JP2534957Y2 - ほうき - Google Patents

ほうき

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JP2534957Y2
JP2534957Y2 JP1991053238U JP5323891U JP2534957Y2 JP 2534957 Y2 JP2534957 Y2 JP 2534957Y2 JP 1991053238 U JP1991053238 U JP 1991053238U JP 5323891 U JP5323891 U JP 5323891U JP 2534957 Y2 JP2534957 Y2 JP 2534957Y2
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JP
Japan
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holes
broom
tip
hole
ear
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JP1991053238U
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JPH051445U (ja
Inventor
昌彦 黒柳
Original Assignee
南開通商株式会社
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ほうき(箒)に関し、
更に詳しく述べると、基部から先端へ向かって徐々に細
径となる多数の穂材と複数の貫通孔を有する結束部材と
を組み合わせて、穂材を各貫通孔に圧入することで、穂
材が抜け落ちることなく、穂先部分の形を整えることが
でき、腰を強くして使い易くしたほうきに関するもので
ある。このほうきは、例えば竹ぼうきに代わるものとし
て、工事現場や工場内、あるいは地面などを掃くのに好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】工事現場や工場内、地面等を掃くための
長柄ほうきとしては、一般に竹ぼうきが用いられてい
る。竹ぼうきは、多数本の竹の小枝を束ねて丸竹の柄に
取り付けた構造である。ここで多数本の竹の小枝(穂
材)は円錐状に拡がった状態で纏められ、基端部分で竹
柄に緊締固着されている。しかし竹ぼうきの場合、針金
などで結束されているだけであるから、結束が緩んだ場
合には穂材が上下方向(長さ方向)に動き易く抜け落ち
易い。また竹の小枝には小さな節が多数あるため、扱い
難く折れ易い欠点があり、そのため最近では、竹に代わ
るものとして椰子の葉の中肋部分を取り出し乾燥した材
料が穂材として用いられてきている。しかし、この場合
も穂材の結束構造は前記竹ぼうきと同様であり、穂材が
抜け落ち易い欠点は解消されていない。
【0003】一方、短柄ほうきの場合は、椰子などの繊
維のうち比較的軟らかい材料が穂材として使用されてい
る。その場合には、穂材の基端部分を一旦束ね、その束
を複数個配列して再度針金又は紐などで結束し、穂材の
中間部分をミシンで縫い、糊で固め、プラスチックカバ
ーを被せ、穂材の肩部をステープル釘で固定する構造が
多く採用されている。このような構造によって、穂材の
抜け落ちを防止し、使い易いように穂先部分を偏平扇状
に整えると共に腰を強くしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが椰子の葉の中
肋部分を取り出し乾燥した材料は、従来の短柄ほうきに
使用しているような穂材(椰子の軟らかい繊維)に比べ
ると太く且つ硬いため、ミシンで縫ったり、糊で固める
ことは不可能ではないにしてもコストがかかり過ぎる問
題がある。また長柄のほうきの場合でも、短柄ほうきの
ように穂先部分を偏平扇状に整えると使い易いし、多数
重ねることができるため運搬や保管に便利であるが、従
来のミシン縫いなどによる技術では多くの作業工程数を
要し、専用の機械も必要となり、コスト高となる難点が
あり採用し難い。
【0005】本考案の目的は、椰子の葉の中肋部分を取
り出し乾燥した材料のように、真っ直ぐで比較的太く且
つ硬く、曲げに強く折れ難いといった穂材を用いても、
穂材の抜け落ちが生じず、穂材全体を任意の穂先形状に
整えることが可能で、腰を強く且つ穂先を柔軟にして使
い易くでき、低コストで容易に製造しうる構造のほうき
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、基部から先端
へ向かって徐々に細径となる穂材と、複数の貫通孔を配
列した結束部材を用い、複数本の穂材を束ねて前記各貫
通孔内に穂材先端から挿入して穂材中間部分まで押し込
み、全ての穂材の基部を纏めて柄の端部に取り付けたほ
うきである。
【0007】ここで結束部材は、例えば角棒状のブロッ
クに一列もしくは複数列に配列された貫通孔を具備し、
各貫通孔の向きは、それに挿入する穂材の先端側が台形
状に拡がるように結束部材の端部寄りの貫通孔ほど角度
をつけて斜め方向に形成する構造が好ましい。また使用
する穂材としては、椰子の葉の中肋部分を取り出し乾燥
した材料のように、真っ直ぐで、比較的太く硬く且つ曲
げに強く折れ難い材料が良い。その場合、各貫通孔内に
それぞれ数〜十数本程度の穂材を束ねて挿入することに
なる。
【0008】
【作用】結束部材の各貫通孔に数本ないし十数本程度の
穂材を束ねて圧入することにより、先端が細く基端が太
い穂材は自ずから貫通孔に妨げられて、穂材の抜け落ち
が防止される。また結束部材の貫通孔の個数や向きによ
って穂先部分の形状が整えられると共に結束部材によっ
て腰が強くなり使い易くなる。つまり穂材形状と結束部
材の構造とが相俟て従来のミシン縫い、糊付け、補強板
などに代わる機能を果たす。
【0009】
【実施例】図1は本考案に係るほうきの一実施例を示す
正面図である。ほうき10は、結束部材12によって穂
材14を中間部分で保持し、その穂材14の基端部分を
木柄16に取り付けたものである。
【0010】結束部材12は、図2に示すように、角棒
状の木製ブロック20に2列にわたって多数(例えば一
列当たり13個程度)の貫通孔22を配列したものであ
り、各貫通孔22は、下側が拡がるように端部寄りの貫
通孔ほど大きく傾斜するように角度をつけて斜め方向に
形成されている。このような各貫通孔22内に数本ない
し十数本程度の穂材14を束ねて挿通する(図3参
照)。ここで穂材14は椰子の葉の中肋部分を取り出し
乾燥した材料である。この材料は、真っ直ぐで、比較的
太く且つ硬く、曲げに強くて折れ難い性質があり、基部
から先端にいくほど徐々に細径になっている。そのため
数〜十数本の穂材14を同じ向きで束ね、穂材の先端か
ら前記貫通孔22に挿入し、その途中(穂材の中間部
分)で最早挿入できなくなる程度まで押し込む。この穂
材束の圧入作業を全ての貫通孔22について行う。なお
穂材を挿入する方向は、貫通孔22を通った穂材14の
先端側が拡がる向きとする。
【0011】そして穂材14の基端側が木柄16の下端
部分を取り囲むように配置し、外周側から針金24を3
段に巻付けて緊締固定している。最後に穂先端をほぼ均
一に切り揃える。また必要に応じて木柄16の上端に穴
26を明けたり、明けた穴に紐28を通すなどして、吊
り下げることができるようにしてもよい。
【0012】結束部材12は、その貫通孔22により穂
材をある程度纏めて束ね、保持することにより、それら
貫通孔の向きと個数に応じて穂先部分を所望の形状に整
えると共に、木柄16との緊締固着部分から結束部材1
2へかけて(つまり肩部)の強度を高め、腰を強くして
掃きやすくする機能を果たす。これは従来のミシン縫い
や糊付け、補強板の取り付けに代わるものである。
【0013】結束部材12の各貫通孔22には穂材の束
が圧入されているが、穂材は上方部分(基部側)が太径
であるため、穂材14に下向きの(穂材の先端側へ向か
う)引張り力が加わっても穂材が下方にずれたり抜け落
ちることはない。また穂材全体は下方部分が扇状に拡が
っているため、穂材14に上向きの(穂材の基端側へ向
かう)力が加わっても、穂材が上方にずれることもな
い。つまり一旦穂材全体を基部で木柄16に緊締する
と、穂材の中間部分では穂材と結束部材とが互いにそれ
らの位置を規制し合い、穂材がずれたり抜け落ちること
はなく結束部材12の取り付け位置がずれることもな
い。
【0014】本考案は長柄ほうきのみならず、短柄ほう
きにも適用できる。柄や結束部材の材質は任意である。
上記の実施例では木製であったが、任意の材料を使用し
てよい。柄は木あるいは竹などの表面をプラスチックで
覆うような構成でもよい。結束部材はプラスチック製で
もよい。結束部材の構造も適宜変更できる。貫通孔は一
列でもよいし、3列以上でもよい。直線状に配置する
と、穂先を偏平扇型に整えることができるため、掃きや
すく、また多数のほうきをダンボール箱内に交互に積み
重ねることにより、保管・運送する際に、嵩張らず、費
用を節約できるため好ましい。しかし場合によっては結
束部材を円盤状あるいは円錐台状として、それに同心円
状に貫通孔を配列する構成も可能である。そうすると、
穂先が円錐状に拡がったほうきが得られる。
【0015】
【考案の効果】本考案は上記のように、複数の貫通孔を
有する結束部材を用い、穂材を束ねて各貫通孔内に圧入
し、全穂材の基部分を纏めて柄の端部に取り付ける構造
としたから、穂先部分を任意の形状に整えることがで
き、腰が強く、穂先部分のみしなやかになるため、非常
に使い易くなる。しかも穂材形状と結束部材の構造とが
相俟て穂材の中間部分では穂材と結束部材とが互いにそ
れらの位置を規制し合い、穂材がずれたり抜け落ちるの
を防止できる。
【0016】結束部材及びそれに形成する貫通孔の位置
や形状によって、穂先部分を偏平扇状に整えることがで
きるため、その点でも使い易くなるし、嵩張る竹ぼうき
と異なり、ダンボール箱などへ多数本交互に積み重ねて
収納することで、嵩張らず効率の良い保管・運搬が可能
となり、それらに要する費用を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るほうきの一実施例を示す正面図。
【図2】本考案で用いる結束部材の一例を示す斜視図。
【図3】図1のほうきの結束状態の拡大説明図。
【符号の説明】
10 ほうき 12 結束部材 14 穂材 16 木柄 20 木製ブロック 22 貫通孔 24 緊締用の針金 26 穴 28 紐

