JP2540121Y2 - 積層形減圧弁 - Google Patents
積層形減圧弁Info
- Publication number
- JP2540121Y2 JP2540121Y2 JP11127390U JP11127390U JP2540121Y2 JP 2540121 Y2 JP2540121 Y2 JP 2540121Y2 JP 11127390 U JP11127390 U JP 11127390U JP 11127390 U JP11127390 U JP 11127390U JP 2540121 Y2 JP2540121 Y2 JP 2540121Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- pilot
- hole
- pressure
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁切換弁の作動によって設定圧力を段階
的に変更する積層形減圧弁に関する。
的に変更する積層形減圧弁に関する。
この種の積層形減圧弁は、本出願人による実開昭61−
180313号公報に記載されている。このものでは、上方に
別途積層される切換弁によって、供給通路が出力通路の
一方に接続されるとき、あるいは出力通路の他方に接続
されるときにのみ減圧弁作用を得たり、供給通路が出力
通路のどちらに接続されても減圧弁作用を得たりするこ
とが選択できるよう、本体の側面に切換部材を取り付け
て減圧用絞り部下流の供給通路と、二つの出力通路のう
ちから一つを切換部材の取り付け位置の回転変位により
選択し、この選択した一つよりパイロット圧を弁体に作
用させるように構成されている。
180313号公報に記載されている。このものでは、上方に
別途積層される切換弁によって、供給通路が出力通路の
一方に接続されるとき、あるいは出力通路の他方に接続
されるときにのみ減圧弁作用を得たり、供給通路が出力
通路のどちらに接続されても減圧弁作用を得たりするこ
とが選択できるよう、本体の側面に切換部材を取り付け
て減圧用絞り部下流の供給通路と、二つの出力通路のう
ちから一つを切換部材の取り付け位置の回転変位により
選択し、この選択した一つよりパイロット圧を弁体に作
用させるように構成されている。
ところが、かかる構成では、切換部材を本体の側面に
取り付けるようにしているため、積層形減圧弁の幅寸法
が大きくなる問題点がある。
取り付けるようにしているため、積層形減圧弁の幅寸法
が大きくなる問題点がある。
本考案は、パイロット圧を選択できる幅寸法の小さな
積層形減圧弁を提供しようとするものである。
積層形減圧弁を提供しようとするものである。
このため本考案は、供給通路、戻り通路及び二つの出
力通路を貫通形成した本体に供給通路と交差する弁孔を
形成し、弁孔には供給通路中に減圧用の絞り部を形成す
る弁体を摺動自在に収容して弁体の一端側で弁孔にパイ
ロット室を形成しするとともに絞りを介しパイロット室
と連通する調圧室を弁体の他端側で弁孔に形成し、調圧
室を戻り通路に接続する通孔を本体に設け、この通孔に
介在する二つのパイロットトリリーフ弁を設けるととも
に、パイロットリリーフ弁に一つを選択的に非作動状態
として設定圧力を高低二段に切り換えるための電磁切換
弁を設け、電磁切換弁のソレノイドを取り付けた端部材
を本体の一端面に取り付けるとともに、本体の他端面に
は各パイロットリリーフ弁の設定圧圧調整部材を突設
し、弁孔のパイロット室に接続する中継室を本体と本体
に取り付ける端部材との間に形成し、中継室には二つの
出力通路と絞り部下流の供給通路から延びるパイロット
通孔をそれぞれ開口させるとともに、各パイロット通孔
のうち選択する二つにそれぞれ挿入されてこれらを閉じ
る閉塞部材を設けている。
力通路を貫通形成した本体に供給通路と交差する弁孔を
形成し、弁孔には供給通路中に減圧用の絞り部を形成す
る弁体を摺動自在に収容して弁体の一端側で弁孔にパイ
ロット室を形成しするとともに絞りを介しパイロット室
