JP2537056B2 - 熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法 - Google Patents

熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法

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JP2537056B2 JP62182351A JP18235187A JP2537056B2 JP 2537056 B2 JP2537056 B2 JP 2537056B2 JP 62182351 A JP62182351 A JP 62182351A JP 18235187 A JP18235187 A JP 18235187A JP 2537056 B2 JP2537056 B2 JP 2537056B2
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    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B2209/00Details of machines or methods for cleaning hollow articles
    • B08B2209/005Use of ultrasonics or cavitation, e.g. as primary or secondary action

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  • Cleaning In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法に係
り、例えば原子力発電プラントにおける多管式の熱交換
器において、海水を冷却水として使用した場合での伝熱
管内面に付着する水垢や錆等のスケールを清掃除去する
熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来から、この種の熱交換器における伝熱管には、そ
の運転使用に伴ない水垢や錆等のスケールが内面に付着
し、効率が低下するため、適宜にスケールを除去、清掃
する必要があった。
その一つとして特公昭44−29929号公報による自動清
浄装置があり、これは、細管の両端に配した受支枠に清
掃ブラシを装入しておき、細管内への水流を切替えて清
掃ブラシを細管内で移動走行させるものである。これに
よると、水流の強制的な切替が必要であること、清掃ブ
ラシの収納を図る受支枠には窓孔を開口するとしても、
これが水流の円滑性を損うおそれがあること、等の欠点
が存するものである。また、特公昭49−11662号公報に
よるスケール除去方法があり、これは、線状の柔軟清浄
体を吹き流し状にジャケット内に浮遊遊動せしめるもの
である。これによると、螺旋構成されたジャケット内で
洗浄体を相対的に移動させるも、清浄体自体が柔軟であ
る故に、付着スケールの確実な除去は困難であった。更
に、特開昭59−158995号公報による掃除装置は、前述し
た第1のものにおいてのブラシ状掃除材に紐状体を取り
付けたもので、掃除材の脱落防止、チューブ両端に配置
した収納器の取付安定性、信頼性向上を図るものであ
る。ところがこれによっても、水流の強制的な切替が必
要なこと、水流の円滑性を損うおそれがあることに変り
はなく、また、第1のものと同様に、水流の円滑性を図
るべく掃除材の円滑な移動と、付着したスケールを除去
すべく抵抗を大きくしての移動とは相反する要請となる
ばかりでなく、除去したスケールが掃除材の前方に位置
することになって、これの移動を損うおそれがあった。
また、他の方法として、熱交換水中にスポンジボール
を投入浮遊させることで、伝熱管内を貫通させながら洗
浄することも行なわれている。これによると、スポンジ
ボールの投入、回収のために特別な設備が必要であり、
その設備スペース、伝熱管への均一な分配の確保等の設
備の大型化に伴なう面倒な問題も発生し、更には、スポ
ンジボールの損耗測定、補充のための運転管理も煩らわ
しいものである。これを解決すべく提案された実公昭52
−35584号公報によるボール循環式洗浄装置といえど
も、ボールに含まれた空気の抜き水を充分に吸わせて洗
浄用のものとして理想的な状態となすのみで、基本的な
解決とはならないものであった。
[発明が解決しようとする問題] 上記従来例では、伝熱管内水流を強制的に切替えて使
用するものであったり、管内面の付着スケール除去に不
適な清浄体であるなどの問題がある。
またスポンジボール洗浄方法では、スポンジボールを
完全に回収することが難しく、未回収のスポンジボール
が冷却水とともに系外に流出し廃棄されている。熱交換
器の大形化や設備の集約化によりスポンジボールの使用
数も著しく増大しているため、未回収として系外に排出
されるスポンジボールも増加し、環境保全上からも問題
となりつつある。
この発明は、伝熱管内を洗浄する浮遊体が紐で固着さ
れており、系外への流出が防止でき、かつ洗浄効果の高
いものを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は、紐付きの浮遊体を流体の流動によって流
下せしめたのち紐を牽引して、浮遊体を自在に管内走行
させながら、浮遊体より液中超音波を発信し、浮遊体の
走行による管内の流れの乱れと超音波により効果的な付
着物の除去ができるし、紐付きの浮遊体としているため
系外への排出などの問題も解決される。
[作用] 浮遊体が管内を走行すると、その部分で流れの乱れが
生じる。この流れの乱れが管内付着物の剥離作用を誘起
させるが、付着物によって除去に差異が生じる。このた
