JP2539558Y2 - スピンドル装置 - Google Patents

スピンドル装置

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JP2539558Y2
JP2539558Y2 JP8036492U JP8036492U JP2539558Y2 JP 2539558 Y2 JP2539558 Y2 JP 2539558Y2 JP 8036492 U JP8036492 U JP 8036492U JP 8036492 U JP8036492 U JP 8036492U JP 2539558 Y2 JP2539558 Y2 JP 2539558Y2
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JP
Japan
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spindle
tool
outer peripheral
collar
peripheral spline
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JP8036492U
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JPH0639323U (ja
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航介 鈴木
透 池田
寛 椎名
幸治 西塚
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば複数のリーマ工
具を挟軸間に備えたような装置において工具の着脱が容
易であり且つ加工精度を保証し得るスピンドル装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばリーマ工具は予めドリル等
で明けられた穴の精度を高め、内面を美しく仕上げる目
的のため使用され、スピンドル装置本体に対して交換可
能に構成されている。例えば実開昭58―121635
号等は、かかる切削工具の交換可能な一般的な形態のス
ピンドル装置として知られており、本体側のスピンドル
の軸先端に工具ホルダを取り付け、この工具ホルダに対
してリーマ工具等のテーパシャンク部を差込んで装着す
る。又、精密加工を要求されるリーマ工具の場合は、工
具の振れを防止し切削方向を正確にするため、例えば刃
部の先端側に切刃を先導するためのパイロット部を設け
たり、或いは刃部の中間部に円筒状のガイド部を設けた
りすることがある。又、リーマ工具をスピンドル装置本
体にしっかりと装着出来るようにして加工振れ等を少な
くするよう構成されることもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに工具の装着部をしっかりと拘束するようにしたリー
マ工具を一つのスピンドル装置本体に対して複数装着
し、これらの軸間を狭くしようとすると、従来の場合で
は間隔に限度があり、しかも工具交換がやりにくいとい
う問題があった。そこで、狭い軸間でも容易に工具の装
着が出来、しかも加工精度を低下させないような装置が
望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本考案は先端に外周スプライン部を備えたスピンド
ルと、基端側に外周スプライン部を備えた切削工具と、
内周スプライン部を備えたカラーとを設け、このカラー
の一端側にスピンドル先端の外周スプライン部を嵌合さ
せ、該カラー内に押圧子を配設したのちカラーの他端側
に切削工具基端側の外周スプライン部を嵌合させて連結
した。又、切削工具の中間部に設けられた大径の円筒状
部を軸受け部材で軸受けし、この円筒状部の先端側の肩
部を軸受け部材の前面に臨ませ、この肩部に係止部材を
係合させて軸受け部材の前面に固定した。
【0005】
【作用】切削工具の基端とスピンドルの先端の外周スプ
ライン部にカラーをスプライン嵌合させて連結すること
で、連結構造、連結手順が簡略化され、狭い軸間でも容
易に装着出来る。又、カラーの中に押圧子を配設して駆
動力の伝達の際にスプライン部への集中した負担を避け
る。そして、切削工具の中間部の大径の円筒状部を軸受
け部材で軸受けすることで装着部が安定し、加工振れ等
に起因する加工精度の低下といった事態が防止出来ると
ともに、円筒状部の肩部に係止部材を係合させて、切削
工具を加工穴から引き抜く際に該工具が装置本体から抜
け出るのを防止する。
【0006】
【実施例】本考案のスピンドル装置の実施例について添