と連通する調圧室を弁体の他端側で弁孔に形成し、調圧
室を戻り通路に接続する通孔を本体に設け、この通孔に
介在する二つのパイロットトリリーフ弁を設けるととも
に、パイロットリリーフ弁に一つを選択的に非作動状態
として設定圧力を高低二段に切り換えるための電磁切換
弁を設け、電磁切換弁のソレノイドを取り付けた端部材
を本体の一端面に取り付けるとともに、本体の他端面に
は各パイロットリリーフ弁の設定圧圧調整部材を突設
し、弁孔のパイロット室に接続する中継室を本体と本体
に取り付ける端部材との間に形成し、中継室には二つの
出力通路と絞り部下流の供給通路から延びるパイロット
通孔をそれぞれ開口させるとともに、各パイロット通孔
のうち選択する二つにそれぞれ挿入されてこれらを閉じ
る閉塞部材を設けている。
このような本考案の構成によると、弁孔のパイロット
室へは、中継室に開口する三つのパイロット通孔のう
ち、閉塞部材で閉じられない一つのパイロット通孔によ
って、絞り部後の供給通路、二つの出力通路のいずれか
一つからパイロット圧が導入孔をへて導びかれる。
室へは、中継室に開口する三つのパイロット通孔のう
ち、閉塞部材で閉じられない一つのパイロット通孔によ
って、絞り部後の供給通路、二つの出力通路のいずれか
一つからパイロット圧が導入孔をへて導びかれる。
そして、中継室は本体と本体の一端面に取り付ける端
部材との間に形成されており、閉塞部材はパイロット通
孔に挿入されているから、パイロット圧の選択のための
部材を本体の側面に取り付ける必要がなくなって、幅寸
法の小さい積層形減圧弁を得ることができる。
部材との間に形成されており、閉塞部材はパイロット通
孔に挿入されているから、パイロット圧の選択のための
部材を本体の側面に取り付ける必要がなくなって、幅寸
法の小さい積層形減圧弁を得ることができる。
以下本考案の実施例を図面によって説明する。第1図
から第4図において、1は本体で、供給通路P、出力通
路A、B、戻り通路Rと供給通路Pに交差して長手方向
に沿った弁孔2を有する回路基体3Aを設けて回路基体3A
の一端に配置した端板3Bと他端に配置したパイロット基
体3Cとで形成されている。4は本体1の端板3Bに取り付
ける端部材で、回路基体3A、端板3B、パイロット基体3C
及び端部材4を図示しないボルトにより、一体的に結合
している。弁孔2には弁体5が、供給通路P中に減圧用
の絞り部6を形成するよう摺動自在に収容され、ばね7
により絞り部6を全開する方向へと押圧されている。そ
して、弁孔2の弁体5の一端側にはパイロット室8を、
また他端側には前記ばね7を収容した調圧室9を形成し
ており、両室8、9は、弁体5に設けた絞り10を介して
連通されている。
から第4図において、1は本体で、供給通路P、出力通
路A、B、戻り通路Rと供給通路Pに交差して長手方向
に沿った弁孔2を有する回路基体3Aを設けて回路基体3A
の一端に配置した端板3Bと他端に配置したパイロット基
体3Cとで形成されている。4は本体1の端板3Bに取り付
ける端部材で、回路基体3A、端板3B、パイロット基体3C
及び端部材4を図示しないボルトにより、一体的に結合
している。弁孔2には弁体5が、供給通路P中に減圧用
の絞り部6を形成するよう摺動自在に収容され、ばね7
により絞り部6を全開する方向へと押圧されている。そ
して、弁孔2の弁体5の一端側にはパイロット室8を、
また他端側には前記ばね7を収容した調圧室9を形成し
ており、両室8、9は、弁体5に設けた絞り10を介して
連通されている。
端部材4にはボス部4Aが、また端板3Bには拡径部11A
を有した嵌合孔11が設けられ、ボス部4Aを嵌合孔11に嵌
合して端部材11が端板3Bへと取り付けられると拡径部11
Aによりボス部4A外周に中継室12を形成するよにしてお
り、中継室12は、導入孔13A、13Bにより弁孔2のパイロ
ット室8に接続されている。そして、中継室12には、出
力通路A、Bより、また、供給通路Pの絞り部6下流と
なる第2図における弁孔2の上方部より、それぞれ延び