め、浮遊体自体より流体中で超音波を発信し流れの中に
キャビテーションを生ぜしめ、付着物の剥離を促進させ
る。
特に、浮遊体が管内を流下するときと紐を牽引する場
合で走行速度を変化させるとともに、発信する超音波の
周波数を変換することにより、付着物の種別対応が拡大
される。また、浮遊体が伝熱管内を走行するとき内面と
強制摺接することなく近接した状態となるため、浮遊体
の摩滅が少く、かつ超音波の液中減衰の影響を受けない
等の作用も得られる。
[実施例] 以下、本発明方法の一実施例を、これに使用される機
器を図示した図面と共に説明すると次の通りである。
図において示される符号1は、例えば、原子力発電所
等に設置される熱交換器の器枠であり、その内部には管
板2によって所定のピッチで配列された多数の伝熱管3
が支持されていて、伝熱管3入口側で器枠1に連設され
ている水入口側水室4に導かれた冷却水(海水)が伝熱
管3内部を通って、伝熱管3出口側で器枠1に連設され
ている水出口側水室5に至るようにしてある。一方、器
枠1上部の蒸気入口6から流入した蒸気は、伝熱管3内
の冷却水と熱交換して凝縮され、復水となって器枠1下
部の復水出口7から排出されるように構成されている。
しかして、運転に伴ない冷却水の水垢、錆等のスケー
ルが伝熱管3内面に付着すると、伝熱管3内を移動走行
する浮遊体10によって、管内に局部的な流れの乱れを発
生させながら付着物を剥離させ洗浄を行う。
そのため、図示例のように冷却水の流動に伴なう伝熱
管3内での浮遊体10の流下及び逆行を走行制御させる紐
捲取制御器21と、伝熱管3の配列に合致させた複数の浮
遊体10を収納して、水入口側水室4内に格納配置される
浮遊体ユニット20と、この浮遊体ユニット20を外部から
移動制御させる位置決め装置24を備えてある。
この浮遊体10は水入口側水室4内に配置されていて、
冷却水の流動に伴って伝熱管3内で所定位置まで流下す
る。浮遊体10は第2図に示すように、伝熱管3内面に摺
接しない小径で、移動走行する部分で流れの乱れが発生
する形状とし、かつ適度な浮力を有せしめるよう独立気
泡体の合成樹脂などで構成され、内部には振動子14,15
が埋込まれている。
熱交換器外部の制御器25に組込まれた発振器で発生さ
せた高周波電気振動を紐捲取制御器21を介して紐11に内
蔵させた電線、固定具12浮遊体10の電線13の経路で送信
し、振動子14,15で超音波を発生させる。
振動子14,15を複数個として周波数転換を走行移動時
の変化と組合せることにより付着物の変化に対応した除
去、洗浄が可能となる。
また、浮遊体は伝熱管内径よりも小さな外径としてあ
るので、走行移動時の摩耗が少なく、長期間の使用に耐
えるものとすることができる。
紐捲取制御器21は浮遊体10が連繋されている紐11をボ
ビン28に捲回収納することができる。紐11の張力をガイ
ドホイール26とボビン28の間に配した、張力検出器27に
よって検出し、この信号を制御器25に入力することによ
り、制御モータ29を自在に制御する。
紐11についての張力制御、捲取制御、およびモータ制
御を制御器25が行うことができるし、浮遊体10での超音
波発信についても、制御器25に組込まれた高周波電気振
動を発振器より、紐11の捲取制御に追従して自在に制御
される。
第3図は小形熱交換器などで伝熱管3内への浮遊体10
流入を容易にするための一例を示したものである。水入
口側水室4と水出口側水室5の内壁に固定具32,33によ
り道紐30を連繋し、浮遊体10に設けた穿孔部31に、この
道紐30を連通せしめることにより、浮遊体10の紐11を弛
緩せしめると冷却水の流動に伴い伝熱管3内に道紐30を
ガイドとして確実に流下するようにしたものである。
[発明の効果] 本発明は以上のようにして実施するから、伝熱管3に
おける冷却水の流動を利用して行なうために、運転中の
熱交換器でも伝熱性能を低下させることなく伝熱管3の
洗浄を行なうことができると共に、水入口側水室4内で
の水流抵抗に与える影響は僅んど無視し得、また、設置
スペースの制約も少ないので、現在、実稼動中のもので
あってもそれへの追設が容易であり、かつ、浮遊体の損
耗がなく系外への排出なども生じないため、冷却水環境
への配慮が全くいらない。実用範囲の広いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施する場合の配置を示すもので、
第1図は熱交換器の断面図、第2図は浮遊体を伝熱管内
で流下、逆行させるときの断面図、第3図は浮遊体を道
紐で管内誘導した場合の断面図である。 1……器枠,2……管板,3……伝熱管,4……水入口側水
室,5……水出口側水室,10……浮遊体,11……紐,14,15…
…振動子,20……浮遊体ユニット,21……紐捲取制御器,2
2……アーム,23……伸縮軸,24……位置決め装置,25……
制御盤,26……ガイドホイール,27……張力検出器,28…
…ボビン,29……制御モータ,30……道紐,34……信号線,
35……電力線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の伝熱管を備えた熱交換器における伝
    熱管内で、この伝熱管内での流体の流動に伴って流下す
    る紐付きの浮遊体に複数の超音波発信子を埋め込み、電
    線を組み込んだ浮遊体の紐を管内の所定位置まで流体の
    流動で流下せしめたのちまたこの紐を巻き戻しして走行
    移動せしめ、浮遊体の走行移動中に管内面付着物の性状
    に合わせて周波数を交換しながら超音波を発信させて、
    管内面付着物を流体の流動下で除去することを特徴とし
    た熱交換器に於ける伝熱管の内面洗浄方法。
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