JP2535235B2 - コンクリ―ト二次製品の連続養生ラインと、それに使用する養生室、同用開閉扉 - Google Patents

コンクリ―ト二次製品の連続養生ラインと、それに使用する養生室、同用開閉扉

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JP2535235B2 JP4282890A JP4282890A JP2535235B2 JP 2535235 B2 JP2535235 B2 JP 2535235B2 JP 4282890 A JP4282890 A JP 4282890A JP 4282890 A JP4282890 A JP 4282890A JP 2535235 B2 JP2535235 B2 JP 2535235B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、大形のコンクリート製品を効率よく製造
するためのコンクリート二次製品の連続養生ラインと、
それに使用する養生室、同用開閉扉に関する。
従来技術 コンクリート二次製品は、所定の型枠に、所定の配合
比率の生コンクリートを打ち込んで製造されるが、この
とき、型枠の使用周期を短縮し、製品の製造効率を高め
るために、養生工程が取り入れられる。
コンクリート二次製品の養生工程は、生コンクリート
を打ち込んだ型枠を養生室に搬入し、型ばらしに差し支
えない程度にコンクリートを速かに固化する工程であっ
て、蒸気養生が一般的である。蒸気養生は、型枠を養生
室に搬入した後、養生室を閉め切り、室内に飽和蒸気を
充満させることにより、コンクリートに十分な湿度と温
度とを与え、コンクリートの固化速度を促進させるもの
である。
そこで、従来の養生室は、室内に蒸気噴出管を備えた
箱形の建造物であって、密閉可能な開閉扉を備えるとと
もに、側面部と天井部とを断熱構造としたものが多用さ
れている。養生室への型枠の搬入は、コンクリート二次
製品と、その型枠が小形である場合には、各種の搬送コ
ンベヤやフォークリフト等の搬送機器が使用されるが、
型枠が大形で、養生室への搬入ができない場合には、生
コンクリートを打ち込んだ型枠をビニルシート等によっ
て覆い、その内部に蒸気を吹き込むことによって蒸気養
生することも、しばしば行なわれている所である。
発明が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術によるときは、型枠が小型の
場合はよいとしても、大形である場合には、型枠の搬送
作業が極めて厄介であり、また、ビニルシート等を使用
する場合には、その被覆作業が面倒であり、隙間部分を
蒸気漏れしないように目貼りする作業が著しく煩雑であ
って、全体の製造効率が悪いという問題が避けられなか
った。また、ビニルシート等は、その断熱性能が不十分
であるばかりでなく、隙間なく完全に目貼りすることが
困難であるために、養生工程における熱効率もよくない
という問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、型枠を搬送するに代えて、養生室を移動可能にす
ることによって、大形の型枠を使用する場合であって
も、十分高い製造効率と熱効率とを容易に実現すること
ができるコンクリート二次製品の連続養生ラインと、そ
れに使用する養生室、同用開閉扉を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1発明
の構成は、順回走行路と、順回走行路に沿って移動し、
順回走行路上に配置した型枠を収納して蒸気養生する複
数の養生室とを備えることをその要旨とする。
なお、順回走行路は、2本の平行走行路と、平行走行
路の両端部を連結するトラバース台車付きのトラバース
走行路とからなるものとしてもよい。
第2発明の構成は、前後の密閉可能な開閉扉と、室内
の蒸気噴出管と、下部の移動用ローラとを備え、側面部
と天井部とを断熱構造とするとともに、ガイドレール上
を移動走行自在とすることをその要旨とする。
第3発明の構成は、開口部を上下方向に分割して閉鎖
する複数の扉板と、扉板の両側端部をガイドするガイド
