JP2534075B2 - 自動給餌装置 - Google Patents

自動給餌装置

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JP2534075B2 JP62248159A JP24815987A JP2534075B2 JP 2534075 B2 JP2534075 B2 JP 2534075B2 JP 62248159 A JP62248159 A JP 62248159A JP 24815987 A JP24815987 A JP 24815987A JP 2534075 B2 JP2534075 B2 JP 2534075B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は養魚池や鑑賞用の魚槽に設置され、定時に
定量の餌を供給することのできる自動給餌装置に関し、
特にその構造を簡単にして分解可能に構成するととも
に、餌の流動を円滑に行い得るようにしたものに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、魚槽に設置される自動給餌装置は皆無ではない
が、一般に魚餌は吸湿性が高く、流動性が悪いために回
転翼で餌を散播する、いわゆる投射形のものが一般的で
ある。しかしながら、投射形は少量の餌を取出すのには
適当でない上に、投餌量を正確に計量するのが困難であ
る。
他方、給餌用ではないが、家庭内で使用する計量米び
つには底面を構成する回転底を備え、回転底に設けた孔
が取出し口と合致したときにのみ、所定量の米が取り出
されるものが知られ、米の滞りもなく円滑に正確な米を
取出すことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで、計量米びつ形の計量装置を給餌装置に転用し
ようとすると、魚餌は湿気を吸収して給餌装置内に張り
ついて重力で落下しなくなることがある。そこで、米び
つにも増して容易に分解組立できることや、再組立後も
湿気が入らないように充分な密封性が要求されるが、従
来はかかる相反する要求を廉価な手段で解決することが
困難であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記不具合を解消し、分解組立が容易であ
ると共に、分解組立後の内外の隔離を容易に行いうる自
動給餌装置を得ることを目的とするもので、円筒形の餌
箱の下側に同じく円筒形の機械箱を同軸上で分解可能に
摩擦係合させ、両箱の間に円板形をなす支持板を挟持
し、この支持板を挟んで上面に餌箱の回転底板と下面に
それを駆動する電動機とを配置し、回転底板には回転軸
線からやや離れた位置に餌出孔を、また、支持板にはこ
れとほぼ等距離に餌受孔とを設け、餌受孔の下面に餌の
取出し管を接続すると共に、前記回転底板の上面には回
転軸線と同軸に円錐状の突起と、その突起と同心状に餌
出孔から外方へ斜め上方へ伸びる環状の傾斜縁を形成し
た点に特徴がある。
〔作用〕
円筒形の餌箱と円筒形の機械箱とは摩擦係合によつて
嵌着され分解組立可能に結合され、それらの間に挟持さ
れた支持板に回転底板と電動機とが支持され、機械箱に
送風機と餌取出し管とが設けられ、回転底板に設けた餌
出孔が支持板に設けた餌出孔に合致したときに餌が所定
量だけ水槽内へ落下する。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によつてこの発明を説明すると、
図中、1はこの発明に係る自動給餌装置であり、上下に
分割可能に嵌合した円筒形の餌箱2と機械箱3とからな
つている。餌箱2と機械箱3とはアクリルのような透明
な合成樹脂、あるいは発泡スチロールのような断熱性を
有する合成樹脂で作られており、それらの間を結合する
連結部Aは餌箱2の下端に形成した大径の内面へ機械箱
3の上端に形成した小径の外面を密着嵌合させてある。
すなわち、外面をなす餌箱2の下端には前記上端の長さ
より短いスリツト2aが形成してあり、その内径よりやや
大径に作られた前記機械箱3の上端の外面が手で抜き挿
しできる程度の固さに嵌着されて摩擦係合させたもの
で、餌箱の外面に雨や水滴が付着し流下することがあつ
ても、内部へ入らないようにしてある。
4は両箱2,3の間に挟持した円板形をなす合成樹脂製
の支持板である。支持板4の上面には餌箱2の底面をな
す回転底板5が餌箱2に内接して設けられ、下面にはこ
れを駆動する電動機6がボルト6aによつて取付けてあ
る。
なお、前記餌箱2は比較的小径の円筒部2bと大径の円
筒部2cとを嵌合し接着してたもので、小径の円筒部2cの
下端面は内径部が尖つた円錐面とされている。なお、小
径の円筒部2bは前記連結部Aと同様な手法により補助筒
Bを結合し、長さの異なる数個の補助筒Bを準備するこ
とにより、餌箱2の容量を大小に調節できるようにして
ある。7は餌箱2の上端開口を閉じる蓋である。
回転底板5はその回転軸線からやや離れた位置に対称
に2個の餌出孔5a,5aが開設してあり、これに対応して
支持板4にも餌出孔5aよりやや大径又は下開きテーパ状
に形成した1個の餌受孔4aが開設してある。したがつ
て、両孔5a,4aが合致したときのみ飼料が通過するよう
になつている。回転底板5は中央に円錐形の突起部材5b
と、外周に外面が高くなる傾斜面からなる突縁5cとが同
