JP2536246Y2 - ガラス破壊検知器 - Google Patents

ガラス破壊検知器

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JP2536246Y2
JP2536246Y2 JP1989087623U JP8762389U JP2536246Y2 JP 2536246 Y2 JP2536246 Y2 JP 2536246Y2 JP 1989087623 U JP1989087623 U JP 1989087623U JP 8762389 U JP8762389 U JP 8762389U JP 2536246 Y2 JP2536246 Y2 JP 2536246Y2
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JP
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glass
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mechanical vibration
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亮 森本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガラス破壊検知器の改良に関し、更に詳し
くは圧電素子を内蔵した検知器ベースの構造に特徴を有
したものである。
[従来の技術] この種のガラス破壊検知器は、被検体であるガラス面
などに、圧電素子を取り付けた検知器ベースを接触させ
て取り付け、ガラスが破壊された時に発生する機械振動
を圧電素子で電気信号に変換して、検知信号を出力する
ようにされている。
第3図は、このようなガラス破壊検知器100を窓300の
ガラス面300aに取り付けた状態を示しており、検知器10
0から出力される検知信号が信号線107を通じて別置され
た受信機(不図示)に伝送して、警報報知を行なうよう
にされている。
このようなガラス破壊検知器100は、第4図の断面図
に示すように、検知器ベース101の検知面101bに接着剤2
00を塗布して被検体である窓ガラス面300aに接着して固
定するようになっており、ガラス300aが破壊されたとき
の機械振動を検知器ベース101の凹部101aに接着剤103に
よって接着され固定された圧電素子102に伝達し、圧電
素子102で機械振動を電気信号に変換して信号処理回路
(不図示)で信号処理し、信号線107を通じて検知信号
を出力するようにされている。尚、104は信号処理回
路、動作表示灯105などを設けたプリント基板であり、1
06は検知器ベース101の上部に係合されるカバー、108は
カバー106に取り付けられる上蓋で、カバー106取付後の
配線処理を行えるように設けられている。
第5図は、このようなガラス破壊検知器100の回路基
板104に実装された信号処理回路の構成をブロック図で
示したもので、ガラスが破壊されたときに発生する約50
KHzと約200KHzの機械振動を同時に検出したときにのみ
作動する構成とされ、圧電素子102でガラス面の機械振
動を電気信号に変換してハイパスフィルター104a及びロ
ーパスフィルター104bに伝送し、ハイパスフィルター10
4aでは約200KHzの成分を通過させて遅延回路104cを介し
て論理積回路104dに送り、ローパスフィルター104bで
は、50KHzの成分を通過させて論理積回路104dに送出し
ている。そして、論理積回路104dで50KHzと200KHzの成
分が同時に入力されたときに限ってスイッチング回路10
4eを作動させて検知信号を出力する構成とされている。
ところが、このようなガラス破壊検知器100は第3図
に示したように窓ガラスに取り付けられるため、店舗の
シヨーウインドなどでは装飾の面からガラス破壊検知器
100をできる限り小型化する要求が強い。
しかしながら、ガラス破壊検知器100を小型化する
と、検知器ベース101も小型にせざるを得ず、上述した
ように、圧電素子102に機械振動を伝達するための検知
面101bの表面積が減少するので、圧電素子102に伝達さ
れる機械振動成分が低下して感度の低下を来たし、同時
に、検知器ベース101の小型化に伴う検知面101bの表面
積の減少により、検知器ベース101とガラス面300aとの
接着力の低下を来して問題となっていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記問題を解決するために提案される本考案は、検知
器ベースがガラス面と接着して固定される検知面に凹凸
面を形成した簡単な構造によって、検知器の感度を上げ
るとともにガラス面との接着強度を向上させたガラス破
壊検知器を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本考案は、検知
器ベースのガラス面に接着される検知面の全面を間隙な
く鋸波状に連続する凹凸面に形成した構造とされる。
[作用] 本考案では、検知器ベースのガラス面に接着される検
知面の全面を間隙なく鋸波状に連続する鋸波状の凹凸面
に形成しているので、接着剤を介してガラス面から伝達
される機械振動を受ける検知面の表面積が増加し、機械
振動の伝達率を向上させるとともに、接着剤の増加によ
る機械振動の伝達率の低下を抑制して、ガラス面からの
