JP2540672B2 - 高圧噴射ノズル - Google Patents
高圧噴射ノズルInfo
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Description
を有する焼結材料の硬質材料から成るアブレイシブウォ
ータジェット用ノズル等の加工用高圧ノズルの材料構造
の技術の分野に属する。
械,電気等の各種機械器具装置類に負うところが大であ
り、これらの装置等はさまざまの研究改良が加えられ
て、ますます複雑、且つ、精密化されており、したがっ
て、それらの製造,組立ても多くの工程を有するように
なってきている。
論のこと、稼動中の保守点検整備においてもそれらの機
能が経時的に変らず、所定に維持されるようにされねば
ならないことから、その精密さの度合は、ますます厳し
く求められるようになってきている。
のユニットや部品は複数種の切断面,切削加工面を有し
ており、しかも、それらの耐久性が大きく求められてい
ることからそれらの立体曲面等の加工面,切削面の複雑
さ,精密さ,高強度はより一層強く求められてきてい
る。
の研究開発も強力に求められ、これに伴って、切削加
工,切断剥離等の技術も新しい局面を迎えようとしてい
る。
明け,切削等の加工手段はカッター等による機械的な切
削やガスバーナー,アーク等による熱溶断、更には、プ
ラズマ等による物理的切断技術等種々の新技術が開発さ
れているが、要求される立体曲面等複雑形状部分の切削
切断や分子結合状態での剥離切削等の要求条件のオーダ
ーが一層厳しくなり、加工中の母材変質を避けるため
に、又、加工に伴う所謂バリやカエリ等が生じないよう
に機械的に非接触的な加工が求められる等の点から、上
述旧来的な切削等の技術手段はさまざまなネックがあっ
て、産業界のニーズにマッチングせず、実使用にそぐわ
ない面が出てきており、これを対処するに数百キロ、数
千キロに及ぶような高圧のビーム状のウォータジェット
を用いて、その動圧を用いて塗装の切削剥離,材料の切
断加工,穴明け加工等を行う所謂ウォータジェット加工
による切断技術がクローズアップされ、木材,合成樹脂
材は勿論のこと、金属材料に対する使用も可能になるよ
うになり、更に加えて、さまざまな研究開発改良がなさ
れ、例えば、ガーネットサンド等の微粒状の研摩材料を
高圧のウォータジェット水に混在させてそのジェットエ
ネルギーによる加工力を向上させた所謂アブレイシブウ
ォータジェット加工の態様も案出されているが、高圧の
ウォータジェットを用いるために、猶ハードウエアやソ
フトウエアにさまざまな解決されるべき問題が多く生じ
ているのが現状である。
は、加工時に熱の発生等がほとんど生じないために、被
切断材の変質や変形を伴うことなく、平滑な切断面が設
計通りに得られる利点がある。
は、ニアネットシェイプの加工等にとっては非常に有望
な切断加手段であり、旧くから各種の研究,開発,改良
がなされ、一部かなりの程度までの実用化に至ってい
る。
ェットによる切断、就中、アブレイシブウォータジェッ
トによる切断等にはさまざまなニーズがあって、しか
も、極めて高精度を要求されるようになり、これに応え
得る技術の更なる開発が望まれている。
られている旧来の硬質材料の特性は当業者にとり、周知
の如く通常は結合相の量,炭化物の種類,粒径、及び、
材料中の炭素量等によって決定されるものとされてお
り、したがって、用途による当該硬質材料の硬度,耐摩
耗性,靭性,耐蝕性,高温強度等の要求される特性によ
って、これらの結合相の量,炭化物の種類,粒径,炭素
量等も決定されてきた。
ざまな特性が潜在的に求められるものであるが、要求さ
れる複数の特性を1つの素材によって全て同時に満足さ
せることは材料製造上に難かしいため、どの特性を選択
的に最も重視するかによって上述した各種の条件が異な
ってくる。
