JP2536243Y2 - 丸編機におけるステッチ量の中央制御装置 - Google Patents
丸編機におけるステッチ量の中央制御装置Info
- Publication number
- JP2536243Y2 JP2536243Y2 JP1989067447U JP6744789U JP2536243Y2 JP 2536243 Y2 JP2536243 Y2 JP 2536243Y2 JP 1989067447 U JP1989067447 U JP 1989067447U JP 6744789 U JP6744789 U JP 6744789U JP 2536243 Y2 JP2536243 Y2 JP 2536243Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam ring
- inner cam
- wheel
- ring
- knitting machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B9/00—Circular knitting machines with independently-movable needles
- D04B9/02—Circular knitting machines with independently-movable needles with one set of needles
- D04B9/025—Circular knitting machines with independently-movable needles with one set of needles with stitch-length regulation
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B15/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
- D04B15/32—Cam systems or assemblies for operating knitting instruments
- D04B15/327—Cam systems or assemblies for operating knitting instruments for stitch-length regulation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Knitting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本願考案は丸編機においてステッチ量（および場合に
よっては糸案内装置も）一斉に調整する中央制御装置に
関する。
よっては糸案内装置も）一斉に調整する中央制御装置に
関する。
［従来の技術］ 通常、丸編機において編地の度目を変える場合、ステ
ッチ量を所望の度目に合わせて各給糸口のカムの位置を
個々に調整するようになっている。即ち、カムの位置の
調整により針の作動軌跡を変化させるのである。これは
非常に煩わしい作業であると共にその調整には熟練者を
必要としている。
ッチ量を所望の度目に合わせて各給糸口のカムの位置を
個々に調整するようになっている。即ち、カムの位置の
調整により針の作動軌跡を変化させるのである。これは
非常に煩わしい作業であると共にその調整には熟練者を
必要としている。
また、特に、複合針を用いた場合、各給糸口のカム位
置の調整により針の作動軌跡を変化させると、糸を編針
へ供給する糸案内装置の設定位置も同時に調整しなけれ
ば、編針と糸案内装置の糸道が接触してしまい、編針は
一瞬の内に破損していまう可能性がある。したがって、
編地の度目を変える場合には、ステッチ量の調整と糸案
内装置の調整を同時に行わなければならない。これは、
ステッチ量だけの調整にも増して非常に煩わしい作業で
あると共にその調整には熟練者を必要としている。
置の調整により針の作動軌跡を変化させると、糸を編針
へ供給する糸案内装置の設定位置も同時に調整しなけれ
ば、編針と糸案内装置の糸道が接触してしまい、編針は
一瞬の内に破損していまう可能性がある。したがって、
編地の度目を変える場合には、ステッチ量の調整と糸案
内装置の調整を同時に行わなければならない。これは、
ステッチ量だけの調整にも増して非常に煩わしい作業で
あると共にその調整には熟練者を必要としている。
その上、多数の給糸口を有する丸編機の場合、給糸口
が多ければ多いほど編地の度目を変えるたびに必要以上
に労力と時間を費やし、その結果、作動コストを上昇さ
せていた。
が多ければ多いほど編地の度目を変えるたびに必要以上
に労力と時間を費やし、その結果、作動コストを上昇さ
せていた。
この問題を解決するために、本出願人は次のような、
ステッチ量と糸案内装置の双方を一斉に調整する中央制
御装置を提案したことがある（特公昭63-31578号）。す
なわち、ヤーンキャリングを介してヤーンキャリングサ
ポートにより支持された糸案内装置と、前記ヤーンキャ
リングサポートとカムホルダーを支承するカムリングか
らなる丸編機における改良であって、前記カムリングを
案内手段によって連結された内側カムリングと外側カム