部材と、扉板を上下に開閉する吊上装置とを備え、扉板
は、それぞれ開口部を密閉する補助ガイドを備えること
をその要旨とする。
作 用 第1発明の構成によるときは、養生室は、順回走行路
に沿って移動し、順回走行路上に配置した型枠を収納す
ることができるから、この型枠に生コンクリートを打ち
込んで、養生室を移動すれば、型枠自体を全く移動する
ことなく、型枠内の生コンクリートを蒸気養生すること
ができる。このとき、型枠と養生室とを同数とし、1個
の型枠に対するコンクリートの打込みごとに、コンクリ
ート打込み前の隣接する型枠の位置にある養生室を打込
み後の型枠の位置に順に移動し、以下同様の作業を繰り
返せば、極めて効率よく一連の作業を進行することがで
きる。
平行走行路とトラバース走行路とを組み合わせて順回
走行路を形成すれば、順回走行路は、全体として任意の
長さの長方形に構成することができ、養生室の所要移動
距離を最少にすることができる。
第2発明の構成によるときは、前後の開閉扉を開き、
移動用ローラを駆動すれば、全体としてガイドレール上
を自在に移動走行できるから、ガイドレール上に配置し
た任意の型枠の位置から、隣接する型枠の位置に簡単に
移動させることができる。そこで、開閉扉を閉め切っ
て、蒸気噴出管からの蒸気を室内に充満させることによ
り、新しい型枠内に打ち込んだ生コンクリートの蒸気養
生を行ないことができる。
第3発明によるときは、扉板は、吊上装置によって上
下方向に開閉することができ、しかも、各扉板は補助ガ
イドを備えるから、室内は容易に完全密閉することがで
き、したがって、養生誅の蒸気漏れを最少にすることが
できる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
コンクリート二次製品の連続養生ラインは、順回走行
路10と、移動形の養生室20、20…とを備えてなる(第1
図、第2図)。
順回走行路10は、2本の平行走行路11、11と、平行走
行路11、11の両端部を連結するトラバース走行路12、12
とからなり、平行走行路11、11、トラバース走行路12、
12は、それぞれガイドレール14、14を敷設してなる。ま
た、トラバース走行路12、12には、それぞれトラバース
台車13が配置されており、トラバース台車13の上面は、
平行走行路11、11の敷設面と同一高さとなっているとと
もに、平行走行路11、11のガイドレール14、14を延長す
るようにして、短い補助ガイドレール13a、13aが設けて
ある。
平行走行路11、11上には、複数の型枠M、M…が配置
してある。各型枠Mは、製造しようとするコンクリート
二次製品の形状に適合するものとする。また、平行走行
路11、11の中間上方には、専用のガイドレールGTa、GTa
を介して移動自在の打込み装置GTが配設されている。打
込み装置GTは、図示しない生コンクリート製造装置によ
って製造される生コンクリートを搬送し、平行走行路1
1、11に平行に走行移動して、任意の型枠Mに生コンク
リートを注入することができるものとする。
養生室20、20…は、型枠M、M…と同数が準備されて
いる。
養生室20は、ガイドレール14、14上を移動自在に形成
された箱形の構造物であって(第3図)、その大きさ
は、系枠Mを内部に十分収納可能であるものとする。
養生室20は、左右の横桁21、21の両端部に、H形鋼か
らなるガイド部材22、22…を立設した上、ガイド部材2
2、22…の上部に、ブラケット22a、22a…を介して、横
部材23a、23a、縦部材23b、23b…からなる枠組23を形成
し、さらに、前後の開閉扉30、30、左右の側面部25、2
5、天井部26を組み付けてなる。側面部25、25と天井部2
6は、それぞれ、断熱ボード25a、25a…、26a、26a…を
並設してなり、また、開閉扉30、30は、それぞれ、3枚
の扉板31、32、33からなる。
各横桁21は、一対のチャンネル材21a、21aを背向して
組み立て(第3図、第4図)、その前後両端部には、ガ
イドレール14上を転動する移動ローラ21b、21bが軸着さ
れている。また、一方の移動ローラ21bには、ギヤ21c
1、21b1を介して移動モータ21cが連結されている。横桁
