JP2536481Y2 - 車両用ウインドシールドの解氷装置 - Google Patents
車両用ウインドシールドの解氷装置Info
- Publication number
- JP2536481Y2 JP2536481Y2 JP1989098751U JP9875189U JP2536481Y2 JP 2536481 Y2 JP2536481 Y2 JP 2536481Y2 JP 1989098751 U JP1989098751 U JP 1989098751U JP 9875189 U JP9875189 U JP 9875189U JP 2536481 Y2 JP2536481 Y2 JP 2536481Y2
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- Japan
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- windshield
- icing
- rectangular wave
- controller
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両用ウィンドシールドの解氷装置に関
し、さらに詳しくは、解氷電流が過大電流となって給電
されることのない解氷装置に関する。
し、さらに詳しくは、解氷電流が過大電流となって給電
されることのない解氷装置に関する。
車両用ウィンドシールドの表面に着氷した氷を解かす
装置、いわゆる解氷装置は発熱構造のウィンドシールド
に電流を供給してジュール熱により氷を解かすのであっ
て、給電系にトラブルが生じたとき過大電流が供給さ
れ、バッテリ上がりや、装備品の破損を生じることがあ
った。
装置、いわゆる解氷装置は発熱構造のウィンドシールド
に電流を供給してジュール熱により氷を解かすのであっ
て、給電系にトラブルが生じたとき過大電流が供給さ
れ、バッテリ上がりや、装備品の破損を生じることがあ
った。
そのために、給電系に故障が生じたとき給電系を遮断
して2次的トラブルの発生を防止するようにしたものが
しられている。このような先行例としては、実開昭59-1
72656号公報をあげることができる。
して2次的トラブルの発生を防止するようにしたものが
しられている。このような先行例としては、実開昭59-1
72656号公報をあげることができる。
上述のような装置では給電電圧が異常低下した場合に
給電系を遮断するようになっているもので、過大電流に
ついては対応できない問題があった。
給電系を遮断するようになっているもので、過大電流に
ついては対応できない問題があった。
そこで、この考案は解氷装置の給電系にトラブルが発
生した場合には確実に電源遮断を行うことができるよう
にすることを目的とするものである。
生した場合には確実に電源遮断を行うことができるよう
にすることを目的とするものである。
この目的を達成する手段として本考案は、ウインドシ
ールドに組み込まれた電極間に解氷電流を通電すること
でウインドシールドを発熱させる車両用ウインドシール
ドの解氷装置において、ウインドシールドの着氷状況を
検出する着氷センサと、上記着氷センサの検出信号に基
づき一定周期の矩形波電圧を出力するコントローラと、
上記コントローラから出力される矩形波電圧に応じた一
定周期の矩形波電流を上記解氷電流として通電するチョ
ッパと、上記チョッパが通電する各矩形波電流毎にその
通電時間を監視して該通電時間が所定時間を超えると異
常判定信号を出力する監視回路と、上記監視回路の異常
判定信号に基づき上記解氷電流の電源を遮断する遮断器
とを有することを特徴とする。
ールドに組み込まれた電極間に解氷電流を通電すること
でウインドシールドを発熱させる車両用ウインドシール
ドの解氷装置において、ウインドシールドの着氷状況を
検出する着氷センサと、上記着氷センサの検出信号に基
づき一定周期の矩形波電圧を出力するコントローラと、
上記コントローラから出力される矩形波電圧に応じた一
定周期の矩形波電流を上記解氷電流として通電するチョ
ッパと、上記チョッパが通電する各矩形波電流毎にその
通電時間を監視して該通電時間が所定時間を超えると異
常判定信号を出力する監視回路と、上記監視回路の異常
判定信号に基づき上記解氷電流の電源を遮断する遮断器
とを有することを特徴とする。
このような手段を採用した本考案では、チョッパが解
氷電流として通電する各矩形波電流毎の通電時間が所定
時間を超えると、監視回路の異常判定信号に基づき遮断
器によって解氷電流の電源が遮断される。
氷電流として通電する各矩形波電流毎の通電時間が所定
時間を超えると、監視回路の異常判定信号に基づき遮断
器によって解氷電流の電源が遮断される。
以下、この考案の実施例を添付した図面の第1図ない
し、第3図に沿って説明する。これらの図において符号
10はウィンドシールドを示し、上辺と下辺に電極11、12
は配置され、前記ウィンドシールドには透明な導電発熱