たパイロット通孔14A、14B、14Pがそれぞれ開口してい
る(第3図参照)。各パイロット通孔14A、14B、14Pの
中継室12側端部には、それぞれシート部15とねじ部16が
設けてあり、選択した二つのパイロット通孔14A、14B
は、閉塞部材となる止めねじ17と鋼球18を用いてねじ部
16に螺着する止めねじ17により鋼球18をシート部15に圧
着することで閉じている。
を有した嵌合孔11が設けられ、ボス部4Aを嵌合孔11に嵌
合して端部材11が端板3Bへと取り付けられると拡径部11
Aによりボス部4A外周に中継室12を形成するよにしてお
り、中継室12は、導入孔13A、13Bにより弁孔2のパイロ
ット室8に接続されている。そして、中継室12には、出
力通路A、Bより、また、供給通路Pの絞り部6下流と
なる第2図における弁孔2の上方部より、それぞれ延び
たパイロット通孔14A、14B、14Pがそれぞれ開口してい
る(第3図参照)。各パイロット通孔14A、14B、14Pの
中継室12側端部には、それぞれシート部15とねじ部16が
設けてあり、選択した二つのパイロット通孔14A、14B
は、閉塞部材となる止めねじ17と鋼球18を用いてねじ部
16に螺着する止めねじ17により鋼球18をシート部15に圧
着することで閉じている。
弁孔2の調圧室9は、通孔19により、パイロット基体
3Cに設けたパイロットリリーフ弁20の入口に接続すると
共に、通孔21A、21Bにより電磁切換弁Vの入口に接続さ
れている。電磁切換弁Vの出口は通孔21Cをへてパイロ
ット基体3Cに設けたパイロットリリーフ弁22の入口に接
続され、各パイロットリリーフ弁20、22の出口は、通孔
23A、23B、23Cをへて戻り通路Rに接続されている。電
磁切換弁Vは、回路基体3Aに配置されてばね24により弁
座25に着座されるボール状の弁体26を、端部材4に取り
付けたサレノイド27の作動によりボス部4Aに案内された
操作棒28を介して弁座25から離座せしめて開作動させる
常閉形の弁となっている。各パイロットリリーフ弁20、
22は、調圧ばね20A、22Aによってポペット状の弁体20
B、22Bを弁座20C、22Cに着座させる周知の構成のもの
で、調圧ばね20A、22Aのばね力を変えて設定圧力を調整
するための調整ねじ20D、22Dがパイロット基体3Cの端面
より長手方向へと突出させて設けてあり、パイロットリ
リーフ弁20の方が22よりも低い設定圧力を得るように調
整されるものである。
3Cに設けたパイロットリリーフ弁20の入口に接続すると
共に、通孔21A、21Bにより電磁切換弁Vの入口に接続さ
れている。電磁切換弁Vの出口は通孔21Cをへてパイロ
ット基体3Cに設けたパイロットリリーフ弁22の入口に接
続され、各パイロットリリーフ弁20、22の出口は、通孔
23A、23B、23Cをへて戻り通路Rに接続されている。電
磁切換弁Vは、回路基体3Aに配置されてばね24により弁
座25に着座されるボール状の弁体26を、端部材4に取り
付けたサレノイド27の作動によりボス部4Aに案内された
操作棒28を介して弁座25から離座せしめて開作動させる
常閉形の弁となっている。各パイロットリリーフ弁20、
22は、調圧ばね20A、22Aによってポペット状の弁体20
B、22Bを弁座20C、22Cに着座させる周知の構成のもの
で、調圧ばね20A、22Aのばね力を変えて設定圧力を調整
するための調整ねじ20D、22Dがパイロット基体3Cの端面
より長手方向へと突出させて設けてあり、パイロットリ
リーフ弁20の方が22よりも低い設定圧力を得るように調
整されるものである。
次にこのものの作動を説明する。
このような積層形減圧弁は、周知の如く、その下方で
出力通路A、B、供給通路P、戻り通路Rをそれぞれ図
示しないアクチュエータ、液圧源、低圧のタンクに接続
し、その上方には出力通路A、Bの一方を供給通路P
に、他方を戻り通路Rに接続する如く、出力通路A、B
と供給通路P、戻り通路Rとの間の接続を切り換える図