21、21の上面室内側には、それぞれ、敷板21d、ブラケ
ット27aを介し、蒸気噴出管27が配設されている。ま
た、横桁21、21の室内側下端には、それぞれ、床面Fに
到達する可撓性のシール部材21eが取り付けてある。な
お、横桁21、21の前後両端部には、衝撃吸収ブロック21
f、21f…が設けられている。
ガイド部材22、22…の相対向する各内側面には、扉板
31、32…の下降限を規制するガイドステップ22bが付設
されている(第3図、第5図)。扉板31、32…は、養生
室20の前後の開口部を上下方向にほぼ3分割して閉鎖す
る高さ寸法を有し、また、その両側端部は、ガイド部材
22、22によって上下方向にガイドされるものとする。
開閉扉30、30の各上方には、枠組23に取り付けたブラ
ケット23c、23cを介して、吊上装置34、34が配設されて
いる。吊上装置34としては、たとえば電動チェーンブロ
ックを使用することができ、吊上装置34と、開口部の最
下段部分を閉鎖する扉板31とは、2本のチェーン34a、3
4aを介して連結されている。吊上装置34には、チェーン
袋34bが付属している。
扉板31は、複数の断熱ボード31a、31a…を使用し、上
下の横桟31b、31b、左右の縦桟31c、31cを介して一枚の
横長の板状に形成してなる(第3図、第6図(A)、第
7図(A))。扉板31は、縦桟31c、31cが、それぞれ、
ガイドステップ22bの前面とガイド部材22との間に嵌ま
り込むようにしてガイドされるものとし、ガイドステッ
プ22bの前面側には、シールパッい22d、22dが貼着され
ている(第7図(A)、(B))。
縦桟31cの下端には、ガイド部材22とガイドステップ2
2bとの間で扉板31が不要にばた付くのを防ぐための調整
部材31dを付設してある(第6図(A)、第7図
(A))。また、下方の横桟31bの下端面には、扉板31
のほぼ全幅にわたり、床面Fに到達する可撓性のシール
部材31eを付設してある。縦桟31cの前面には、楔形のガ
イドプレート31f、31fを突設し、扉板31が下降限まで下
がったとき、ガイドプレート31f、31fの斜面部分が、ガ
イド部材22の前面に固定したガイドロッド22c、22cと係
合し、扉板31を室内側に押圧するようになっている。下
方の横桟31bの下面には、チェーン34a、34aの連結位置
にほぼ合わせて、押上げ片31g、31gが室内側に向けて突
設されている(ただし、第6図(A)では、一方の押上
げ片31gのみを図示する)。
開口部の中段部分を閉鎖する扉板32は、ガイドステッ
プ22bの中間の段部によって、その下降限が規制される
(第5図)。扉板32は、扉板31と同様の構造である(第
6図(A)、(B)、第7図(B))。断熱ボード32
a、32a…の下方の横桟32bには、室内側に向けて押上げ
片32g、32gを突設するとともに、前面側にシールパッキ
ン32hを付設してある。上方の横桟32bの両端部には、左
右方向にガイドロッド32k、32kを突設し、扉板32を下降
限まで下ろしたとき、ガイド部材22、22に固定した楔形
のガイドプレート22e、22eの斜面部分に係合して、扉板
32を室内側に押圧するようになっている。
開口部の上段部分を閉鎖する扉板33は、ガイドステッ
プ22bの上面において、その下降限を規制される(第5
図、第6図(B)、第7図(C))。断熱ボード33a、3
3a…の下方の横桟33bには、前面側にシールパッキン33h
を付設してあり、上方の横桟33bの各端部の上面には、
ブラケット33k1、33k2、33k2を介してガイドロッド33k
が固定してあり、さらに、左右方向の振れ止め用のガイ
ドロッド33cが突設してある。また、天井部26の端部に
は、アングル部材26bを横設し、その上面に、楔形のガ
イドプレート26cを突設してあり、アングル部材26bの前
面には、シールパッキン26dを貼着してある。扉板33を
下降限まで下降させるとき、ガイドロッド33kがガイド
プレート26cの斜面部分に係合し、扉板33を室内側に押
圧する。
吊上装置34を運転し、チェーン34a、34aを伸長する
と、開閉扉30を構成する扉板31、32、33は、それぞれ、