リングに分割して配し、この内側カムリング上に前記ヤ
ーンキャリングサポートとカムホルダーを載置すると共
に前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手段
を設けたことを特徴とする多給糸口丸編機である。
ステッチ量と糸案内装置の双方を一斉に調整する中央制
御装置を提案したことがある（特公昭63-31578号）。す
なわち、ヤーンキャリングを介してヤーンキャリングサ
ポートにより支持された糸案内装置と、前記ヤーンキャ
リングサポートとカムホルダーを支承するカムリングか
らなる丸編機における改良であって、前記カムリングを
案内手段によって連結された内側カムリングと外側カム
リングに分割して配し、この内側カムリング上に前記ヤ
ーンキャリングサポートとカムホルダーを載置すると共
に前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手段
を設けたことを特徴とする多給糸口丸編機である。
［考案が解決しようとする問題点］ この発明はそれ以前の技術と比べると格段に効果的で
あった。しかし、内側カムリングだけを単独に昇降可能
とする手段として実施例であげたような巨大なギヤ駆動
装置を内外カムリングの間に設けるのは、これがかなり
の場所を占めると共にギヤの螺合部が精密に作成されな
ければならないことから製作コストを上昇させていた。
あった。しかし、内側カムリングだけを単独に昇降可能
とする手段として実施例であげたような巨大なギヤ駆動
装置を内外カムリングの間に設けるのは、これがかなり
の場所を占めると共にギヤの螺合部が精密に作成されな
ければならないことから製作コストを上昇させていた。
本願考案は上記発明を改善したものであって、その目
的とするところは、多給糸口丸編機において、ステッチ
量の調整と、場合により糸案内装置の位置の調整も、特
別な熟練を要することなく、簡単且つ短時間に行うこと
ができると共に、製作コストを大幅に低減させることが
できるような、中央制御装置を提供することである。
的とするところは、多給糸口丸編機において、ステッチ
量の調整と、場合により糸案内装置の位置の調整も、特
別な熟練を要することなく、簡単且つ短時間に行うこと
ができると共に、製作コストを大幅に低減させることが
できるような、中央制御装置を提供することである。
［問題点を解決するための手段］ 本願考案のステッチ量の中央制御装置（第一装置）
は、編針の制御カムを備えたカムホルダーと、前記カム
ホルダーを載置する内側カムリングと、前記内側カムリ
ングの外周と接して内側カムリングを保持する外側カム
リングを有し、前記外側カムリング上には、サポート部
材と、これに支持された糸案内装置が設けられており、
さらに、前記内側カムリングと外側カムリングのうち、
前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手段と
からなる多給糸口丸編機において、前記内側カムリング
だけを単独に昇降可能とする手段が、前記内側カムリン
グと外側カムリングの間に設けられた複数個のホイール
要素および伝達手段と、前記ホイール要素に関連して作
用する螺合手段と、ホイール要素に関連して作用する少
なくとも１個のホイール駆動手段とからなり、もって、
ホイール駆動手段の操作時には、前記伝達手段を介して
一斉に各ホイール要素に回転運動を与えるとともに、前
記螺合手段により、前記内側カムリングを上昇又は下降
運動させることを特徴とする。
は、編針の制御カムを備えたカムホルダーと、前記カム
ホルダーを載置する内側カムリングと、前記内側カムリ
ングの外周と接して内側カムリングを保持する外側カム
リングを有し、前記外側カムリング上には、サポート部
材と、これに支持された糸案内装置が設けられており、
さらに、前記内側カムリングと外側カムリングのうち、
前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手段と
からなる多給糸口丸編機において、前記内側カムリング
だけを単独に昇降可能とする手段が、前記内側カムリン
グと外側カムリングの間に設けられた複数個のホイール
要素および伝達手段と、前記ホイール要素に関連して作
用する螺合手段と、ホイール要素に関連して作用する少
なくとも１個のホイール駆動手段とからなり、もって、
ホイール駆動手段の操作時には、前記伝達手段を介して
一斉に各ホイール要素に回転運動を与えるとともに、前
記螺合手段により、前記内側カムリングを上昇又は下降
運動させることを特徴とする。
本願考案のステッチ量の中央制御装置（第二装置）
は、編針の制御カムを備えたカムホルダーと、カムホル
ダーを載置する内側カムリングと、前記内側カムリング
の外周と接して内側カムリングを保持する外側カムリン
グを有し、前記内側カムリング上には、前記カムホルダ
ーのほか、サポート部材と、これに支持された糸案内装
置が設けられており、さらに、前記内側カムリングと外
側カムリングのうち、前記内側カムリングだけを単独に
昇降可能とする手段とからなる多給糸口丸編機におい
て、前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手
