JP2534766B2 - 燃焼装置の温度調整装置 - Google Patents

燃焼装置の温度調整装置

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JP2534766B2 JP1047112A JP4711289A JP2534766B2 JP 2534766 B2 JP2534766 B2 JP 2534766B2 JP 1047112 A JP1047112 A JP 1047112A JP 4711289 A JP4711289 A JP 4711289A JP 2534766 B2 JP2534766 B2 JP 2534766B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、温度センサより入力する入力値を調整する
機会を利用して比例弁に出力する出力値の調整も一緒に
行うことが可能な燃焼装置の温度調整装置に関するもの
である。
[従来の技術] 一般に、温度センサとしては、室内または流体通路の
温度変化に応じて抵抗値が変化するサーミスタ、および
該サーミスタからの抵抗値の変化により温度を検出する
温度検出回路が利用されている。また、マイクロコンピ
ュータは、温度検出回路から入力した温度信号の変化に
応じて、例えば暖房装置、冷房装置または燃焼器等の運
転状態を変化させている。
しかるに、マイクロコンピュータに入力される温度信
号は、サーミスタや温度検出回路の構成部品あるいは負
荷のばらつきにより、室内または流体通路の実際の温度
が得られない場合がある。このように、室内または流体
通路の実際の温度が得られない場合には、マイクロコン
ピュータが入力した温度信号に応じて運転状態を変化さ
せるため、実際の温度に応じた運転状態を得ることがで
きないという不都合がある。
このため、従来より、温度の調整は、温度検出回路内
に組込まれた温度調整用ボリュームを手動により操作す
ることによって調整していた。
ここで、例えば、従来より、ガス燃焼式給湯用燃焼器
の場合には、熱交換後の出湯温を検出する出湯温サーミ
スタおよび温度検出回路を具備する出湯温センサから入
力する出湯温を調整するための出湯温調整用ボリューム
が温度検出回路内に組込まれ、さらにガス比例弁や送風
機等の出力値調整用ボリュームが駆動回路内に組込まれ
ていた。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、従来のガス燃焼式給湯用燃焼器において
は、出湯温センサから入力する出湯温を調整する際出力
値の調整も一緒に行う必要がある時に、温度検出回路と
駆動回路の取付け場所が離れている場合、出湯温の調整
作業と制御手段の出力値の調整作業を別々に行わなけれ
ばならなかった。また、温度検出回路や駆動回路を保護
するためにハウジング内に温度検出回路や駆動回路を収
納した形式のものにおいては、調整用ボリュームを操作
するたびにハウジングの蓋を開閉しなければならず、よ
って調整用ボリュームの個数が増加すればするほど調整
作業に手間がかかり過ぎる不具合があった。
このため、温度検出回路と駆動回路との取付け場所を
近づけて調整用ボリューム同士を近傍に設置した場合に
は、出湯温サーミスタと温度検出回路とを接続する配線
の引き回し、ならびにガス比例弁や送風機と駆動回路と
を接続する配線の引き回しが複雑になるという課題があ
った。
本発明は、温度センサより入力する入力値を調整する
機会を利用して比例弁に出力する出力値の調整も一緒に
しかも容易に行うことができ、且つ比例弁と比例弁駆動
回路とを接続する接続配線、および感温素子と温度検出
回路とを接続する接続配線の引き回しが容易となる燃焼
装置の温度調整装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の燃焼装置の温度調整装置は、燃料と燃焼用空
気とを混合させて燃焼させるバーナと、 このバーナの燃焼熱により加熱される液体または気体
等の被加熱体の温度の変化に応じた電気信号を出力する
感温素子、およびこの感温素子に接続配線を介して接続
され、前記感温素子からの電気信号の変化により温度を
検出する温度検出回路よりなる温度センサと、 前記バーナに燃料を供給する燃料通路に設けられ、通
電量に応じて前記燃料通路の開口度合を変化させる比例
弁と、 前記比例弁に接続配線を介して接続され、前記比例弁
に供給する通電量を変化させる比例弁駆動回路と、 前記温度検出回路より入力した入力値に対応して前記
比例弁駆動回路に出力する出力値を制御する制御手段と を備えた燃焼装置であって、 前記制御手段は、前記比例弁駆動回路より分離して設
けられ、前記比例弁駆動回路に出力する出力値を調整す
るための比例弁調整用ボリューム、 およびこの比例弁調整用ボリュームの近傍に設けら
れ、且つ前記温度検出回路より分離して設けられ、前記
温度センサより入力する入力値を調整するための温度調
整用ボリューム を有する構成を採用した。
[作用] 本発明の燃焼装置の温度調整装置はつぎの作用を有す
る。
感温素子から温度変化に応じた電気信号が出力される
と、温度検出回路にてその電気信号の変化に応じた液体
または気体等の被加熱体の温度を検出する。そして、温
度検出回路にて検出した被加熱体の温度に応じた入力値
を制御手段が入力し、この入力値に対応した出力を比例
弁駆動回路へ出力する。そして、比例弁駆動回路が出力
値に応じた通電量を比例弁に供給することにより、比例
弁が通電量に応じて燃料通路の開口度合を変化させる。
そして、比例弁調整用ボリュームの近傍に温度調整用
ボリュームを設けることによって、温度検出回路から入
力する入力値、つまり液体または気体等の被加熱体の温
