JP2537327C - - Google Patents

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JP2537327C
JP2537327C JP2537327C JP 2537327 C JP2537327 C JP 2537327C JP 2537327 C JP2537327 C JP 2537327C
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靜甲株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、物品、例えば、容器内へ液体や粉粒体を充填するための処理機へ物
品を整然と供給させることができる物品整列送出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 現在、筒状容器等の内部へ液体や粉粒体等を充填するための処理機への容器移
送にあっては、該多量の容器をコンベア上に載置して自動で連続的かつ高速に供
給されているもので、前記容器bは、図4に示すように、合成樹脂等により円筒
状に形成されていて、その上部に密封用のキャップが冠着される胴部b1より小径
の口元部b2が突設されている。 【0003】 前記した高速処理化に対応して、該筒状容器bは、必然的に、機械的にランダ
ム状態で前記コンベアへ大量に連続投入され、その搬送途中において、容器b一
個づつを、図5に示すような、コンベア40の突起(係合部材)41により支持し、
倒伏状態の一列で整列移送されるもので、例えばこの技術は、特公昭46-11729号
公報所載の多数の不整列容器を整列し送出する装置に知られている。 【0004】 そして、このコンベア40に取り付けられた突起(係合部材)41の形状は、その
突起高さと幅を容器胴径の寸法値を越えない程度の角形で、図5に示すように、
その各々の角部を滑らかに面取りされているものであった。 【0005】 前記した突起41は容器bの安定移送には不可欠なものであるが、しかし、この
突起41を配設したコンベア40による容器bの搬送にあっては、容器bの口元部b2
や肩部が突起41の上に乗ったままの状態で払落し部材42を通過してしまう、すな
わち、図6(a)に示すように、該払落し部材42による不整列容器bの払落し選別
がなされないまま上方へ送られると、図6(b)に示すように、該コンベア40の終
端部に配設した容器押え部材43に、この不整列容器bの口元部b2や肩部が当たっ
て挟まったり、図6(c)に示すように、後に押し戻されて後続の容器bに乗って
重なってしまうので、容器bを損傷させたり不良品を発生させたりする。 【0006】 更に、この現象が進むと、容器bがつぶれ、この容器押え部材43部にかたまっ
て詰まり、コンベア40の移動を制止させてしまうので、容器bの供給が不能とな
る。 【0007】 また、前記容器押え部材43により口元部b2や肩部が押えられた容器bは、容器
底部が浮き上がってコンベア40上においてその載置が不安定となるので、シュー
トへの供給時にその上部において詰まりを生ずる。 【0008】 前記した容器の噛み込みや詰まり等のトラブルは、その都度人手により取り除
かなければならなず、装置の無人化,省人化が計れなく、また、後工程における
加工処理機の高速化に対応できない。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、ランダムに投入
された物品を整列させつつ一方向へその向きを揃えて供給する物品整列送出装置
において、移送手段における押送体に、物品の凸部をこの物品が倒伏状態で容入
されるその上部と押送側を開口させた容入部を付設することにより、移送手段に
おける物品の収容が確実となり、物品詰まりや噛み込みに起因する物品損傷等の
不良品の発生を減少させることができると共に、省人化が計れる物品整列送出装
置を提供することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】 前記した目的を達成するための本発明の手段は、 下側に物品の投入収容部を有する機枠と、この機枠へ所定傾斜で取り付けて前
記投入収容部の物品を倒伏状態で載置し、前記投入収容部から上方へ移送させ終
端部に略水平の搬送部を有する整列移送手段と、前記投入収容部に設けて前記整
列移送手段の両側へ操作手段により上下動自在に取り付けた整列板と、前記整列
移送手段の上方において前記整列板の近傍に設けて、該整列移送手段上の不整列
物品を下方へ脱落させる払落し部材と、前記移送手段の搬送部に設けて物品の妄
動を防止する押え部材と、前記移送手段の搬送部における移送端に設けて物品を
一方向へ揃える物品方向転換手段とからなり、 側端部に凸部を有する物品の整列送出装置において、 前記した整列移送手段は、 前記整列板の間を走行して上部が平面状に形成されて物品の胴部を支承しつつ
搬送する移送部材と、この移送部材の上面へ間隔的に多数個設けた押送体とを備
えさせ、 この押送体は、少なくとも前記物品長以上の間隔を形成した一対からなって前