段が、前記内側カムリングと外側カムリングの間に設け
られた複数個のホイール要素および伝達手段と、前記ホ
イール要素に関連して作用する螺合手段と、ホイール要
素に関連して作用する少なくとも１個のホイール駆動手
段とからなり、もって、ホイール駆動手段の操作時に
は、前記伝達手段を介して一斉に各ホイール要素に回転
運動を与えるとともに、前記螺合手段により、前記内側
カムリングおよびこの内側カムリングに支持されている
糸案内装置を上昇又は下降運動させることを特徴とす
る。
は、編針の制御カムを備えたカムホルダーと、カムホル
ダーを載置する内側カムリングと、前記内側カムリング
の外周と接して内側カムリングを保持する外側カムリン
グを有し、前記内側カムリング上には、前記カムホルダ
ーのほか、サポート部材と、これに支持された糸案内装
置が設けられており、さらに、前記内側カムリングと外
側カムリングのうち、前記内側カムリングだけを単独に
昇降可能とする手段とからなる多給糸口丸編機におい
て、前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手
段が、前記内側カムリングと外側カムリングの間に設け
られた複数個のホイール要素および伝達手段と、前記ホ
イール要素に関連して作用する螺合手段と、ホイール要
素に関連して作用する少なくとも１個のホイール駆動手
段とからなり、もって、ホイール駆動手段の操作時に
は、前記伝達手段を介して一斉に各ホイール要素に回転
運動を与えるとともに、前記螺合手段により、前記内側
カムリングおよびこの内側カムリングに支持されている
糸案内装置を上昇又は下降運動させることを特徴とす
る。
上記第一、第二装置において、好ましくは、ホイール
の伝達手段は、チエーンもしくは歯付きベルトである。
の伝達手段は、チエーンもしくは歯付きベルトである。
上記第一、第二装置において、好ましくは、ホイール
の水平方向の調整は軸受部の円周方向の長穴によるよう
なものであるか、または、軸受部とエンドプレート共に
固定しているボルトを若干緩めた後、エンドプレートを
回転させることによって自由に調整できるようにしたよ
うなものである。
の水平方向の調整は軸受部の円周方向の長穴によるよう
なものであるか、または、軸受部とエンドプレート共に
固定しているボルトを若干緩めた後、エンドプレートを
回転させることによって自由に調整できるようにしたよ
うなものである。
［作用］ 駆動ホイールを回転させると、伝達手段を介し一連の
ホイールを回転させる。このホイールの回転運動はネジ
部を介しガイドピンを案内として内側カムリングを上下
方向に移動させる。したがって、本願第一装置では内側
カムリングに載置されたカムホルダーを上下方向に移動
させる。
ホイールを回転させる。このホイールの回転運動はネジ
部を介しガイドピンを案内として内側カムリングを上下
方向に移動させる。したがって、本願第一装置では内側
カムリングに載置されたカムホルダーを上下方向に移動
させる。
本願第二装置ではカムホルダーだけでなく、ヤーンキ
ャリアリングサポートおよび糸案内装置を上下方向に移
動させる。
ャリアリングサポートおよび糸案内装置を上下方向に移
動させる。
このように本願考案は、所望の編地の度目に合せて第
一装置ではステッチ量を、第二装置ではステッチ量およ
び糸案内装置の両方を一斉に調整する機能を備えてい
る。
一装置ではステッチ量を、第二装置ではステッチ量およ
び糸案内装置の両方を一斉に調整する機能を備えてい
る。
［実施例］ 以下、添付図面に基づき実施例を説明する。
本願第１実施例を示す第１図において、符号１はシリ
ンダーを示し、このシリンダー１の外周には円形に並ん
だ軸線方向に延びる針溝２が形成されている。各針溝２
には垂直方向に滑動自在な編針３が収容されている。
ンダーを示し、このシリンダー１の外周には円形に並ん
だ軸線方向に延びる針溝２が形成されている。各針溝２
には垂直方向に滑動自在な編針３が収容されている。
シリンダー１と対向するカムホルダー４にはボルト５
によって内側カムリング６上に固定されている。このカ
ムホルダー４には編針３を制御もしくは作動させるカム
７が取り付けられている。
によって内側カムリング６上に固定されている。このカ
ムホルダー４には編針３を制御もしくは作動させるカム
７が取り付けられている。
編成時に編針３と協動するシンカー８は水平方向に配
置されたシンカーダイアル９において半径方向に摺動自
在である。シンカー８はシンカーキャップ10に装着され
ているシンカーカム11によって制御もしくは作動され
る。シンカーキャップ10はキャップリング12内に収容さ
れている。
置されたシンカーダイアル９において半径方向に摺動自
在である。シンカー８はシンカーキャップ10に装着され
ているシンカーカム11によって制御もしくは作動され
る。シンカーキャップ10はキャップリング12内に収容さ
れている。
前記シリンダー１の下側部には、これと一体的に取り
付けられた駆動ギヤー13があり、通常、機械に配置され
ている駆動源から駆動されるときシリンダー１と共に同
速的に回転する。
付けられた駆動ギヤー13があり、通常、機械に配置され
ている駆動源から駆動されるときシリンダー１と共に同
速的に回転する。
符号14はベースであり、このベース14には案内手段、
