JP2538057Y2 - 反射シート - Google Patents

反射シート

Info

Publication number
JP2538057Y2
JP2538057Y2 JP1989138067U JP13806789U JP2538057Y2 JP 2538057 Y2 JP2538057 Y2 JP 2538057Y2 JP 1989138067 U JP1989138067 U JP 1989138067U JP 13806789 U JP13806789 U JP 13806789U JP 2538057 Y2 JP2538057 Y2 JP 2538057Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflection sheet
measurement
reflection
index
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989138067U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0378212U (ja
Inventor
範男 内田
Original Assignee
株式会社 ソキア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ソキア filed Critical 株式会社 ソキア
Priority to JP1989138067U priority Critical patent/JP2538057Y2/ja
Publication of JPH0378212U publication Critical patent/JPH0378212U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538057Y2 publication Critical patent/JP2538057Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光波を利用して測距或は測角を行なう際に
使用されるリフレクターに係り、特にシート状の反射シ
ートに関する。
[従来の技術] 従来、光波を利用した測距測角は、丘陵等の遠距離測
定に用いられてきたが、近時、その測定精度が高いこと
などの理由から、街区などにおける近距離(100m前後)
の測定にも、その利用範囲が広がる傾向が見られてい
る。
ところで、光波を利用した測距測角は、測距測角儀か
ら発せられる光波を、測定点に設置されているリフレク
ターにより反射し、該反射光と測距測角儀の基準信号と
の位相差により想定するもので、通常、リフレクターと
して、反射プリズム(コーナープリズム)を三脚に装着
したものが使用されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述したように、街区などで近距離測
定を行なう場合に、測定点に障害物があったり或は壁面
が測定点であったりすると、リフレクターとして三脚上
に反射プリズムを装着したものを使用することが不可能
となる。そのため、従来、このような場所で測定する場
合には、測定する人が、直接反射プリズムを手にもって
測定したり、ポールや特別なアダプターに反射プリズム
を固定して行なわなければならず、それだけ人手を要し
たり、或は特別な器具を用意しなければならなかった。
本考案は、上記課題を解決するためになされたもの
で、近距離測定、特に街区などの障害物の多い場所や壁
面を測定点としたり、船体,橋梁などの構造物の形状測
定をする三次元測定等において、好適に使用できる反射
シートを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る反射シートは、基材の一方の面に反射面
を備え、他方の面に接着面が形成され、測点に直接貼り
付ける反射シートであって、前記反射面には、所定位置
に、中心位置を示すための指標が設けられ、前記接着面
には剥離可能な保護層が設けられていることを特徴とす
る。そして指標としては、周縁十字線を用いることがで
きる。また指標は、測点と整合するためのマーク、或は
十字線交点に穴を併用しても良い。また反射シートを円
形にすると良い。
さらに反射シートを多角形として、この多角形の反射
シートの角部に指標を設けると、より好適である。
[作用] 本考案に係る反射シートは、測点に直接貼り付ける反
射シートであって、基材の一方の面に反射面を備え、他
方の面に接着面が形成されいるため、三脚等を設置する
場所のない、例えば壁面などを測点として測定する場
合、反射面を測距測角儀に向けて接着面を直接測定点に
貼付することができる。このとき、反射面に設けられた
指標を測点に整合させて、指標を目標として測距,測角
する。そして、指標が反射シートの中心位置を示す十字
線と共に反射シートの周縁に達するよう延長線を設ける
か、反射シートの中心位置に十字線を設け、その延長上
の周縁に目標点を設ける或いは反射シートの周縁にマー
ク線を設けることにより、反射シートを3または4枚で
構成すれば十字線を構成することができるようにされて
いるので、測点との整合、反射シートの取扱いが簡便と
なり、測定を行なうことが容易となる。そして指標とし
ては、点、十字線、マークを用いることにより、測点を
より正確にすることができる。
また指標は、測点と整合するための穴とすると、この
穴の部分により、測点を露見させることができるので、
測点を直接且つ正確に視認することが可能となる。反射
シートを円形にすると従来の円形リフレクターと同様感
覚で使用できる。
さらに反射シートを多角形として、この多角形の反射
シートの角部にも指標を設けると、反射シートを複数隣
接させて並用して、反射シートの面積を大きくして反射
面を大きくしたときに、複数の反射シートの角部で反射
シートの中心位置を示すことができる。
このように本考案に係る反射シートによれば、安価で