ガイド部材22、22にガイドされて下降し、開口部の下段
部分、中段部分、上段部分を閉鎖する(第5図、第6図
の実線)。このとき、扉板31は、ガイドプレート31f、3
1f…がガイドロッド22c、22c…に係合し、扉板32は、ガ
イドロッド32k、32kがガイドプレート22e、22eに係合
し、扉板33は、ガイドロッド33k、33kがガイドプレート
26c、26cに係合することによって、それぞれ室内側に押
圧されるから、開閉扉30は、全体として、シール部材31
e、シールパッキン22d、32h、33h、26dを介して開口部
全体を密閉して閉鎖することができる。すなわち、ガイ
ドプレート31fとガイドロッド22c、ガイドロッド31kと
ガイドプレート22e、ガイドロッド33kとガイドプレート
26cは、それぞれ、開口部を完全に密閉するための補助
ガイドを形成する。
吊上装置34によりチェーン34a、34aを巻き上げると、
まず、扉板31が上昇する。扉板31が、その高さ寸法に相
当するだけ上昇すると、押上げ片31g、31gが扉板32の下
端に当接するから、以後、扉板32は、扉板31とともに上
昇する。扉板32が、その高さ寸法だけ上昇すれば、押上
げ片32g、32gにより、扉板33が上昇を開始し、扉板33が
その高さ寸法だけ上昇することにより、開口部を全開に
開放することができる(第7図の二点鎖線)。
順回走行路10の周囲には、蒸気発生器BLからの蒸気配
管BL1、BL1を配設し(第1図)、型枠M、M…の配置に
合わせて開閉弁BL2、BL2…を配設してある。開閉弁BL
2、BL2…と、養生室20、20…の蒸気噴出管27、27…と
は、簡単に接続ができるものとする。
いま、第1図において、すべての型枠M、M…が空で
あり、また、すべての型枠M、M…に対応して、養生室
20、20…が配置されているときを考える。
生コンクリートの打込みに当っては、まず、ガイドレ
ール14、14、13a、13aを利用して、図中Aの位置にある
養生室20を同図の矢印K1方向に移動して、同図の左側の
トラバース台車13上に排出する。その後、打込み装置GT
を使用して、Aの位置の型枠M(以下、型枠Maのように
記す)に生コンクリートを打ち込み、打込み完了後、B
の位置にある養生室20をAの位置に移動する(同図の矢
印K2方向)。Aの位置において、養生室20の開閉扉30、
30を閉鎖し、開閉弁BL2と養生室20の蒸気噴出管27を接
続すれば、養生室20は、型枠Maを収納し、その内部を密
閉することができるので、型枠Maに対する蒸気養生を開
始することができる。
一方、Bの位置にあった養生室20は、型枠Maの養生に
使用中であるから、型枠Mbは外部に露出しており、した
がって、直ちに、型枠Mb対して生コンクリートを打ち込
むことができる。打込み完了後、Cの位置の養生室20を
Bの位置に移動し、型枠Mbの蒸気養生を開始する。
以下、同様にして、順次、型枠Ma、Mb…に対する生コ
ンクリートの打込みを行ない、その養生を開始すること
によって、型枠Ma、Mb…を含む一列のすべての型枠M、
M…に対する打込み作業を完了する。ただし、この列の
最終の型枠Mdに対しては、同図の右側のトラバース台車
13を利用して、他の列のEの位置にあった養生室20を移
動して使用すればよい。また、これにより、型枠Meに対
する打込みができるようになるから、以下、全く同様の
手順により、型枠Me、Mf…を含む列のすべての型枠M、
M…に対する打込み作業を完了することができる。な
お、打込み装置GTは、ガイドレールGTa、GTaに沿って移
動し、任意の型枠Mに対する生コンクリートの打込みが
できるものとする。また、型枠Me、Mf…を含む列の最終
の型枠Mhに対しては、第1図の左側のトラバース台車13
上の養生室20を使用すればよい。
型枠Ma、Mh…に対する養生時間が経過したときは、型
枠Ma、Mb…の位置で使用した養生室20を、打込み時と同
方向に順次移動し、型ばらしと製品取出し作業を実施す
る。取り出された製品の搬出は、図示しないフォークリ
フト、走行クレーン等を使用すればよく、また、その際
は、打込み装置GTは、たとえばライン外の生コンクリー
