打綿機の概略側
面図であって、(A)は供給部、(B)は巻取部を示し
ている。
【0008】供給部(A)は、前工程の解綿機(図示省
略)で大略解舒された綿(O)が常に一定レベルに供給
制御されるフィードボックス(1)と、このフィードボ
ックス(1)の下部に配置されたフィードコンベア
(2)と、フィードコンベア(2)の終端に設置された
給綿調整機構(3)とを含んでおり供給側モータ(5)
によって駆動される。
【0009】巻取部(B)は、ビータ(4)の前方に設
置されたケージ(6)と、ケージ(6)の前方に設置さ
れたカレンダローラ(7)と、カレンダローラ(7)の
前方に設置されたラップローラ(8)とを含んでおり、
巻取側モータ(9)によって駆動される。
【0010】供給部(A)の給綿調整機構(3)は、図
2の(a)に示す様に、ペタルローラ(3a)と、この
ペタルローラ(3a)に対して枢軸(3b)を介して個
々に独立して揺動可能に枢着した複数のペタル(3c)
とを有し、ビータ(4)へ供給される綿の幅方向の厚さ
を個々のペタル(3c)のピアノモーションで検出し、
これらをスプリング(3d)を介して1本の共通レバー
(3e)に集約して平均化し、この共通のレバー(3
e)に固着した軸(3f)により、図2の(b)に示す
セクタギア(3g)を介してポテンショメータ(3h)
を駆動させ、このポテンショメータ(3h)により、イ
ンバータ制御器(10)を介して供給側モータ(5)の回
転速度を制御し、ペタルローラ(3a)等の供給側の回
転速度を制御して綿(O)の供給厚さを均斉化させるも
のである。尚、ポテンショメータ(3h)の入力に対す
る出力の倍率は、予め、手動設定し、或いは、ラップス
ケール(16)の計測値等から自動的に設定される。
【0011】巻取部(B)には、適当な位置に測長セン
サ(11)を設置し、ラップローラ(8)で巻き取られる
ラップ(12)の巻取量を測長させてインバータ制御器
(10),(14)に送るようにしている。この測長センサ
(11)は、ラップチューブ(13)の交換毎に測長値が更
新されるものである。巻取部(B)のモータ(9)は、
インバータ制御器(14)により遅延装置(15)を介し
て、又は、介さずに速度制御される。インバータ制御器
(10),(14)は、測長センサ(11)の測長値が目標巻
取量の若干手前で減速信号を出して供給部(A)及び巻
取部(B)のモータ(5),(9)を低速に切換え、ラ
ップチューブ(13)の交換後、増速信号を出して供給部
(A)及び巻取部(B)のモータ(5),(9)を高速
に切換えるように制御される。
【0012】ラップチューブ(13)へのラップ(12)の
巻取量が目標値に達すると、ラップチューブ(13)の自
動交換装置(図示省略)が作動する。この装置は、後続
のラップを切断し、満ラップをラップスケール(16)へ
自動的に搬出させ、次の空のラップチューブ(13)をラ
ップローラ(8)上へ供給してラップの巻取りを再開さ
せるもので、この巻取り再開時、測長センサ(11)の測
長値を更新させ、かつ、インバータ制御器(10),(1
4)へラップチューブ(13)の交換終了信号を送るので
ある。このラップチューブ(13)の交換終了信号を受け
ると、インバータ制御器(10)は増速信号を出し、供給
部(A)のモータ(5)を高速に切換え、また、インバ
ータ制御器(14)は、巻取部(B)のモータ(9)を供
給部(A)と同時に高速に切換えるか、或いは、遅延装
置(15)を介して若干遅延させて高速に切換えるもので
ある。
【0013】インバータ制御器(10),(14)による供
給側モータ(5)と巻取側モータ(9)との速度制御
は、遅延装置(15)を用いない場合では、図2の(C)
に示すように行われ、遅延装置(15)を用いた場合で
は、図2の(d)に示すように行われる。図2の(C)
において速度制御曲線は供給部(A)及び巻取部(B)
で共通であって、低速部分でラップチューブ(13)の交
換を行わせるものであり、ラップの巻取りは、殆んど高
速部分で行わせるものである。図2の(d)において
は、巻取側モータ(9)の変速曲線を(9a)で示し、
供給側モータ(5)の変速曲線を(5a)で示してお
り、巻取側モータ(9)の変速時期を供給側モータ
(5)の変速時期に対して若干遅延させるようにしたも
ので、この遅延時間は、図1において、給綿調整機構
(3)とケージ(6)との間の距離と高低切換速度差と