容易に且つ正確に測点に位置させることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する部材,配置当は本考案を限定する
ものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変すること
ができるものである。
第1図乃至第3図は本考案に係る反射シートの第1実
施例を示すもので、第1図は正面図、第2図は反射シー
トの厚さ方向の部分断面図、第3図は反射シートを用い
て測距測角測定をする場合の概略説明図である。
本例の反射シート1は、第1図で示すように、外形矩
形状をした厚さ0.2mm程度の薄片状のものであり、基材
3と、この基材3の一方の面に形成された反射面2と、
該反射面2と基材3を介して反対側の面に形成された接
着面4と、前記反射面2上に形成された印刷面5とから
構成されている。
基材3は、紙,軟質合成樹脂などの可撓性のある材質
からなり、反射面2としては、アクリル、ポリカーボネ
イト或はポリエステルなどの透明樹脂を素材とするプリ
ズム反射面となっている。そして、前記プリズム反射面
2と前記基材3との接合面は、充分な反射強度を得られ
るように、特殊な凹凸状に形成されている。
またプリズム反射面2の表面には、シルク印刷層5が
形成されている。シルク印刷層5には、中心位置(交
点)8を示すための指標として、十字線6が描かれ、更
に、反射シートの周縁には、第1図で示すように各辺の
中央位置を示す目標点7を白抜きにした、縁とりをした
ような周縁十字線としてのマーク線9が印刷されてい
る。
また基材3の反射面2と反対側には、接着面4が、全
面或は部分的に形成されている。この接着面4に基材3
に直接接着剤を塗布してなるものである。そして本例で
は、接着面4に剥離紙,フィルム等の保護層4aが添着さ
れ、不使用のときにおける接着層4を保護している。
なお、上記実施例においては、反射面をプリズム反射
面として形成された例を示したが、ガラスビーズを用い
た反射面として形成することもできる。
次に、上記構成からなる反射シートの使用方法につい
て説明する。
第3図は、構造物等の壁面W上にある測定点11に対
し、本考案に係る反射シート1を用いて、測距測角を行
なう場合の説明図である。先ず壁面W上の測定点11に、
反射シート1の指標6を整合させるため、予め壁面W上
にマーク(図示せず)を付す。次に接着面4に添箔され
ている剥離紙等の保護層4aをはがし、反射面2を測距測
角儀S側に向けた状態で、この壁面W上のマークと、反
射シート1に形成された指標の中心位置8とが、整合す
るようにして、反射シート1を壁面Wに直接貼付する。
反射シート1は、全体が薄片状で可撓性を有するので、
多少湾曲した面上に測定点がある場合でも、該測定点上
に貼付することが可能であり、また極めて軽量で、薄い
ので持ち運び等、取扱いが容易である。
なお記号Sは視準位置に設定された測距測角儀であ
り、記号Lは測距測角儀Sから反射シート1上に指標に
向かう光線を示すものであり、通常の反射プリズムを用
いた場合と同様に、測距測角儀Sの視準線と、十字線6
により測定するものである。
第4図及び第5図は本考案の第2,第3の実施例を示す
ものである。なお、これらの実施例において、上記実施
例と同一位置,部材等には同一符号を付してその説明を
省略する。
第4図で示す実施例では、測定距離がやや長い場合に
適用される場合であり、複数の反射シート1を隣接させ
て平面状に併用した例を示すものである。即ち、本例で
は第1図で示す反射シート1を4枚用いて、全体として
反射シート20とするものである。このように複数の反射
シート1を連結した場合でも、その中心位置28及び目標
点27が、反射シートの周縁に形成されたマーク線9によ
り示すことができる。本例のようにすると、反射面を大
きくすることができるので、上記第1実施例で示す場合
より、遠距離で測定することができるものである。
第5図で示す実施例では、上記実施例のマーク線9に
代えて、三角マーク34を印刷したものであり、この三角
マーク34に目標点37として白抜き部分を形成したもので
ある。また本例では、中央位置に、十字線6と、中心位
置に微小の穴10を穿って、該穴10によって測定点が露見
できるように構成している。更に本例では、角部にマー
ク35を付しており、反射面積を大きくするために複数枚
用いた場合にも前記実施例と同様に中心位置,目標点を
示すことができるように構成されている。
なお上記各実施例では、矩形の反射シートとしている
が、多角形にしたり、第6図で示すように円形にしても
良いことは勿論である。また第6図中、第5図と同一符
号は、第5図と同様な構成を示すものである。
[考案の効果] 以上のように、本考案に係る反射シートは、測定点に
直接反射シートを貼付させて、測距測角を行なうことが
できるので、街区などの障害物の多い場所や構造物の壁
面などに測定点がある場合でも、船体,橋梁などの構造
物の形状測定をする三次元測定等においても、特別なリ
フレクター用アダプターを用いたり、或は人にリフレク
ターを保持させたりせず、容易に測定を行なうことがで
きる。しかも、本考案からなる反射シートには指標ある
いは十字線と目標点またはマーク線が設けられているた
め、計測点の位置決めが容易で、測定点に対する反射シ
ートの設置及び視準線の設定を正確に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係る反射シートの第1実施
例を示し、第1図は正面図、第2図は厚さ方向の断面
図、第3図は反射シートを用いて測距測角をする場合の
概略説明図、第4図は第2実施例を示す正面図、第5図
は第3実施例を示す正面図、第6図は更に他の実施例を
示す正面図である。 1…反射シート、2…反射面(プリズム反射面)、3…
接着面、6…指標(十字線)、7…目標点、8…中心位
置、10…指標(穴)、L…視準線、S…測距測角儀。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の一方の面に反射面を備え、他方の面