例えばガイドピン15によって連結されている内側カムリ
ング６と外側カムリング16が収容されている。ガイドピ
ン15はカムリング円周上に６箇所程度設けられている。
外側カムリング16はボルト17によってベース14に固定さ
れている。内側カムリング６は後述する手段により単独
昇降が可能である。
例えばガイドピン15によって連結されている内側カムリ
ング６と外側カムリング16が収容されている。ガイドピ
ン15はカムリング円周上に６箇所程度設けられている。
外側カムリング16はボルト17によってベース14に固定さ
れている。内側カムリング６は後述する手段により単独
昇降が可能である。
シンカーキャップ10上には等間隔に４ないし６本のヤ
ーンキャリアリングサポート28が配置されており、この
ヤーンキャリアリングサポート28の先端にはボルト29に
よってヤーンキャリアリング30が取り付けられている。
ヤーンキャリアリング30の下側には糸案内装置31がボル
ト32によって取り付けられている。この糸案内装置31は
ホルダー33と、編成糸を案内するためのヤーンキャリア
34を有する。
ーンキャリアリングサポート28が配置されており、この
ヤーンキャリアリングサポート28の先端にはボルト29に
よってヤーンキャリアリング30が取り付けられている。
ヤーンキャリアリング30の下側には糸案内装置31がボル
ト32によって取り付けられている。この糸案内装置31は
ホルダー33と、編成糸を案内するためのヤーンキャリア
34を有する。
一方、外側カムリング16上にはヤーンキャリアリング
サポート28のほぼ中央部を貫通して、前記ヤーンキャリ
アリングサポート28と同じく等間隔に配置されているキ
ャップリングサポート35があり、このキャップリングサ
ポート35の先端にはキャップリング12がボルト36によっ
て固定されている。
サポート28のほぼ中央部を貫通して、前記ヤーンキャリ
アリングサポート28と同じく等間隔に配置されているキ
ャップリングサポート35があり、このキャップリングサ
ポート35の先端にはキャップリング12がボルト36によっ
て固定されている。
前記したように、内側カムリング６は単独昇降を可能
とする手段を有する。第３図に示すように、内側カムリ
ング６の外径の円周下には、６個程度の伝達手段、例え
ばスプロケットホイール18が収容されていて、各スプロ
ケットホイール18にはエンドレスチエーン19が掛けられ
ている。伝達手段として、歯付きベルトその他、類似の
機構を使用することも可能である。
とする手段を有する。第３図に示すように、内側カムリ
ング６の外径の円周下には、６個程度の伝達手段、例え
ばスプロケットホイール18が収容されていて、各スプロ
ケットホイール18にはエンドレスチエーン19が掛けられ
ている。伝達手段として、歯付きベルトその他、類似の
機構を使用することも可能である。
前記スプロケットホイール18は、第４図に示すよう
に、垂直軸20に固着されており、この垂直軸20の上端部
には軸方向の動きを阻止するエンドプレート21がネジ22
によって取り付けられている。スプロケットホイール18
の上端面は内側カムリング６の下面6aと当接している。
に、垂直軸20に固着されており、この垂直軸20の上端部
には軸方向の動きを阻止するエンドプレート21がネジ22
によって取り付けられている。スプロケットホイール18
の上端面は内側カムリング６の下面6aと当接している。
垂直軸20の下端部は、雄ネジ部20aを有し、この雄ネ
ジ部20aが軸受部23の雌ネジ部23aと螺合されている。軸
受部23のフランジ部には第６図に示すように、円周上に
３個の長穴23bが形成されていて、軸受部23がどの位置
にあっても外側カムリング16の下面に等分割された６個
のボルト穴の何れか３個に適合できるようになってい
る。軸受部23の直下にはプレート24があり、この軸受部
23と共にボルト25によって外側カムリング16の内径下面
に固定されている。
ジ部20aが軸受部23の雌ネジ部23aと螺合されている。軸
受部23のフランジ部には第６図に示すように、円周上に
３個の長穴23bが形成されていて、軸受部23がどの位置
にあっても外側カムリング16の下面に等分割された６個
のボルト穴の何れか３個に適合できるようになってい
る。軸受部23の直下にはプレート24があり、この軸受部
23と共にボルト25によって外側カムリング16の内径下面
に固定されている。
前記複数のスプロケットホイール18間には、内側カム
リング６上面から突出している少なくとも１個の駆動軸
26を有するスプロケットホイール27が設けられている。
スプロケットホイール27は駆動軸26を有し、内側カムリ
ング６上面から突出している。第５図に示すように、駆
動軸26の上端部を六角レンチ等の工具で回すと、その下
側のスプロケットホイール27を回転させ、エンドレスチ
エーン19によって一連のスプロケットホイール18を回転
させる。このスプロケットホイール18の回転運動は、チ
エーン19およびネジ部20a,23aを介しガイドピン15を案
内として内側カムリング６を上下方向に移動させる。
リング６上面から突出している少なくとも１個の駆動軸
26を有するスプロケットホイール27が設けられている。