子に対して、又、結合相の量に対して相反する関係にあ
り、当業者にとり周知の如く硬度に関しては該結合相の
量が少く、硬質相の粒径が小さいほど高くなるが、靭性
は逆に結合相の添加量の増加に比例して高くなる性質が
ある。
如く、切削工具や耐摩耗工具に用いられており、これら
の工具の性質により、例えば、超微粒超硬合金等基本的
に耐摩耗性と耐衝撃性の双方を重視する設計となってい
るが、折損やチッピング防止の観点からある程度、靭性
も考慮した合金設計となっている。
ウォータジェット用のノズル等の材料はかかる切削工具
用等の在来の硬質材料の中から選定されているが、これ
らの材料は靭性をある程度考慮して硬度を可能な限りの
最高硬さに比較して低めに設定されているため、実用上
経時的な摩耗が著しく、アブレイシブウォータジェット
用のノズル等の材料としての耐久性は実用的には数時間
程度であり、数10時間等希望される現段階での用途,
条件に対して耐久性が非常に乏しいものである。
用ノズル等のノズルの苛酷な摩耗の大きな原因として、
噴流中のガーネットサンド等の金属微粒子の粉末による
ノズル材料の超硬合金に対するエロージョンの問題があ
るからである。
図るべく結合相Coを含有しない(即ち、0wt%の)
硬質物質だけの、例えば、WC−TaC−TiC合金等
の所謂バインダレス合金があるが、該種硬質焼結体合金
は耐蝕性を重視され、硬度も上昇し、HRA 935前
後のものが実用化されてはいる。
ウォータジェット用のノズル等のノズルは、硬度が高い
分だけ上記一般の切削工具用硬質材料に比較して耐摩耗
性は向上しはするものの、まだ、耐久性において、実用
上数10時間等の目標値,要求値に対してかなりの隔た
りがある点があって充分に満足するものとはされていな
いものである。
れも、アブレイシブウォータジェット用のノズル等のノ
ズル材料として、最適な硬度と靭性の組合せ範囲にある
とは言い難い難点があり、より以上の改良,開発の余地
が多く残されているのが現状である。
ータジェット用のノズル等のノズルは、その使用状態に
おいて、前述した如く、高圧力水噴流中のガーネットサ
ンド等の研摩材の微粉末によるノズル材料に対するエロ
ージョンを介しての苛酷な噴射摩耗を受けるため、材料
の摩耗が非常に激しく、特に、ウォータジェットの入口
部や出口部分では極めて著しく摩耗作用が生じ、経時的
に内径が広がることにより、本来の目的とする機能に沿
うワークに対する切断精度や切断性能が低下する虞があ
るという不都合さがあった。
は比較的短い時間毎に新しいノズルと交換する必要があ
り、そのため稼動効率の減少,能率低下をきたし、結果
的にコストアップにつながるという不利点があった。
基づくアブレイシブウォータジェット用やサンドプラス
ト用のノズル等の加工用のノズルの耐久性の問題点を解
決すべき技術的課題とし、該種アブレイシブウォータジ
ェット用のノズル等の加工用ノズル専用に靭性を若干犠
牲にしても耐摩耗性を重視した新たな高耐摩耗性硬質焼
結体の材料を開発することによって、ワークに対する加
工稼動時のノズルの摩耗を飛躍的に減少させ、更に、粉
体やスラリー噴射ノズル等に耐しても波及効果が及ぶよ
うにし、一本のノズルの使用時間をかなり長時間化させ
て耐久性を著しく向上させることにより、従来困難であ
ったワークの高精度な加工可能性の現出と能率の一層の
向上,ランニングコストの低減とを可能とし、又、粉体
やスラリー噴射ノズル等に対しても波及効果が及ぶよう
にするようにして機械製造産業における加工技術利用分
野に益する優れた高圧噴射ノズルを提供せんとするもの
である。
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は
前述課題を解決するために、アブレイシブウォータジェ
ット用やサンドブラスト用のノズル等の加工用のノズル
