JP2536074Y2 - 電気コネクタのモジュール構造 - Google Patents

電気コネクタのモジュール構造

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JP2536074Y2
JP2536074Y2 JP1991094155U JP9415591U JP2536074Y2 JP 2536074 Y2 JP2536074 Y2 JP 2536074Y2 JP 1991094155 U JP1991094155 U JP 1991094155U JP 9415591 U JP9415591 U JP 9415591U JP 2536074 Y2 JP2536074 Y2 JP 2536074Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基板対基板接続ツーピ
ース・コネクタに係わり、とくに、極数が増大した電気
コネクタのモジール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体の高密度化の発展により、搭載す
る基板の実装密度が急激に高まって、例えば、従来LS
Iパッケージにおいて、その端子数は100極程度であ
ったものが、400極以上に端子数が増えて、基板間の
接続端子数も100程度から200極以上が必要となっ
てきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように、極数が増
大した電気コネクタにあっては、そのモジール構造に改
良が加えられなければ電気コネクタを構成することはで
きない。
【0004】本考案はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、その目的とするところは、極多極コネクタ
を容易に製造することができる電気コネクタのモジュー
ル構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、ハウジングに、周囲が壁部で囲まれて
底側に底板部を有する嵌合部を形成し、この嵌合部内
に、その基部が前記底板部に固着された絶縁板部を設
け、これらの絶縁板部に端子の挿入用溝を所定のピッチ
間隔で多数個形成し、前記ハウジングの、前記嵌合部の
前記底板部の裏面部に、前記ハウジングの長手方向に複
数で且つ前記ハウジングの幅方向に複数の端子板嵌合部
を形成し、前記底板部に、前記絶縁板部に形成した端子
の挿入用溝のそれぞれに通じる端子用貫通孔を形成し、
端子ユニットを、長手方向の寸法が短かくかつ幅狭の端
子板に所定のピッチ間隔で2列に多数の端子を埋め込ん
で構成し、端子ユニットの端子の各端子部を各底板部の
端子用貫通孔を介して挿入用溝に挿入して前記端子板を
前記端子板嵌合部に嵌合し、各端子板を前記ハウジング
に融着してこのハウジングに固着したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このように、多数の端子を端子板に取り付けて
端子ユニットを構成し、この端子ユニットを複数個用い
てハウジングに形成された複数の端子、嵌合部に嵌合し
た後、端子板をバウジングに固着するようにしたことに
より、超多極コネクタを容易に製造することができる
し、特に、端子ユニットを、長手方向の寸法が短かくか
つ幅狭の端子板に所定のピッチ間隔で2列に多数の端子
を埋め込んで構成したために、この端子板の成形時の樹
脂の成形金型のキャビティへの充填が容易になる。した
がって、成形圧を下げても充填できるので、バリの発生
を低く抑えられるし、また、インサートされた端子に対
する煽りも低く抑えられる。また、端子板に反りが発生
せず、コネクタへの仮組込みが容易になるし、小型の成
形金型で成形でき、ツール費用が低くくできるばかり
か、端子板の長手方向の成形収縮による寸法の狂いが少
なく、相手とのはめ合い精度が高くなる。しかも、金型
に端子挿入孔部をつくる必要がなく、端子挿入の際、端
子が削られて金属屑が発生するという不具合は無いし、
端子を金型にセットするのが容易であり、金型構成も簡
単になる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案に係わる電気コネクタのモジール
構造における雄コネクタの平面図、図2は同正面図、図
3は同側面図である。
【0008】電気コネクタ構造1は、ストレートディッ
プタイプの雄コネクタ2とライトアングルディップタイ
プの雌コネクタ3とより構成されている。雄コネクタ2
は図2乃至図10に示すようにハウジング4を備えてお
り、このハウジング4は平面長方形状の立方体であり、