スプロケットホイール27は駆動軸26を有し、内側カムリ
ング６上面から突出している。第５図に示すように、駆
動軸26の上端部を六角レンチ等の工具で回すと、その下
側のスプロケットホイール27を回転させ、エンドレスチ
エーン19によって一連のスプロケットホイール18を回転
させる。このスプロケットホイール18の回転運動は、チ
エーン19およびネジ部20a,23aを介しガイドピン15を案
内として内側カムリング６を上下方向に移動させる。
第７図は内側カムリング単独昇降手段が異なる別の実
施例を示している。前述した内側カムリング単独昇降手
段と異なるところは、エンドレスチエーンが各スプロケ
ットホイールの内側に掛けられていることと、エンドレ
スチエーンに沿ってチエーンガイドが設けられているこ
とと、このホイールの軸上端部と軸受部が螺合している
ことである。
施例を示している。前述した内側カムリング単独昇降手
段と異なるところは、エンドレスチエーンが各スプロケ
ットホイールの内側に掛けられていることと、エンドレ
スチエーンに沿ってチエーンガイドが設けられているこ
とと、このホイールの軸上端部と軸受部が螺合している
ことである。
第７図に示すように、スプロケットホイール38は垂直
軸39に固着されており、垂直軸39の上端部は、雄ネジ部
39aを有し、この雄ネジ部39aが軸受部40の雌ネジ部40a
と螺合されている。軸受部40はエンドプレート41と共に
ボルト42で固定されている。
軸39に固着されており、垂直軸39の上端部は、雄ネジ部
39aを有し、この雄ネジ部39aが軸受部40の雌ネジ部40a
と螺合されている。軸受部40はエンドプレート41と共に
ボルト42で固定されている。
垂直軸39の下端部は、軸方向の動きが可能なるように
外側カムリング43の下面から僅かに突出しており、これ
によって垂直軸39の下端部とエンドプレート44が共にネ
ジ45によって取り付けられたときエンドプレート44と外
側カムリング43の下面に若干の隙間ができる。
外側カムリング43の下面から僅かに突出しており、これ
によって垂直軸39の下端部とエンドプレート44が共にネ
ジ45によって取り付けられたときエンドプレート44と外
側カムリング43の下面に若干の隙間ができる。
第８図に示すように、各スプロケットホイール38の内
側には、伝達手段、例えばエンドレスチエーン46が掛け
られており、このエンドレスチエーン46の内側には、第
７図に示すように、チャンネル型チエーンガイド46aが
設けられている。伝達手段として、歯付きベルトその
他、類似の機構を使用することも可能である。
側には、伝達手段、例えばエンドレスチエーン46が掛け
られており、このエンドレスチエーン46の内側には、第
７図に示すように、チャンネル型チエーンガイド46aが
設けられている。伝達手段として、歯付きベルトその
他、類似の機構を使用することも可能である。
チエーンガイド46aは、外側カムリング43の内径部に
形成されており、そのために内径部が広く、かつ高くさ
れている。これに伴って内側カムリング47の下側外径部
も広くなっている。
形成されており、そのために内径部が広く、かつ高くさ
れている。これに伴って内側カムリング47の下側外径部
も広くなっている。
前記複数のスプロケットホイール38間には、前述（第
４図）の内側カムリング単独昇降装置と同じく、内側カ
ムリング６上面から突出している少なくとも１個の駆動
軸を有するスプロケットホイールが設けられている。こ
れは前述の第５図と構造と同様である。
４図）の内側カムリング単独昇降装置と同じく、内側カ
ムリング６上面から突出している少なくとも１個の駆動
軸を有するスプロケットホイールが設けられている。こ
れは前述の第５図と構造と同様である。
第５図の図面を再度参照すると、駆動軸26の上端部を
六角レンチ等の工具で回すと、その下側のスプロケット
ホイール27を回転させ、エンドレスチエーン46によって
一連のスプロケットホイール38を回転させる。第７図の
内側カムリング単独昇降装置によれば、第４図の装置に
比べて、わずかな力で駆動軸26を回転させることができ
るという利点がある。
六角レンチ等の工具で回すと、その下側のスプロケット
ホイール27を回転させ、エンドレスチエーン46によって
一連のスプロケットホイール38を回転させる。第７図の
内側カムリング単独昇降装置によれば、第４図の装置に
比べて、わずかな力で駆動軸26を回転させることができ
るという利点がある。
第２図は本願第２実施例を示しており、第１図の本願
第１実施例と異なるところは、内側カムリング６上に等
間隔に４ないし６本のヤーンキャリアリングサポート37
が配置されている点である。
第１実施例と異なるところは、内側カムリング６上に等
間隔に４ないし６本のヤーンキャリアリングサポート37
が配置されている点である。
一方、外側カムリング16上にはヤーンキャリアリング
サポート37のほぼ中央部を貫通して、前記ヤーンキャリ
アリングサポート37と同じく等間隔に配置されている第
１実施例のものと同じキャップリングサポート35があ
る。内側カムリングだけを単独に昇降させる装置につい
ても第１実施例と同様である。
サポート37のほぼ中央部を貫通して、前記ヤーンキャリ
アリングサポート37と同じく等間隔に配置されている第