心状に形成されており、前記餌出孔5aをそれらの間の谷
の部分に開口させて、飼料が餌出孔5aへ向け円滑に落下
するようにしてある。また、環状の突縁5cの外端上面は
前記小径の円筒部2cに設けた円錐面と平行に作られ、上
方へ向かう狭い隙間を作ることによつて餌箱2内の飼料
が前記下部の円筒部2cと回転底板5との間隙に落下する
のを防止している。
回転底板5は合成樹脂によつて作られ、中央に設けら
れた孔部5cへ合成樹脂性の円錐形の突起部材5bが緩く嵌
合してある。円錐形の突起部材5bは薄肉に作られ、内面
にシリカゲルその他の乾燥材Cを収容するようになつて
いる。5fは突起部材5bに設けた通気孔であり、飼料が入
らないように外方へ向かつて下がる傾斜を付けてある。
なお、乾燥材Cを収容する場所はこの例に限られず、第
1図中、仮想線で示すように蓋7の下面に容器7aを取付
け、それに収容するように構成することもできる。
8は支持板4に設けた餌受孔4aに連なる餌の取出し管
でゴム状の合成樹脂によつて作られ、垂直部8aとこれに
連結された送風部8bとからなつている。送風部8bの一端
は送風機9に連結され、他端は機械箱3の壁面を貫いて
外部へ開口して、垂直部8aから落下する飼料が送風機9
からの送風によつて飼料を滞らせることなく、外部へ排
出するようにしてある。なお、機械箱3の壁面に設けた
開口3aは送風機9の空気の吸入口、3bは機械箱3の底板
であり、ボルト3cにより送風機9を固定している。
11はこの装置を作動させる電気回路を示す。12は交流
ラインの入力端子、13は電源スイツチ、14および15は共
にタイムスイツチであり、前者は一日の給餌時間を設定
し、後者は餌の量を設定するためのものである。好まし
くは前者は単なるタイムスイツチでなく、所定の時刻に
通電することのできる時計タイムスイツチが採用され
る。16は作動確認用の手動スイツチであり、これを閉成
すると電動機6が制御回路の如何にかかわらず回転す
る。なお、この例は1個の回路によつて2個の電動機を
制御する例を示したが、さらに多数の電動機を制御する
ように構成することができるのは勿論である。
次に、この自動給餌装置1の作動を説明する。まず、
餌箱2に粒状あるいは粉状の飼料を入れ、電源を投入す
る。所定時間経過後、あるいは所定の時刻になるとタイ
ムスイツチ14が閉じ、タイムスイツチ15によつて設定さ
れた時間だけ電動機6と送風機9とに通電される。これ
により回転底板5が回転してその餌出孔5aと支持板4の
餌受孔4aとが合致している時間、飼料は下方の取出し管
8内へ落下し、送風機9によつて外部へ吹き出され、図
示してない活魚の水槽内へ落下する。
〔発明の効果〕
この発明は以上のように、飼料を入れる餌箱2と電動
機6および送風機9を収めた機械箱3とをそれぞれ円筒
形に形成し、それらを分割可能に連結したものであるか
ら、特別の工具を要することなく分解や組立が出来て作
業が容易であり、しかも各接続部は隙間がなく湿気の侵
入を防止できる。餌箱2から供給される飼料はタイマに
よつて設定された予定時刻に予定量が供給される上に、
それらの量を魚の種類や数によつて調整するのが容易で
ある。さらに、餌箱2の下面をなす回転底板5の上面に
は餌出孔から斜め上方へ伸びる傾斜面によつて円錐形の
突起と環状の突縁とを同軸に形成したから飼料の落下が
円滑に行われるなどの効果がある。
なお、餌箱2の下端部と回転底板5の上面とを円錐面
Bのように形成すれば、回転底板5を餌箱2内に内接し
て設けたにもかかわらず、回転底板5の外周の隙間に飼
料が落下し堆積して回転底板5が回転しにくくなること
のない効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は自動
給餌装置の縦断面図、第2図はその電気回路図である。 2……円筒形の餌箱、3……機械箱、4……支持板、B
……円錐面、C……乾燥材、5……回転底板、6……電
動機、8……餌の取出し管、9……送風機、11……電気
回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形の餌箱の下側に同じく円筒形の機械
    箱を同軸上で分解可能に摩擦係合させ、両箱の間に円板
    形をなす支持板を挟持し、この支持板を挟んで上面に餌
    箱の回転底板と下面にそれを駆動する電動機とを配置
    し、回転底板には回転軸線からやや離れた位置に餌出孔
    を、また支持板にはこれとほぼ等距離に餌受孔とを設
    け、餌受孔の下面に餌の取出し管を接続すると共に、前
    記回転底板の上面には回転軸線と同軸に円錐状の突起
    と、その突起と同心状に餌出孔から外方へ斜め上方へ伸
    びる環状の傾斜縁を形成してなる自動給餌装置。
  2. 【請求項2】餌箱は上下に分割可能な少なくとも2個の
    部材からなつている特許請求の範囲第1項記載の自動給
    餌装置。
  3. 【請求項3】餌箱の下端部内面は段部によつてやや大径
    に形成され、その大径部に回転底板を内接させると共
    に、前記段部には前記環状の傾斜縁に対向する傾斜面が
    形成されている特許請求の範囲第1項記載の自動給餌装
    置。
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