JP2536767Y2 - 製鋼用黒鉛電極の接続用ニップル - Google Patents

製鋼用黒鉛電極の接続用ニップル

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JP2536767Y2
JP2536767Y2 JP1990044855U JP4485590U JP2536767Y2 JP 2536767 Y2 JP2536767 Y2 JP 2536767Y2 JP 1990044855 U JP1990044855 U JP 1990044855U JP 4485590 U JP4485590 U JP 4485590U JP 2536767 Y2 JP2536767 Y2 JP 2536767Y2
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temperature
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豊 藤澤
八束 中本
克良 畠山
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Nippon Carbon Co Ltd
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    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、接続用ニップルに関し、さらに詳しくは、
低温部でもゆるみを防止できる製鋼用黒鉛電極の接続用
ニップルに関する。
〔従来の技術〕 従来より、製鋼用黒鉛電極の接続は、ニップルのネジ
部に設けた4つ程度の穴に、ピッチ系ニップルセメント
又は加熱により炭化する合成樹脂系のニップルセメント
に必要に応じ発ぽう剤、黒鉛粉などを混入せしめたもの
を充填して接続するのが一般的である。
また、最近、電極の表面酸化を防止するためホルダー
下で電極表面に散水等を施すことが広く行なわれてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このピッチ系のニップルセメントは、約400
℃以上でなければ炭化を開始せず、従って、この種の接
続では少なくとも500〜600℃以上の加熱がなされないと
流動・固化がされず、ゆるみ防止効果は呈さない。
一方、樹脂系のニップルセメントの場合、約150℃で
は有効であるが500℃を越えると劣化してしまう欠点が
ある。
また、ホルダー下で電極表面に散水を施すと、散水部
より離れた炉ブタ近傍では水が蒸発し、散水による温度
低下がなく電極の温度が高温になり、ニップルセメント
も流動・固化するが、散水部付近では、散水により電極
の温度が低温になるため、ニップルセメントの流動・固
化が行なわれず、ニップルセメントによるゆるみ防止効
果は全く期待できず、ホルダーでのゆるみに起因する折
損事故や脱落事故が増大する欠点がある。
このため近年、低温でもゆるみが防止され、脱落や折
損事故の少ない黒鉛電極の開発が望まれていた。
本考案は、低温でも接着強度を持ち、ゆるみを防止で
き、かつ折損事故率を減少し得る黒鉛電極接続用ニップ
ルを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案者らは前記課題を解決するため、鋭意
研究を重ねた結果、高温でゆるみ防止に寄与する充填物
と低温部でゆるみ防止に寄与する充填物とを各々有した
ニップルを用いれば、低温部でも接着強度を有し、散水
などを併用した操業においても低温部でのゆるみに起因
する折損事故は大幅に減少できるとの知見を得て本考案
を完成した。
つまり、本考案の要旨は、穴を有するニップルにおい
て、穴に、60〜180℃で流動し、かつ該温度より高温の
加熱により炭化する充填物Aと、60〜120℃で流動し、
かつ該温度より高温の加熱により硬化する充填物Bの2
種を各々別々の穴に充填し、か、該充填物Aを充填した
穴と該充填物Bを充填した穴とが、接続する2個の電極
ソケット側にそれぞれ1つ以上有してなる製鋼用黒鉛電
極の接続用ニップルである。
次に、本考案の一実施態様を図面によって説明する。
図面において、1はニップルで中央部から両端部に向
けて傾斜し、充填物A及びBを充填する穴が例えば第1
図では4つ、第2図及び第3図では6つ設けてある。
また、4、4′は電極ソケットである。
穴は複数の任意の数を選ぶことができるが、接続する
2個の電極ソケット部各々に相対するようにネジ部また
はその他の箇所に位置するか、または、ニップルの中央
から上下に対称に設けることが好ましい。
充填物A、Bは、接続する2個の電極ソケット側にそ
れぞれ1つ以上充填することが必要である。
充填物A、Bの位置関係は、接続する2個の電極ソケ
ット部各々に相対するように位置するか、2個の電極ソ
ケットで少なくとも1組が相対するようにするか、また
は、ニップルの中央から上下に対称に設けることが好ま
しい。
図面において、第1図では、それぞれの電極ソケット
側に充填物A、Bがそれぞれ1つづつある例を示し、そ
の位置関係もニップルの中央より上下の相対する位置に
異なる充填物を充填している。
また、第2図、第3図では、それぞれの電極ソケット
側において充填物Aを1ヵ所、充填物Bを2ヵ所充填し
た例を示す。
充填物A、Bの配列は、電極の温度状況によって適宜
選択することができる。
穴には低温で流動して接着強度を持つ低温部でゆるみ
防止に寄与する充填物Bと、高温で流動・固化し、高温
部でゆるみ防止に寄与する充填物Aとを各々選択して充
填する。
充填物Aとしては、60〜180℃で流動し、加熱により
炭化するものが好ましく、ピッチ単味またはピッチに黒
鉛粉、炭素粉、セラミック粉を混合したものが挙げら
れ、これに必要に応じ、粉状物質、発ぽう剤等を混合し
てもよい。
また充填物Bとしては、室温程度では流動せず、60〜
120℃で流動しさらに加熱により硬化する樹脂単体(例
えば、ノボラック型フェノール樹脂、硬化剤未添加の高
分子量フェノール樹脂等)が好ましいが、常温で流動性
を帯びた樹脂単体(例えば、レゾール型液状フェノール
樹脂等)を穴に充填し、さらに穴の入口をパラフィン等
で封止して60〜120℃で流動するようにして充填物Bを
構成してもよい。
この際フェノール系樹脂などは、硬化後さらに高温で
は炭化して充填物Aと同様な高温下でのゆるみ防止効果
も同時に呈する。
また、A同様に必要に応じ、粉状物質、発ぽう剤等を
混合してもよい。
〔効果〕
本考案によれば、低温でも接着強度を持つので、散水
などを併用した操業においてもゆるみに起因する折損事
故や抜け落ちが大幅に減少できる。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施態様を実施例に基づいてさらに
詳しく説明する。
実施例1 最大径273.05mmφ、長さ355.60mmの接続要ニップル
に、35φ×50mmの穴を第1図に示すように4ヵ所設け、
この穴の中に下記に示す充填物A、Bを第1図に示すよ
うに充填した。
ついで、これを呼び寸法500φ×2100mmの人造黒鉛電
極とそれぞれ接続し、70ton電気炉で200セット連続使用
した。
このとき、各極にはホルダー下から電極表面に散水冷
却を施した。
200セットのうち、ゆるみに起因する折損または脱落
事故は1件であった。
充填物A; 硬ピッチ、黒鉛粉(平均粒径74μm)、発ぽう剤(イ
オウ)の重量比=60:10:5 流動開始110℃、炭化開始温度約400℃ 充填物B; 硬化剤を添加したノボラック型フェノール樹脂(常温
固体、流動開始98℃) 実施例2 実施例1において、充填物Bとしてレゾール型液状フ
ェノール樹脂を充填し、さらにその上から流動開始62〜
64℃のパラフィンを充填して、穴及び充填物の配列を第
2図に示すようにした以外は、実施例1に準じて連続使
用した。
200セットの連続使用でゆるみに起因する折損または
脱落事故はゼロであった。
比較例1 実施例1において、充填物としてAのみを用いた以外
は、実施例1に準じて連続使用した。
200セットの連続使用で、ゆるみに起因する折損また
は脱落事故は4件であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電極ソケットを本考案の接続用ニップルで接
続した状態を示す断面図、第2図及び第3図は、本考案
の接続用ニップルの断面図を示す。 1……接続用ニップル、2……充填物A 3……充填物B、4、4′……電極ソケット