記移送部材と共に移動し、該押送体の上部と押送側を開口させて前記物品の凸部
が容入し得る容入部を付設してあって、 前記物品の送り出しは、前記移送部材上において前記前後の押送体との間に物
品が倒伏状態で載置され、該物品の凸部が押送体の容入部に対して容入状態か、
物品の凸部が非容入状態かのいずれかによって行なわれることを特徴とする物品
整列送出装置。 【0011】 【作用】 前記のように構成される本発明の物品整列送出装置は、以下に述べる作用を奏
する。 【0012】 投入収容部に供給された物品は、整列移送手段上において整列板により倒伏状
態に整列されつつ順次一個づつ上昇し、このうち、起立した物品等は払落し部材
により下方の投入収容部へ落とし込まれて再び整列板により倒伏整列される。 【0013】 このとき、移送手段状の物品のうちその凸部が押送体に対応したものは、該凸
部がこの押送体の上部に乗ろうとするが、該容入部に入り込み物品全体が移送手
段上に倒伏状態の安定姿勢で載置される。 【0014】 この状態において物品は移送手段の駆動に伴って上方へ移動するが、起立した
ものや重なって他の物品に乗ったものは、払落し部材により下方の投入収容部に
落とされて再びその整列板により倒伏整列がなされるが、押送体の間に安定姿勢
で納まった物品は、この払落し部材の作用を受けることなくそのまま終端部へ運
ばれる。 【0015】 したがって、略水平の搬送部において押え部材への物品詰まりに起因する物品
の移送不能や物品の損傷等が防上され、加工処理機への物品の安定的な供給が行
なわれる。 【0016】 【実施例】 次に、本発明に関する物品整列送出装置の実施の一例を図面に基づいて説明す
る。 【0017】 図1においてAは物品整列送出装置で、物品、例えば、筒状容器等の内部へ液
体や粉粒体を充填するため等の後工程の処理機へ、図4に示すような、プラスチ
ック製等により円筒状の胴部b1の上部に口元部b2を形成しで、その胴部b1の断面
形状,胴長さ等の異なる形状・多品種の物品、すなわち容器bを、倒伏状態で整
列させて連続的に一方向へ移送するもので、該容器bの投入収容部1を有する機
枠2と、この機枠2へ取り付けた整列移送手段3と、前記整列移送手段3へ取り
付けた整列板4,4と、前記整列移送手段3の上方に設けた払落し部材5と、容
器bの押え部材6と、容器方向転換手段7と、前記移送手段3に設けた押送体8
とにより基本的に構成される。 【0018】 前記した整列移送手段3は、前記容器bを倒伏状態に載置してモータ等の駆動
手段9により一方向へ搬送するもので、前記機枠2に設けた支軸10,10…へ所定
傾斜において懸張させたベルト等の移送部材11を所定間隔で複数列配設してある
もので、上方における終端部には略水平の搬送部12を設けてあって、また、この
移送部材11の上面には後記において詳述する押送体8を取り付けてある。 【0019】 そして、この整列移送手段3における始端部において、前記機枠2には前記容
器bをランダムで連続かつ多量に投入される投入収容部1を設けてあって、この
ランダム姿勢の容器bを底部から上側の移送端へと搬送する。 【0020】 前記した整列板4は、前記投入収容部1に設けて前記整列移送手段3における
移送部材11の両側へ、該移送部材11上へ突出するように、上下動自在で該移送部
材11に対して一対を取り付けてあるもので、略扇形状に形成してその要部を枢軸
13により回動自在に取り付けてあって、後記する操作手段14により所定ストロー
クで上下動させることによって、投入収容部1内の容器bが撹拌されて移送部材
11上へ分散されかつ一個づつ載置されるものであり、多数列設けられた隣り合う
移送部材11に対しては、該整列板4は兼用されることにより一対構成されるもの
である。 【0021】 そして、前記した操作手段14は、前記整列板4へ個別に連係させて該整列板4
を上下動させるもので、カム式や空圧等の流体シリンダ式,ねじ式等の進退可能
な適宜機構を採用するもので、本実施例においては、機枠2に支承させた支軸15
へ所定の偏位量を有し前記整列板4の下縁に当接するカム板16を取り付け、前記
支軸15をモータ等の駆動部材17により回転させることにより、該整列板4の希望
する上下動が行なわれる。 【0022】 前記した払落し部材6は、前記整列移送手段3の上方においで前記整列板4,
4の近傍に設けて、該整列移送手段3上の不整列容器bを下方へ脱落させるもの
で、回転軸18へ放射状に複数枚の羽根19を取り付けてあって、移送部材11上へ起
立状態で搬送される容器bは、その搬送方向とは逆方向へ回転される前記羽根19
によって下側の投入収容部1へ掻き落とされるもので、脱落した容器bは再び整
列板4,4により所定の整列動作がなされて移送部材11上に倒伏状態で載置され
る。 【0023】 前記した容器押え部材6は、前記移送手段3における搬送部12に設けて、容器
方向転換手段7による容器転換時に容器bが妄動したり跳ね上がったりする動作
を規制するもので、弾性を有する押え板20の基部を取付部21へ固着して、その自