合成樹脂で成形されている。このハウジング4の一方の
面部4aには長方形状の嵌合部5が形成されており、こ
の嵌合部5の周囲には壁部6が形成されている。この嵌
合部5内には絶縁板部7が一対づつ2列に亘ってその基
部を底板部8に固着されて設けてある。絶縁板部7の内
面側には電源端子(左右端部のものはグランド端子)の
挿入用溝9が所定のピッチ間隔で多数個形成してあり、
絶縁板部7の外面側には信号端子の挿入用溝10がハー
フピッチ間隔で多数個形成してある。
【0009】また、ハウジング4の他方の面部4bには
端子板嵌合部11が一対づつ2列に亘って形成してあ
る。すなわち、端子板嵌合部11は長方形状であって、
ハウジング4の他方の面部4bを左右上下に4つに区画
している。そして、端子板嵌合部 11は面部4bより
一段低くしてあり、この端子板嵌合部11の周囲には段
部12が形成してあって、この段部12は斜面に成され
ている。端子板嵌合部11には、前記絶縁板部7に形成
した電源端子の挿入用溝9、信号端子の挿入用溝10の
それぞれに通じる端子用貫通孔13、14が形成してあ
り、また、端子板嵌合部11には、前記絶縁板部7の真
上に位置した蒲鉾状の凸条15、16が形成してある。
【0010】また、ハウジング4の一方の面部4aに
は、その左右端部に位置させてコネクタ案内機能を備え
た誤挿入防止溝部17、18が設けてある。これらの誤
挿入防止溝部17、18は、嵌合部5の周囲の壁部6の
端面、すなわち面部4aに対して一段高い案内部19を
備えており、これらの案内部19は一列目の前記絶縁板
部7の延長上にあって、案内部19には嵌合部5に開口
する誤挿入防止溝20が形成してある。この誤挿入防止
溝20の端部は円弧状に広くしてあり、この円弧状端部
20aから誤挿入防止溝20の中間部にかけてテーパ部
20bが形成してある。
【0011】端子ユニット21を図11乃至図15に示
す。この端子ユニット21は前記端子板嵌合部 11に
嵌合する長方形状の端子板22を備えており、この端子
板22の嵌合面22a側の周囲には段部状の溝部23が
形成してある。端子板22には、所定のピッチ間隔で電
源端子24(左右端の2本はグランド端子25)が一列
に、また、信号端子26がハーフピッチ間隔で一列にし
て一体成形で埋め込んであり、嵌合面22a側に電源端
子24、グランド端子25および信号端子26の各端子
部24a,25a、26aが突出しており、嵌合面22
aとは反対側の端面22bには電源端子24、グランド
端子25および信号端子26の各接続部24b,25
b、26bが突出している。
【0012】このように構成された端子ユニット21
は、前記ハウジング4に組み付けられる。すなわち、4
個の端子ユニット21を用意して、これらの端子ユニッ
ト21の電源端子24、グランド端子25および信号端
子26の各端子部24a,25a、26aを、4つに区
画された各端子板嵌合部11の端子用貫通孔13、14
に挿入して端子板22を端子板嵌合部11に嵌合する。
この状態を図16(イ)に示す。この嵌合状態では、電
源端子24、グランド端子25の各端子部24a,25
aは挿入用溝9に挿入してあり、信号端子26の端子部
26aは挿入用溝10に挿入してあり、端子板22の嵌
合面22aが端子板嵌合部11に対向して前記凸条1
5、16が端子板22の嵌合面22aに当接していて、
端子板22は端子板嵌合部11には嵌合していない。
【0013】この状態で、超音波融着により各端子板2
2をハウジング4に融着する。すなわち、端子板22の
嵌合面22aの周縁部は端子板嵌合部11の段部12に
融着されると共に、凸条15、16が端子板22に融着
されて端子板22が完全に端子板嵌合部11内に嵌合固
着される。この状態を図16(ロ)に示す。
【0014】このように構成された雄コネクタ2は、図
35に示すように、その電源、信号端子24、26のそ
れぞれの脚部24b、26bの端部を基板59のスルー
ホール59aに挿入した後半田付けされて基板59に実
装されている。
【0015】前記端子ユニット21について説明する。
まず、端子ユニット21の長手方向について考察する。
図36(1)に示すように端子ユニット21を雄コネク
タ2の全長にほぼ等しい長さにした場合、(1)この端
子板22が薄いために、この端子板22の成形時に樹脂
が成形金型のキャビティに充填しきれない。(2)端子
板22に反りが発生して、この反りの影響で、コネクタ
への仮組込みがしにくい。(3)成形金型の大きいもの
を使う必要がある。(4)端子板22の長手方向の成形
収縮により、相手とのはめ合い精度が落ちる。と言うよ
うな不具合が生じる。
【0016】したがって、本考案の場合、この端子板2
2を、その長手方向に亘って分割線100で複数に分割
