JP2535225Y2 - ホイールナツトレンチの支持装置 - Google Patents

ホイールナツトレンチの支持装置

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JP2535225Y2
JP2535225Y2 JP1987027154U JP2715487U JP2535225Y2 JP 2535225 Y2 JP2535225 Y2 JP 2535225Y2 JP 1987027154 U JP1987027154 U JP 1987027154U JP 2715487 U JP2715487 U JP 2715487U JP 2535225 Y2 JP2535225 Y2 JP 2535225Y2
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JP
Japan
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wheel nut
support
nut wrench
jack
support rod
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Application number
JP1987027154U
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English (en)
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JPS63133584U (ja
Inventor
盛之 山根
Original Assignee
日本通運 株式会社
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、大型貨物自動車などのタイヤを着脱する
ために用いるホイールナットレンチなどを作業中一時的
に保持するために使用するホイールナットレンチの支持
装置に関する。
〔従来の技術〕
大型貨物自動車などの後輪においては、積載時の車両
の走行安定性を増すために二重タイヤ構造が一般に用い
られている。この二重タイヤ構造においては、タイヤの
着脱時、内輪には四角ボルトを、外輪には六角ナットを
もって順次車軸に着脱する。このときに使用するホイー
ルナットレンチは、直線棒状のもので、両端の嵌合部に
は各々四角ボルトと六角ナットに対応した形状を備えて
いるが、四角ボルト六角ナットともねじ頭の厚みが薄
く、すなわち軸方向の長さが短く、その結果、ホイール
ナットレンチの両端の嵌合部と嵌合する面積が小さくな
っているため、嵌合部が外れ落ちないようにホイールナ
ットレンチを手で支えながらホイールナットレンチに取
り付けてあるハンドル棒を回転させている。
自動車整備工場などでは、圧搾空気を用いた機械装置
を使用してレンチに与える回転能を高め、タイヤ交換作
業の能率を改善している。整備工場以外でタイヤを交換
する作業は手作業によっており、大型貨物自動車などで
も他の自動車と同様に、ジャッキとホイールナットレン
チを使用して、ジャッキで自動車を持ち上げて、ホイー
ルナットレンチによってタイヤの着脱作業をしていた。
しかしながら、二重タイヤ構造に用いられる四角ボル
トや六角ナットは、口径に比べてねじ頭の厚みが十分に
とれない構造であるため、ホイールナットレンチの端部
の嵌合部を差し込んでも離脱し易く、またハンドル棒を
持ち替える度にホイールナットレンチが、四角ボルトや
六角ナットから離脱するので、作業能率が劣るという問
題点があった。
また、大型貨物自動車などでは安全性の面からもタイ
ヤの装着は確実に行う必要があり、特に十分な締め付け
を行うにはホイールナットレンチに体重をかけるなどす
る必要もあるが、直線棒状のホイールナットレンチとハ
ンドル棒のみでは作業上安定が悪く、確実な締め付けが
行い難いという問題点があった。
このような問題点をある程度解決するために、例え
ば、実開昭57-108868号公報に開示されるように、ホイ
ールナットレンチの受部に二股のパイプを固着して設
け、該パイプに複数個の切り込みを設けた脚を伸縮自在
に装着し、かつ、上記パイプにストッパーを設け、該ス
トッパーの先端部が上記脚に設けた切り込みに掛止でき
るように、パイプに穴を穿設したものが提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術によると、ホイールナットレンチの受部
によって、ホイールナットレンチの中央部分が支持され
るので、作業に集中出来るという利点はあるものの、異
なる高さ位置にある四角ボルトや六角ナットを回転させ
る場合には、その都度パイプに装着した脚を伸縮させ
て、ストッパーで掛止しなければならない手数を要する
という手数が掛かる問題点があった。また、このパイプ
に脚を伸縮自在に挿入したものは、この作業にのみしか
使用出来ないので、利用用途が限られているという問題
点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、
その手段とするところは、ジャッキの上面に、上方に支
持部を設けた垂直円筒状の支持杆と、該垂直円筒状の支
持杆の空洞部に着脱自在に前記支持部と高さ位置が異な
る支持部を有する支持杆とを設けたところにある。
〔作用〕
支持杆は、ジャッキの上面に設けられているので、ジ
ャッキによって昇降が自在となる。これにつれて支持杆
の支持部も昇降しするので、ホイールナットレンチの端
部の嵌合部を四角ボルトや六角ナットに嵌合した高さ位
置でホイールナットレンチの中央部分を支持できるよう
に支持部の高さを調節する。タイヤの取り替えの作業中
に、ホイールナットレンチの中央部分を支持する支持部
及び支持杆に下方へ掛かった荷重は、ジャッキによって
受け止められる。
ホイールナットレンチの中央部分は支持杆の支持部に
よって回転可能に支持されているので、ホイールナット
レンチの端部の嵌合部を四角ボルトや六角ナットに圧着
するように加える力は少なくてよく、その分、ホイール
ナットレンチのハンドル棒の回転に多くの力を作用させ
ることできるので、少ない力でしかも作業能率を上げる
ことができる。
また、高さ位置の異なる2つの支持部を有する支持杆
を使用するときは、一方の支持杆の垂直円筒状の空洞部
に他方の支持杆を挿入して使用すれば、ジャッキの高さ
位置を調節することなく、高さの異なる位置にある四角
ボルトや六角ナットを回転させる事が出来る。
〔実施例〕
第3図に示すように、この実施例のホイールナットレ
ンチの支持装置1は、ジャッキ2の上面に、異なる高さ
で2つの支持部3,15を設けた各別の支持杆4,14を接合し
たものである。そして、一方の支持杆4は垂直円筒状に