１実施例のものと同じキャップリングサポート35があ
る。内側カムリングだけを単独に昇降させる装置につい
ても第１実施例と同様である。
その他、特に説明しない構成部分は、第１実施例と同
じである。
じである。
［効果］ 本願考案の中央制御装置は、以上述べた通り、内側カ
ムリングだけが単独に昇降可能であるので第１実施例で
は、この内側カムリング上に載置されているカムホルダ
ーを、また第２実施例ではカムホルダーと同時にヤーン
キャリアリングサポートひいては糸案内装置を同時に昇
降させるのである。
ムリングだけが単独に昇降可能であるので第１実施例で
は、この内側カムリング上に載置されているカムホルダ
ーを、また第２実施例ではカムホルダーと同時にヤーン
キャリアリングサポートひいては糸案内装置を同時に昇
降させるのである。
しかも、内側カムリングだけを昇降させる機構は従来
のものと比較して、その構造が簡単であり、市販品も使
用できることから安価に製作することができる。
のものと比較して、その構造が簡単であり、市販品も使
用できることから安価に製作することができる。
したがって、本考案においては、ステッチ量の調整
（および必要により糸案内装置の位置調整）を特別な熟
練作業を要することなく極めて簡単かつ短時間に行うこ
とができるので生産性を向上させることができると共に
廉価に実施できる。
（および必要により糸案内装置の位置調整）を特別な熟
練作業を要することなく極めて簡単かつ短時間に行うこ
とができるので生産性を向上させることができると共に
廉価に実施できる。
第１図は本願第１実施例に係わる丸編機の編成部の要部
の断面図である。 第２図は本願第２実施例に係わる丸編機の編成部の要部
の断面図である。 第３図は第１図の丸編機の編成部の平面図である。 第４図は第３図における４−４線断面図である。 第５図は第３図における５−５線断面図である。 第６図は第４図におけるプレートの一部分を切り欠いた
プレートおよび軸受部の下面図である。 第７図は内側カムリング昇降手段が異なる構成を示した
４−４線断面図である。 第８図は第１図の丸編機の編成部の平面図であるが、第
３図とは内側カムリング昇降手段が異なる構成を示して
いる。 ３……編針 ４……カムホルダー 6,47……内側カムリング ７……制御カム 15……ガイドピン（案内手段） 16,43……外側カムリング 18,38……スプロケットホイール 19,46……エンドレスチエーン（伝達手段） 23,40……軸受部 23b……長穴 26……駆動軸 28……ヤーン キャリア リング サポート 30……ヤーンキャリア 31……糸案内装置 41……エンドプレート 42……ボルト
の断面図である。 第２図は本願第２実施例に係わる丸編機の編成部の要部
の断面図である。 第３図は第１図の丸編機の編成部の平面図である。 第４図は第３図における４−４線断面図である。 第５図は第３図における５−５線断面図である。 第６図は第４図におけるプレートの一部分を切り欠いた
プレートおよび軸受部の下面図である。 第７図は内側カムリング昇降手段が異なる構成を示した
４−４線断面図である。 第８図は第１図の丸編機の編成部の平面図であるが、第
３図とは内側カムリング昇降手段が異なる構成を示して
いる。 ３……編針 ４……カムホルダー 6,47……内側カムリング ７……制御カム 15……ガイドピン（案内手段） 16,43……外側カムリング 18,38……スプロケットホイール 19,46……エンドレスチエーン（伝達手段） 23,40……軸受部 23b……長穴 26……駆動軸 28……ヤーン キャリア リング サポート 30……ヤーンキャリア 31……糸案内装置 41……エンドプレート 42……ボルト
Claims (5)
- 【請求項１】編針（３）の制御カム（７）を備えたカム
ホルダー（４）と、 前記カムホルダー（４）を載置する内側カムリング（6,
47）と、 前記内側カムリング（6,47）の外周と接して内側カムリ
ングを保持する外側カムリング（16,43）を有し、 前記外側カムリング（16,43）上には、サポート部材（2
8,35）と、これに支持された糸案内装置（31）が設けら
れており、 さらに、前記内側カムリング（6,47）と外側カムリング
（16,43）のうち、前記内側カムリング（6,47）だけを
単独に昇降可能とする手段を有する多給糸口丸編機にお
いて、 前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手段
が、 前記内側カムリング（6,47）と外側カムリング（16,4
3）の間に設けられた複数個のホイール要素（18,38）お
よび伝達手段（19,46）と、 前記ホイール要素（18,38）に関連して作用する螺合手
段（20a,23a;39a,40a）と、 ホイール要素（18,38）に関連して作用する少なくとも
１個のホイール駆動手段（26）とからなり、 もって、ホイール駆動手段（26）の操作時には、前記伝
達手段（19,46）を介して一斉に各ホイール要素（18,3
8）に回転運動を与えるとともに、前記螺合手段（20a,2
3a;39a,40a）により、前記内側カムリング（6,47）を上
昇又は下降運動させることを特徴とする丸編機における