度を調整する機会を利用して、比例弁駆動回路へ出力す
る出力値の調整も一緒にしかも容易に行うことができ
る。
また、比例弁調整用ボリュームの近傍に温度調整用ボ
リュームを設けることによって、比例弁調整用ボリュー
ムの個数が増加すればするほど、入力値や出力値の調整
作業が簡易となる。
[発明の効果] 本発明の燃焼装置の温度調整装置は、温度検出回路か
ら入力する入力値、つまり液体または気体等の被加熱体
の温度を調整する機会を利用して、比例弁駆動回路へ出
力する出力値の調整も一緒にしかも容易に行うことがで
きる。
さらに、比例弁調整用ボリュームを比例弁駆動回路よ
り分離して設けており、温度調整用ボリュームを温度検
出回路より分離して設けている。このため、比例弁駆動
回路の近傍に温度検出回路を設けなくても、比例弁調整
用ボリュームの近傍に温度調整用ボリュームを設けるこ
とができるので、比例弁駆動回路と比例弁とを接続する
接続配線、および温度検出回路と感温素子とを接続する
接続配線の引き回しが容易となる。
[実施例] つぎに本発明の燃焼装置の温度調整装置を第1図ない
し第15図に示す一実施例に基づき説明する。第1図およ
び第2図は本発明を採用した暖房付追焚き給湯装置の調
整装置を示す。
1は風呂および台所への給湯と風呂の追焚きと室内の
暖房とが可能な暖房付追焚き給湯装置の調整装置を示
す。暖房付追焚き給湯装置の調整装置1は、ガス燃焼式
給湯用燃焼器2、ガス燃焼式暖房用燃焼器3、水供給管
4、ガス供給路としてのガス供給管5および制御回路6
を備えている。
給湯用燃焼器2は、燃焼ケース21内に、給湯用ガスバ
ーナ22、給湯用送風機23および給湯用熱交換器24を具備
している。
給湯用ガスバーナ22は、ガス供給管5から供給される
燃料ガスと給湯用送風機23によって供給される燃焼用空
気とを所定の空燃比で燃焼させる強制送風式のガスバー
ナとなっており、燃焼により発生した燃焼ガスは排気口
25から燃焼ケース21の外部へ排出される。この給湯用ガ
スバーナ22は、その近傍に、点火手段としての給湯用ス
パーカ26、炎を検知する給湯用フレームロッド701およ
び空燃比を検知する給湯用サーモカップル702を具備し
ている。給湯用送風機23は、通電されると燃焼ケース21
内に給湯用ガスバーナ22に向かう空気流を発生させる電
動ファンである。給湯用熱交換器24は、給湯用ガスバー
ナ22で発生した炎および燃焼ガスが保有する熱によっ
て、水供給管4内を流れる水を加熱するものである。
暖房用燃焼器3は、燃焼ケース31内に、暖房用ガスバ
ーナ32、暖房用送風機33および暖房用熱交換器34を具備
している。
暖房用ガスバーナ32は、ガス供給管5から供給される
燃料ガスと暖房用送風機33によって供給される燃焼用空
気とを所定の空燃比で燃焼させる強制送風式のガスバー
ナとなっており、燃焼により発生した燃焼ガスは排気口
35から燃焼ケース31の外部へ排出される。この暖房用ガ
スバーナ32の近傍には、点火手段としての暖房用スパー
カ36および炎を検知する暖房用フレームロッド703を具
備している。暖房用送風機33は、通電されると燃焼ケー
ス31内に暖房用ガスバーナ32に向かう空気流を発生させ
る電動ファンである。暖房用熱交換器34は、暖房用ガス
バーナ32で発生した炎および燃焼ガスが保有する熱によ
って、水供給管4内を流れる水を加熱するものである。
水供給管4は、給水配管41、給湯配管42、湯はり配管
43、給湯用熱交換器24の上流から膨脹タンク44に水を補
給する補給水配管45、風呂追焚き用循環回路46、暖房用
循環回路47および風呂用熱交換器48を具備している。
給水配管41は、公共の水道管から給湯用熱交換器24に
水を供給する配管であって、水圧を比例制御することに
より水の供給量(水量)を調節するガバナ式水流制御弁
401、出湯温が設定温度より高温の時に湯に水を混合さ
せるためのバイパス制御弁402、給水配管41内の水圧に
より回転する羽根車の回転数(カウント数)に対応した
パルスを発振する水量カウンタ704、および温度検知手
段としての入水温サーミスタ705を具備している。
給湯配管42は、給湯用熱交換器24の下流から台所に湯
を供給する配管であって、給湯用熱交換器24で加熱され
た水温を検知する給湯用第1出湯温サーミスタ706、熱
交換後の水温または水と湯とを混合した際の水温を検知
する給湯用第2出湯温サーミスタ707、および給湯配管4
2内に水流があるか否かを検知する給湯用水流スイッチ7
08を具備している。
湯はり配管43は、給湯配管42から分岐させて風呂に湯
を供給する配管であって、負圧が生じた際に湯はり配管
43内と大気と連通させて湯の逆流を防止するバキューム
ブレーカ411、および湯の逆流を防止する逆止弁412、41
3を具備している。湯はり配管43は、通電時に風呂に湯
を供給する湯はり電磁弁403および風呂への給湯と風呂
の追焚きとを切換える電動式三方弁404を具備してい
る。
膨脹タンク44は、一時的に補給水を貯溜するものであ
る。
補給水配管45は、手動弁49が開状態の際に、通電され
ると膨脹タンク44に水を補給する補給水電磁弁405を具
備している。
風呂追焚き用循環回路46は、その回路内に水流がある
か否かを検知する風呂用水流スイッチ709、風呂の水温
を検知する風呂温度サーミスタ710、および風呂内に存
する湯を汲み上げて風呂追焚き用循環回路46内を循環さ
せるための風呂用循環ポンプ406を具備する。
暖房用循環回路47は、膨脹タンク44内に存する水を暖
房用熱交換器34に圧送する暖房用循環ポンプ407、暖房
用熱交換器34で加熱された温水の温度を検知する暖房用
出湯温サーミスタ711を具備している。
風呂用熱交換器48は、風呂電磁弁408の通電時に供給
される暖房用熱交換器34で加熱された温水によって風呂
追焚き用循環回路46内を循環する湯を再加熱する。
ガス供給管5は、公共のガス管から給湯用ガスバーナ
22に燃料ガスを導く給湯用ガス配管51、および公共のガ
ス管から暖房用ガスバーナ32に燃料ガスを導く暖房用ガ
ス配管52を具備している。
給湯用ガス配管51は、通電されると開弁して給湯用ガ
スバーナ22に燃料ガスを供給する給湯用元電磁弁53なら
びに給湯用電磁弁54、通電量に応じて給湯用ガス配管51
を通過する燃料ガスのガス圧を制御して給湯用ガスバー
ナ22への燃料ガスの供給量を調節する電気機器としての
給湯用ガス比例弁55、および該給湯用ガス比例弁55の比
例制御を2段階にする給湯用切替弁56を有する。
暖房用ガス配管52は、通電されると開弁して暖房用ガ
スバーナ32に燃料ガスを供給する暖房用元電磁弁57なら
びに暖房用電磁弁58、通電量に応じて暖房用ガス配管52
を通過する燃料ガスのガス圧を制御して暖房用ガスバー
ナ32への燃料ガスの供給量を調節する電気機器としての
暖房用ガス比例弁59を有する。
つぎに本発明にかかる暖房付追焚き給湯装置の調整装
置1の制御回路6を第1図ないし第15図に基づいて説明
する。
制御回路6は、検出装置7、制御手段としてのマイク
ロコンピュータ(CPU)8、第1電源回路9、給湯用ス
イッチング回路10、給湯用駆動回路11、給湯用比例弁駆
動回路12、暖房用スイッチング回路13、暖房用駆動回路
14、暖房用比例弁駆動回路15および第2電源回路16を具
備する。
検出装置7は、給湯用炎検出回路71、空燃比検出回路
72、暖房用炎検出回路73、水量検出回路74、給湯用温度
検出回路75、暖房用温度検出回路76、給湯用風量検出回
路77、暖房用風量検出回路78および手動コントローラ79
を具備する。
給湯用炎検出回路71は、給湯用フレームロッド701か
ら入力した信号から給湯用ガスバーナ22に炎が在るか否
かを判断して、その判断結果をCPU8に送る。空燃比検出
回路72は、給湯用サーモカップル702から入力した信号
から空燃比を検出して、その空燃比をCPU8に送る。暖房
用炎検出回路73は、暖房用フレームロッド703から入力
した信号から暖房用ガスバーナ32に炎が在るか否かを判
断して、その判断結果をCPU8に送る。水量検出回路74
は、水量カウンタ704からのパルス数を積算して給水配
管41内の水量に対応した検出水量(入力値)をCPU8に送
る。給湯用温度検出回路75は、入水温サーミスタ705、
給湯用第1出湯温サーミスタ706および給湯用第2出湯
温サーミスタ707から温度を検出して、その検出温度をC
PU8に送る。暖房用温度検出回路76は、風呂温度サーミ
スタ710および暖房用出湯温サーミスタ711から温度を検
出して、その検出温度をCPU8に送る。給湯用風量検出回
路77は、給湯用風量センサ712から給湯用送風機23の風
量を検出して、その風量に対応した電気信号をCPU8に送
る。暖房用風量検出回路78は、暖房用風量センサ713か
ら暖房用送風機33の風量を検出して、その風量に対応し
た電気信号をCPU8に送る。
ここで、本発明にかかる温度センサは、給湯用温度検
出回路75と感温素子としての給湯用第1出湯温サーミス
タ706から構成され、給湯用温度検出回路75と感温素子
としての給湯用第2出湯温サーミスタ707からも構成さ
れている。また、本発明にかかる温度センサは、暖房用
温度検出回路76と感温素子としての風呂温度サーミスタ
710とから構成され、暖房用温度検出回路76と暖房用出
湯温サーミスタ711からも構成されている。
手動コントローラ79は、給湯用燃焼器2の運転、運転
の停止を切換える給湯運転スイッチ、給湯用燃焼器2の
出湯温を設定する温度設定部、暖房用燃焼器3の運転、
運転の停止を切換える暖房運転スイッチ、風呂の湯はり
の運転、運転の停止を切換える風呂運転スイッチ、およ
び風呂の湯はりと風呂の追焚きとを切換える切換スイッ
チ(いずれも図示せず)等を具備する。
CPU8は、第1電源回路9より電気の供給を受けると作
動を開始する。CPU8は、入力調整用ボリューム群81、出
力調整用ボリューム群82、調整機能83および制御機能84
を具備している。
入力調整用ボリューム群81は、第3図ないし第7図に
も示すように、給水配管41の水量を調整する水量調整用
ボリューム811、給湯用第1出湯温を調整する温度調整
用ボリューム812、給湯用第2出湯温を調整する温度調
整用ボリューム813、風呂温度を調整する温度調整用ボ
リューム814、および暖房用出湯温を調整する温度調整
用ボリューム815を具備し、これらは手動により操作さ
れる。出力調整用ボリューム群82は、第8図および第9
図にも示すように、給湯用ガス比例弁55に供給する通電
量を調整する比例弁調整用ボリューム821および暖房用
ガス比例弁59に供給する通電量を調整する比例弁調整用
ボリューム822を具備し、これらは手動により操作され
る。
これらの調整用ボリューム811〜815、821、822は、全
てCPU8の近傍に集中して一箇所に配置され、それぞれ水
量検出回路74、給湯用温度検出回路75、暖房用温度検出
回路76、給湯用比例弁駆動回路12および暖房用比例弁駆
動回路15より分離して設けられ、電圧(5V)の分圧値を
CPU8に送る。これらの調整用ボリューム811〜815、82
1、822には、ノイズの発生防止および操作速度を変化さ
せるためのコンデンサ801や、第1電源回路9から供給
される電気を降圧するための抵抗体802、803等が接続さ
れている。
第10図は水量調整用ボリューム811の操作量と水量の