示しない切換弁を積層するのであるが、図示状態では弁
孔2のパイロット室8には、中継室12に連通した供給通
路Pの絞り部6の下流の圧力が導入孔13A、13Bをへてパ
イロット圧として導入され、ソレノイド27が非通電で電
磁切換弁Vが閉状態ではパイロットリリーフ弁22は調圧
室9と遮断されていて非作動状態にあるので、供給通路
Pの絞り部6下流は、パイロットリリーフ弁20の設定圧
力に圧力制御される。
出力通路A、B、供給通路P、戻り通路Rをそれぞれ図
示しないアクチュエータ、液圧源、低圧のタンクに接続
し、その上方には出力通路A、Bの一方を供給通路P
に、他方を戻り通路Rに接続する如く、出力通路A、B
と供給通路P、戻り通路Rとの間の接続を切り換える図
示しない切換弁を積層するのであるが、図示状態では弁
孔2のパイロット室8には、中継室12に連通した供給通
路Pの絞り部6の下流の圧力が導入孔13A、13Bをへてパ
イロット圧として導入され、ソレノイド27が非通電で電
磁切換弁Vが閉状態ではパイロットリリーフ弁22は調圧
室9と遮断されていて非作動状態にあるので、供給通路
Pの絞り部6下流は、パイロットリリーフ弁20の設定圧
力に圧力制御される。
すなわち、パイロットリリーフ弁20はその弁体20Bが
弁座20Cより離座して開いて調圧室9を設定圧力に保
ち、弁体5は、調圧室9内圧力及びばね7による押圧力
と平衡する押圧力がパイロット室8内に生じるよう、移
動によって絞り部6の開度を変化して周知の減圧作用を
行うのである。そして、電磁切換弁Vはソレノイド27が
通電されると、弁体26が弁座25より離座して開き、パイ
ロットリリーフ弁20より設定圧力の低いパイロットリリ
ーフ弁22が作動状態となる。この結果パイロットリリー
フ弁20は閉じ、パイロットリリーフ弁22が開いて調圧室
9の圧力制御を行い、供給通路Pの絞り部6下流は、パ
イロットリリーフ弁22の設定圧力に圧力制御される。こ
れによって、供給通路Pが、図示しない切換弁で出力通
路A、Bのどちらに接続されても、ソレノイド27の非通
電ではパイロットリリーフ弁20の、ソレノイド27の通電
ではパロットリリーフ弁22の設定圧力に制御された圧力
が供給通路Pに接続される出力通路AまたはBに得られ
る。
弁座20Cより離座して開いて調圧室9を設定圧力に保
ち、弁体5は、調圧室9内圧力及びばね7による押圧力
と平衡する押圧力がパイロット室8内に生じるよう、移
動によって絞り部6の開度を変化して周知の減圧作用を
行うのである。そして、電磁切換弁Vはソレノイド27が
通電されると、弁体26が弁座25より離座して開き、パイ
ロットリリーフ弁20より設定圧力の低いパイロットリリ
ーフ弁22が作動状態となる。この結果パイロットリリー
フ弁20は閉じ、パイロットリリーフ弁22が開いて調圧室
9の圧力制御を行い、供給通路Pの絞り部6下流は、パ
イロットリリーフ弁22の設定圧力に圧力制御される。こ
れによって、供給通路Pが、図示しない切換弁で出力通
路A、Bのどちらに接続されても、ソレノイド27の非通
電ではパイロットリリーフ弁20の、ソレノイド27の通電
ではパロットリリーフ弁22の設定圧力に制御された圧力
が供給通路Pに接続される出力通路AまたはBに得られ
る。
また、第3図の状態からパイロット通孔14Aに設けた
止めねじ17と鋼球18を取り外してこれをパイロット通孔
14Pを閉塞するよう止めねじ17をねじ部16に螺着し鋼球1
8をシート部15に圧接して設けると、パイロット通孔14P
は閉塞され中継室12は開放されたパイロット通孔14Aに
より出力通路Aに連通され、パイロット室8へのパイロ
ット圧として出力通路Aの圧力が導びかれる。このた
め、出力通路Aが供給通路Pに接続され、出力通路Bが
戻り通路Rに接続されるときには、ソレノイド27の非通
電、通電に応じ、パイロットリリーフ弁20、22の設定圧
力に制御された圧力が出力通路Aに得られる一方、出力
通路Aが戻り通路Rに、出力通路Bが供給通路Pに接続
