JP2535904Y2 - 加速度検出器 - Google Patents

加速度検出器

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JP2535904Y2
JP2535904Y2 JP8222591U JP8222591U JP2535904Y2 JP 2535904 Y2 JP2535904 Y2 JP 2535904Y2 JP 8222591 U JP8222591 U JP 8222591U JP 8222591 U JP8222591 U JP 8222591U JP 2535904 Y2 JP2535904 Y2 JP 2535904Y2
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JP
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pendulum
reed switch
acceleration detector
magnetic pole
permanent magnet
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JP8222591U
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JPH0525362U (ja
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勝美 横田
博 飯山
和之 田村
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Jeco Corp
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Jeco Corp
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車に搭載し
て自動車の加速度を検出するために使用する加速度検出
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加速度検出器としては、
水銀式スイッチ、光センサ式スイッチ等から構成された
ものがある。これらを図5および図6によって説明す
る。
【0003】図5は従来の水銀スイッチ式加速度検出器
を示す概略構成図、図6は従来の光センサ式加速度検出
器の概略構成を示す斜視図である。図5において、1は
水銀スイッチ式加速度検出器である。この水銀スイッチ
式加速度検出器1は、装置筐体2内にガラスチューブ3
を装着して構成されている。
【0004】前記ガラスチューブ3は、水平面Aに対し
て所定の角度をもって傾斜されている。そして、そのガ
ラスチューブ3内には液体水銀4が所定量封入されてい
る。
【0005】また、ガラスチューブ3の上部には端子5
が2本貫通固定されており、この端子5は装置筐体2を
貫通して外部装置(図示せず)に接続されている。
【0006】このように構成された水銀スイッチ式加速
度検出器では、装置筐体2に水平方向へ加速度もしくは
減速度が加えられると、液体水銀4がガラスチューブ3
内を移動し、端子5間を短絡(ON状態)する。すなわ
ち、加速度値や減速度値に応じて液体水銀4の液面が変
化することで所望の信号を得ることができる。
【0007】図6において、6は光センサ式加速度検出
器である。この光センサ式加速度検出器6は、装置筐体
(図示せず)に振り子7を支軸8によって揺動自在に装
着して構成されている。
【0008】前記振り子7の揺動端側にはスリット9が
形成され、そのスリット9と対応する部分には光センサ
10が配設されている。光センサ10は発光素子10a
と受光素子10bとからなり、その光路が前記スリット
9内を通るように装置筐体に固定されている。
【0009】また、前記光センサ10は、通常は信号処
理用のIC回路に接続され、そのIC回路から加速度値
あるいは減速度値と対応した信号を得るように構成され
ている。このように構成された光センサ式の加速度検出
器6では、装置筐体に水平方向へ加速度もしくは減速度
が加えられると、振り子7が揺動して光センサ10の光
路を遮り、光センサ10がON状態となる。すなわち、
スリット9の形成位置を変えることによって、加速度
(減速度)に応じた信号を得ることができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、従来の水銀
式加速度検出器は、構造が簡単であるという利点から広
く用いられているが、水銀の有する毒性により取扱いお
よび廃棄には留意が必要で、その安全性を確保するため
製造コストが高くなってしまう。
【0011】また、光センサ式加速度検出器では上述し
たような水銀を使用せずに済むが、光センサ駆動用の電
源や信号処理用のIC回路が必要であり、製品としては
高価になってしまう。
【0012】そこで、より安価な加速度検出器として、
図7および図8に示すようなリードスイッチを用いた加
速度検出器が考えられている。
【0013】図7はリードスイッチ式加速度検出器の概
略構成を示す斜視図、図8はリードスイッチ式加速度検
出器の検出原理を示す図である。これらの図において前
記図5および図6で説明したものと同一もしくは同等部
材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図7および図8において、11は振り子7の揺動端部に
取付けられた永久磁石、12はリードスイッチである。
また、図中Φは前記永久磁石11の磁束を示す。
【0014】前記リードスイッチ12は振り子7の丁度
真下となる位置に位置づけられており、振り子7の支持
部材としての装置筐体(図示せず)に対して固定されて
いる。
【0015】このように構成されたリードスイッチ式加
速度検出器では、装置筐体に水平方向へ加速度が加えら
れると、揺動端部に永久磁石11を有する振り子7が加
速度により支軸8を中心として揺動する。そして、永久
磁石11とリードスイッチ12との距離に応じてリード
スイッチ12が開閉する。すなわち、図8に示すよう
に、振り子7が静止しているときにはリードスイッチ1
2はON状態となっているが、振り子7の揺動動作によ
って永久磁石11がリードスイッチ12から遠ざかる
と、リードスイッチ12はOFF状態となる。
【0016】ところが、このように構成されたリードス
イッチ式加速度検出器では、リードスイッチ12がON
状態からOFF状態へ変わるときの振り子7の位置(揺
動角度)が、リードスイッチ12の感度のばらつきや永
久磁石11の磁束のばらつき等によって一定になり難い
という不具合があった。