増減量とを表すグラフを示す。第11図は温度調整用ボリ
ューム812〜815の操作量と増減温度とを表すグラフを示
す。第12図は比例弁調整用ボリューム821、822の操作量
と通電量の増減量とを表すグラフを示す。
CPU8の調整機能83は、下述する3つの作動を行う。
1)調整機能83は、水量検出回路74からの検出水量(入
力値)に応じた検出(電圧)値を演算する。さらに、調
整機能83は、水量調整用ボリューム811からの分圧値
(操作値)と水量調整用ボリューム811の最大抵抗値の
略中間値である基準値とを比較して水量調整用ボリュー
ム811の操作量を演算する。そして、調整機能83は、第1
0図のグラフに基づき、演算した水量調整用ボリューム8
11の操作量から水量の増減量を求め、さらに水量の増減
量と演算した検出値(検出水量の演算値)とから調整水
量を求める。つづいて、調整機能83は、求めた調整水量
に基づいて給湯用燃焼器2の燃焼状態を制御するように
制御機能84に指示を与える。
2)調整機能83は、給湯用温度検出回路75および暖房用
温度検出回路76からの検出温度に応じた検出(電圧)値
を演算する。さらに、調整機能83は、温度調整用ボリュ
ーム812〜815からの分圧値と温度調整用ボリューム812
〜815の最大抵抗値の略中間値である基準値とを比較し
て温度調整用ボリューム812〜815の操作量を演算する。
そして、調整機能83は、第11図のグラフに基づき、演算
した温度調整用ボリューム812〜815の操作量から増減温
度を求め、さらに増減温度と演算した検出値とから調整
温度を求める。つづいて、調整機能83は、求めた調整温
度に基づいて給湯用燃焼器2の燃焼状態や暖房用燃焼器
3の燃焼状態を制御するように制御機能84に指示を与え
る。
3)調整機能83は、給湯用風量検出回路77および暖房用
風量検出回路78からの検出風量に応じた検出(電圧)値
を演算する。さらに、調整機能83は、比例弁調整用ボリ
ューム821、822からの分圧値と比例弁調整用ボリューム
821、822の最大抵抗値の略中間値である基準値とを比較
して比例弁調整用ボリューム821、822の操作量を演算す
る。そして、調整機能83は、第12図のグラフに基づき、
演算した比例弁調整用ボリューム821、822の操作量から
通電量の増減量を求め、さらに通電量の増減量と演算し
た検出値とから調整通電量を求める。つづいて、調整機
能83は、求めた調整通電量に基づいて給湯用ガス比例弁
55および暖房用ガス比例弁59に供給する通電量を制御す
るように制御機能84に指示を与える。CPU8の制御機能84
は、検出装置7、調整機能83、給湯用水流スイッチ708
および風呂用水流スイッチ709からの各種の検出値、調
整水量または調整温度に応じた制御信号を給湯用スイッ
チング回路10、給湯用駆動回路11、暖房用スイッチング
回路13および暖房用駆動回路14に送る。制御機能84は、
調整機能83からの調整通電量に対応した調整信号を給湯
用比例弁駆動回路12および暖房用比例弁駆動回路15に送
る。
第1電源回路9は、手動コントローラ79の給湯運転ス
イッチ、暖房運転スイッチまたは風呂運転スイッチのう
ちのいずれか1つがオンされると、CPU8に電気(例えば
5V)を供給する。
給湯用スイッチング回路10は、第2電源回路16より電
気の供給を受けると作動を開始し、CPU8の制御機能84か
らの制御信号に応じて、給湯用スパーカ26、給湯用元電
磁弁53、給湯用電磁弁54および給湯用切替弁56の通電お
よび通電の停止を行う。
給湯用駆動回路11は、第2電源回路16より電気の供給
を受けると作動を開始し、CPU8の制御機能84からの制御
信号に応じて、給湯用送風機23、ガバナ式水流制御弁、
401およびバイパス制御弁402の通電量の可変制御を行
う。
給湯用比例弁駆動回路12は、第2電源回路16より電気
の供給を受けると作動を開始し、CPU8の制御機能84から
の調整信号(制御信号)に応じて、給湯用ガス比例弁55
の通電量の可変制御を行う。
暖房用スイッチング回路13は、第2電源回路16より電
気の供給を受けると作動を開始し、CPU8の制御機能84か
らの制御信号に応じて、暖房用スパーカ36、暖房用元電
磁弁57、暖房用電磁弁58、湯はり電磁弁403、電動式三
方弁404、補給水電磁弁405、風呂用循環ポンプ406、暖
房用循環ポンプ407および風呂電磁弁408の通電および通
電の停止を行う。
暖房用駆動回路14は、第2電源回路16より電気の供給
を受けると作動を開始し、CPU8の制御機能84からの制御
信号に応じて、暖房用送風機33の通電量の可変制御を行
う。
暖房用比例弁駆動回路15は、第2電源回路16より電気
の供給を受けると作動を開始し、CPU8の制御機能84から
の調整信号(制御信号)に応じて、暖房用ガス比例弁59
の通電量の可変制御を行う。
第2電源回路16は、手動コントローラ79の給湯運転ス
イッチ、暖房運転スイッチまたは風呂運転スイッチのう
ちのいずれか1つがオンされると、給湯用スイッチング
回路10、給湯用駆動回路11、給湯用比例弁駆動回路12、
暖房用スイッチング回路13、暖房用駆動回路14および暖
房用比例弁駆動回路15に電気(例えば12V)を供給す
る。
本実施例のCPU8の調整機能83の水量調整を第13図のフ
ローチャートに基づいて説明する。
初めに、水量検出回路74から給水配管41内の水量に対
応した検出水量(入力値)を入力しているか否かを判断
する(ステップS1)。水量検出回路74から検出水量を入
力していないと判断した(No)時、水量調整を行わな
い。
ステップS1において、水量検出回路74から検出水量を