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穴を有するニップルにおいて、穴に、高温
    でゆるみ防止に寄与する充填物と、低温でゆるみ防止に
    寄与する充填物の2種を各々別々の穴に充填してなる製
    鋼用黒鉛電極の接続用ニップル。
  2. 【請求項2】穴を有するニップルにおいて、穴に、60〜
    180℃で流動し、かつ該温度より高温の加熱により炭化
    する充填物と、60〜120℃で流動し、かつ該温度より高
    温の加熱により硬化する充填物の2種を各々別々の穴に
    充填してなる製鋼用黒鉛電極の接続用ニップル。
  3. 【請求項3】穴を有するニップルにおいて、穴に、高温
    でゆるみ防止に寄与する充填物Aと、低温でゆるみ防止
    に寄与する充填物Bの2種を各々別々の穴に充填し、か
    つ、該充填物Aを充填した穴と該充填物Bを充填した穴
    とが、接続する2個の電極ソケット側にそれぞれ1つ以
    上有してなる製鋼用黒鉛電極の接続用ニップル。
  4. 【請求項4】穴を有するニップルにおいて、穴に、60〜
    180℃で流動し、かつ該温度より高温の加熱により炭化
    する充填物Aと、60〜120℃で流動し、かつ該温度より
    高温の加熱により硬化する充填物Bの2種を各々別々の
    穴に充填し、かつ、該充填物Aを充填した穴と該充填物
    Bを充填した穴とが、接続する2個の電極ソケット側に
    それぞれ1つ以上有してなる製鋼用黒鉛電極の接続用ニ
    ップル。
JP1990044855U 1990-04-26 1990-04-26 製鋼用黒鉛電極の接続用ニップル Expired - Lifetime JP2536767Y2 (ja)

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JPS591357Y2 (ja) * 1979-05-02 1984-01-14 昭和電工株式会社 炭素電極用ニツプル

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