付した図面に基づき説明する。図1は本考案のスピンド
ル装置の縦断面図、図2は図1のA―A線断面図、図3
は図1のB―B線断面図である。
【0007】本考案のスピンドル装置は、予め穿設加工
された穴を精密に仕上げ、滑らかな仕上面を得る際に使
用するリーマ工具の駆動装置として構成され、特に狭い
軸間で複数の加工穴を同時に仕上げるのに適した装置と
して構成されている。
【0008】そして、このスピンドル装置は装置本体1
と、この装置本体1に対して着脱自在な複数のリーマ工
具2、…を備え、装置本体1には、例えば円周方向に沿
って各二本づつのリーマ工具2を狭間隔で装着すること
の出来る三箇所の装着部3が設けられて、合計六本のリ
ーマ工具2、…を同時に装着出来るようにされている。
【0009】そして、装置本体1の背部中央には駆動主
軸4が設けられ、この駆動主軸4と一体となった駆動側
ギア5には、円周方向に沿って三本の加工スピンドル軸
6の被動ギア7が噛合し、各加工スピンドル軸6の被動
ギア7には夫々幅広のアイドルギア8が噛合している。
【0010】そして、この各アイドルギア8には、もう
一本の加工スピンドル軸10の被動ギア11が噛合し、
この加工スピンドル軸10と前記加工スピンドル軸6は
狭間隔で前記駆動主軸4と平行となって前方に向けて延
出している。
【0011】ところで、各加工スピンドル軸6、10の
先端には外周スプライン部6a、10aが設けられ、こ
の外周スプライン部6a、10aは装置本体1の空洞部
12内に臨んでいる。
【0012】そして、各外周スプライン部6a、10a
には、内周スプラインを有するカラー13の一端側が嵌
合され、このカラー13内には例えばスチール棒から形
成した押圧子14が配設されている。
【0013】そして、この押圧子14の両端は軸中央部
が突起する曲面状とし、カラー13内を軸方向に沿って
遊動可能とするとともに、任意の手段でカラー13から
抜け出ないようにしている。
【0014】又、各加工スピンドル軸6、10の前方に
は、奥行幅を有する軸受け部材としてのブッシュプレー
ト15を設け、前記空洞部12の前面を覆っている。
【0015】又このブッシュプレート15は、各加工ス
ピンドル軸6、10の延長線上に一対の軸受け孔15a
を備え、この軸受け孔15aの孔径は以下に述べるリー
マ工具2の大径部23を挿通せしめ軸受けすることが出
来る程度の径としている。
【0016】尚、このブッシュプレート15には、装置
本体1側に連通する潤滑剤通路16を設け、前記軸受け
孔15aに向けて潤滑剤を流通せしめることが出来るよ
うにしている。
【0017】リーマ工具2は、刃部21の先端にパイロ
ット部22を備えるとともに、刃部21の後端側に大径
の円筒状部である大径部23を備え、この大径部23よ
り更に基端側に外周スプライン部24を備えている。
【0018】そしてこの外周スプライン部24は、前述
の加工スピンドル軸6、10の外周スプライン部6a、
10aとほぼ同径とされ、前記カラー13の内周スプラ
イン部に対してスプライン嵌合出来るようにされてい
る。
【0019】このため、装置本体1の前方からブッシュ
プレート15の軸受け孔15aにリーマ工具2を差し込
み、基端側の外周スプライン部24をカラー13の前方
から挿入させることによって、外周スプライン部24と
カラー13がスプライン嵌合し、同時に押圧子14の一
端側がリーマ工具2の基端面に当接するとともに、押圧
子14の他端側が加工スプライン軸6、10の先端面に
当接して両者によって挟み込まれる。そしてかかるスプ
ラインによる結合方式にすることで一本のリーマ工具2
の連結構造が横方向に広がらず、狭い軸間でも適用出来
る。
【0020】又、これと同時にリーマ工具2の大径部2
3はブッシュプレート15の軸受け孔15aによって軸
受けされる。
【0021】この際、大径部23の先端側の肩部23a
がブッシュプレート15の前面に対して面一になるよう
にしている。そして、このブッシュプレート15の前面
に係止部材としての例えば円板状のカバープレート17
をネジ止めし、このカバープレート17を前記肩部23
aに係合させる。
【0022】すなわち、このカバープレート17には、
リーマ工具2の刃部21より大径で且つ大径部23より
径の小さい合計六個の挿通孔が設けられており、リーマ
工具2を装置本体1に装着した後、その上からカバープ
レート17を装着し、各刃部21を挿通孔に挿通させて
各肩部23aを挿通孔に係合させている。
【0023】以上のように構成したスピンドル装置の作
用について説明する。
【0024】装置本体1の加工スピンドル軸6、10先