    に接着面が形成され、測点に直接貼り付ける反射シート
    であって、前記反射面には、所定位置に、中心位置を示
    すための指標が設けられ、前記接着面には剥離可能な保
    護層が設けられていることを特徴とする反射シート。
  2. 【請求項2】前記指標は、周縁十字線である請求項1記
    載の反射シート。
  3. 【請求項3】前記指標は、測点と整合するためのマーク
    線と十字線交点が穴である請求項1,2のいずれか記載の
    反射シート。
  4. 【請求項4】前記反射シートが円形に形成されている請
    求項1,2,3のいずれか記載の反射シート。
  5. 【請求項5】前記反射シートが多角形であり、前記指標
    が該多角形の反射シートの角部にも設けられている請求
    項1,2,3のいずれか記載の反射シート。
JP1989138067U 1989-11-30 1989-11-30 反射シート Expired - Lifetime JP2538057Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989138067U JP2538057Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 反射シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989138067U JP2538057Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 反射シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0378212U JPH0378212U (ja) 1991-08-07
JP2538057Y2 true JP2538057Y2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=31685196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989138067U Expired - Lifetime JP2538057Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 反射シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538057Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604348B2 (ja) * 1999-12-28 2011-01-05 株式会社Ihi 写真計測用ターゲット
JP4803926B2 (ja) * 2001-09-11 2011-10-26 株式会社 ソキア・トプコン レーザ測量機用ターゲット
JP4506408B2 (ja) * 2004-10-26 2010-07-21 パナソニック電工株式会社 レーザ距離監視システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934311U (ja) * 1982-08-30 1984-03-03 株式会社ニコン 測量機のタ−ゲツト
JPS6341713U (ja) * 1986-09-05 1988-03-18
JPH01131111U (ja) * 1988-03-01 1989-09-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0378212U (ja) 1991-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5392521A (en) Surveyor's prism target
JP2685947B2 (ja) 参照光、特にレーザ光に関して対象物の参照軸の相対位置を確定するための装置
JPH06265355A (ja) 測量ターゲット、測量方法および送電用鉄塔
CN109379586B (zh) 摄像头模组的倾斜角度测试方法及装置
EP2018515B1 (en) Laser and photogrammetry target
US8827469B2 (en) Two-sided reflector and two-sided target object
CN111829461B (zh) 一种定位标靶、视觉测量系统及获取平面度的方法
US4008960A (en) Photoelastic strain gauge coating and method of using same
JP2538057Y2 (ja) 反射シート
EP0140029B1 (en) Optical distance measuring apparatus
US6123427A (en) Arrangement for retroreflection of a ray using triple prisms
US4257164A (en) Optical protractor
JP2001249020A (ja) 写真計測用ターゲット
JP3075881U (ja) 反射シート装置
JPH10206159A (ja) 測量機用ターゲット
JP3509972B2 (ja) 測量用キャッツアイ型反射鏡装置
JP2539954Y2 (ja) 測量用反射部材
JPH1038573A (ja) 中心座標測定用ターゲット
JP2579234Y2 (ja) 反射鏡装置
JP2597257Y2 (ja) 三次元計測用反射シート
JP2551529Y2 (ja) ラベルの接着位置テストシート
JP2594878Y2 (ja) 測量機用キャッツアイ型反射鏡装置
JP3333402B2 (ja) 寸法測定方法と寸法測定器
JP2605706Y2 (ja) 仮想測点測定用反射ターゲット
JPS6184581A (ja) 距離測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term