入力していると判断した(Yes)時、入力した検出水量
に対応した検出(電圧)値を演算する(ステップS2)。
つぎに、水量調整用ボリューム811から操作位置に対
応した分圧値(操作値)V1を入力しているか否かを判断
する(ステップS3)。水量調整用ボリューム811から分
圧値を入力していないと判断した(No)時、水量調整を
行わない。
ステップS3において、水量調整用ボリューム811から
分圧値を入力していると判断した(Yes)時、基準値V0
と分圧値V1とが一致しているか否かを判断する。すなわ
ち、V0=V1であるか否かを判断する(ステップS4)。V0
=V1であると判断した(Yes)時、水量調整を行わずに
リターンする。すなわち、演算した検出水量に対応した
検出値に基づいて給湯用燃焼器2の燃焼状態を制御する
ように制御機能84に指示を与える。
ステップS4において、V0=V1ではないと判断した(N
o)時、基準値V0と分圧値V1とを比較して水量調整用ボ
リューム811の操作量を演算する(ステップS5)。
この演算した水量調整用ボリューム811の操作量がプ
ラスの操作量か否かを判断する(ステップS6)。プラス
の操作量であると判断した(Yes)時、演算した検出水
量に対応した検出値に、第10図のグラフに基づいた水量
調整用ボリューム811のプラスの操作量に対応する水量
の増量分を加算して調整水量を演算する(ステップS
7)。その後にリターンする。すなわち、演算した調整
水量に基づいて給湯用燃焼器2の燃焼状態を制御するよ
うに制御機能84に指示を与える。
ステップS6において、プラスの操作量ではないと判断
した(No)時、すなわち、マイナスの操作量であると判
断した時、演算した検出水量に対応した検出値から、第
10図のグラフに基づいた水量調整用ボリューム811のマ
イナスの操作量に対応する水量の減量分を減算して調整
水量を演算する(ステップS8)。その後にリターンす
る。すなわち、演算した調整水量に基づいて給湯用燃焼
器2の燃焼状態を制御するように制御機能84に指示を与
える。
本実施例のCPU8の調整機能83の暖房用出湯温の温度調
整を第14図のフローチャートに基づいて説明する。
初めに、暖房用温度検出回路76から検出温度を入力し
ているか否かを判断する(ステップS11)。暖房用温度
検出回路76から検出温度を入力していないと判断した
(No)時、温度調整を行わない。
ステップS11において、暖房用温度検出回路76から検
出温度を入力していると判断した(Yes)時、入力した
検出温度に対応した検出(電圧)値を演算する(ステッ
プS12)。
つぎに、温度調整用ボリューム815から操作位置に対
応した分圧値(操作値)V1を入力しているか否かを判断
する(ステップS13)。温度調整用ボリューム815から分
圧値を入力していないと判断した(No)時、温度調整を
行わない。
ステップS13において、温度調整用ボリューム815から
分圧値を入力していると判断した(Yes)時、基準値V0
と分圧値V1とが一致しているか否かを判断する。すなわ
ち、V0=V1であるか否かを判断する(ステップS14)。V
0=V1であると判断した(Yes)時、温度調整を行わずに
リターンする。すなわち、演算した検出温度に対応した
検出値に基づいて暖房用燃焼器3の燃焼状態を制御する
ように制御機能84に指示を与える。
ステップS14において、V0=V1ではないと判断した(N
o)時、基準値V0と分圧値V1とを比較して温度調整用ボ
リューム815の操作量を演算する(ステップS15)。
この演算した温度調整用ボリューム815の操作量がプ
ラスの操作量か否かを判断する(ステップS16)。プラ
スの操作量であると判断した(Yes)時、演算した検出
温度に対応した検出値に、第11図のグラフに基づいた温
度調整用ボリューム815のプラスの操作量に対応する増
加温度分を加算して調整温度を演算する(ステップS1
7)。その後にリターンする。すなわち、演算した調整
温度に基づいて暖房用燃焼器3の燃焼状態を制御するよ
うに制御機能84に指示を与える。
ステップS16において、プラスの操作量ではないと判
断した(No)時、すなわち、マイナスの操作量であると
判断した時、演算した検出温度に対応した検出値から、
第11図のグラフに基づいた温度調整用ボリューム815の
マイナスの操作量に対応する減少温度分を減算して調整
温度を演算する(ステップS18)。その後にリターンす
る。すなわち、演算した調整温度に基づいて暖房用燃焼
器3の燃焼状態を制御するように制御機能84に指示を与
える。
調整機能83の給湯用第1出湯温、給湯用第2出湯温お
よび風呂温度の温度調整は、第14図のフローチャートに
示した暖房用出湯温の温度調整と同様なため省略する。
本実施例のCPU8の調整機能83の給湯用ガス比例弁55の
通電量調整を第15図のフローチャートに基づいて説明す
る。
初めに、給湯用風量検出回路77から給湯用送風機23の
風量に対応した検出風量を入力しているか否かを判断す
る(ステップS21)。給湯用風量検出回路77から検出風
量を入力していないと判断した(No)時、通電量調整を
行わない。
ステップS21において、給湯用風量検出回路77から検
出風量を入力していると判断した(Yes)時、入力した
検出風量に対応した検出(電圧)値を演算する(ステッ
プS22)。
つぎに、比例弁調整用ボリューム821から操作位置に
対応した分圧値(操作値)V1を入力しているか否かを判
断する(ステップS23)。比例弁調整用ボリューム821か
ら分圧値を入力していないと判断した(No)時、通電量
調整を行わない。
ステップS23において、比例弁調整用ボリューム821か
ら分圧値を入力していると判断した(Yes)時、基準値V