ステッチ量の中央制御装置。 - 【請求項２】編針（３）の制御カム（７）を備えたカム
ホルダー（４）と、 カムホルダー（４）を載置する内側カムリング（6,47）
と、 前記内側カムリング（6,47）の外周と接して内側カムリ
ングを保持する外側カムリング（16,43）を有し、 前記内側カムリング（6,47）上には、前記カムホルダー
（４）のほか、サポート部材（37）と、これに支持され
た糸案内装置（31）が設けられており、 さらに、前記内側カムリング（6,47）と外側カムリング
（16,43）のうち、前記内側カムリング（6,47）だけを
単独に昇降可能とする手段を有する多給糸口丸編機にお
いて、 前記内側カムリングだけを単独に昇降可能とする手段
が、 前記内側カムリング（6,47）と外側カムリング（16,4
3）の間に設けられた複数個のホイール要素（18,38）お
よび伝達手段（19,46）と、 前記ホイール要素（18,38）に関連して作用する螺合手
段（20a,23a;39a,40a）と、 ホイール要素（18,38）に関連して作用する少なくとも
１個のホイール駆動手段（26）とからなり、 もって、ホイール駆動手段（26）の操作時には、前記伝
達手段（19,46）を介して一斉に各ホイール要素（18,3
8）に回転運動を与えるとともに、前記螺合手段（20a,2
3a;39a,40a）により、前記内側カムリング（6,47）およ
びこの内側カムリングに支持されている糸案内装置（3
1）を上昇又は下降運動させることを特徴とする丸編機
におけるステッチ量の中央制御装置。 - 【請求項３】ホイール要素（18,38）の伝達手段が、チ
ェーン（19,46）もしくは歯付きベルトである請求項第
１項または請求項第２項の装置。 - 【請求項４】ホイール要素（18）の水平方向の調整が、
軸受部の円周方向の長穴（23a）によって自由に調整で
きるようにした請求項第１ないし第３項のいずれか１項
に記載の装置。 - 【請求項５】ホイール要素（38）の水平方向の調整が、
軸受部（40）とエンドプレート（41）を共に固定してい
るボルト（42）を若干緩めた後、エンドプレート（41）
を回転させることによって自由に調整できるようにした
請求項第１項ないし第３項のいずれか１項に記載の装
置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989067447U JP2536243Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-06-09 | 丸編機におけるステッチ量の中央制御装置 |
| KR1019900000430A KR970005847B1 (ko) | 1989-01-23 | 1990-01-15 | 환편기(丸編機)에서의 스티치(stitch)량의 중앙제어장치 |
| US07/531,129 US5018370A (en) | 1989-06-09 | 1990-05-31 | Central stitch controlling apparatus for circular knitting machine |
| ES90306256T ES2057405T3 (es) | 1989-06-09 | 1990-06-08 | Aparato regulador de punto central para telar circular para tejidos de punto. |
| EP90306256A EP0402164B1 (en) | 1989-06-09 | 1990-06-08 | Central stitch controlling apparatus for circular knitting machine |
| DE69011967T DE69011967T2 (de) | 1989-06-09 | 1990-06-08 | Vorrichtung zur zentralen Regelung der Maschendichte auf einer Rundstrickmaschine. |
| HK98105350A HK1006185A1 (en) | 1989-06-09 | 1998-06-16 | Central stitch controlling apparatus for circular knitting machine |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP677689 | 1989-01-23 | ||
| JP1-6776 | 1989-01-23 | ||
| JP1989067447U JP2536243Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-06-09 | 丸編機におけるステッチ量の中央制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02140991U JPH02140991U (ja) | 1990-11-26 |
