JP2539619Y2 - 端面定寸装置の制御装置 - Google Patents

端面定寸装置の制御装置

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JP2539619Y2
JP2539619Y2 JP1990100452U JP10045290U JP2539619Y2 JP 2539619 Y2 JP2539619 Y2 JP 2539619Y2 JP 1990100452 U JP1990100452 U JP 1990100452U JP 10045290 U JP10045290 U JP 10045290U JP 2539619 Y2 JP2539619 Y2 JP 2539619Y2
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、ワークの中心線に対して角度θをなす直
線行路に沿って移動するアングルスライドの砥石台に固
定した端面定寸装置の制御装置に関するものである。
「従来の技術」 第4図に示すように、アングルスライドの砥石台aに
端面定寸装置bを固定した場合の端面定寸装置bと砥石
G間の距離を記憶する端面固定位置Lの位置記憶は、テ
ーブルに載置された主軸台と心押台に支持されたワーク
Wの基準面Wpと端面定寸装置b及び砥石端面Gbとの接触
をワークの径方向において同一位置Xで行い、その時の
テーブルの位置の差から、端面定寸装置bと砥石G間の
距離を求めることにより行っていた。同一位置で接触を
行わない場合は第4図に示すように、砥石G間の距離は
砥石Gが基準面Wpに接触したときの径方向における砥石
位置X′となり異なった値L′となる。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記のようにワークの基準面と端面定
寸装置及び砥石端面とを、同一位置で接触させる操作は
慎重でかつ熟練度を要し、手間が掛かって作業性が悪い
という問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、ワークの基準面に対する端面定寸装置の接触点と砥
石の接触点が異なっても、正確な端面固定位置の位置記
憶を行うことのできる端面定寸装置の制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するための具体的手段として、ワーク
の中心線に対して鋭角度θをなして交差する行路に沿っ
て移動するアングルスライドの砥石台に固定した端面定
寸装置の制御装置において、 前記ワークの基準面に端面定寸装置が接触したときの
前記ワークの中心線に対する第1砥石台位置とその時の
第1テーブル位置とを記憶する第1記憶手段と、前記ワ
ークの基準面に砥石端面が接触したときの前記ワークの
中心線に対する第2砥石台位置とその時の第2テーブル
位置とを記憶する第2記憶手段と、前記鋭角度θ及び前
記第1及び第2記憶手段に記憶した第1砥石台位置と第
2砥石台位置に基づいて前記端面定寸装置と砥石端面間
の距離の補正値を演算する補正値演算手段と、前記補正
値及び前記第1及び第2記憶手段に記憶した第1テーブ
ル位置と第2テーブル位置に基づいて前記端面定寸装置
と砥石端面間の距離を演算する距離演算手段とを備えた
ことを特徴とする端面定寸装置の制御装置が提供され
る。
また、上記構成の第1砥石台位置と第2砥石台位置を
ワークの中心線と直交する方向の値としたことを特徴と
する端面定寸装置の制御装置が提供される。
「作用」 上記端面定寸装置の制御装置によれば、第1記憶手段
に記憶された第1砥石台位置と第2記憶手段に記憶され
た第2砥石台位置及び鋭角度θに基づいて補正値演算手
段が端面定寸装置と砥石端面間の距離の補正値を演算
し、この補正値と第1及び第2記憶手段に記憶した第1
テーブル位置と第2テーブル位置に基づいて距離演算手
段が端面定寸装置と砥石端面間の距離を演算する。
「実施例」 本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図において、21はベッド20上の前面に形成された