0と分圧値V1とが一致しているか否かを判断する。すな
わち、V0=V1であるか否かを判断する(ステップS2
4)。V0=V1であると判断した(Yes)時、通電量調整を
行わずにリターンする。すなわち、演算した検出風量に
対応した検出値に基づいて給湯用燃焼器2の燃焼状態を
制御するように制御機能84に指示を与える。
ステップS24において、V0=V1ではないと判断した(N
o)時、基準値V0と分圧値V1とを比較して比例弁調整用
ボリューム821の操作量を演算する(ステップS25)。
この演算した比例弁調整用ボリューム821の操作量が
プラスの操作量か否かを判断する(ステップS26)。プ
ラスの操作量であると判断した(Yes)時、演算した検
出風量に対応した検出値に、第12図のグラフに基づいた
比例弁調整用ボリューム821のプラスの操作量に対応す
る通電量の増加量分を加算して給湯用ガス比例弁55に供
給する通電量(調整通電量)を演算する(ステップS2
7)。その後にリターンする。すなわち、演算した調整
通電量に基づいて給湯用ガス比例弁55を制御するように
制御機能84に指示を与える。
ステップS26において、プラスの操作量ではないと判
断した(No)時、すなわち、マイナスの操作量であると
判断した時、演算した検出風量に対応した検出値から、
第11図のグラフに基づいた比例弁調整用ボリューム821
のマイナスの操作量に対応する通電量の減少量分を減算
して給湯用ガス比例弁55に供給する通電量(調整通電
量)を演算する(ステップS28)。その後にリターンす
る。すなわち、演算した調整通電量に基づいて給湯用ガ
ス比例弁55を制御するように制御機能84に指示を与え
る。
調整機能83の暖房用ガス比例弁59の通電量調整は、第
15図のフローチャートに示した給湯用ガス比例弁55の通
電量調整と同様なため省略する。
本実施例の作動を第1図ないし第12図に基づき説明す
る。
I.給水配管41の水量の調整 水量調整用ボリューム811は、手動により抵抗値を増
加させる側に操作されると、CPU8の調整機能83に操作位
置に応じた分圧値を送る。CPU8の調整機能83は、水量調
整用ボリューム811からの分圧値と基準値との比較結果
より、水量調整用ボリューム811のプラスの操作量を導
き出す。また、CPU8の調整機能83は、水量検出回路74か
らの検出水量に対応した検出値(Q)を演算する。
そして、演算した検出値(Q)と水量調整用ボリュー
ム811のプラスの操作量に対応する水量の増加量(q1
とから調整水量(Q+q1)が求められる。したがって、
水量検出回路74からの検出水量に対応した検出値(Q)
が調整水量(Q+q1)に調整(補正)される。そして、
CPU8の調整機能83は、この調整水量(Q+q1)により給
湯用燃焼器2の燃焼状態を制御するように制御機能84を
制御する。
ここで、q1は、第10図のグラフから導き出した水量調
整用ボリューム811のプラスの操作量に対応した水量の
増加量である。
水量調整用ボリューム811は、手動により抵抗値を減
少させる側に操作されると、CPU8の調整機能83に操作位
置に応じた分圧値を送る。CPU8の調整機能83は、水量調
整用ボリューム811からの分圧値と基準値との比較結果
より、水量調整用ボリューム811のマイナスの操作量を
導き出す。また、CPU8の調整機能83は、水量検出回路74
からの検出水量に対応した検出値(Q)を演算する。
そして、演算した検出値(Q)と水量調整用ボリュー
ム811のマイナスの操作量に対応する水量の増加量
(q2)とから調整水量(Q−q2)が求められる。したが
って、水量検出回路74からの検出水量に対応した検出値
(Q)が調整水量(Q−q2)に調整(補正)される。そ
して、CPU8の調整機能83は、この調整水量(Q−q2)に
より給湯用燃焼器2の燃焼状態を制御するように制御機
能84を制御する。
ここで、q2は、第10図のグラフから導き出した水量調
整用ボリューム811のマイナスの操作量に対応した水量
の減少量である。
II.暖房用出湯温の温度調整 温度調整用ボリューム815は、手動により抵抗値を増
加させる側に操作されると、CPU8の調整機能83に操作位
置に応じた分圧値を送る。CPU8の調整機能83は、温度調
整用ボリューム815からの分圧値と基準値との比較結果
より、温度調整用ボリューム815のプラスの操作量を導
き出す。また、CPU8の調整機能83は、暖房用温度検出回
路76からの検出温度に対応した検出値(T)を演算す
る。
そして、演算した検出値(T)と温度調整用ボリュー
ム815のプラスの操作量に対応する増加温度(t1)とか
ら調整温度(T+t1)が求められる。したがって、暖房
用温度検出回路76からの検出温度に対応した検出値
(T)が調整温度(T+t1)に調整(補正)される。そ
して、CPU8の調整機能83は、この調整温度(T+t1)に
より給湯用燃焼器2の燃焼状態を制御するように制御機
能84を制御する。
ここで、t1は、第11図のグラフから導き出した温度調
整用ボリューム815のプラスの操作量に対応した増加温
度である。
温度調整用ボリューム815は、手動により抵抗値を減
少させる側に操作されると、CPU8の調整機能83に操作位
置に応じた分圧値を送る。CPU8の調整機能83は、温度調
整用ボリューム815からの分圧値と基準値との比較結果
より、温度調整用ボリューム815のマイナスの操作量を
導き出す。また、CPU8の調整機能83は、暖房用温度検出
回路76からの検出温度に対応した検出値(T)を演算す
る。
そして、演算した検出値(T)と温度調整用ボリュー
ム815のマイナスの操作量に対応する減少温度(t2)と
