JPS591357Y2 - 炭素電極用ニツプル - Google Patents
炭素電極用ニツプルInfo
- Publication number
- JPS591357Y2 JPS591357Y2 JP1979058127U JP5812779U JPS591357Y2 JP S591357 Y2 JPS591357 Y2 JP S591357Y2 JP 1979058127 U JP1979058127 U JP 1979058127U JP 5812779 U JP5812779 U JP 5812779U JP S591357 Y2 JPS591357 Y2 JP S591357Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nipple
- groove
- face
- carbon electrode
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Discharge Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は製鋼炉等に使われる炭素電極(黒鉛電極を含む
)接続用ニップルに関する。
)接続用ニップルに関する。
周知のように炭素電極は消耗するに従って、ニップルを
介して接続され、連続的に使用される。
介して接続され、連続的に使用される。
この場合ニップルの強度を大きくする為などから、ニッ
プルは電極(ポール)より緻密につくられていることが
多い。
プルは電極(ポール)より緻密につくられていることが
多い。
そのため、ニップルは電極より熱膨張係数が大きい。
また使用中はニップルの温度は電極部分(ソケット部)
の温度より高い。
の温度より高い。
これらのため、ニップルとソケット部で熱膨張差が大き
くなり、しばしば電極ソケット部を破壊する。
くなり、しばしば電極ソケット部を破壊する。
熱膨張によるこの破壊を防止するため、原料面からの対
策、或いはニップルとソケットの構造面からの対策が一
般にとられている。
策、或いはニップルとソケットの構造面からの対策が一
般にとられている。
前者には例えばニップル原料としての熱膨張の小さいコ
ークスを使用する方法がある。
ークスを使用する方法がある。
後者としてはニップルとソケットの嵌合に際して局部的
応用集中を避けるため、両者のテーパ一度に差を設ける
管種々の方策が提案されている。
応用集中を避けるため、両者のテーパ一度に差を設ける
管種々の方策が提案されている。
本考案はニップルの熱膨張をニップル自体で吸収させる
ようにしたもので、特徴はニップルに切込み溝をつけた
構造にある。
ようにしたもので、特徴はニップルに切込み溝をつけた
構造にある。
しかし単に切込み溝を設けたのではニップルとポールを
嵌合した際、溝の収縮により正しい嵌合がむずかしくな
る為、嵌合が終了するまでは溝の収縮を防止しなければ
ならない。
嵌合した際、溝の収縮により正しい嵌合がむずかしくな
る為、嵌合が終了するまでは溝の収縮を防止しなければ
ならない。
本考案のニップルは端面から長手方向に、ニップルの長
さの士以上の長さで、端面部において端面直径の)以上
、好ましくは士以上の深さの切込み溝を有し、該溝中に
難圧縮性有機質物体を挿着してなるものである。
さの士以上の長さで、端面部において端面直径の)以上
、好ましくは士以上の深さの切込み溝を有し、該溝中に
難圧縮性有機質物体を挿着してなるものである。
以下図面を参考に本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案に係るニップルの斜視図である。
また第2図は本考案に含まれる切込み溝の各種の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
図においては表面のねじの図示は省略しである。
第1図で1は截頭円錐型ニップルで、2はその端面であ
る。
る。
Lはニップルの長さ、Dは端面の直径である。
3は端面2から長手方向(L方向)に向けて設けられた
切込み溝で、その長さは÷L組以上端面部における深さ
D′は+D以上、好ましくは8D以上である。
切込み溝で、その長さは÷L組以上端面部における深さ
D′は+D以上、好ましくは8D以上である。
溝の中には密圧縮性の有機質物体4が挿着されている。
溝の構造は第2図に示すように各種の態様が含まれる。
溝は第2図aのようにニップル端面から端面まで通して
設けることもできる。
設けることもできる。
第1図のように錐体の途中までの場合は第2図すあるい
はCに示すように同様な溝をもう1つ反対の端面から設
けるのが好ましい。
はCに示すように同様な溝をもう1つ反対の端面から設
けるのが好ましい。
溝の数は3個以上とすることも可能である。
第1図及び第2図すは加工をし易くするため、溝の他端
5には溝の深さは設けてない場合が示されている。
5には溝の深さは設けてない場合が示されている。
溝の長さはニップルの長さの÷以上としないとニップル
全体にわたっての熱膨張吸収のためには十分でない。
全体にわたっての熱膨張吸収のためには十分でない。
また溝の深さも端面の直径の+以上が必要である。
これは第2図Cのように端面径全体に亙るようにするこ
ともできる。
ともできる。
溝の巾はニップルの大きさによっても異なるが、はぼ1
〜2mm程度でよい。
〜2mm程度でよい。
ニップルには通常使用中における電極との螺合の緩みを
防止するため、ねじ面に接着剤が使用される。
防止するため、ねじ面に接着剤が使用される。
その中にはニップルのねじ面に凹溝を設け、その中に接
着剤を挿着したものがある。
着剤を挿着したものがある。
あるいはニップル上部端面に接着剤を載せ、ニップルね
し面に溝を設け、端面の接着剤が加熱で溶融し、溝を流
れ、そこで固着させるようにする方法もある。
し面に溝を設け、端面の接着剤が加熱で溶融し、溝を流
れ、そこで固着させるようにする方法もある。
これらの場合にもニップルのねじ面には溝が設けられて
いるが、その目的からみても当然本考案のとは溝の深さ
、長さ等が異なるものであり、これらのニップルにおい
ては本考案のような熱膨張の吸収は期待できない。
いるが、その目的からみても当然本考案のとは溝の深さ
、長さ等が異なるものであり、これらのニップルにおい
ては本考案のような熱膨張の吸収は期待できない。
本考案における難圧縮性の有機質物体は重要な役割を果
すものである。
すものである。
ニップルに前記した切込み溝をつけて電極ソケツI・と
螺合するとニップルに周囲から圧縮力が働き、溝の巾が
狭ばまり、ニップルの径が小さくなったのと同じになる
ので、ニップルとソケットの正しい螺合、例えばニップ
ルの最大径部位がソケットの端面に一致させることがむ
ずかしくなる。
螺合するとニップルに周囲から圧縮力が働き、溝の巾が