案内面に沿ってZ軸方向へ摺動可能に案内されたワーク
テーブルであって、パルスモータ22により駆動される送
りねじ23に螺合している。このワークテーブル21上には
主軸台25及び心押台26が載置され、この主軸台25と心押
台26のセンタによって、円筒部Waとこれに隣接する肩部
Wbとが研削加工されるワークWが回転可能に支持されて
いる。
また、27は主軸軸線Osと平行な円筒面Gaと、この円筒
面Gaと直交する端面Gbとを有するアンギュラ形の砥石車
Gを軸架する砥石台で、この砥石台27はベッド20上に形
成された案内面に沿って前記Z軸と鋭角度θをなして交
差するX軸方向へ摺動可能に案内されており、ナット28
を介してパルスモータ30に連結された送りねじ31に螺合
している。
さらに、上記アングルスライドの砥石台27には、端面
定寸装置32が固定されワークWの基準面Wpに接触する測
定子33を有し、テーブル21を移動させることにより基準
面位置を定寸点に位置決めし、ワーク座標系の設定がな
される。
一方、40はコンピュータ等により構成される数値制御
装置を示し、メモリ41の外、図略のインタフェースを介
して、データ入力装置42、手動パルス発生器43、加工開
始等の各種指令スイッチCS1〜CS3が接続されている。そ
して、端面定寸装置32からの定寸信号も図略のインタフ
ェースを介して数値制御装置40へ入力される。数値制御
装置40は、メモリ41に記憶される所定の加工プログラム
に従って、パルスモータ22,30をそれぞれ駆動するドラ
イブユニットDUZ,DUXに指令パルスを分配し、ワークテ
ーブル21及び砥石台27を移動させる。
45,46はドライブユニットDUZ及びDUXにそれぞれ分配
される正負の指令パルスを、それぞれ可逆的に計数して
ワークテーブル21及び砥石台27の現在位置を表す位置デ
ータDz及びDxを出力する位置検出カウンタであり、この
位置検出カウンタ45,46から出力される位置データDz,Dx
も、図略のインタフェースを介して数値制御装置40内に
読み込めるようになっている。本実施例においては、砥
石車Gの円筒面Gaが主軸軸線Osに接する砥石台27の基準
位置になっていて、カウンタ46から出力される位置デー
タDxは砥石台27がこの基準位置からどれだけ後退した位
置にあるかを、円筒面Gaと主軸軸線Osとの間の距離によ
り直径方向の値に変換して表示している。また、ワーク
テーブル21の基準位置は、ワークテーブル21が第1図に
2点鎖線で示す位置となるテーブル原点Q1であり、カウ
ンタ45から出力される位置データDzは、ワークテーブル
21が上記テーブル原点Q1からどれだけ左方へ移動したか
を表している。
ここにおいて、機械原点Qとしては砥石車Gの円筒面
Gaと端面Gbとの交点が砥石台27の前進により主軸軸線Os
に一致した点であり、この点Qは砥石台27が移動して
も、テーブル21が移動しても不動の点である。また、テ
ーブル原点Q1としては、この機械原点Qから所定量離間
した点に設けられた原点検出器43がテーブル21上に設け
た発磁体44を検出した点でもある。前記カウンタ45はテ
ーブル21の原点復帰によって、零にリセットされテーブ
ル移動指令パルスを計数してテーブル現在位置を表すよ
うになっており、この状態が機械座標系となる。かかる
機械座標系における端面定寸装置32と砥石車Gの端面Gb
との間の距離が、正確に記憶されないと高精度の研削加
工ができないので、以下に述べる端面固定位置の位置記
憶を行う。
端面固定位置の位置記憶は、前記数値制御装置40の図
略のコンピュータにおける処理により行われる。
第2図はその処理を示すフローチャートである。ステ
ップ100で端面定寸装置32の測定子33にワークWの基準
面Wpが接触し、端面定寸信号が得られるまでテーブル21
を移動させる。端面定寸信号ONによりステップ101でこ
の時のテーブル21の現在位置、即ちテーブル原点Q1に対
する移動量を表す現在位置カウンタ45の値(第1テーブ
ル位置)Z1を読み取り、さらに砥石台27の現在位置、即