から調整温度(T−t2)が求められる。したがって、暖
房用温度検出回路76からの検出温度に対応した検出値
(T)が調整温度(T−t2)に調整(補正)される。そ
して、CPU8の調整機能83は、この調整温度(T−t2)に
より暖房用燃焼器3の燃焼状態を制御するように制御機
能84を制御する。
ここで、t2は、第11図のグラフから導き出した温度調
整用ボリューム815のマイナスの操作量に対応した減少
温度である。
給湯用第1出湯温、給湯用第2出湯温および風呂温度
の温度調整は、暖房用出湯温の温度調整と同様なため省
略する。
III.給湯用ガス比例弁55の通電量調整 比例弁調整用ボリューム821は、手動により抵抗値を
増加させる側に操作されると、CPU8の調整機能83に操作
位置に応じた分圧値を送る。CPU8の調整機能83は、比例
弁調整用ボリューム821からの分圧値と基準値との比較
結果より、比例弁調整用ボリューム821のプラスの操作
量を導き出す。また、CPU8の調整機能83は、給湯用風量
検出回路77から入力されている風量に対応した給湯用ガ
ス比例弁55に供給する通電量(I)を演算する。
そして、演算した通電量(I)と比例弁調整用ボリュ
ーム821のプラスの操作量に対応する通電量の増加量(i
1)とから調整通電量(I+i1)が求められる。したが
って、給湯用風量検出回路77からの検出風量に対応した
通電量(I)が調整通電量(I+i1)に調整(補正)さ
れる。そして、CPU8の調整機能83は、この調整通電量
(I+i1)により制御するように制御機能84に信号を送
る。
ここで、i1は、第12図のグラフから導き出した比例弁
調整用ボリューム821のプラスの操作量に対応した通電
量の増加量である。
このとき、制御機能84は、給湯用ガス比例弁55に供給
される通電量が調整通電量(I+i1)となるように制御
信号を給湯用比例弁駆動回路12に送る。そして、給湯用
比例弁駆動回路12から調整通電量(I+i1)を供給され
た給湯用ガス比例弁55は、調整通電量(I+i1)に応じ
た開口度合に設定される。このため、給湯用ガスバーナ
22に供給される燃料ガスは、例え給湯用比例弁駆動回路
12の構成部品や負荷のばらつきがあったとしても、給湯
用風量検出回路77から入力されている風量に対応した供
給量を得ることができる。従って、給湯用送風機23と給
湯用ガス比例弁55とによって、燃料ガスの濃度が稀薄な
燃焼状態におちいることがなくなるので、最適な空燃比
制御を行うことができる。
比例弁調整用ボリューム821は、手動により抵抗値を
減少させる側に操作されると、CPU8の調整機能83に操作
位置に応じた分圧値を送る。CPU8の調整機能83は、比例
弁調整用ボリューム821からの分圧値と基準値との比較
結果より、比例弁調整用ボリューム821のマイナスの操
作量を導き出す。また、CPU8の調整機能83は、給湯用風
量検出回路77から入力されている風量に対応した給湯用
ガス比例弁55に供給する通電量(I)を演算する。
そして、演算した通電量(I)と比例弁調整用ボリュ
ーム821のマイナスの操作量に対応する通電量の減少量
(i2)とから調整通電量(I−i2)が求められる。した
がって、給湯用風量検出回路77からの検出風量に対応し
た通電量(I)が調整通電量(I−i2)に調整(補正)
される。そして、CPU8の調整機能83は、この調整通電量
(I−i2)により制御するように制御機能84に信号を送
る。
ここで、i2は、第12図のグラフから導き出した比例弁
調整用ボリューム821のマイナスの操作量に対応した通
電量の減少量である。
このとき、制御機能84は、給湯用ガス比例弁55に供給
される通電量が調整通電量(I−i1)となるように制御
信号を給湯用比例弁駆動回路12に送る。そして、給湯用
比例弁駆動回路12から調整通電量(I−i1)を供給され
た給湯用ガス比例弁55は、調整通電量(I−i1)に応じ
た開口度合に設定される。このため、給湯用ガスバーナ
22に供給される燃料ガスは、例え給湯用比例弁駆動回路
12の構成部品や負荷のばらつきがあったとしても、給湯
用風量検出回路77から入力されている風量に対応した供
給量を得ることができる。したがって、燃焼用空気の濃
度が稀薄な燃焼状態におちいることがなくなるので、給
湯用送風機23と給湯用ガス比例弁55とによって、最適な
空燃比制御を行うことができる。
暖房用ガス比例弁59の通電量調整は、給湯用ガス比例
弁55の通電量調整と同様なため省略する。
そして、水量調整用ボリューム811、温度調整用ボリ
ューム812〜815および比例弁調整用ボリューム821、822
を一箇所に集中して配置しているので、温度調整用ボリ
ューム812を操作することによって第1給湯用出湯温を
微調整する機会を利用して、水量調整用ボリューム81
1、温度調整用ボリューム813〜815または比例弁調整用
ボリューム822を操作して、給水配管41の水量の微調
整、給湯用第2出湯温の微調整、風呂温度の微調整、暖
房用出湯温の微調整、あるいは給湯用ガス比例弁55また
は暖房用ガス比例弁59に供給する通電量の微調整も同時
に行うことができる。
このため、調整用ボリュームが増加すればするほど部
品の入力値または出力値の調整作業が簡易となり、しか
も複数の調整用ボリュームを一箇所に集中して配置して
いるので、CPU8と水量調整用ボリューム811、温度調整
用ボリューム812〜815および比例弁調整用ボリューム82
1、822とを電気的に接続する配線の引き回しも非常に容
易となる。
さらに、温度調整用ボリューム812〜815、比例弁調整
用ボリューム821、822が、それぞれ給湯用温度検出回路
75、暖房用温度検出回路76、給湯用比例弁駆動回路12お