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部から先端へ向かって徐々に細径と
    なる乾燥した椰子の葉脈からなる穂材と、ブロックに
    数の貫通孔を配列し、各貫通孔の向きは、それに挿入す
    る穂材の先端側が拡がるようにブロック端部寄りの貫通
    孔ほど角度をつけて形成されている構造の結束部材を用
    い、複数本の穂材を束ねて前記各貫通孔内に穂材先端か
    ら挿入して穂材中間部まで押し込んで固定し、全ての穂
    材の基部を纏めて針金を巻き付けて柄の端部に緊締した
    ことを特徴とするほうき。
  2. 【請求項2】 結束部材は、角棒状のブロックに一列も
    しくは複数列に配列された貫通孔を具備し、各貫通孔の
    向きは、それに挿入する穂材の先端側が台形状に拡がる
    ように結束部材の端部寄りの貫通孔ほど角度をつけて形
    成されている請求項1記載のほうき。
JP1991053238U 1991-06-14 1991-06-14 ほうき Expired - Lifetime JP2534957Y2 (ja)

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JPH051445U JPH051445U (ja) 1993-01-14
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JPS54108465A (en) * 1978-02-13 1979-08-25 Tsuneshige Ookenshiya Head portion of broom
JPS6423398U (ja) * 1987-08-03 1989-02-07
JPH01115457U (ja) * 1988-01-30 1989-08-03

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