端の外周スプライン部6a、10aには、予めカラー1
3の後端側が差し込まれスプライン嵌合しており、又、
カラー13の内部には押圧子14が配設されている。
【0025】又、装置本体1の前面側にはブッシュプレ
ート15が設けられ、このブッシュプレート15の軸受
け孔15aが各加工スピンドル軸6、10の前方延長線
上に臨んでいる。
【0026】かかる状態でリーマ工具2を装着する。す
なわち、リーマ工具2の基端側を軸受け孔15aに挿通
させ、更に押し込んで基端側の外周スプライン部24を
カラー13の先端側に差し込みスプライン嵌合させる。
【0027】そして、リーマ工具2の挿入が終えると前
記要領で前方側からカバープレート17を被せ、肩部2
3aに挿通孔を係合させてブッシュプレート15の前面
に固定する。このように工具の交換は極めて簡単であ
る。
【0028】かかる状態で、駆動主軸4の回転は各駆動
ギア5、被動ギア6、アイドルギア8、被動ギア11を
介して夫々の加工スピンドル軸6、10に伝達される
が、この加工スピンドル軸6、10の回転は各カラー1
3の内周スプライン部を介してリーマ工具2に伝達され
る。
【0029】又この際、回転の伝達力の一部は、加工ス
ピンドル軸6、10の先端面とリーマ工具2の基端面の
両者に当接する押圧子14によっても受け持たれ、スプ
ライン部に過度の負担がかからない。
【0030】そして、予めドリル等で加工したワークW
の加工穴にリーマ工具2先端のパイロット部22を挿入
して振れ止めをしながらリーマ加工するが、リーマ工具
2の中間部は比較的幅の広いブッシュプレート15に軸
受けされており、加工振れが少なくなって加工精度も保
証される。
【0031】尚、図1に示すように、薄板のワークWを
加工する際は、先端のパイロット部22を挿通せしめる
ことの出来る別個のガイド部材18を用意し、このガイ
ド部材18でガイドするようにしてもよい。
【0032】
【考案の効果】以上のように本考案のスピンドル装置
は、特に精度が要求されるリーマ工具のような切削工具
を狭間隔で装着しても加工精度が低下せず、しかも工具
の交換も容易である。しかも、構造も簡易であって安価
に構成出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスピンドル装置の縦断面図
【図2】図1のA―A線断面図
【図3】図1のB―B線断面図
【符号の説明】
1 装置本体 2 リーマ工具 6、10 加工スピンドル軸 6a、10a 外周スプライン部 13 カラー 14 押圧子 15 軸受け部材としてのブッシュプレート 17 係止部材としてのカバープレート 23 大径部 23a 肩部 24 外周スプライン部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルの先端と切削工具の基端側に
    外周スプライン部を設け、このスピンドルの外周スプラ
    イン部と切削工具の外周スプライン部を、内周スプライ
    ン部を備えてなるカラーにスプライン嵌合させて連結す
    る一方、このカラー内にスピンドル先端面と切削工具の
    基端面に当接し得る押圧子を配設し、又、切削工具の中
    間部に設けられた大径の円筒状部を軸受け部材で軸受け
    し、該円筒状部の先端側の肩部を該軸受け部材の前面に
    臨ませ、この肩部に係合させた係止部材を軸受け部材の
    前面に固定するようにしたことを特徴とするスピンドル
    装置。
JP8036492U 1992-10-27 1992-10-27 スピンドル装置 Expired - Lifetime JP2539558Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036492U JP2539558Y2 (ja) 1992-10-27 1992-10-27 スピンドル装置

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JP8036492U JP2539558Y2 (ja) 1992-10-27 1992-10-27 スピンドル装置

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Publication Number Publication Date
JPH0639323U JPH0639323U (ja) 1994-05-24
JP2539558Y2 true JP2539558Y2 (ja) 1997-06-25

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