して一つの端子板22の長手方向の寸法を短くし、この
端子板22を用いて端子ユニット21が構成してある。
このために、次のような効果がある。すなわち、(1
´)この端子板22が薄くても短いために、この端子板
22の成形時の樹脂の成形金型のキャビティへの充填が
容易になる。したがって、成形圧を下げても充填できる
ので、バリの発生を低く抑えられるし、また、インサー
トされた端子に対する煽りも低く抑えられる。(2´)
端子板22に反りが発生せず、コネクタへの仮組込みが
容易になる。(3´)小型の成形金型で成形でき、ツー
ル費用が低くくできる。(4´)端子板22の長手方向
の成形収縮による寸法の狂いが少なく、相手とのはめ合
い精度が高くなる。
【0017】次に、端子ユニット21の幅方向について
考察する。図36(2)に示すよう幅の広い一枚の端子
板22を備え、この端子板22に4列にわたって端子を
インサート成形して2列の端子ユニット21を構成する
場合、図37に示すような金型構成が必要になる。この
金型構成は上型70と左右の上側スライド型71、72
と下型73と左右の下側スライド型74、75とより成
り、4本の端子のうち内側の端子26、26´を上、下
型70、73の孔部76、77に挿入し、外側の端子2
4、24´を上下のスライド型71、72、74、75
によって横から抑え込み、キャビティ78内に樹脂を充
填して端子ユニットを成形する。
【0018】しかし、この方法では、(a)インサート
成形をする都合上、孔部76、77に端子26、26´
との間のクリアランスを大きくとれず、端子挿入の際、
端子26、26´が削られて金属屑が発生する。(b)
端子24、24´、26、26´を金型にセットするの
が難しい等の不具合がある。
【0019】本考案の場合、図36(2)に示すよう幅
の広い一枚の端子板22を、その中央で分割して、幅の
狭い端子板22とし、この端子板22に2本の端子2
4、26をインサート成形して構成してある。このよう
な端子ユニット21を成形するための金型構成は、図3
8に示すように上型80と左右のスライド型81、82
と下型83とより成り、端子24、26を上、下型8
0、83とスライド型81、82とによって横から抑え
込み、キャビティ84内に樹脂を充填して端子ユニット
を成形する。したがって、この方法では、(a)金型に
孔部をつくる必要がなく、端子挿入の際、端子24、2
6が削られて金属屑が発生するという不具合は無い。
(b)端子24、26´を金型にセットするのが容易で
あり、金型構成も簡単になる。
【0020】雌コネクタ3は図17に示すようにハウジ
ング30を備えており、このハウジング30は、図21
乃至図26に示すように平面長方形状の立方体であり、
このハウジング30に板状のロケーター31が着脱可能
に取り付けてある。このハウジング30は中空体であっ
て、その中央には絶縁板部32が形成してあり、この絶
縁板部32はその後端部において後面壁部33に連絡し
ている。そして、絶縁板部32は、その左右端部におい
てハウジング30に連絡されており、また、その中央に
おいてリブ部33aによってハウジング30に連結され
ている。そして、ハウジング30内は絶縁板部32およ
びリブ部33aとにより上下左右の嵌合部34、35、
36、37が形成してあり、これらの嵌合部34、36
において、絶縁板部32の一面側には電源端子の挿入用
溝38が所定のピッチ間隔で多数個形成してあり、ハウ
ジング30の内面側には信号端子の挿入用溝39がハー
フピッチ間隔で多数個形成してある。また、嵌合部3
5、37において、絶縁板部32の他面側には電源端子
の挿入用溝40が所定のピッチ間隔で多数個形成してあ
り、ハウジング30の内面側には信号端子の挿入用溝4
1がハーフピッチ間隔で多数個形成してある。そして、
ハウジング30の後面壁部33には電源端子の挿入用溝
38、40、信号端子の挿入用溝39、41のそれぞれ
に通じる端子用貫通孔42、43、44、45が形成し
てある。また、ハウジング30の基板側端面30cには
複数個の係止用突起46が突設してある。
【0021】ハウジング30の左右端部には、衝合面4
7、48が形成してあり、これらの衝合面47、48に
は片側に寄せて案内凹部49、50が形成してあり、こ
れらの案内凹部49、50内にはハウジング30の左右
端面に沿わせて案内突起部51、52が形成してあり、
案内凹部49、50は、雄コネクタ2の案内部19が嵌
合するものであり、案内突起部51、52は誤挿入防止
溝部17、18に挿入されるものであって、これらでコ
ネクタ案内機構を構成している。
【0022】ロケーター31を図27乃至図29に示
す。このロケーター31の前側部には複数個の係止用孔