に応じて設定するもので、距離及び速度差が大きくなる
程、遅延時間を長くするものである。尚、ビータ(4)
及びファン(17)の駆動モータ(図示省略)も、供給側
モータ(5)と同調させて速度制御可能とし、或いは、
巻取側モータ(9)と同調させて速度制御可能とするこ
とが望ましい。
【0014】本発明の構成は以上であって、次に全体の
動作を説明する。図1において、フィードボックス
(1)内の綿(O)は、フィードコンベア(2)で送ら
れ、給綿調整機構(3)で給綿調整されてビータ(4)
に送られる。ビータ(4)は、綿を刃で打撃して梳るこ
とによって、夾雑物を分離除去させて下方に落下排出さ
せ、さらに、ケージ(6)はファン(17)によって微細
な塵埃を表面の網目から内部に吸引して下部の塵道に放
出する。そして、カレンダローラ(7)で圧縮してラッ
プローラ(8)よりラップチューブ(13)に巻き取らせ
る。最初、低速度でスタートしてラップチューブ(13)
を供給し、供給終了後、高速に切換えられてラップチュ
ーブ(13)への巻取りが行われる。この巻取量は、測長
センサ(11)で検出されてインバータ制御器(10),
(14)に送られる。供給部(A)側のインバータ制御器
(10)は、給綿調整機構(3)のポテンショメータ(3
h)から制御信号を受けてモータ(5)の回転速度を常
時微細に制御している。そこへ測長センサ(11)からの
測長値が送られてきており、この測長値が目標巻取量の
若干手前(例えば、2〜3%)になると、低速信号をモ
ータ(5)に出して減速し、低速にする。これと同時
に、インバータ制御器(14)もモータ(9)へ減速信号
を出し、モータ(9)を減速して低速にし、ラップチュ
ーブ(13)の自動交換に備える。ラップチューブ(13)
の自動交換は、巻取部(B)の低速駆動中に行う。これ
によって、ラップチューブ(13)の破損や供給ミスを防
止できる。ラップチューブ(13)の交換終了後、再び高
速に切換えが行われ、以後、上記動作を反復する。上記
変速動作中、巻取部(B)側に遅延装置(15)を設置し
たものは、供給側モータ(5)の変速時期に若干遅延し
て巻取側モータ(9)の変速が行われる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、打綿機に於ける供給部
及び巻取部のモータをラップチューブの交換に支障のな
い速度に変速してラップの生産性を向上するとともに、
変速過渡期のラップの厚さの部分変動を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す打綿機の概略側面図
【図2】(a)は給綿調整機構の要部概略斜視図 (b)はポテンショメータ部の説明図 (c)は供給部と巻取部の同時変速状態を示す説明図 (d)は供給部に対し、巻取部を遅延変速させる場合の
説明図
【符号の説明】
A 供給部 B 巻取部 5 供給側モータ 9 巻取側モータ 10 インバータ制御器 11 測長センサ 12 ラップ 13 ラップチューブ 14 インバータ制御器 15 遅延装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 秀夫 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡績株式会社内 (56)参考文献 特公 昭40−974(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給部と巻取部とを別モータで駆動する
    方式の打綿機において、 巻取側に設置され、ラップチューブの交換毎に測長値が
    更新されてラップの巻取量を検出する測長センサと、 測長センサの測長値が目標巻取量の若干手前で減速信号
    を出して供給部のモータを低速に切換え、かつ、これよ
    り若干遅延して上記減速信号を巻取部に伝達して当該巻
    取部のモータを低速に切換え、ラップチューブの交換
    後、増速信号を出して供給部のモータを高速に切換え、
    かつ、これより若干遅延して上記増速信号を巻取部に伝
    達して当該巻取部のモータを高速に切換えるようにした
    インバータ制御器とを具備させたことを特徴とする打綿
    機。
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