の硬質焼結体合金材料として、主成分の硬質材料の微粒
状のWの炭化物粒径を1.0μm以下として超微粒化
し、併せて、Ti,Ta,V,Cr,Nb,Mo,H
f,Zrの一種、或いは、二種以上の炭化物(態様によ
っては窒化物)、もしくは、炭化物固溶体(態様によっ
ては炭窒化物固溶体)を10.0wt%以下含有し、こ
れに対し、結合材として鉄族金属(Co,Ni,Fe)
の一種、又は、二種以上を2.0wt%以下に抑えた量
で添加して、HRA 94.0以上の高硬度を有するよ
うにし、硬度と靭性の組合せを従来材料と比較してかな
り高硬度、低靭性領域に設定し、従来材料と比較し、ア
ブレイシブ粒子と材料壁面との衝突角度が低い場合にお
ける耐摩耗性が飛躍的に向上し、耐衝撃性もある程度有
し、アブレイシブウォータジェット用ノズル等のノズル
で、低衝突角度で苛酷な噴射摩耗を受ける部材へ適用し
た場合に、極めて耐久性が良く、ワークの加工精度が著
しく向上し、作業能率アップし、結果的に著しくコスト
ダウンが図れるようにした技術的手段を講じたものであ
る。
のノズル等の加工用のノズルの苛酷な摩耗の大きな原因
として、前述した如く、高圧水噴流中に混入されたガー
ネットサンド等の研摩材粉末によるノズル材料のエロー
ジョンがあり、該研摩材粉末による硬質材料の耐エロー
ジョン特性を著しく向上するべく、ノズル中に於ける摩
耗状態を再現し得る摩耗テスト方法(超高圧噴射摩耗テ
スト)を案出し、試作材料を含む種々な硬質材料に対し
てその特性を実験した。
示すものである。
種材料(この出願の発明は黒丸,従来態様は白丸)の硬
度と摩耗減量の関係(噴射圧:3500kgf/c
m2,研摩材:ガーネットサンド#80,その供給量:
0.4kg/min)であり、図2は硬度と抗折力の関
係(この出願の発明は黒丸,従来態様は白丸)を示して
いる。
ち、靭性は材料硬度の上昇と共に低下する傾向が認めら
れるものの、摩耗減量は図1に示す様に、硬度の上昇に
伴って単調に減少し、耐摩耗性が顕著に向上することが
分る。
を主成分とする限り、高硬度な材料ほど良く、靭性はそ
れほど要求されないことが分った。
速に加速された噴流水に混在されるガーネットサンド等
の研摩材微粒子が壁面を衝撃的に摩耗する現象からは容
易に推定し得なかった新たな事実である。
タジェット用のノズル等の高耐摩耗性の加工ノズルは、
硬質材料の設計における硬度と靭性の組合せを従来材料
と比較してかなり高硬度,低靭性領域に設定する(本来
的には靭性値は高い方が望ましいが、現実的には高硬度
にすると抗折力、即ち、靭性は相反して低下する傾向が
見られる。)と共に、衝突角度が低角度となるようなノ
ズル設計にする必要があることが分った。
と次の通りである。
で微粒である程高い硬度が得られる。
定したHRA94.0以上の硬度を得るためには、WC
の粒径は1.0μm以下のものを用いる必要があること
か分った。
硬くなる。
るHRA94.0以上の高硬度が得られないことが分っ
た。
いは、窒化物、炭窒化物固溶体)の添加においては:焼
結中にWの炭化物が粒子成長を起こさないように異種炭
化物の添加が一般に行われるが、W炭化物が微粒で、異
種炭化物を含まず、しかも、2.0%以下の低結合相量
ではその適正な焼結温度は1650℃程度になるが、当
該条件で焼結を行えば、微粒のW炭化物粒子成長を起こ
し、粗大なW炭化物粒となってしまい、所定の硬度は達
成されない。
あると、健全相域の幅(C%)が狭く、機械的強度に悪
影響を及ぼす有害相(η相,遊離炭素)を生じる。
て、N,Ti,Ta,V,Cr,Nb,Mo,Hf,Z
r)設計によっては一種、或いは、二種以上の炭化物
(窒化物)、又、炭化物固溶体(或いは、炭窒化物固溶
体)を添加することにより、WCの粒状成長抑制、及
び、健全相域の幅(C%)を拡大する効果を持たせてい
る。
