JP2535892Y2 - 防水コネクタ用シール部材 - Google Patents
防水コネクタ用シール部材Info
- Publication number
- JP2535892Y2 JP2535892Y2 JP1990125559U JP12555990U JP2535892Y2 JP 2535892 Y2 JP2535892 Y2 JP 2535892Y2 JP 1990125559 U JP1990125559 U JP 1990125559U JP 12555990 U JP12555990 U JP 12555990U JP 2535892 Y2 JP2535892 Y2 JP 2535892Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing material
- electric wire
- waterproof connector
- sealing
- bridging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防水構造を必要とするコネクタに用いられ
る防水コネクタ用シール部材に関するものである。
る防水コネクタ用シール部材に関するものである。
[従来の技術] 防水コネクタにおいては、挿着した接続端子に取り付
けた電線とハウジングとの間に、略円筒形のゴム製シー
ル部材を充填して、この部分からのハウジング内への水
の侵入を防止している。
けた電線とハウジングとの間に、略円筒形のゴム製シー
ル部材を充填して、この部分からのハウジング内への水
の侵入を防止している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、稍々もするとシール部材による密着が
不十分で、シール部材と電線間或いはシール部材とハウ
ジング間からハウジング内部に浸水することがある。
不十分で、シール部材と電線間或いはシール部材とハウ
ジング間からハウジング内部に浸水することがある。
本考案の目的は、上述の問題点を解消し、電線を十分
に緊締し、ハウジング内に水が浸入し難くした防水コネ
クタ用シール部材を提供することにある。
に緊締し、ハウジング内に水が浸入し難くした防水コネ
クタ用シール部材を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するための本考案に係る防水コネク
タ用シール部材は、弾発性を有する複数個の直線状の橋
絡部を介して前方の円筒部と後方のフランジ部とを連結
した骨格部材に対して、前記円筒部及び橋絡部の内外面
に弾性材料から成るシール材を略円筒状に周着し、前記
橋絡部に周着した前記シール材の内外面を断面波形に形
成し、前記橋絡部の内側に位置する前記シール材の内径
を挿通すべき電線に対して十分に小さくし、電線の挿通
により前記橋絡部を外側に膨出し前記シール材の内径を
拡大することを特徴とする。
タ用シール部材は、弾発性を有する複数個の直線状の橋
絡部を介して前方の円筒部と後方のフランジ部とを連結
した骨格部材に対して、前記円筒部及び橋絡部の内外面
に弾性材料から成るシール材を略円筒状に周着し、前記
橋絡部に周着した前記シール材の内外面を断面波形に形
成し、前記橋絡部の内側に位置する前記シール材の内径
を挿通すべき電線に対して十分に小さくし、電線の挿通
により前記橋絡部を外側に膨出し前記シール材の内径を
拡大することを特徴とする。
[作用] 上述の構成を有する防水コネクタ用シール部材は、骨
格部材の弾発性によりシール材を電線に十分に密着させ
る。
格部材の弾発性によりシール材を電線に十分に密着させ
る。
[考案の実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は骨格部材の斜視図、第2図、第3図はシール
部材の断面図である。骨格部材1は前方の円筒部2、中
央の橋絡部3、後方のフランジ部4から成り、合成樹脂
等の剛性材料により成型され、橋絡部3、フランジ部4
の外形は断面略楕円形とされている。円筒部2とフラン
ジ部4は弾発性を有する複数本の直線状の橋絡部3によ
って連結されている。また、円筒部2、橋絡部3の内外
両面には弾性を有する合成ゴム等から成るシール材5が
略円筒状に被着されている。シール材5は円筒部2の先
端においては袋状に一体成型され、橋絡部3を覆うシー
ル材5の内外面には、シール機能を十分に発揮できるよ
うにそれぞれ複数個の波形断面6、7が形成されてい
る。そして、シール材5の内径は挿通すべき電線Wの外
径よりも十分に小さくされている。
部材の断面図である。骨格部材1は前方の円筒部2、中
央の橋絡部3、後方のフランジ部4から成り、合成樹脂
等の剛性材料により成型され、橋絡部3、フランジ部4
の外形は断面略楕円形とされている。円筒部2とフラン
ジ部4は弾発性を有する複数本の直線状の橋絡部3によ
って連結されている。また、円筒部2、橋絡部3の内外
両面には弾性を有する合成ゴム等から成るシール材5が
略円筒状に被着されている。シール材5は円筒部2の先
端においては袋状に一体成型され、橋絡部3を覆うシー
ル材5の内外面には、シール機能を十分に発揮できるよ
うにそれぞれ複数個の波形断面6、7が形成されてい
る。そして、シール材5の内径は挿通すべき電線Wの外
径よりも十分に小さくされている。
第4図はこのシール部材に電線を挿通した状態の断面
図であり、シール材5の内径は電線Wよりも十分に径が
小さいので、電線Wを挿通することにより弾発性を有す
る橋絡部3は外側に膨らみ、シール材5を電線Wに弾発
的に押さえ付けている。また、この場合にシール材5の
外径は電線Wの挿通前よりも径が十分に大きくなってい
る。
図であり、シール材5の内径は電線Wよりも十分に径が
小さいので、電線Wを挿通することにより弾発性を有す
る橋絡部3は外側に膨らみ、シール材5を電線Wに弾発
的に押さえ付けている。また、この場合にシール材5の
外径は電線Wの挿通前よりも径が十分に大きくなってい
る。
第5図はこの防水コネクタ用シール部材を適用した防
水型コネクタの断面図である。ハウジング10に設けられ