されるときには、出力通路Aは低圧となって各パイロッ
トリリーフ弁20、22はソレノイド27の通電非通電を問わ
ず閉じたままとなり、弁体5は全開状態を保って減圧作
用を行なわない。
止めねじ17と鋼球18を取り外してこれをパイロット通孔
14Pを閉塞するよう止めねじ17をねじ部16に螺着し鋼球1
8をシート部15に圧接して設けると、パイロット通孔14P
は閉塞され中継室12は開放されたパイロット通孔14Aに
より出力通路Aに連通され、パイロット室8へのパイロ
ット圧として出力通路Aの圧力が導びかれる。このた
め、出力通路Aが供給通路Pに接続され、出力通路Bが
戻り通路Rに接続されるときには、ソレノイド27の非通
電、通電に応じ、パイロットリリーフ弁20、22の設定圧
力に制御された圧力が出力通路Aに得られる一方、出力
通路Aが戻り通路Rに、出力通路Bが供給通路Pに接続
されるときには、出力通路Aは低圧となって各パイロッ
トリリーフ弁20、22はソレノイド27の通電非通電を問わ
ず閉じたままとなり、弁体5は全開状態を保って減圧作
用を行なわない。
同様に、第3図の状態によりパイロット通孔14Bの止
めねじ17、鋼球18を取り外してこれをパイロット通孔14
Pに設けた場合には、中継室12が出力通路Bに連通して
パイロット室8へのパイロット圧として出力通路Bの圧
力が導びかれるので、出力通路Bが供給通路Bに接続さ
れるとき、ソレノイド27の非通、通電に応じ、パイロッ
トリリーフ弁20、22の設定圧力に制御された圧力が出力
通路Bに得られる。
めねじ17、鋼球18を取り外してこれをパイロット通孔14
Pに設けた場合には、中継室12が出力通路Bに連通して
パイロット室8へのパイロット圧として出力通路Bの圧
力が導びかれるので、出力通路Bが供給通路Bに接続さ
れるとき、ソレノイド27の非通、通電に応じ、パイロッ
トリリーフ弁20、22の設定圧力に制御された圧力が出力
通路Bに得られる。
そして、このようなパイロット室8に導びくパイロッ
ト圧の選択のため、端板3Bに端部材4を取り付けて両者
3B、4間に形成される中継室12に各パイロット通孔14
P、14A、14Bを開口せしめ、これらパイロット通孔14P、
14A、14Bの二つを止めねじ17、鋼球18で閉塞するように
しているため、本体1の側面にこのような選択のための
部材を設置する必要がなく、積層形減圧弁の幅寸法を小
さくできるのである。
ト圧の選択のため、端板3Bに端部材4を取り付けて両者
3B、4間に形成される中継室12に各パイロット通孔14
P、14A、14Bを開口せしめ、これらパイロット通孔14P、
14A、14Bの二つを止めねじ17、鋼球18で閉塞するように
しているため、本体1の側面にこのような選択のための
部材を設置する必要がなく、積層形減圧弁の幅寸法を小
さくできるのである。
なお、本体1において端板3Bやパイロット基体3Cは回
路基体3Aと一体とすることもでき、さらに端部材4を本
体1の長手方向に分割することもでき、また、気体用の
積層形減圧弁とすることもできる。
路基体3Aと一体とすることもでき、さらに端部材4を本
体1の長手方向に分割することもでき、また、気体用の
積層形減圧弁とすることもできる。
さらに、パイロットリリーフ弁20、22を第5図の如く
直列配置し、電磁切換弁Vをパイロットリリーフ弁22に
並列に配置することもできる。この場合、電磁切換弁V
が第5図の如くノーマル位置では、両パイロットリリー
フ弁20、22の設定圧力の和に相当する高圧設定状態が得
られ、電磁切換弁Vを作動位置とすると、パイロットリ
リーフ弁22は電磁切換弁Vでバイパスされて非作動状態
となり、パイロットリリーフ弁20のみの設定圧力に相当
する低圧設定状態が得られる。
直列配置し、電磁切換弁Vをパイロットリリーフ弁22に
並列に配置することもできる。この場合、電磁切換弁V
が第5図の如くノーマル位置では、両パイロットリリー
フ弁20、22の設定圧力の和に相当する高圧設定状態が得
られ、電磁切換弁Vを作動位置とすると、パイロットリ