狭ばまり、ニップルの径が小さくなったのと同じになる
ので、ニップルとソケットの正しい螺合、例えばニップ
ルの最大径部位がソケットの端面に一致させることがむ
ずかしくなる。
そこで本考案はニップルがソケットに螺合されるまでは
切込溝に挿着した難圧縮性の物体で、切込み溝の巾の縮
みを防止し、またその物体を加熱により焼失するような
有機質物体で構成することにより、使用中の熱膨張吸収
を図ったものである。
切込溝に挿着した難圧縮性の物体で、切込み溝の巾の縮
みを防止し、またその物体を加熱により焼失するような
有機質物体で構成することにより、使用中の熱膨張吸収
を図ったものである。
従ってこの挿着物は全く非圧縮性とする必要はないが、
圧縮力にかなり耐える(難圧縮性)必要がある。
圧縮力にかなり耐える(難圧縮性)必要がある。
具体的には厚紙、プラスチック板、例えばベークライト
板等が適する。
板等が適する。
比較的低温で溶融するものなら金属等でも可能であるが
、製品中に有害物が入るおそれがなく、また取扱い易い
点から上記のような有機質物体が望ましい。
、製品中に有害物が入るおそれがなく、また取扱い易い
点から上記のような有機質物体が望ましい。
そしてこの難圧縮性有機質物体はニップルと電極との螺
合の緩みを防止するため通常使用される接着剤とは別異
のものである。
合の緩みを防止するため通常使用される接着剤とは別異
のものである。
この有機質物体は切込み溝中に例えば接着剤等で挿着固
定すればよい。
定すればよい。
切込み溝はメタルバンドソー、ダイヤモンドソー等によ
り容易に設けることか゛できる。
り容易に設けることか゛できる。
ニップルに切込み溝をつけることによりニップル接続部
の強度低下が懸念されたが、実験によれば全く強度低下
はないことがわかった。
の強度低下が懸念されたが、実験によれば全く強度低下
はないことがわかった。
すなわち切込み溝を設けたニップルを用いて電極を接続
して、接合部の曲げ破壊試験を行なってみたところ切り
込みを入れたニップル、入れないニップルいずれに於い
てもほは゛同一の曲げ応力にて、同一パターンのニップ
ル折損を起こすことが判った。
して、接合部の曲げ破壊試験を行なってみたところ切り
込みを入れたニップル、入れないニップルいずれに於い
てもほは゛同一の曲げ応力にて、同一パターンのニップ
ル折損を起こすことが判った。
これは切込み溝はニップルの長手方向であり、ニップル
の曲げあるいは引張り強度には殆んど影響しないためと
思われる。
の曲げあるいは引張り強度には殆んど影響しないためと
思われる。
本考案に従えばニップルの強度を損うことなく、熱膨張
による接合部の破壊を減少させることができる。
による接合部の破壊を減少させることができる。
第1図は本考案に係る炭素電極用ニップルの斜視図、第
2図は本考案における各種の切込み溝を設けた炭素電極
用ニップルの斜視図である。 図において、3・・・・・・切込み溝、4・・・・・・
難圧縮性有機質物体。
2図は本考案における各種の切込み溝を設けた炭素電極
用ニップルの斜視図である。 図において、3・・・・・・切込み溝、4・・・・・・
難圧縮性有機質物体。
Claims (1)
- ニップルの端面から長手方向に、ニップル長さの士以上
の長さ、端面部において端面直径の+以上の深さの切込
み溝を有し、該溝中に接着剤でない難圧縮性有機質物体
が挿着されてなる炭素電極用ニップル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979058127U JPS591357Y2 (ja) | 1979-05-02 | 1979-05-02 | 炭素電極用ニツプル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979058127U JPS591357Y2 (ja) | 1979-05-02 | 1979-05-02 | 炭素電極用ニツプル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55158597U JPS55158597U (ja) | 1980-11-14 |
JPS591357Y2 true JPS591357Y2 (ja) | 1984-01-14 |
Family
ID=29292185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979058127U Expired JPS591357Y2 (ja) | 1979-05-02 | 1979-05-02 | 炭素電極用ニツプル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591357Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0750446A1 (en) * | 1995-06-21 | 1996-12-27 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Graphite electrode having joints |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2536767Y2 (ja) * | 1990-04-26 | 1997-05-28 | 株式会社伊藤製鐵所 | 製鋼用黒鉛電極の接続用ニップル |
MX2012004582A (es) * | 2009-10-23 | 2012-08-23 | Sgl Carbon Se | Pieza de conexion hecha de un compuesto de grafito y carbono reforzado con fibras de carbono. |
JP7074904B1 (ja) * | 2021-03-16 | 2022-05-24 | 東海カーボン株式会社 | 黒鉛電極、電気炉 |
-
1979
- 1979-05-02 JP JP1979058127U patent/JPS591357Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0750446A1 (en) * | 1995-06-21 | 1996-12-27 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Graphite electrode having joints |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55158597U (ja) | 1980-11-14 |
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