53が設けてあり、ロケーター31の面部には多数個の
端子貫通孔54が設けてある。そして、このロケーター
31は、その係止用孔53をハウジング30の係止用突
起46に嵌めてハウジング30の基板側端面30cに取
り付けられている。
【0023】図30および図31に電源用端子55を示
す。この電源端子55は接点部55aと圧入支持部55
bと脚部55cとを備えており、圧入支持部55bから
接点部55aに至る部分は、圧入支持部55bの端部で
屈曲されていてばね性が付与されており、接点部55a
は側面く字状に屈曲形成されていて、接点部55aには
接点aが設けてある。
【0024】図32乃至図34に信号端子を示す。信号
端子は接点位置が異なる2種類のものがあり、一方の信
号端子56は接点部56aと圧入支持部 56bと脚部
56cとを備えており、接点部56aは側面C字状に屈
曲形成してあり、その中央部に接点bを備えている。こ
の接点部56aから圧入支持部56bに至る直線部56
dはその幅が圧入支持部56b側に向かって徐々に厚く
なっており、この直線部56dの基部は側面C字状に膨
ませてあって接点部56aの高さhが低く抑えられ、な
おかつ、ばね定数が小さくしてある。そして、直線部5
6dの基部の起点cから接点bまでの距離はL1に成さ
れている。
【0025】他方の信号端子57は接点部57aと圧入
支持部57bと脚部57cとを備えており、接点部57
aは側面C字状に屈曲形成してあり、その中央部に接点
dを備えている。この接点部57aから圧入支持部57
bに至る直線部57dはその幅が圧入支持部57b側に
向かって徐々に厚くなっており、この直線部57dの基
部は側面C字状に膨ませてあって接点部57aの高さh
が低く抑えられ、なおかつ、ばね定数が小さくしてあ
る。そして、直線部57dの基部の起点cから接点dま
での距離はL2(<L1)に成されている。
【0026】そして、前記ハウジング30の電源端子の
端子用貫通孔42、44に電源端子55を、また、信号
端子の端子用貫通孔43、45に信号端子56、57を
それぞれ貫通状態で設けてあって、電源端子55の直線
部55dおよび接点部55aは挿入用溝38、40に挿
入してあり、接点部55aの端部は挿入用溝38、40
の先側に設けられた引っ掛け部38aに引っ掛けられて
いる。また、電源端子55の脚部55cはその中間部で
直角に屈曲されていてその端部はロケーター31の係止
用孔54に挿入してある。
【0027】信号端子56、57の直線部56d、57
dおよび接点部56a、57aは挿入用溝39、41に
挿入してあり、接点部56a、57aの端部は挿入用溝
39、41の先側に設けられた引っ掛け部39a、41
aに引っ掛けられている。また、信号端子56、57の
脚部56c、57cはその中間部で直角に屈曲されてい
てその端部はロケーター31の係止用孔54に挿入して
ある。
【0028】この場合、一方の信号端子56において
は、直線部56dの基部の起点cから接点bまでの距離
はL1に成されており、他方の信号端子57の直線部5
7dの基部の起点cから接点dまでの距離はL2(<L
1)に成されているために、接点a,bは互いに前後に
ずれている。
【0029】このように構成された雌コネクタ3は、そ
の電源、信号端子55、56、57のそれぞれの脚部5
5c、56c、57cの端部を基板60のスルーホール
60aに挿入した後半田付けされて基板60に実装され
ている。
【0030】次に、雌、雄コネクタ3、2の結合を説明
する。雌、雄コネクタ3、2を実装した基板60、59
を相対的に移動して図35に示すように雌、雄コネクタ
3、2を互いに結合する。したがって、雌、雄コネクタ
3、2の電源端子55、24同志および信号端子56、
26,57、26同志が互いに接触して導通がとられ
る。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、ハウジ
ングに、周囲が壁部で囲まれて底側に底板部を有する嵌
合部を形成し、この嵌合部内に、その基部が前記底板部
に固着された絶縁板部を設け、これらの絶縁板部に端子
の挿入用溝を所定のピッチ間隔 で多数個形成し、前記ハ
ウジングの、前記嵌合部の前記底板部の裏面部に、前記
ハウジングの長手方向に複数で且つ前記ハウジングの幅
方向に複数の端子板嵌合部を形成し、前記底板部に、前
記絶縁板部に形成した端子の挿入用溝のそれぞれに通じ
る端子用貫通孔を形成し、端子ユニットを、長手方向の
寸法が短かくかつ幅狭の端子板に所定のピッチ間隔で2
列に多数の端子を埋め込んで構成し、端子ユニットの端
子の各端子部を各底板部の端子用貫通孔を介して挿入用
溝に挿入して前記端子板を前記端子板嵌合部に嵌合し、