由端側を搬送部12に載置される容器bの上面に対応するように配設してある。 【0024】 前記した容器方向転換手段7は、前記搬送手段4の移送最終端に設けて、順次
口元側か底側かに向いて送られてくる容器bの丈方向の向きを一方向、例えば、
口元側へ揃えるもので、前記搬送手段4の上側における終端部に設けた支持体22
より前後に回動可能で容器口元が係合する係止杆23を垂下させてあって、シュー
ト24へ一列に送り込む。 【0025】 前記した押送体8は、前記移送手段3における移送部材11の上面へ前記容器b
の長手方向が納まり得る間隔で多数個設けて、この容器bの口元である凸部b2を
この容器bが倒伏状態で容入させるもので、図2に示すように、容入部25を設け
てあるもので、同図において(a)に示すように、その上部と押送側およびその他
側を開口させるか、(b)に示すように、その上部と押送側を開口させるかしてあ
るものであり、その内壁の上縁に面取りを施しておけば、該容入部25への口元部
b1の落とし込みが一層良好となる。 【0026】 したがって、移送部材11上に乗った容器bは、その口元部b2が押送体8側に対
応したときは、該口元部b2が押送体8の上部に乗ろうとするが、この部分を切り
欠いた容入部25が形成されているので、該口元部b2がこの中に円滑に落とし込ま
れ、図 に示すように、移送部材11上へ容器bの胴部b1が接した倒伏状態に載置
されるので、移送途中の払落し部材5はもちろんのこと容器押え部材6への異常
接触が解消され、これに起因する移送部材11のスリップによる容器移送不能を来
したり、該容器bの損傷を生じたりすることがない。 【0027】 また、図1において26は、前記整列移送手段3の終端部に設けた固定ガイド板
で、該移送部材11の両側に配設して、容器bの側方案内を行なう。 【0028】 【発明の効果】 前述のように本発明に関する物品整列送出装置は、整列移送手段における移送
部材に取り付けた押送体に、物品の凸部を容入する容入部を設けたものであるか
ら、物品の反転部における物品の詰まりや噛み込み等のトラブルが解消されて、 このトラブルのための補修要員が不要となって物品整列供給の無人化が達成され
ると共に、容器の損傷による商品価値の低下を起こすことがない。 【0029】 また、前記したトラブルが可及的に減少するため、このための生産ラインの停
止がなくなって作業能率が大幅に向上する。 【0030】 物品の凸部は押送体に乗ることなくこの容入部に納まるため、払落し部材での
物品の払落し機会が少なくなるので、その分物品供給量が増加する。◇ 等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に関する物品整列送出装置の一実施例の概要を示す側面図である。 【図2】 図1における押送体の各例を示す斜視図である。 【図3】 図1における装置による物品の移送状態を示す説明図である。 【図4】 図1における装置に用いる物品を示す斜視図である。 【図5】 従来の容器整列移送装置用突起を示す斜視図である。 【図6】 図5における容器移送状態を示す各例の説明図である。 【符号の説明】 A 物品整列送出装置 b 物品 b2 凸部 1 投入収容部 2 機枠 3 整列移送手段 4 整列板 5 払落し部材 6 押え部材 7 容器方向転換手段 8 押送体 11 移送部材 25 容入部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 下側に物品の投入収容部を有する機枠と、この機枠へ所定傾斜
    で取り付けて前記投入収容部の物品を倒伏状態で載置し、前記投入収容部から上
    方へ移送させ終端部に略水平の搬送部を有する整列移送手段と、前記投入収容部
    に設けて前記整列移送手段の両側へ操作手段により上下動自在に取り付けた整列
    板と、前記整列移送手段の上方において前記整列板の近傍に設けて、該整列移送
    手段上の不整列物品を下方へ脱落させる払落し部材と、前記移送手段の搬送部に
    設けて物品の妄動を防止する押え部材と、前記移送手段の搬送部における移送端
    に設けて物品を一方向へ揃える物品方向転換手段とからなり、 側端部に凸部を有する物品の整列送出装置において、 前記した整列移送手段は、 前記整列板の間を走行して上部が平面状に形成されて物品の胴部を支承しつつ
    搬送する移送部材と、この移送部材の上面へ間隔的に多数個設けた押送体とを備
    えさせ、 この押送体は、少なくとも前記物品長以上の間隔を形成した一対からなって前
    記移送部材と共に移動し、該押送体の上部と押送側を開口させて前記物品の凸部
    が容入し得る容入部を付設してあって、 前記物品の送り出しは、前記移送部材上において前記前後の押送体との間に物
    品が倒伏状態で載置され、該物品の凸部が押送体の容入部に対して容入状態か、
    物品の凸部が非容入状態かのいずれかによって行なわれることを特徴とする物品
    整列送出装置。

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