トの補給場所等に退避しておくのがよい(第1図の二点
鎖線)。
以上の説明において、生コンクリートの打込みや型ば
らし作業等は、型枠Ma、Meから同時にスタートして、二
列の型枠M、M…に対し、同時進行するようにしてもよ
い。また、養生室20、20…の移動方向と、型枠M、M…
の作業順序方向とを逆にとれば、型枠Md、Mhから作業を
スタートすることもできる。さらに、打込み装置GTは、
これを一般的なフォークリフト等に代えてもよいことは
いうまでもない。
なお、型枠M、M…、養生室20、20…は、打込み作業
の完了時点に、最初に打込みを行なった型枠Mに対する
養生が完了しているように、それぞれの総個数を選定す
ることにより、打込み作業と型ばらし作業との間に生じ
る無駄な手持ち時間を最少にすることができる。
また、養生室20の開閉扉30、30は、それぞれ、1枚以
上の任意枚数の扉板によって形成してよいものとする。
発明の効果 以上説明したように、この出願に係る第1発明によれ
ば、順回走行路と、この順回走行路に沿って移動する複
数の養生室とを備えることによって、順回走行路上に固
定して配置した複数の型枠に対し、生コンクリートの打
込み、養生、型ばらし、製品取出しの一連の作業を順次
連続的に行なうことができ、しかも、養生室は、大形の
型枠に対しても、密閉性、断熱性の良好なものを容易に
作ることができるので、製造効率と熱効率との双方を著
しく向上させることができるという優れた効果がある。
第2発明によれば、全体は、下部の移動用ローラを介
してガイドレール上を任意に移動走行可能であるので、
第1発明を容易に実施することができる。
第3発明によれば、各扉板は、補助ガイドを備えるこ
とにより、閉鎖時に室内側に押し付けられて開口部を密
閉し、蒸気漏れを完全に防止することができるから、養
生室として、良好な熱効率を容易に実現することができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は実施例を示し、第1図は全体平面
説明図、第2図は第1図の側面図、第3図は養生室の全
体斜視説明図、第4図と第5図は、それぞれ第3図のX1
−X1、X2−X2矢視相当の要部断面図、第6図(A)、
(B)は第5図相当の要部拡大図、第7図(A)ないし
(C)は、それぞれ第6図のY1−Y1、Y2−Y2、Y3−Y3矢
視相当の要部断面図である。 M……型枠 10……順回走行路 11……平行走行路 12……トラバース走行路 13……トラバース台車 13a、14……ガイドレール 20……養生室 21b……移動ローラ 22……ガイド部材 25……側面部 26……天井部 27……蒸気噴出管 30……開閉扉 31、32、33……扉板 34……吊上装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順回走行路と、該順回走行路に沿って移動
    し、該順回走行路上に配置した型枠を収納して蒸気養生
    する複数の養生室とを備えてなるコンクリート二次製品
    の連続養生ライン。
  2. 【請求項2】前記順回走行路は、2本の平行走行路と、
    該平行走行路の両端部を連結するトラバース台車付きの
    トラバース走行路とからなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のコンクリート二次製品の連続養生ラ
    イン。
  3. 【請求項3】前後の密閉可能な開閉扉と、室内の蒸気噴
    出管と、下部の移動用ローラとを備え、側面部と天井部
    とを断熱構造とするとともに、ガイドレール上を移動走
    行自在としてなるコンクリート二次製品の連続養生ライ
    ン用養生室。
  4. 【請求項4】開口部を上下方向に分割して閉鎖する複数
    の扉板と、該扉板の両側端部をガイドするガイド部材
    と、前記扉板を上下に開閉する吊上装置とを備え、前記
    扉板は、それぞれ開口部を密閉する補助ガイドを備える
    ことを特徴とするコンクリート二次製品の養生室用開閉
    扉。
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