JP2534030Y2 - カラーテレビジョン受像機 - Google Patents

カラーテレビジョン受像機

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JP2534030Y2
JP2534030Y2 JP1989100122U JP10012289U JP2534030Y2 JP 2534030 Y2 JP2534030 Y2 JP 2534030Y2 JP 1989100122 U JP1989100122 U JP 1989100122U JP 10012289 U JP10012289 U JP 10012289U JP 2534030 Y2 JP2534030 Y2 JP 2534030Y2
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landing
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繁美 上野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カラーテレビジョン受像機、特に地磁気
に依るミスランディング及び画像の垂直方向のズレを補
正するようにしたカラーテレビジョン受像機に関する。
〔考案の概要〕
この考案は、カラー陰極線管の管軸方向の方位を検出
する方位検出手段と、この方位検出手段の出力に基づい
てランディング補正電流を発生するランディング補正手
段と、このランディング補正手段の出力が供給されるカ
ラー陰極線管のフェースパネルのスカート部を囲繞する
様に配設された複数のランディング補正コイルと、方位
検出手段の出力に基づいて垂直偏向コイルに供給される
鋸歯状波の直流レベルを調整して、画面の垂直方向のセ
ンタリングを補正するセンタリング補正手段とを備える
ことにより、地磁気に依るミスランディング(画像の色
にじみ)と画像の垂直方向のズレ(画欠け)を補正する
ようにしたものである。
〔従来の技術〕
一般にカラーテレビジョン受像機のカラー陰極線管は
放送局から送られる信号に応じて赤、緑、青の三原色に
発光する蛍光体を刺激する三つの電子ビーム(以下Rビ
ーム、Gビーム、Bビームと呼ぶ)の電流値を変調して
三色の発光輝度を調節し色度図上これらの三色の成す三
角形内に含まれる任意の色彩の再現をするようにするも
のである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが電子ビームは地磁気の影響でカラーテレビジ
ョン受像機の設置場所及びカラー陰極線管の画面の向き
に依りこれらの電子ビームが曲げられ蛍光面上所定の位
置よりも少し離れ、ミスランディングがおこる。即ち第
8図は東京に於けるミスランディングの状態を示すもの
で、この第8図に示すようにテレビジョン受像機の画面
の向きに依って異なったミスランディングを生ずる。こ
の第8図中破線は地磁気の水平分力の作用によって電子
ビームが当たる部分を示すもので、実線(電子ビームが
正しく当たっている場合)とこの破線との差がミスラン
ディング量である。この第8図より明らかな如くこの地
磁気に依るミスランディングには一定の規則性があり、
カラー陰極線管が東、及び西方向では台形状であり、南
及び北方向では平行四辺形状であり、また東北、南東、
北西、南西の位置はこれ等東及び西方向と南及び北方向
との形状の合成された形状を成すようなみのである。
このようにして従来は地磁気の影響でミスランディン
グを生ずる欠点があった。
また、第7図Aに示すように図面の中心を西向きで陰
極線管の中心に合わせた場合、これを180°向きを変え
ると第7図Bに示すように画面の中心が地磁気の影響で
下がり、一種の面欠けを生じる欠点があった。
この考案は斯る点に鑑みてなされたもので、地磁気に
依るミスランディング及び画像の垂直方向のズレを補正
することが可能なカラーテレビジョン受像機を提供する
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案によるテレビジョン受像機は、カラー陰極線
管(28)の管軸方向の方位を検出する方位検出手段(11
〜14)と、この方位検出手段(11〜14)の出力に基づい
てランディング補正電流を発生するランディング補正手
段(2)と、このランディング補正手段(2)の出力が
供給されるランディング補正コイル(L1〜L6)と、方位
検出手段(11)の出力に基づいて垂直偏向コイル(10)
に供給される鋸歯状波の直流レベルを調整して、画面の
垂直方向のセンタリングを補正するセンタリング補正手
段(3)とを備えるるように構成している。
〔作用〕
方位検出手段(11〜14)によりカラー陰極線管(28)
の管軸方向の方位を検出し、その検出出力に基づいてラ