た断面楕円形の端子収容孔11内に接続端子12が収容さ
れ、接続端子12から圧着により電線Wが引き出され、接
続端子12の一部はシール部材の円筒部2の周囲をシール
材5の外側から圧着して、シール部材を接続端子12に固
定している。ハウジング10と電線Wとの間には橋絡部
3、フランジ部4が介在され、シール材5の内外面の波
形断面6、7により外部からの端子収容孔11の奥部への
水の侵入を防止している。この場合に、橋絡部3は外側
に膨らみ、シール材5も波形断面6を介して電線Wに押
圧されると共に、シール材5は外径を大きくしているた
めに、シール材5の外面の波形断面7は端子収容孔11の
内壁に密着する。
水型コネクタの断面図である。ハウジング10に設けられ
た断面楕円形の端子収容孔11内に接続端子12が収容さ
れ、接続端子12から圧着により電線Wが引き出され、接
続端子12の一部はシール部材の円筒部2の周囲をシール
材5の外側から圧着して、シール部材を接続端子12に固
定している。ハウジング10と電線Wとの間には橋絡部
3、フランジ部4が介在され、シール材5の内外面の波
形断面6、7により外部からの端子収容孔11の奥部への
水の侵入を防止している。この場合に、橋絡部3は外側
に膨らみ、シール材5も波形断面6を介して電線Wに押
圧されると共に、シール材5は外径を大きくしているた
めに、シール材5の外面の波形断面7は端子収容孔11の
内壁に密着する。
また、骨格部材1は剛性材料であるから、この骨格部
材1のフランジ部4を用いて接続端子12を所定位置に押
し込んだり、図示しない係止部材をハウジング10の外側
から当てがい、接続端子12の後抜けを防止することがで
きる。
材1のフランジ部4を用いて接続端子12を所定位置に押
し込んだり、図示しない係止部材をハウジング10の外側
から当てがい、接続端子12の後抜けを防止することがで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る防水コネクタ用シー
ル部材は、電線の挿通により骨格部材の橋絡部を外側に
変形できるようにし、電線に対する押圧力を大にしてい
る。
ル部材は、電線の挿通により骨格部材の橋絡部を外側に
変形できるようにし、電線に対する押圧力を大にしてい
る。
図面は本考案に係る防水コネクタ用シール部材の一実施
例を示すものであり、第1図は骨格部材の斜視図、第2
図はシール部材を鉛直方向に切断した断面図、第3図は
シール部材を水平方向に切断した断面図、第4図は電線
を挿通した状態の断面図、第5図は防水コネクタの一部
断面図である。 符号1は骨格部材、2は円筒部、3は橋絡部、4はフラ
ンジ部、5はシール材、6は波形断面、10はハウジン
グ、11は端子収容孔、12は接続端子、Wは電線である。
例を示すものであり、第1図は骨格部材の斜視図、第2
図はシール部材を鉛直方向に切断した断面図、第3図は
シール部材を水平方向に切断した断面図、第4図は電線
を挿通した状態の断面図、第5図は防水コネクタの一部
断面図である。 符号1は骨格部材、2は円筒部、3は橋絡部、4はフラ
ンジ部、5はシール材、6は波形断面、10はハウジン
グ、11は端子収容孔、12は接続端子、Wは電線である。
Claims (1)
- 【請求項1】弾発性を有する複数個の直線状の橋絡部を
介して前方の円筒部と後方のフランジ部とを連結した骨
格部材に対して、前記円筒部及び橋絡部の内外面に弾性
材料から成るシール材を略円筒状に周着し、前記橋絡部
に周着した前記シール材の内外面を断面波形に形成し、
前記橋絡部の内側に位置する前記シール材の内径を挿通
すべき電線に対して十分に小さくし、電線の挿通により
前記橋絡部を外側に膨出し前記シール材の内径を拡大す
ることを特徴とする防水コネクタ用シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990125559U JP2535892Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 防水コネクタ用シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990125559U JP2535892Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 防水コネクタ用シール部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481473U JPH0481473U (ja) | 1992-07-15 |
JP2535892Y2 true JP2535892Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31873152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990125559U Expired - Lifetime JP2535892Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 防水コネクタ用シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535892Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0317422Y2 (ja) * | 1986-02-04 | 1991-04-12 | ||
JPH0414870Y2 (ja) * | 1988-01-12 | 1992-04-03 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP1990125559U patent/JP2535892Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481473U (ja) | 1992-07-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |