JP2538902Y2 - 軸封装置におけるカーボンパッキン摩耗量測定器 - Google Patents

軸封装置におけるカーボンパッキン摩耗量測定器

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JP2538902Y2
JP2538902Y2 JP1991050267U JP5026791U JP2538902Y2 JP 2538902 Y2 JP2538902 Y2 JP 2538902Y2 JP 1991050267 U JP1991050267 U JP 1991050267U JP 5026791 U JP5026791 U JP 5026791U JP 2538902 Y2 JP2538902 Y2 JP 2538902Y2
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carbon
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carbon packing
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良三 赤井
正義 住井
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  • Sealing Devices (AREA)
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カーボンパッキンの摩
耗量測定器に関し、特にポンプ、水車等の水力機械の軸
封装置に適用されるカーボンパッキンの摩耗量測定器に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポンプ、水車等の水力機械の軸
封装置にカーボンパッキンが用いられている。
【0003】その一例を図2により説明すると、図2は
立軸水力機械を示しており、立軸の回転軸1の外周面
に、二列のカーボンパッキン2がスプリング3により密
接するように配設されている。
【0004】カーボンパッキン2は黒鉛に富む炭素を圧
縮または硬化剤にて固めたものを複数個の円弧状片に分
割し、それらの外周をスプリング3で締め付けて一つの
輪状のパッキンに構成したもので、複数個のカーボンパ
ッキンはピン4で回り止めされ、さらに下部から複数個
のばね5で上部方向に押し上げられる状態で、上部パッ
キン箱6と下部パッキン箱7とで形成されたパッキン箱
内に収納されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述のような従来の軸
封装置では、カーボンパッキンはその内面が回転軸に密
接状に摺接しているので、水力機械の運転に伴って逐次
摩耗する。そして摩耗量が所定値に達すると取り替えら
れる。
【0006】ところで、この摩耗状況はパッキン箱を開
放しなければ検出することができず、一般にはパッキン
箱からの漏水量が多くなってきたときに開放点検し、必
要に応じて取り替えられている。
【0007】そして、この開放点検には通常2名の保守
作業者によるポンプ停止、ポンプ内抜水による長時間作
業を必要とし、メンテナンスに多大の労力と費用とを要
するという問題点がある。
【0008】本考案は、このような問題点の解決をはか
ろうとするもので、カーボンパッキンの摩耗量測定棒を
その内端部がカーボンパッキンの外周面に当接可能にパ
ッキン箱を貫通して配置することにより、パッキン箱の
外側からカーボンパッキンの摩耗量の計測が行なえる
ともに、摩耗量測定棒を弾性支持して非計測時に同摩耗
量測定棒が測定器本体から脱落するのを防止できるよう
にした、軸封装置におけるカーボンパッキン摩耗量測定
器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案の軸封装置におけるカーボンパッキン摩耗量
測定器は、回転軸の軸封装置において、軸封部材として
のカーボンパッキンと同カーボンパッキンを収納可能な
パッキン箱とをそなえ、同パッキン箱に上記カーボンパ
ッキンの摩耗量を測定するための測定器が取り付けら
れ、同測定器が、上記カーボンパッキンの外周部に先端
が当接して上記カーボンパッキンの摩耗量を測定するた
めの測定棒と、上記パッキン箱の外周部に取り付けられ
て上記測定棒を上記回転軸の半径方向へ出入自在に保持
可能な測定器本体とをそなえ、同測定器本体に、中心部
に上記測定棒の挿通穴を形成されたパッキン押さえが螺
着され、中心部に上記測定棒の挿通穴を形成されるとと
もに同挿通穴に挿入された上記測定棒を弾性支持するた
めの弾性パッキンが、上記のパッキン押さえの先端部
測定器本体との間に挟持され、上記測定棒が、上記の各
挿通穴をそれぞれ貫通して挿入されて、上記パッキン押
さえによる上記弾性パッキンの変形により弾性支持され
るように構成されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上述の本考案の軸封装置におけるカーボンパッ
キン摩耗量測定器では、パッキン押さえの測定器本体に
対する螺合結合力を緩めて弾性パッキンの測定棒に対す
る把持力を減少させれば、測定棒を円滑に回転軸の半径
方向に摺動させることができる。そしてこの状態で測定
棒の先端部をカーボンパッキンの外周部に当接させてそ
の位置を検出することにより、パッキン箱を開放するこ
となくカーボンパッキンの摩耗量の測定が行なえる。
測定時、測定棒は先端部をカーボンパッキンの外周部か
ら離れた位置に、弾性パッキンの挟持力により保持され
ている。
【0011】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例としての
軸封装置におけるカーボンパッキン摩耗量測定器につい
て説明すると、図1は断面図である。なお図2中図1と
同じ符号はほぼ同一の部材を示している。
【0012】この実施例も、回転軸1が垂直状の、いわ
ゆる立軸水力機械を対象としていて、回転軸1の外周面
に、二列のカーボンパッキン2がスプリング3により密
接するように配設されている。
【0013】そして、カーボンパッキン2が、複数個の
円弧状片に分割されたものを、それらの外周をスプリン
グ3で締め付けて一つの輪状のパッキンに構成された
点、および複数のピン4による回り止めが施され、さら
に複数個のばね5で上部方向に押し上げられる状態で上
部パッキン箱6と下部パッキン箱7とで形成されたパッ
キン箱内に配設されている点は、上述の従来例の場合と
同じである。
【0014】さらに、上部パッキン箱6の外周端部に座
8が形成され、座8に形成されためねじ部に測定器本体
9が螺着される。
【0015】測定器本体9の中心部に大径部9aと小径
部9bとからなる段状の貫通穴が形成され、その大径部
9aに、中心部に測定棒12の挿通穴11aを形成され
たパッキン押さえ11が螺着されるとともに、パッキン
押さえ11と測定器本体9とで、中心部に測定棒12の
挿通穴10aを形成された弾性パッキン10が挟持され
る。
【0016】測定棒12は、小径部9b、弾性パッキン
10の挿通穴10aおよびパッキン押さえ11の挿通穴
11aを順次貫通して回転軸1の半径方向へ出入自在に
配設されている。
【0017】符号13は測定棒12に一体に形成され測
定棒12が内部圧力水により飛び出すのを防止するため
のストッパ、符号14はばね座金、符号Aは測定棒12
に刻設された目盛りをそれぞれ示している。
【0018】上述の構成において、水力機械の運転中、
測定棒12は、図1に実線で示したように、その先端部
がカーボンパッキン2の外周からはなれた位置に、弾
性パッキン10の挟持力により保持されている。
【0019】カーボンパッキン2の摩耗量の測定は、パ
ッキン押さえ11の測定器本体9に対する螺合による締
め付け力をゆるめて、弾性パッキン10の測定棒12へ
の挟持力を緩め、測定棒12をその先端部がカーボンパ
ッキン2の外周に当接するまで押し込んで、測定棒1
2の目盛りAを読み取ることにより行なわれる。
【0020】また、測定器本体9の外端面と測定棒12
の外端縁との寸法Lを計測しても測定できる。
【0021】弾性パッキン10は、通常はパッキン押さ
え11により測定棒12を強い力で挟持して測定棒12
がみだりに移動するのを防止するとともに、測定棒と測
定器本体との隙間から漏水するのを防止する機能をそな
えている。
【0022】弾性パッキン10としては吸水率が低く、
耐老化性と弾性に優れた合成ゴム製品が望ましい。
【0023】このように、この実施例の軸封装置におけ
るカーボンパッキン摩耗量測定器によれば、カーボンパ
ッキンの摩耗量の測定をパッキン箱の外方で行なうこと
ができるので、従来2人の作業員で長時間(例えば8時
間)を要していたカーボンパッキンの点検を1人の作業
員により短時間(例えば30分)で行なうことが可能と
なる。またカーボンパッキン摩耗量の非測定時には、測
定棒12は、その先端部がカーボンパッキン2の外周部
から離れた位置に、弾性パッキン10の挟持力により弾
性的に保持されるため、測定棒12が測定器本体9から
脱落するのを防止できるとともに、脱落防止手段を測定
棒12に施さなくてすむため、測定棒12の構造を簡素
化できる。
【0024】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の軸封装置
におけるカーボンパッキン摩耗量測定器によれば、次の
ような効果ないし利点が得られる。 (1) パッキン箱の外方でカーボンパッキンの摩耗量の
測定が可能となるため、カーボンパッキンの取り替え時
期の判断をパッキン箱を開放することなく行なうことが
できる。また運転中でも点検することができるので、保
守費の低減と信頼性の向上をはかることができる。 (2)カーボンパッキン摩耗量の非測定時には、測定棒
は、その先端部がカーボンパッキンの外周部から離れた
位置に、弾性パッキンの挟持力により弾性的に保持され
るため、測定棒が測定器本体から脱落するのを防止でき
る。 (3)測定棒の構造の簡素化が可能となる。 (4)弾性パッキンの使用により、測定棒の脱落防止
と、測定棒と測定器本体との隙間からの漏水防止とが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての軸封装置におけるカ
ーボンパッキン摩耗量測定器を示す断面図ある。
【図2】従来のカーボンパッキンを用いた軸封装置を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 カーボンパッキン 6 上部パッキン箱 7 下部パッキン箱 9 測定器本体 10 弾性パッキン 11 パッキン押さえ 12 測定棒 A 目盛り

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の軸封装置において、軸封部材と
    してのカーボンパッキンと同カーボンパッキンを収納可
    能なパッキン箱とをそなえ、同パッキン箱に上記カーボ
    ンパッキンの摩耗量を測定するための測定器が取り付け
    られ、同測定器が、上記カーボンパッキンの外周部に先
    端が当接して上記カーボンパッキンの摩耗量を測定する
    ための測定棒と、上記パッキン箱の外周部に取り付けら
    れて上記測定棒を上記回転軸の半径方向へ出入自在に保
    持可能な測定器本体とをそなえ、同測定器本体に、中心
    部に上記測定棒の挿通穴を形成されたパッキン押さえが
    螺着され、中心部に上記測定棒の挿通穴を形成されると
    ともに同挿通穴に挿入された上記測定棒を弾性支持する
    ための弾性パッキンが、上記のパッキン押さえの先端部
    と測定器本体との間に挟持され、上記測定棒が、上記の
    各挿通穴をそれぞれ貫通して挿入されて、上記パッキン
    押さえによる上記弾性パッキンの変形により弾性支持さ
    れるように構成されていることを特徴とする、軸封装置
    におけるカーボンパッキン摩耗量測定器。
JP1991050267U 1991-06-04 1991-06-04 軸封装置におけるカーボンパッキン摩耗量測定器 Expired - Lifetime JP2538902Y2 (ja)

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JPH04134961U JPH04134961U (ja) 1992-12-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2773774C1 (ru) * 2021-04-15 2022-06-09 Общество с ограниченной ответственностью "Газпром трансгаз Ухта" Способ центровки блока датчиков магнитного подвеса

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WO2016157434A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 三菱重工コンプレッサ株式会社 回転機械の検査方法、回転機械

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