性の低下を招き好ましくないことも実験的に判明し、実
験データからは異種炭化物(窒化物、或いは、或いは炭
窒化物固溶体等)の添加は10.0%添加が上限である
ことが分った。
内の研摩材の挙動を模式的に示したものであり、該アブ
レイシブウォータジェット用ノズルヘッド1には図示す
る様に、高圧力水噴流3(図示の都合上1本)に吸引さ
れたガーネットサンド等研摩材粒子4をアブレイシブノ
ズル7内に円滑に導入するために、通常、混合室5を介
して漏斗状のノズル入口部6が設けられている。
ノズル7内に流れ込む研摩材粒子4、及び、ノズル軸心
近傍に於いて超音速の水噴流3によって反発された研摩
材粒子4等の衝突、並びに、研摩作用によって摩耗を受
ける。
された粒子4は高速で入口部6の壁面を衝撃的に叩くこ
とによって、該入口部6に著しい摩耗を生じさせる原因
となる。
入口部6の壁面の水噴流に対する角度が大きいほど、或
いは、ノズル材料の硬度が高いほど、前述した特性によ
って、それが助長される傾向にある。
漏斗状入口部6の角度は出来るだけ低角度に形成した方
が良く、この点を勘案し、例えば、±15゜以内(但
し、種々の条件により若干変動する)とする必要があ
る。
研摩材粒子4は当該図3に図示する様に、壁面7′と水
噴流3の間で反発を繰り返しながら加速され、下流に向
うに従って該壁面7′に平行な向きに整流されはする。
流3の軸線に対して平行、或いは、ほぼ平行な面を有し
ているため、該ノズル7内部に於いて研摩材粒子4が壁
面7′を叩く角度は本質的に小さく、適切な高硬度材料
を使用すれば異常摩耗を生じるようなことは少い。
て良好な耐摩耗性を発揮する高硬度材料と摩耗特性と、
本質的に低角度の衝突角を与えるノズル摩耗の特性とが
有効に作用して、極めて良好な耐久性向上がもたらされ
ることが分った。
以下の通りである。
ェット用のノズルの材料の硬質材料の実施例にっいて、
硬度(HRA),抗折力(kgf/mm2)、及び、摩
耗試験(圧力:3500kgf/cm2,研摩材:ガー
ネットサンド,噴射時間:15sec)における摩耗量
(mg)の各データを比較例として従来態様の硬質材料
と併せて、次の表1に示す。
比較して約4倍以上もの著しい耐摩耗性,耐久性を示す
ことが分る。
1〜15)の硬質焼結材料の製造については粒子径1.
0μm以下のWCを主成分とし、粒子径15μm以下の
結合金属(Co,Ni等)を重量割合で2%以下、粒子
径1.5μmの異種金属の炭化物を重量割合で10%以
下配合し、アルコール中でボールミルを用いて72時間
湿式混合を行い、乾燥後、粉末を1000kgf/cm
2の圧力でプレスを行い、800℃の真空中で予備焼結
処理を行った。
ら10Torrの真空度で1600℃−60分保持の条
件で行った後、1450℃−60分、1500kgf/
cm2Arガスを用いてHIP処理を行った。
材料の製造については、粒子径1.0μm以下のWCを
主成分とし、結合金属として粒子径1.5μm以下のC
oを重量割合で1%、粒子径1.5μmTi(C,N)
固溶体を重量割合で5.7%添加し、アルコール中でボ
ールミルを用いて72時間湿式混合を行い、乾燥後、粉
末を1000kgf/cm2の圧力でプレスを行い、8
00℃の真空中で予備焼結処理を行った。
しながら、窒素ガスを流して圧力を20〜150Tor
rとし、1600℃−60分保持の条件で行った後、1
450℃−60分、1500kgf/cm2、Ar雰囲
気中の条件でHIP処理を行った。
て製作した、アブレイシブウォータジェット用のノズル
の1態様を示し、又、図5,7はノズル周囲に補強、並
びに、外径等の仕上げ加工を容易にするための金属被覆
チューブ8を取り付けたアブレイシブウォータジェット
用のノズルの別の態様を示す。
の材料を用いて製作した、ウォータジェット用のノズル
の2つの態様を示す。
材料設計における硬度と靭性の組合せを切削工具等に用
いられた従来材料と比較してかなり高硬度で切削等には
不適と思われる低靭性領域に設定したことである。
ォータジェット用のノズルに限らず、例えば、ブラスト
用ノズル等やこれと類似の摩耗形態を示す耐摩耗性硬質
材料を必要とするノズルへの適用が考えられ、いずれも
この出願の発明の特許請求の範囲に含まれるものであ
り、又、設計変更的には、例えば、ノズル先端の外径を
細くした態様のノズル、或いは、ノズル穴を角穴にする
等種々の態様が採用可能であることは勿論のことであ
る。
として、例えば、粉体やスラリー噴射用のノズル等が挙
げられる。
に低Co等低結合相の硬質焼結材料を用いたことにより
従来態様のアブレイシブウォータジェット用ノズル等の
加工ノズルの数時間程度の耐久性の耐摩耗材と比べて、
例えば、50時間以上の耐久性を有する等優れた耐摩耗
性を有しているため、アブレイシブウォータジェット用
ノズル等の低角度の粉体衝突によるアブレイシブ摩耗を
受ける加工ノズルの材料に使用することによって、精度
の高い優れた加工特性や耐久性、並びに、コストダウン
から経済性を高めることが出来るという優れた効果が奏
される。
の高頻度の交換等をしなくて済むために作業能率が向上
し、稼動効率のアップが図れるという効果が奏される。
ら装置自体の機能促進が図れ、信頼性が高まるという効
果もある。
シノズルの従来材料とこの出願の発明の材料とを噴射圧
力3500kgf/cm2の条件での摩耗テストを実施
した結果を、摩耗減量と硬度との関係をプロットしたグ
ラフ図である。
力と硬度の関係を示したグラフ図である。
の研摩材の挙動模式断面図である。
イシブウォータジェットノズルの1実施例の透視側面図
である。
イシブウォータジェットノズルの別の実施例の透視側面
図である。
タノズル(オリフィス)の実施例の側面図である。
タノズル(オリフィス)の他の実施例の側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】W(タングステン)を主成分とした炭化物
系硬質材料により形成された高圧噴射ノズルにおいて、
上記主成分のWの炭化物粒子径が1.0μm以下であ
り、更にTi,Ta,V,Cr,Nb,Mo,Hf,Z
rの、少くとも一種の炭化物、もしくは炭化物固溶体を
合計10.0wt%以下含有し、これに結合材としてC
o,Ni,Fe合金の少くとも一種を2.0wt%以下
で添加し、且つHRA94.0以上の高硬度を有する高
耐摩耗性の硬質焼結体により形成したことを特徴とする
高圧噴射ノズル。 - 【請求項2】W(タングステン)を主成分とした炭窒化
物系硬質材料により形成された高圧噴射ノズルにおい
て、上記主成分のWの炭化物粒子径が1.0μm以下で
あり、更にTi,Ta,V,Cr,Nb,Mo,Hf,
Zrの、少くとも一種の窒化物、もしくは炭窒化物固溶
体を合計10.0wt%以下含有し、これに結合材とし
てCo,Ni,Fe合金の少くとも一種を2.0wt%
以下で添加し、且つHRA94.0以上の高硬度を有す
る高耐摩耗性の硬質焼結体により形成したことを特徴と
する高圧噴射ノズル。 - 【請求項3】上記ノズルがアブレイシブウォータジェッ
ト用のノズルにされていることを特徴とする特許請求の
範囲第1,2項いずれか記載の高圧噴射ノズル。
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-
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- 1991-06-11 JP JP3165252A patent/JP2540672B2/ja not_active Expired - Lifetime
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