ち砥石円筒面Gaの主軸軸線Osに対する距離を表すカウン
タ46の値(第1砥石位置)X1を読み取り、それぞれ記憶
する。続いてステップ102では、一旦後退させた砥石台2
7を進出させ、ワークWの基準面Wpに砥石車Gの端面Gb
が接触するまで目視しながらテーブル21を移動させ、ス
テップ103でこの時のテーブル21の現在位置、即ちテー
ブル原点Q1に対する移動量を表す現在位置カウンタ45の
値(第2テーブル位置)Z2を読み取り、さらに砥石台27
の現在位置を表すカウンタ46の値(第2砥石位置)X2
読み取り、それぞれ記憶する。ステップ104では、 式ΔZ=−(X2−X1)/2tanθにより補正値ΔZを演算
する。続くステップ105で、補正値ΔZと記憶したテー
ブル21の位置Z1,Z2から、端面定寸装置32と砥石車Gと
の間の距離Lを式L=Z1−Z2+ΔZにより演算する。ス
テップ106でその演算結果を記憶して終了する。
「考案の効果」 本考案は上記構成を有し、第1記憶手段に記憶された
ワークの基準面と端面定寸装置が接触したときの第1砥
石台位置と第1テーブル位置及び、第2記憶手段に記憶
されたワークの基準面と砥石の端面が接触したときの第
2砥石台位置と第2テーブル位置とから、第1砥石台位
置と第2砥石台位置の偏差に基づいて補正値を演算し、
この補正値により第1テーブル位置と第2テーブル位置
の差より求められる端面定寸装置と砥石端面間の距離を
補正するものであるので、端面定寸装置及び砥石をワー
ク基準面の同一位置に接触させる必要がなくなり、端面
定寸装置及び砥石をワーク基準面のそれぞれ任意の位置
に接触させればよいので、作業者の操作が容易となり、
また作業者の熟練度に関係なく常に正確な端面定寸装置
と砥石端面間の距離を求めることができる効果がある。
また、第1砥石台位置と第2砥石台位置をワークの中
心線と直交する方向の値とすれば、作業者が設定を行う
際データ入出力装置に第1砥石台位置と第2砥石台位置
を表示したとき、作業者の視認性をよくすることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面第1図はアンギュラ研削盤の平面図に制御回路
を併記した図、第2図は端面個定位置の位置記憶におけ
る処理内容を示すフローチャート、第3図は位置記憶の
際の説明図、第4図は従来装置の位置記憶例を示した説
明図である。 21……テーブル、25……主軸台、26……心押台、27……
砥石台、32……端面定寸装置、W……ワーク、Wp……ワ
ーク基準面。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブルに載置された主軸台と心押台に支
    持されたワークの中心線に対して鋭角度θをなして交差
    する行路に沿って移動するアングルスライドの砥石台に
    固定した端面定寸装置の制御装置において、 前記ワークの基準面に端面定寸装置が接触したときの前
    記ワークの中心線に対する第1砥石台位置とその時の第
    1テーブル位置とを記憶する第1記憶手段と、前記ワー
    クの基準面に砥石端面が接触したときの前記ワークの中
    心線に対する第2砥石台位置とその時の第2テーブル位
    置とを記憶する第2記憶手段と、前記鋭角度θ及び前記
    第1及び第2記憶手段に記憶した第1砥石台位置と第2
    砥石台位置に基づいて前記端面定寸装置と砥石端面間の
    距離の補正値を演算する補正値演算手段と、前記補正値
    及び前記第1及び第2記憶手段に記憶した第1テーブル
    位置と第2テーブル位置に基づいて前記端面定寸装置と
    砥石端面間の距離を演算する距離演算手段とを備えたこ
    とを特徴とする端面定寸装置の制御装置。
  2. 【請求項2】前記第1砥石台位置及び第2砥石台位置は
    前記ワークの中心線と直交する方向の値であることを特
    徴とする請求項1に記載した端面定寸装置の制御装置。
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