リーフ弁22は電磁切換弁Vでバイパスされて非作動状態
となり、パイロットリリーフ弁20のみの設定圧力に相当
する低圧設定状態が得られる。
このように本考案では、パイロット室に導びくパイロ
ット圧の選択のため、本体の一端面に端部材を取り付け
て本体と端部材間に形成される中継室へ、各パイロット
通孔を開口させ、各パイロット通孔の二つを選択して閉
じるようにしているから、本体の側面にはパイロット圧
の選択のための部材を設ける必要がなくなり、積層形減
圧弁の幅寸法を小さくできる。これにより、各種積層形
弁を積層する積層部を多数有する弁装置に適用した場合
でも、積層部間のピッチを大きくせず、したがって弁装
置の形状を大きくしない積層形減圧弁が得られる。
ット圧の選択のため、本体の一端面に端部材を取り付け
て本体と端部材間に形成される中継室へ、各パイロット
通孔を開口させ、各パイロット通孔の二つを選択して閉
じるようにしているから、本体の側面にはパイロット圧
の選択のための部材を設ける必要がなくなり、積層形減
圧弁の幅寸法を小さくできる。これにより、各種積層形
弁を積層する積層部を多数有する弁装置に適用した場合
でも、積層部間のピッチを大きくせず、したがって弁装
置の形状を大きくしない積層形減圧弁が得られる。
第1図から第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
平面図、第2図は縦断面図、第3図は中継室へのパイロ
ット通孔の連通状態を示す要部拡大破断図、第4図は液
圧回路図、第5図は他の実施例を示す液圧回路図であ
る。 1……本体、2……弁孔、4……端部材、6……絞り
部、8……パイロット室、9……調圧室、12……中継
室、13A、13B……導入孔、14A、14B、14P……パイロッ
ト通孔、17……止めねじ、18……鋼球、20、22……パイ
ロットリリーフ弁、27……ソレノイド、P……供給通
路、A、B……出力通路、R……戻り通路、V……電磁
切換弁。
平面図、第2図は縦断面図、第3図は中継室へのパイロ
ット通孔の連通状態を示す要部拡大破断図、第4図は液
圧回路図、第5図は他の実施例を示す液圧回路図であ
る。 1……本体、2……弁孔、4……端部材、6……絞り
部、8……パイロット室、9……調圧室、12……中継
室、13A、13B……導入孔、14A、14B、14P……パイロッ
ト通孔、17……止めねじ、18……鋼球、20、22……パイ
ロットリリーフ弁、27……ソレノイド、P……供給通
路、A、B……出力通路、R……戻り通路、V……電磁
切換弁。
Claims (1)
- 【請求項1】供給通路、戻り通路及び二つの出力通路を
貫通形成した本体に供給通路と交差する弁孔を形成し、
弁孔には供給通路中に減圧用の絞り部を形成する弁体を
摺動自在に収容して弁体の一端側で弁孔にパイロット室
を形成するとともに絞りを介しパイロット室と連通する
調圧室を弁体の他端側で弁孔に形成し、調圧室を戻り通
路に接続する通孔を本体に設け、この通孔に介在する二
つのパイロットリリーフ弁を設けるとともに、パイロッ
トリリーフ弁の一つを選択的に非作動状態として設定圧
力を高低二段に切り換えるための電磁切換弁を設け、電
磁切換弁のソレノイドを取り付けた端部材を本体の一端
面に取り付けるとともに、本体の他端面には各パイロッ
トリリーフ弁の設定圧力調整部材を突設し、弁孔のパイ
ロット室に接続する中継室を本体と本体に取り付ける端
部材との間に形成し、中継室には二つの出力通路と絞り
部下流の供給通路から延びるパイロット通孔をそれぞれ
開口させるとともに、各パイロット通孔のうち選択する
二つにそれぞれ挿入されてこれらを閉じる閉塞部材を設