膜があって給電せることで発熱できるようになってい
る。そして、電極11側にはオルタネータ13や、バッテリ
14などの電源に遮断器としてのリレー15が直列に接続さ
れている。
し、第3図に沿って説明する。これらの図において符号
10はウィンドシールドを示し、上辺と下辺に電極11、12
は配置され、前記ウィンドシールドには透明な導電発熱
膜があって給電せることで発熱できるようになってい
る。そして、電極11側にはオルタネータ13や、バッテリ
14などの電源に遮断器としてのリレー15が直列に接続さ
れている。
また、電極12側には着氷センサ21の検出信号に基づき
一定周期の矩形波電圧を出力するコントローラ22が直列
接続されていて、このコントローラ22の1つの出力端は
チョッパを形成するFET23のゲートに接続されている。
さらに、ドレンは電極12に、ソースはアースに接続さ
れ、前記コントローラ22の他の出力端はダイオード24を
介して前記FET23と電極12を結ぶ回路に接続されてい
る。
一定周期の矩形波電圧を出力するコントローラ22が直列
接続されていて、このコントローラ22の1つの出力端は
チョッパを形成するFET23のゲートに接続されている。
さらに、ドレンは電極12に、ソースはアースに接続さ
れ、前記コントローラ22の他の出力端はダイオード24を
介して前記FET23と電極12を結ぶ回路に接続されてい
る。
さらに、前記コントローラ22は前記出力端とは別の出
力端を2つもち、そのうちの1つは解氷スイッチ16へ接
続、解氷スイッチ16の一方の端子はバッテリに接続され
ており、他の端子は前記リレーの駆動コイルに接続され
ている。
力端を2つもち、そのうちの1つは解氷スイッチ16へ接
続、解氷スイッチ16の一方の端子はバッテリに接続され
ており、他の端子は前記リレーの駆動コイルに接続され
ている。
そして、チョッパを形成するFET23に対してコントロ
ーラ22で発生させられた矩形波が一定時間毎に供給され
(第2図A)、FET23のドレン側とアース側との間では
第2図Bに示す解氷電流が流れる。このとき解氷電流は
矩形波となり、電流の流れる時間t1の2−10倍程度を異
常通電時間T0と定める。そのとき、電圧V2はほぼバッテ
リ電圧と等しくなる。V3は電流I1とFET23のオン抵抗に
よる飽和電圧(ダイオード24を通して検出)を示してい
る。
ーラ22で発生させられた矩形波が一定時間毎に供給され
(第2図A)、FET23のドレン側とアース側との間では
第2図Bに示す解氷電流が流れる。このとき解氷電流は
矩形波となり、電流の流れる時間t1の2−10倍程度を異
常通電時間T0と定める。そのとき、電圧V2はほぼバッテ
リ電圧と等しくなる。V3は電流I1とFET23のオン抵抗に
よる飽和電圧(ダイオード24を通して検出)を示してい
る。
次に、この考案の解氷装置の動作について説明する。
まず、解氷スイッチ16がオンされた状態で着氷センサ21
から着氷信号が入力されると、コントローラ22から矩形
波が出力され、チョッパであるFET23では解氷電流が、
予め定めたt1、t2の時間断続的に流れ、ウィンドシール
ド10には断続的に解氷電流が供給され発熱する。このと
きFET23のドレン側においてV2、V3をコントローラ22に
より監視し、V3の時間がT0を越えたとき、トラブルが発
生したと認定してコントローラからリレー15に駆動電流
を供給する。フローチャートにおいて(第3図)、解氷
電流の波形がT0>t1の関係を保っておれば「正常」(YE
S)、「異常」(NO)であれば、コントローラ22からリ
レー15の駆動コイルに出力して解氷電流を遮断する。
まず、解氷スイッチ16がオンされた状態で着氷センサ21
から着氷信号が入力されると、コントローラ22から矩形
波が出力され、チョッパであるFET23では解氷電流が、
予め定めたt1、t2の時間断続的に流れ、ウィンドシール
ド10には断続的に解氷電流が供給され発熱する。このと
きFET23のドレン側においてV2、V3をコントローラ22に
より監視し、V3の時間がT0を越えたとき、トラブルが発
生したと認定してコントローラからリレー15に駆動電流
を供給する。フローチャートにおいて(第3図)、解氷
電流の波形がT0>t1の関係を保っておれば「正常」(YE
S)、「異常」(NO)であれば、コントローラ22からリ
レー15の駆動コイルに出力して解氷電流を遮断する。
以上説明したとおり本考案によれば、チョッパが解氷
電流として通電する各矩形波電流毎の通電時間が所定時
間を超えると、監視回路の異常判定信号に基づき遮断器
によって解氷電流の電源が遮断されるのであり、解氷電
流として過大電流が流れる異常をきわめて短時間の内に
検出して電源を遮断することができ、過大電流に伴う装
置の故障を確実に防止することができる。
電流として通電する各矩形波電流毎の通電時間が所定時
間を超えると、監視回路の異常判定信号に基づき遮断器
によって解氷電流の電源が遮断されるのであり、解氷電