機械振動の伝達率を向上させる。この結果、圧電素子に
伝達される機械振動が増加して圧電素子の出力電圧が増
加するので検知器の感度も上昇する。
また、同様に検知面が凹凸面に形成されているので、接
着剤と検知面との接着面積が増加し、接着力も増加す
る。
[実施例] 以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案のガラス破壊検知器1の断面図を示し
ており、検知器ベース11の凹部11aには圧電素子12が接
着剤13で接着固定され、その上部には圧電素子12から出
力される電気信号を信号処理する信号処理回路及び動作
表示灯15などを設けたプリント基板14が配され、その上
部から上蓋18を有したカバー16で覆われた構造とされて
いる。
そして、検知器ベース11の検知面11bに接着材を塗布し
て被検体である窓ガラス面3に接着固定され、ガラス3
が破壊されたときの機械振動を検知器ベース11を介して
圧電素子12に伝達し、圧電素子12では機械振動を電気信
号に変換して信号処理回路(不図示)で信号処理し、信
号線17を通じて別置された受信機に検知信号を送るよう
にされている。この点は従来と同一である。
ところが、本考案では、第1a図の拡大図に示したよう
に、検知器ベース11の検知面11bを深さlの鋸刃状の凹
凸面に形成しているので、接着剤2を介して伝達される
ガラス3の機械振動を受ける検知面11bの表面積が増加
する。このため、ガラス面3の微弱な振動も伝達するこ
とが可能となり、ガラス破壊検知器1の小型化にともな
って検知器ベース11が小型になった場合でも、充分な検
知感度を維持することが可能となる。
また、検知器ベース11の検知面11bをこのような凹凸
面に形成することにより、同時に接着剤2との接着面積
が増加するため、小型化された場合でも充分な接着強度
を維持することができる。
第2図(a)は、検知器ベース11の検知面11bの溝の
深さlと検知面11bの表面積との関係を示したグラフで
あり、溝の深さに比例して表面積が増加し、接着強度が
増加することが分かる。
一方、第2図(b)で示すように、ガラス面3の機械
振動を一定とした場合には、検知面11bの溝の深さlと
圧電素子12の出力電圧との関係は、溝の深さlが増加す
るにともなって、接着剤2による機械振動の伝達損失が
増加することから出力電圧が逆に低下する傾向にあるの
で、溝の深さを1に設定することで最大の検知感度が
得られるとともに、接着強度の増加を同時に図ることが
可能になる。
このように、検知器ベース11の検知面11bに凹凸面に形
成するだけで、ガラス破壊検知器1を小型化した場合で
も、検知感度及び接着強度を維持することが可能とな
る。
尚、上記の説明では、検知面11bの凹凸面を鋸刃状の
形状で説明しているが、このようなものに限られず、例
えば、検知面11bにしぼ加工やヘアーライン加工を施す
ことによって凹凸面を形成した場合でも、同様な効果を
得ることが可能である。また、上記説明では、検知面11
bの溝のピッチについては触れていないが、検知器ベー
ス11の形状、使用する接着剤などに応じて溝のピッチを
変化させることにより、機械振動の伝達効率を向上させ
ることが出来る。
[考案の効果] 本考案によれば、ガラス破壊検知器を小型化した場合
でも、検知面に凹凸面を形成させた簡単な構造によっ
て、感度を上昇させ、ガラス面に対する接着強度を増加
させたガラス破壊検知器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のガラス破壊検知器の縦断面図、第1a図
はその検知面とガラス面との接着状態を示した拡大断面
図、第2図(a)は検知面の凹凸の溝の深さと接着面積
との関係を示したグラフ、第2図(b)は検知面の凹凸
の溝の深さと圧電素子の感度との関係を示したグラフ、
第3図はガラス破壊検知器の取付状態の説明図、第4図
はその縦断面図、第5図はその内部の信号処理回路の構
成を示すブロック図である。 [符号の説明] 2……圧電素子 1……ガラス破壊検知器 11……検知器ベース 3……ガラス面 11b……検知面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検知ベースの内底面に、圧電素子を内蔵さ
    せたガラス破壊検知器において、 その検知器ベースのガラス面に接着される検知面の全面
    を、間隙なく鋸波状に連続した凹凸面に形成している構
    造としたガラス破壊検知器。
JP1989087623U 1989-07-26 1989-07-26 ガラス破壊検知器 Expired - Lifetime JP2536246Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989087623U JP2536246Y2 (ja) 1989-07-26 1989-07-26 ガラス破壊検知器

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JPH0327344U JPH0327344U (ja) 1991-03-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59183629U (ja) * 1983-05-25 1984-12-06 日本セラミツク株式会社 振動検出器のハウジングの構造

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