けて成る積層形減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127390U JP2540121Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 積層形減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127390U JP2540121Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 積層形減圧弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0467715U JPH0467715U (ja) | 1992-06-16 |
JP2540121Y2 true JP2540121Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31858699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11127390U Expired - Fee Related JP2540121Y2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 積層形減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540121Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP11127390U patent/JP2540121Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0467715U (ja) | 1992-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3576507B2 (ja) | 双方向パイロット作動制御弁 | |
JP3090275B2 (ja) | 圧力補正された流れ増幅ポペットバルブ | |
US5645263A (en) | Pilot valve for a flow amplyifying poppet valve | |
US4611632A (en) | Hydraulic solenoid valve structure | |
WO2019224426A1 (en) | On/off hydraulic valve | |
US4432391A (en) | Impulse valve | |
JPH0419411A (ja) | 操作弁装置 | |
JP3125128B2 (ja) | 湯水混合栓 | |
JP2540121Y2 (ja) | 積層形減圧弁 | |
US6257277B1 (en) | Modular multiple output pneumatic pressure valve | |
JPH086727B2 (ja) | スロースタートバルブ | |
CA2266787A1 (en) | Electrically controlled flow regulator valve with transient dampening | |
JP3141036B2 (ja) | パイロット操作式切換弁 | |
JP3244723B2 (ja) | バルブユニット | |
JPS6225763Y2 (ja) | ||
JP2936776B2 (ja) | ダイヤフラム式流量調節弁 | |
JP2571254Y2 (ja) | 減圧弁 | |
JP2506965Y2 (ja) | 電磁方向切換弁 | |
JPS6225764Y2 (ja) | ||
US20040238053A1 (en) | Electromagnetic double valve having a common coil | |
JPH0454499Y2 (ja) | ||
JPH0718505B2 (ja) | パイロット弁 | |
JP2535422Y2 (ja) | 電流制御式方向流量制御弁 | |
JP2544804Y2 (ja) | 方向制御弁装置 | |
JPH0325482Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |