JP2533546Y2 - 水中メガネの着用ベルト用バックル取付構造 - Google Patents

水中メガネの着用ベルト用バックル取付構造

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JP2533546Y2
JP2533546Y2 JP4517493U JP4517493U JP2533546Y2 JP 2533546 Y2 JP2533546 Y2 JP 2533546Y2 JP 4517493 U JP4517493 U JP 4517493U JP 4517493 U JP4517493 U JP 4517493U JP 2533546 Y2 JP2533546 Y2 JP 2533546Y2
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buckle
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insertion hole
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基文 新井
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新井ゴム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、水中メガネの着用ベ
ルト用バックルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中メガネには、スイミングゴーグルや
ダイビングマスクがある。いずれの水中メガネにおいて
も、レンズ本体の左右両端部に弾性の着用ベルトを連結
し、そのベルトを頭部の大きさに合わせて長さを任意に
調整できるようにしてある。
【0003】この水中メガネのベルトのレンズ本体1へ
の取付けには、図7に示したものが従来から知られてい
る。この取付構造は、レンズ本体21の両端部にバック
ル22を設け、そのバックル22の外面から、ベルト2
7を、第2ベルト挿通孔24、第1ベルト挿通孔23と
挿通し、同図鎖線のごとく、その折り返し27aをベル
ト27と共に切欠部26から第3ベルト挿通孔25に挿
入して抜け止めしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、水中メガネ
は、着用の際、その着用バンド27をレンズ本体21の
取付部から後頭部にかけて斜めとし、レンズ本体21よ
りも上り気味、または下り気味に調整する場合が多い。
【0005】この場合、バンド27の取付部が固定のた
め、そのバンド27の取付部はレンズ本体21端部に対
しねじれた状態となり、上記調節がうまくいかなかった
り、そのねじれによってバンド27の劣化を促進する恐
れがある。
【0006】この考案は上記のねじれを解消することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案にあっては、前述のレンズ本体の左右両端
部に着用ベルトのバックルを取付ける構造であって、上
記レンズ本体の左右両端部に軸受を形成して、その軸受
孔を前後方向とし、一方、上記バックルには回転軸を形
成し、その回転軸を前記軸受に嵌めて、レンズ本体にバ
ックルを回転自在に取付けて成る構成としたのである。
【0008】上記軸受は、上記レンズ本体の端部端面か
ら内側に向って上記バックルの挿入孔を形成し、その挿
入孔の前壁にその前面に開口する上記軸受孔を形成した
ものとし、上記バックルの回転軸は、バックルに起伏可
能に立上った弾性片に設けられたものとすることができ
る。
【0009】
【作用】このように構成するこの考案に係るバンド取付
構造においては、バンドを後頭部に斜めに掛けると、そ
の傾きに応じて回転軸が回り、バンドがねじれることな
く、その引締め力がレンズ本体に有効に伝わる。
【0010】レンズ本体の軸受のバックル挿入孔にバッ
クルを挿入すれば、回転軸は弾性片を伏した状態で入
り、軸受孔に至ったところで、弾性片により軸受孔に嵌
まってバックルの抜け止めをする。この状態で、回転軸
は回り得て、上記バンドのねじれをなくす作用をなす。
一方、軸受孔前面から回転軸を弾性片に抗して押し込
み、軸受孔から外せば、バックルを軸受から抜くことが
できる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。いま、例えば、スイミングゴーグルの
ベルト取付構造を例にとって説明する。
【0012】図1に示すように、レンズ本体1は、左右
一対のアイカップ2、2の内端部をジョイント3で連結
し、各アイカップ2、2の内面外周に弾性を有する柔軟
な環状のパッド4を取付けた構成とされている。
【0013】各アイカップ2の外端部には図3乃至図6
で示すように、外端面で開口するベルト連結孔(バック
ル挿入孔)5が設けられ、このベルト連結孔5にバック
ル連結具6が挿入されてその閉塞壁7によってベルト連
結孔5の開口が閉鎖されている。
【0014】バックル連結具6は、ベルト連結孔5の底
面に重なる連結板8を有し、その連結板8の内端部の孔
9’にベルト連結孔5底面の突軸9が嵌まり、この突軸
9を中心として回動自在に支持されている。
【0015】アイカップ2と閉塞壁7の対向面は上記突
軸9(孔9’)を中心とする円弧面10に形成され、そ
の円弧面10に沿ってバックル連結具6は首振り自在に
なっている。
【0016】バックル連結具6の閉塞壁7にはバックル
挿入孔11が形成され、そのバックル挿入孔11に板状
のバックル12がスライド自在に挿入されている。
【0017】バックル12のバックル連結具6から外側
に位置する外端部にはベルト挿通孔13が形成され、バ
ックル12の内面側からそのベルト挿通孔13に弾性の
着用ベルト14の端部が挿入されている。
【0018】ベルト14のバックル12の外面側に突出
する端部はベルト14の表面に重なる方向に折り返さ
れ、その折り返しベルト14aをバックル12に押え付
けるベルト押え片15が閉塞壁7の外端面に設けられて
いる。
【0019】ベルト押え片15は、バックル12をベル
ト連結孔5内に向けて押し込んだとき、折り返しベルト
14aをバックル12に押し付けるようになっており
(図6矢印のごとく動き)、そのベルト押え片15が折
り返しベルト14aを押え付ける状態において、バック
ル12は停止保持される。
【0020】バックル12の内端部には傾斜状の弾性片
16を一体に設け(図3参照)、その弾性片16の端部
に円形の操作釦17が形成されており、この操作釦17
がアイカップ2の外端部外面に形成した円形の係合孔1
8に係合する。係合孔18は前記突軸9と同軸上に形成
され、バックル連結具6の首振りに支障のない構成とな
っており、バックル12については操作釦17が首振り
用回転軸、係合孔18がその軸受孔となる。
【0021】実施例は上記の構造から成り、ベルト14
の長さ調整に際しては、操作釦17を押し込み、係合孔
18との係合を解除した状態でバックル12を外方向に
引き出し、操作釦17を閉塞壁7の内面に当接させてベ
ルト挿通孔13をベルト押え片15から外側に位置させ
る(図4、図6参照)。その状態において、ベルト14
を引いてベルト14の長さを調整する。
【0022】このとき、ベルト14は単一のベルト挿通
孔13に挿入されているため、ベルト挿通孔13の内周
に対する接触抵抗がきわめて小さく、ベルト14をベル
ト挿通孔13に沿ってスムーズに移動させることができ
る。
【0023】ベルト14の長さ調整後、バックル12を
ベルト連結孔5内に向けて押し込むと、折り返しベルト
14aがベルト押え片15でバックル12の表面に押し
付けられる。また、このとき、操作釦17が係合孔18
に係合し、この係合によってベルト14の調整状態は保
持される(図3参照)。
【0024】水中メガネの装着状態では、ベルト14の
張力によってパッド4は目の周囲に圧接される。このと
き、後頭部に係るベルト14は一対のアイカップ2に対
して傾斜するため、ベルト14の両端部がアイカップ2
に対して首振り不可能な連結であると、パッド4は斜め
上方向に引き付けられて内面下部が顔面に強く装着し、
パッド4の内面全体を顔面に均一に密着させることがで
きない。
【0025】この考案では、バックル12が首振り自在
に支持されているため、そのバックル12の首振りによ
ってベルト14がアイカップ2を引く方向に調整され、
その調整によってパッド4の内面全体を顔面に均一に密
着させることができる。また、その首振りによってベル
ト14もねじれない。
【0026】なお、実施例では、水中メガネとしてスイ
ミングゴーグルを示したが、水中メガネはこれに限定さ
れず、ダイビングマスクであってもよい。
【0027】
【考案の効果】この考案は以上のように構成し、レンズ
本体端部に対し着用バンド用バックルを首振り可能とし
たので、バンドのねじれが生じることなく、レンズ本体
(パット)を顔面にぴったり密着させることができるう
えに、ベルトの劣化も防ぎ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図
【図2】同上の横断部分平面図
【図3】同上の要部を示す拡大断面図
【図4】同上のベルトの長さ調整状態の拡大断面図
【図5】同上の要部分解斜視図
【図6】同上の要部斜視図
【図7】従来例の斜視図
【符号の説明】
1 レンズ本体 5 ベルト連結孔 7 閉塞壁 11 バックル挿入孔 12 バックル 13 ベルト挿通孔 14 着用ベルト 14a 折り返しベルト 15 ベルト押え片 16 弾性片 17 操作釦(回転軸) 18 係合孔(軸受孔)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ本体1の左右両端部に着用ベルト
    14のバックル12を取付ける構造であって、 上記レンズ本体1の左右両端部に軸受を形成して、その
    軸受孔18を前後方向とし、一方、上記バックル12に
    は回転軸17を形成し、その回転軸17を前記軸受に嵌
    めて、レンズ本体1にバックル12を回転自在に取付け
    て成ることを特徴とする水中メガネの着用ベルト用バッ
    クル取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバックル取付構造におい
    て、上記軸受は、上記レンズ本体1の端部端面から内側
    に向って上記バックル12の挿入孔5を形成し、その挿
    入孔5の前壁にその前面に開口する上記軸受孔18を形
    成したものとし、 上記バックル12の回転軸17は、バックル12に起伏
    可能に立上った弾性片16に設けられたものとしたこと
    を特徴とする水中メガネの着用ベルト用バックル取付構
    造。
JP4517493U 1993-08-19 1993-08-19 水中メガネの着用ベルト用バックル取付構造 Expired - Lifetime JP2533546Y2 (ja)

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JPH0629407U JPH0629407U (ja) 1994-04-19
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JP2003062005A (ja) * 2001-08-28 2003-03-04 Yamamoto Kogaku Co Ltd ゴーグル
JP6930732B2 (ja) * 2017-11-13 2021-09-01 山本光学株式会社 ゴーグル

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JPH0629407U (ja) 1994-04-19

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