【0017】すなわち、リードスイッチを使用して精度
の高い加速度検出器を得るには、リードスイッチの開閉
位置、言い換えれば加速度検出位置の調整行為が必要で
あった。
【0018】本考案はこのような不具合を解消するため
になされたもので、水銀や光センサを用いずに安価で、
しかも、高精度な加速度検出器を得ることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本考案に係る加速度検出
器は、揺動端部に永久磁石からなる磁極が取付けられた
振り子と、この振り子の揺動端側に位置づけられたリー
ドスイッチとを備え、前記振り子の磁極を、振り子の揺
動端部に回動自在に支持された断面円形の保持部材を介
して振り子に取付けてなり、この保持部材の中心とは偏
心した位置に前記磁極を固定したものである。
【0020】
【作用】断面円形の保持部材を振り子に対して回動させ
ることによって、磁極とリードスイッチとの距離が変化
する。
【0021】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本考案に係る加速度検出
器の概略構成を示す斜視図、図2は本考案に係る加速度
検出器に使用する振り子の断面図、図3は磁極を最下部
に位置づけたときの加速度検出位置を示す図、図4は磁
極を最上部に位置づけたときの加速度検出位置を示す図
である。これらの図において、21は本考案に係る加速
度検出器に使用する振り子、22は前記振り子21の真
下に位置づけられたリードスイッチである。
【0022】この振り子21は、装置筐体(図示せず)
に固設された軸受に支軸23が軸支され、装置筐体に揺
動自在に装着されている。また、この振り子21の揺動
端部には、筒状のボス部21aが前記支軸23と軸線を
平行にして形成されている。
【0023】そして、そのボス部21a内には、磁極と
しての永久磁石24を有する略円柱状の円形部材25が
嵌合されている。
【0024】前記永久磁石24は細長い丸棒状に形成さ
れ、円形部材25に穿設された貫通孔に嵌入固着されて
いる。なお、永久磁石24が固着される貫通孔は、円形
部材25の中心とは偏心した位置に形成されている。
【0025】前記円形部材25は非磁性体からなり、振
り子21のボス部21aに嵌合されて回動自在に支持さ
れている。また、この円形部材25は、通常は(外力に
よってボス部21aに対してねじられない限りは)ボス
部21aに対しては回らないように、ボス部21aの内
周面等に緊密に密接している。なお、25aはこの円形
部材25をボス部21aに対して回動させるときに例え
ばマイナスドライバー等の工具を差し込むための凹溝
で、円形部材25の軸方向両端面に形成されている。
【0026】このように構成された振り子21では、円
形部材25を振り子21のボス部21aに対して回動さ
せることによって、永久磁石24の振り子21に対する
取付け位置がずれて永久磁石24とリードスイッチ22
との距離が変わる。
【0027】すなわち、振り子21が揺動してリードス
イッチ22がON状態からOFF状態へ変わるときの振
り子21の揺動角度(リードスイッチ22の開閉の幅)
は、図3に示すように永久磁石24を振り子21の揺動
端側に位置づけたときには大きく、図4に示したように
永久磁石24を振り子21の支軸23側に位置づけたと
きには小さくなる。
【0028】したがって、この振り子21を備えたリー
ドスイッチ式加速度検出器では、振り子21の揺動端部
に配設された円形部材25を回動させることによって、
支軸23と永久磁石24との距離が変化して永久磁石2
4とリードスイッチ22との距離が変化するから、リー
ドスイッチ22の開閉の幅を調整することができる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る加速度
検出器は、揺動端部に永久磁石からなる磁極が取付けら
れた振り子と、この振り子の揺動端側に位置づけられた
リードスイッチとを備え、前記振り子の磁極を、振り子
の揺動端部に回動自在に支持された断面円形の保持部材
を介して振り子に取付けてなり、この保持部材の中心と
は偏心した位置に前記磁極を固定したため、断面円形の
保持部材を振り子に対して回動させることによって、磁
極とリードスイッチとの距離が変化する。
【0030】したがって、断面円形の保持部材を回動さ
せることでリードスイッチの開閉の幅を調整することが
できる。このため、水銀や光センサを用いずに安価で、
しかも、加速度検出位置の調整を容易に行なうことので
きる高精度な加速度検出器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る加速度検出器の概略構成を示す斜
視図である。
【図2】本考案に係る加速度検出器に使用する振り子の
断面図である。
【図3】磁極を最下部に位置づけたときの加速度検出位
置を示す図である。
【図4】磁極を最上部に位置づけたときの加速度検出位
置を示す図である。
【図5】従来の水銀スイッチ式加速度検出器を示す概略
構成図である。
【図6】従来の光センサ式加速度検出器の概略構成を示
す斜視図である。
【図7】リードスイッチ式加速度検出器の概略構成を示
す斜視図である。
【図8】リードスイッチ式加速度検出器の検出原理を示
す図である。
【符号の説明】
21 振り子 22 リードスイッチ 24 永久磁石 25 円形部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動端部に永久磁石からなる磁極が取付
    けられた振り子と、この振り子の揺動端側に位置づけら
    れたリードスイッチとを備え、前記振り子の磁極を、振
    り子の揺動端部に回動自在に支持された断面円形の保持
    部材を介して振り子に取付けてなり、この保持部材の中
    心とは偏心した位置に前記磁極を固定したことを特徴と
    する加速度検出器。
JP8222591U 1991-09-17 1991-09-17 加速度検出器 Expired - Lifetime JP2535904Y2 (ja)

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JP8222591U JP2535904Y2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 加速度検出器

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JPH0525362U JPH0525362U (ja) 1993-04-02
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