| JP2536243Y2 true JP2536243Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=26340984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989067447U Expired - Lifetime JP2536243Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-06-09 | 丸編機におけるステッチ量の中央制御装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536243Y2 (ja) |
| KR (1) | KR970005847B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101036091B (zh) * | 2004-10-06 | 2011-08-31 | 本田技研工业株式会社 | 设备的控制装置 |
-
1989
- 1989-06-09 JP JP1989067447U patent/JP2536243Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-01-15 KR KR1019900000430A patent/KR970005847B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101036091B (zh) * | 2004-10-06 | 2011-08-31 | 本田技研工业株式会社 | 设备的控制装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR900011922A (ko) | 1990-08-02 |
| KR970005847B1 (ko) | 1997-04-21 |
| JPH02140991U (ja) | 1990-11-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR950014410A (ko) | 환편기의 스티치량 자동조정장치 및 방법 | |
| JP2536243Y2 (ja) | 丸編機におけるステッチ量の中央制御装置 | |
| US20050183462A1 (en) | Circular knitting machine for hosiery or the like, with device for actuating the knockover sinkers | |
| US5388747A (en) | Positive yarn feeding device | |
| KR860000954B1 (ko) | 환편기에 대한 스테치량 및 실안내 장치의 중앙 제어장치 | |
| KR101689038B1 (ko) | 미싱 | |
| EP0436313B1 (en) | Circular knitting machine | |
| KR0122595B1 (ko) | 환편기 | |
| US4331007A (en) | Circular knitting machine with a device for adjusting the stroke of the cylinder needles | |
| US5018370A (en) | Central stitch controlling apparatus for circular knitting machine | |
| KR20040004087A (ko) | 환편기의 스티치길이 변경장치 | |
| KR950003316Y1 (ko) | 환편기 (丸編機) | |
| US5224360A (en) | Circular knitting machine having removable cylinder | |
| KR20040022188A (ko) | 하나이상의 가동 실 가이드를 가지는 원형 편직기 | |
| JPS63203852A (ja) | 丸編み機のシンカ半径方向位置を調節する制御装置 | |
| US3740972A (en) | Patterning wheels for weft knitting machines | |
| JP2527850B2 (ja) | シンカ―制御装置 | |
| US2835120A (en) | Cam means for knitting machine | |
| KR20040075880A (ko) | 양말류 등의 편직기, 특히 환편기에 대해 스티치조임정도를 변경하는 장치 | |
| KR960003480Y1 (ko) | 환편 홀스타치(.hole stitch) 인타샤 자카드기의 리브편 편성장치 | |
| KR200385786Y1 (ko) | 플러쉬 자카드 환편기의 편물지지원반 가이드장치 | |
| KR200378733Y1 (ko) | 편직기용 실공급장치의 실공급릴 | |
| KR20010028321A (ko) | 환편기의 송사휠 구동장치 | |
| KR200165559Y1 (ko) | 환편기 바늘에서 사도를 이격시키는 장치 | |
| KR870000067B1 (ko) | 원형 메리야스 편물기에 있어서의 실린더기통의 회전지지 장치 |