流として過大電流が流れる異常をきわめて短時間の内に
検出して電源を遮断することができ、過大電流に伴う装
置の故障を確実に防止することができる。
第1図はこの考案の車両用ウィンドシールドの解氷装置
の回路を示す説明図、第2図は同じく波形説明図、第3
図は同じく動作を示すフローチャートである。 10……ウィンドシールド、11、12……電極、13……オル
タネータ、14……バッテリ、15……リレー 21……着氷センサ、22……コントローラ 23……FET、24……ダイオード
の回路を示す説明図、第2図は同じく波形説明図、第3
図は同じく動作を示すフローチャートである。 10……ウィンドシールド、11、12……電極、13……オル
タネータ、14……バッテリ、15……リレー 21……着氷センサ、22……コントローラ 23……FET、24……ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 暢 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富 士重工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−195566(JP,U) 実開 昭51−36843(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ウインドシールドに組み込まれた電極間に
解氷電流を通電することでウインドシールドを発熱させ
る車両用ウインドシールドの解氷装置において、 ウインドシールドの着氷状況を検出する着氷センサと、 上記着氷センサの検出信号に基づき一定周期の矩形波電
圧を出力するコントローラと、 上記コントローラから出力される矩形波電圧に応じた一
定周期の矩形波電流を上記解氷電流として通電するチョ
ッパと、 上記チョッパが通電する各矩形波電流毎にその通電時間
を監視して該通電時間が所定時間を超えると異常判定信
号を出力する監視回路と、 上記監視回路の異常判定信号に基づき上記解氷電流の電
源を遮断する遮断器とを有することを特徴とする車両用
ウインドシールドの解氷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989098751U JP2536481Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 車両用ウインドシールドの解氷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989098751U JP2536481Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 車両用ウインドシールドの解氷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0337055U JPH0337055U (ja) | 1991-04-10 |
JP2536481Y2 true JP2536481Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=31647837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989098751U Expired - Lifetime JP2536481Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 車両用ウインドシールドの解氷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536481Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5811081B2 (ja) | 2012-12-18 | 2015-11-11 | 日本精工株式会社 | 電源リレー制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5136843U (ja) * | 1974-09-12 | 1976-03-18 | ||
JPS6346953A (ja) * | 1986-04-11 | 1988-02-27 | Fujitsu Ten Ltd | 自動ワイパ駆動装置 |
JPS62195566U (ja) * | 1986-06-02 | 1987-12-12 |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP1989098751U patent/JP2536481Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0337055U (ja) | 1991-04-10 |
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