各端子板を前記ハウジングに融着してこのハウジングに
固着したことを特徴とするものである
【0032】このように、多数の端子を端子板に取り付
けて端子ユニットを構成し、この端子ユニットを複数個
用いてハウジングに形成された複数の端子嵌合部に嵌合
した後、端子板をハウジングに固着するようにしたこと
により、超多極コネクタを容易に製造することができる
し、特に、端子ユニットを、長手方向の寸法が短かくか
つ幅狭の端子板に所定のピッチ間隔で2列に多数の端子
を埋め込んで構成したために、この端子板の成形時の樹
脂の成形金型のキャビティへの充填が容易になる。した
がって、成形圧を下げても充填できるので、バリの発生
を低く抑えられるし、また、インサートされた端子に対
する煽りも低く抑えられる。また、端子板に反りが発生
せず、コネクタへの仮組込みが容易になるし、小型の成
形金型で成形でき、ツール費用が低くくできるばかり
か、端子板の長手方向の成形収縮による寸法の狂いが少
なく、相手とのはめ合い精度が高くなる。しかも、金型
に端子挿入孔部をつくる必要がなく、端子挿入の際、端
子が削られて金属屑が発生するという不具合は無いし、
端子を金型にセットするのが容易であり、金型構成も簡
単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる電気コネクタのモジュール構造
を備えた雄コネクタの平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】雄コネクタのハウジングの平面図である。
【図6】同正面図である。
【図7】同背面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】図6A−A線に沿う断面図である。
【図10】図6B−B線に沿う断面図である。
【図11】端子ユニットの平面図である。
【図12】同正面図である。
【図13】同背面図である。
【図14】同側面図である。
【図15】図11C−C線に沿う断面図である。
【図16】(イ)端子ユニットのハウジングへの融着前
の説明図である。 (ロ)端子ユニットのハウジングへの融着後の説明図で
ある。
【図17】雌コネクタの正面図である。
【図18】同平面図である。
【図19】同背面図である。
【図20】同側面図である。
【図21】雌コネクタのハウジングの平面図である。
【図22】同正面図である。
【図23】同背面図である。
【図24】同側面図である。
【図25】図22D−D線に沿う断面図である。
【図26】図22E−E線に沿う断面図である。
【図27】ロケーターの正面図である。
【図28】同平面図である。
【図29】図28F−F線に沿う断面図である。
【図30】電源端子の正面図である。
【図31】同側面図である。
【図32】信号端子の正面図である。
【図33】図33は信号端子の側面図である。
【図34】図34は信号端子の側面図である。
【図35】図35は雌、雄コネクタの結合状態の断面図
である。
【図36】(1)長手方向に長い端子ユニットの説明図
である。 (2)幅方向に広い端子ユニットの説明図である。
【図37】端子ユニットを二つ繋げた場合の、この端子
ユニットの成形状態の断面図である。
【図38】端子ユニットの成形状態の断面図である。
【符号の説明】
2 雄コネクタ 3 雌コネクタ 4 ハウジング 11 端子板嵌合部 21 端子ユニット 22 端子板 24、26 端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに、周囲が壁部で囲まれて底
    側に底板部を有する嵌合部を形成し、この嵌合部内に、
    その基部が前記底板部に固着された絶縁板部を設け、こ
    れらの絶縁板部に端子の挿入用溝を所定のピッチ間隔で
    多数個形成し、前記ハウジングの、前記嵌合部の前記底
    板部の裏面部に、前記ハウジングの長手方向に複数で且
    つ前記ハウジングの幅方向に複数の端子板嵌合部を形成
    し、前記底板部に、前記絶縁板部に形成した端子の挿入
    用溝のそれぞれに通じる端子用貫通孔を形成し、端子ユ
    ニットを、長手方向の寸法が短かくかつ幅狭の端子板に
    所定のピッチ間隔で2列に多数の端子を埋め込んで構成
    、端子ユニットの端子の各端子部を各底板部の端子用
    貫通孔を介して挿入用溝に挿入して前記端子板を前記端
    子板嵌合部に嵌合し、各端子板を前記ハウジングに融着
    してこのハウジングに固着したことを特徴とする電気コ
    ネクタのモジール構造。
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