形成されていて、その垂直円筒状の支持杆4の空洞部に
他方の支持杆14を着脱自在に設けてある。
ジャッキ2の上面は、水平に昇降する平板で、本来の
ジャッキの作用面であるため圧縮荷重に対して強い。支
持部3,15は、第1図のように、ホイールナットレンチ5
を安定させて保持できるU字形状のもので、支持杆4,14
と一体を為すか、もしくは支持杆4,14に固着したもので
ある。
第2図は、他方の支持杆14を取り外した形での内輪A
の着脱時の使用状態を示すものであるが、第3図に示す
ような2つの支持杆4、14を取り付けた状態で使用して
もよい。第2図において、四角ボルト6を一端に形成し
たねじ7は、六角ナット13を用いて外輪Bを装着するた
めに外周に刻設された外ねじ8を有すると共に他端に形
成された内ねじ16を介してボルト9に螺合できるように
なっている。該ボルト9は、車軸10にその中心を固定さ
れたブレーキドラム11のその頭部側が嵌め込まれている
ので、ホイールナットレンチ5をハンドル棒12によって
回転させることによって前記内ねじ16と螺合して、内輪
Aをブレーキドラム11とねじ7の間に固定している。ホ
イールナットレンチ5の中央部分は、支持部3に安定し
て支持されて、中央部の両側に設けた差し込み穴17に差
し込み自在なハンドル棒12によって回転能が与えらえる
ようになっている。
垂直円筒状の支持杆4は、上記ジャッキの上面に接合
固定したものを記載しているが、枢着させるなどして回
動自在に設けることもできる。
第1図は、他方の支持杆14を取り外した形での外輪B
の着脱時の使用状態、第3図は、一方の垂直円筒状の支
持杆4の空洞部に他方の支持杆14を挿入してジャッキ2
の上面に接合した状態での外輪Bの着脱時の使用状態を
示すものである。外輪Bは、その中心をねじ7の外ねじ
8に嵌め込んで六角ナット13によって締めつけてブレー
キドラム11に固定するものである。このとき、六角ナッ
ト13は軸方向の長さが短いために、ホイールナットレン
チ5の端部の嵌合部と嵌合した時に外れ易いので、ねじ
7方向へ押しつつ且つ中央部分を支えつつホイールナッ
トレンチ5を回転させなければならないが、中央部分は
支持部3によって回転可能に支えられているので、ハン
ドル棒12を回転させる作業にのみ集中できる。また、第
3図のように2つの支持杆4,14をジャッキ2の上面に接
合しておくと、ホイールナットレンチ5は、上下2箇所
以上の四角ボルト6や六角ナット13とジャッキ2の高さ
調節をすることなく使用できる。
支持杆4及び支持杆14の長さは、車体の大きさや車高
に合わせて任意の長さのものを使用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の支持装置は、リフト
やジャッキを使って持ち上げた自動車のタイヤを交換,
修理,点検するために用いるホイールナットレンチの中
央部分を作業中回転可能に支持することによって、作業
の能率を高め確実なタイヤホイール装着を行のに極めて
有用である。特に、本考案の支持装置は、異なる高さの
2つの支持部を具備できるので、2つの支持部を使い分
けることによりジャッキの高さ調整を行わずに迅速に対
角線上のボルトやナットを順次締め付けることができる
という利点があるのみならず、別の支持杆を取り外して
おくこともできるという利便がある。また、2つの支持
部を使用するときは、一方の支持杆が円筒状形成されて
いるので、その空洞部に他方の支持杆を挿入することに
よって、安定して支持できる利点がある。更に、ジャッ
キの上面に支持杆が接合してあるので、作業中の上方か
らの圧力にも強くホイールナットレンチの機能を十分に
発揮させることができる。
また、この考案の支持装置は、これを構成するジャッ
キを縮めて収納することができ、非常用携帯工具として
使用するとができる利点も有している。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は使用状態を示
す斜視図、第2図乃至第3図は使用状態を示す側断面
図。 1……支持装置 2……ジャッキ 3,15……支持部 4,14……支持杆 5……ホイールナットレンチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジャッキの上面に、上方に支持部を設けた
    垂直円筒状の支持杆と、該垂直円筒状の支持杆の空洞部
    に着脱自在に前記支持部と高さ位置が異なる支持部を有
    する支持杆とを設けたことを特徴とするホイールナット
    レンチの支持装置。
JP1987027154U 1987-02-24 1987-02-24 ホイールナツトレンチの支持装置 Expired - Lifetime JP2535225Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987027154U JP2535225Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 ホイールナツトレンチの支持装置

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JP1987027154U JP2535225Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 ホイールナツトレンチの支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63133584U JPS63133584U (ja) 1988-09-01
JP2535225Y2 true JP2535225Y2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=30828915

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987027154U Expired - Lifetime JP2535225Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 ホイールナツトレンチの支持装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5348376U (ja) * 1976-09-29 1978-04-24
JPS57108868U (ja) * 1980-12-25 1982-07-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63133584U (ja) 1988-09-01

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