ンディング補正手段(2)でランディング補正電流を発
生してランディング補正コイル(L1〜L6)に供給してラ
ンディング補正を行う。またセンタリング補正手段
(3)において、方位検出手段(11)の出力に基づいて
垂直偏向コイル(10)に供給される鋸歯状波の直流レベ
ルを調整し、画面の垂直方向のセンタリングを補正す
る。これにより地磁気に依るミスランディングが補正さ
れて画像の色にじみがなくなり、また画像の垂直方向の
ズレが補正されて画欠けがなくなる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図〜第6図に基づい
て詳しく説明する。
第1図は本実施例の全体の構成を示すもので、同図に
おいて、(11)(14)はカラー陰極線管(CRT)の管軸
方向の方位を検出する方位検出回路である。すなわち
(11)は東(E)方向検出回路、(12)は南(S)方向
検出回路、(13)は西(W)方向検出回路、(14)は北
(N)方向検出回路であって、図示せずもこれ等の回路
の間にはその他の方向例えば南東、南西、北東、北西等
の方向を検出する回路も設けられており、ここでは代表
的に東、南、西、北の方向を検出する回路のみを示して
いる。
方向検出回路(11)〜(14)は代表的に示すと第2図
に示すような回路構成とされている。すなわち第2図に
おいて、方位検出素子として磁気抵抗素子(MR素子)
(20)が設けられ、このMR素子(20)の一端は抵抗器
(21)を介して正の電源端子+Vccに接続されると共に
ツェナダイオード(22)を介して接地され、MR素子(2
0)の他端は抵抗器(23)を介して接地される。
MR素子(20)の他端と抵抗器(23)の接続点Pは抵抗
器(24)を介して差動増幅器(25)の反転入力端子に接
続される。差動増幅器(25)の反転入力端子と出力端子
の間に抵抗器(26)が接続され、差動増幅器(25)の非
反転入力端子は自己の出力端子に直接接続される。そし
て差動増幅器(25)の出力端子が出力端子(27)に接続
される。
MR素子(20)は第3図に示すようにCRTの向きに関係
なく地磁気と同じ一定方向に働く永久磁石(28)の回り
に固定して設けられ、この数は検出する方向分とされ、
各方向検出回路に対応して1個ずつ装備されている。MR
素子(20)は第4図に示すようにCRTの向きを変えると
抵抗値が変化し、永久磁石(28)の北(N)と、MR素子
(20)が一致すると、その抵抗値が最大となり、これに
よりCRTの向きを検出できるようになっている。
第2図において、MR素子(20)の抵抗値が上がると接
続点Pの電位が下がり、この結果差動増幅器(25)の出
力側すなわち出力端子(27)にはローレベルの信号が得
られる。
再び第1図に戻り、(2)は方向検出回路(11)〜
(14)からの出力に基づいてランディング補正電流を発
生するランディング補正手段としてのドライブ回路であ
って、このドライブ回路(2)には複数のランディング
補正コイルL1〜L6が接続されている。これ等のランディ
ング補正コイルL1〜L6はCRT(28)のフェースパネルの
スカート部を囲繞する様に複数のランディングコイル
(L1)〜(16)は第6図に示すような関係になるように
配置されている。この様なランディング補正コイル
(L1)〜(16)の配列であるランディング補正コイルL
をCRT(28)のネックに巻回して補正磁界を加える場合
に比べてビームスポットが拡がらず、フォーカス劣化の
ないものが得られる。第6図Aはその側面図、第6図B
はその正面図である。
ドライブ回路(2)は上述の如く方向検出回路(11
〜(14)の出力側にローレベルの信号を検出されると、
この信号をハイレベルの信号に反転し、このハイレベル
の信号に基づいてランディング補正コイルL1〜L6に対し
て夫々第5図に示すようなパターンのランディング補正
電流を供給する。すなわち、コイルL1に対しては南東で
最大、北西で最小となる補正電流を供給し、コイルL2
対しては北で最大、南で最小となる補正電流を供給し、
コイルL3に対しては北東で最大、南西で最小となる補正
電流を供給し、コイルL4に対してはコイルL1と逆で北西
で最大、南東で最小となる補正電流を供給し、コイルL5
に対してはコイルL2と逆で南で最大、北で最小となる補
正電流を供給し、コイルL6に対してはコイルL3と逆で南
西で最大、北東で最小となる補正電流を供給するように
働く。
これにより地磁気に依るミスランディングが補正され
る。
(3)は東方向検出回路(1)の出力に基づいて画面
の垂直方向のセンタリングを補正するセンタリング補正
手段であって、トランジスタ(4)、抵抗器(5)及び
可変抵抗器(6)からなる。トランジスタ(4)のベー
スは東方向検出回路(1)の出力側に接続され、そのコ
レクタは接地され、そのエミッタは鋸歯状波を発生する