よび暖房用比例弁駆動回路15より分離して設けられてい
るため、給湯用比例弁駆動回路12および暖房用比例弁駆
動回路15の近傍に給湯用温度検出回路75および暖房用温
度検出回路76を設けなくても、温度調整用ボリューム81
3〜815、比例弁調整用ボリューム821、822の近傍に温度
調整用ボリューム812を設けることができる。
このため、給湯用比例弁駆動回路12および暖房用比例
弁駆動回路15と給湯用ガス比例弁55および暖房用ガス比
例弁59とを接続する接続配線、および給湯用温度検出回
路75および暖房用温度検出回路76と給湯用第1、第2出
湯温サーミスタ706、707および風呂温度サーミスタ710
とを接続する接続配線の引き回しが容易となる。
[変形例] 本実施例では、比例弁に燃料ガス等の気体燃料の供給
量を調節するガス比例弁を用いたが、比例弁に液体燃料
の供給量を調節する液体燃料比例弁を用いても良い。
本実施例では、1つのCPUで給湯用ガス比例弁への通
電量と暖房用ガス比例弁への通電量とを変化させたが、
複数のCPUで給湯用ガス比例弁への通電量と暖房用ガス
比例弁への通電量とをそれぞれ変化させても良い。複数
のCPUを使用した場合でも、それぞれのCPUに接続されて
いる調整用ボリューム同士を近傍に設けても良い。
本実施例では、水量調整用ボリュームと、給湯用第1
出湯温、給湯用第2出湯温、風呂温度および暖房用出湯
温の温度調整用ボリュームと、比例弁調整用ボリューム
を1箇所に集中して配設したが、水量調整用ボリューム
と、給湯用第1出湯温、給湯用第2出湯温、風呂温度お
よび暖房用出湯温の温度調整用ボリュームとのうちいず
れか1つの調整用ボリュームの近傍に比例弁調整用ボリ
ュームが配設されていれば良い。
本実施例では、サーミスタと温度検出回路とから温度
センサを構成したが、サーミスタのみで温度センサを構
成しても良く、またサーミスタの他に温度を電気信号に
変換する素子等から温度センサを構成しても良い。また
温度センサとしては、入水温センサ、室内温度センサ、
室外温度センサ、作動湯温度センサ、燃料の温度センサ
等の液体または気体の温度を検出する温度センサを使用
できる。
また、温度調整用ボリュームならびに調整用ボリュー
ムとしては、一回転型、直線摺動型等種々利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を採用した暖房付追焚き給湯
装置の調整装置を表すブロック図、第2図は本発明の一
実施例を採用した暖房付追焚き給湯装置の調整装置を示
す概略図、第3図は水量調整用ボリュームを示す概略
図、第4図ないし第7図は温度調整用ボリュームを示す
概略図、第8図および第9図は比例弁調整用ボリューム
を示す概略図である。第10図は水量調整用ボリュームの
操作量と水量の増減量とを表すグラフ、第11図は温度調
整用ボリュームの操作量と増減温度とを表すグラフ、第
12図は比例弁調整用ボリュームの操作量と通電量の増減
量とを表すグラフである。第13図はCPUの調整機能の水
量調整を説明するためのフローチャート、第14図はCPU
の調整機能の暖房用出湯温の温度調整を説明するための
フローチャート、第15図はCPUの調整機能の給湯用ガス
比例弁の通電量調整を説明するためのフローチャートで
ある。 図中 1……暖房付追焚き給湯装置の調整装置(温度センサの
温度調整装置)、6……制御回路、8……マイクロコン
ピュータ(制御手段)、11……給湯用駆動回路、12……
給湯用比例弁駆動回路、14……暖房用駆動回路、15……
暖房用比例弁駆動回路、75……給湯用温度検出回路(温
度センサ)、76……暖房用温度検出回路(温度セン
サ)、81……入力調整用ボリューム群、82……出力調整
用ボリューム群、83……調整機能、84……制御機能、70
6……給湯用第1出湯温サーミスタ(温度センサ)、707
……給湯用第2出湯温サーミスタ(温度センサ)、710
……風呂温度サーミスタ(温度センサ)、711……暖房
用出湯温サーミスタ(温度センサ)、811……水量調整
用ボリューム、812、813、814、815……温度調整用ボリ
ューム、821、822……比例弁調整用ボリューム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料と燃焼用空気とを混合させて燃焼させ
    るバーナと、 このバーナの燃焼熱により加熱される液体または気体等
    の被加熱体の温度の変化に応じた電気信号を出力する感
    温素子、およびこの感温素子に接続配線を介して接続さ
    れ、前記感温素子からの電気信号の変化により温度を検
    出する温度検出回路よりなる温度センサと、 前記バーナに燃料を供給する燃料通路に設けられ、通電
    量に応じて前記燃料通路の開口度合を変化させる比例弁
    と、 前記比例弁に接続配線を介して接続され、前記比例弁に
    供給する通電量を変化させる比例弁駆動回路と、 前記温度検出回路より入力した入力値に対応して前記比
    例弁駆動回路に出力する出力値を制御する制御手段と を備えた燃焼装置であって、 前記制御手段は、前記比例弁駆動回路より分離して設け
    られ、前記比例弁駆動回路に出力する出力値を調整する
    ための比例弁調整用ボリューム、 およびこの比例弁調整用ボリュームの近傍に設けられ、
    且つ前記温度検出回路より分離して設けられ、前記温度
    センサより入力する入力値を調整するための温度調整用
    ボリューム を有することを特徴とする燃焼装置の温度調整装置。
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