電圧制御発振器(7)の制御端子Tとアース間に直列接
続された可変抵抗器(6)と抵抗器(5)の接続点Pに
接続される。
発振器(7)からの鋸歯状波はアンプ(8)及びコン
デンサ(9)を介して垂直偏向コイル(10)に供給され
るようになされており、垂直偏向コイル(10)はその一
端が抵抗器(11)を介して正の電源端子+Vccに接続さ
れると共にその他端は抵抗器(12)を介して接地され、
この抵抗器(12)よりアンプ(8)に対して負帰還がか
けられている。
先ず、テレビセットを西向きにし、可変抵抗器(6)
を調節して画像の中心が第7図Aになるように合わせ
る。次にテレビセットを東向きにすると地磁気の影響で
画像の中心が第7図Bの如く下がる。そこで、テレビセ
ットを東向きにする。すると東方向検出回路(1)の出
力はローレベルになるのでトランジスタ(4)がオン
し、接続点Pの電位が下がり、発振器(7)の制御端子
Tの電位も下がる。この結果発振器(7)から発生され
る鋸歯状波の直流レベルが上がるようになされており、
これによりビームの走査は上方向に向き画面の中心が上
がるのでこれを可変抵抗器(6)で調節しながら画面の
中心が第7図Aの如くCRTの中心に合うようにする。
このようにして地磁気に依る画面の垂直方向のズレ
(面欠け)を補正することができる。又、CRT(28)の
フェースパネルのスカート部を囲繞する様に複数のラン
ディング補正用コイル(L1)〜(L6)を配設したのでビ
ームスポットが拡がることもなく、フォーカス特性劣化
がないのでハイビジョンの様な大画面で広角なCRTであ
っても適正なランディング補正が可能となる。
〔考案の効果〕
上述の如くこの考案によれば、方位検出手段の検出出
力に基づいてランディング補正電流を発生してランディ
ング補正コイルに供給するようにしたので地磁気に依る
ミスランディングを補正して画像の色にじみをなくすこ
とができ、また方位検出手段の検出出力に基づいて垂直
偏向コイルに供給される鋸歯状波の直流レベルを変えて
画面の垂直方向のセンタリングを補正するようにしたの
で地磁気に依る画像の垂直方向のズレを補正して画欠け
をなくすことができる。又、CRT(28)のフェースパネ
ルのスカート部を囲繞する様に複数のランディング補正
用コイル(L1)〜(L6)を配設したのでビームスポット
が拡がることもなく、フォーカス特性劣化がないのでハ
イビジョンの様な大画面で広角なCRTであっても適正な
ランディング補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す構成図、第2図はこ
の発明の要部の回路構成の一例を示す構成図、第3図は
この発明の要部の配置図、第4図はその特性図、第5図
はこの発明の動作説明に供するための図、第6図はこの
発明の要部の配置図、第7図は面欠けの説明に供するた
めの図、第8図はミスランディングの説明に供するため
の図である。 (11)〜(14)は方向検出回路、(2)はドライブ回
路、(3)はセンタリング補正手段、(7)は電圧制御
発振器、(10)は垂直偏向コイル、L1〜L6はランディン
グ補正コイルである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー陰極線管の管軸方向の方位を検出す
    る方位検出手段と、 上記方位検出手段の出力に基づいてランディング補正電
    流を発生するランディング補正手段と、 上記ランディング補正手段の出力が供給される上記カラ
    ー陰極線管のフェースパネルのスカート部を囲繞する様
    に配設された複数のランディング補正コイルと、 上記方位検出手段の出力に基づいて垂直偏向コイルに供
    給される鋸歯状波の直流レベルを調整して、画面の垂直
    方向のセンタリングを補正するセンタリング補正手段と
    を具備して成ることを特徴とするカラーテレビジョン受
    像機。
JP1989100122U 1989-08-28 1989-08-28 カラーテレビジョン受像機 Expired - Lifetime JP2534030Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5115932A (ja) * 1974-07-31 1976-02-07 Sony Corp Karaaterebijonjuzokino randeinguhoseisochi
JPS584871A (ja) * 1981-06-26 1983-01-12 東レ株式会社 合成繊維の処理方法
JPS61289788A (ja) * 1985-06-17 1986-12-19 Mitsubishi Electric Corp カラ−ブラウン管表示装置

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