JP2533354Y2 - 壁掛形小便器 - Google Patents

壁掛形小便器

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JP2533354Y2
JP2533354Y2 JP1988150118U JP15011888U JP2533354Y2 JP 2533354 Y2 JP2533354 Y2 JP 2533354Y2 JP 1988150118 U JP1988150118 U JP 1988150118U JP 15011888 U JP15011888 U JP 15011888U JP 2533354 Y2 JP2533354 Y2 JP 2533354Y2
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JP1988150118U
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Inventor
祥一 中村
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は壁掛形小便器に係り、特にトラップ部周囲の
汚れ付着防止及び見栄え向上を図るよう構成された壁掛
形小便器に関する。
[従来の技術] 壁掛形小便器は、周知の通り、背面部が壁面に取り付
けられるものであり、その底部にはトラップ部が設けら
れている。
このトラップ部の背後側の箇所においては、小便器取
付壁面に沿うようにフランジ部が設けられており、この
フランジ部がボルトにより取付壁面に固定される。この
ボルトの頭部には通常、化粧キャップが被装される。
なお、小便器の上部はバックハンガ等の取付金具やボ
ルト等により、取付壁面に固定される。
[考案が解決しようとする課題] 壁掛形小便器の底部付近は、前記の通りトラップ部や
ボルトの化粧キャップ等が存在し、凹凸が大きい構成と
なっている。また、使用者の小水等もかかり易い。しか
も、小便器の本体部分の陰になることから、清掃時の姿
勢も楽ではなく、清掃しにくい。このようなことから、
壁掛形小便器の底部付近は汚水が付き易く、しかも十分
な清掃を行ないにくかった。
[課題を解決するための手段] 本考案の壁掛形小便器は、底部にトラップ部4を有
し、背面部が壁面に取り付けられる壁掛形小便器1にお
いて、該トラップ部4の側方及び前方を囲むスカート部
14を小便器と一体に、かつスカート部とトラップ部との
間に小便器取付作業が可能なスペース15があくように設
けてなり、該スカート部14は、内部が空洞となった中空
殻状のものであり、該スカート部は前記トラップ部より
も下方まで垂下しており、該スカート部14と前記トラッ
プ部4との間のスペースは該壁掛形小便器の下方に向っ
て開放しており、該スカート部14の後端縁とトラップ部
4の背後部とをつなぐように背面壁16が設けられてお
り、該背面壁16に該小便器を壁面に取り付けるためのボ
ルト孔17が設けられていることを特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案の壁掛形小便器においては、トラップ部4がト
ラップ部よりも下方まで垂下するスカート部14で囲まれ
ているので、飛散した小水などの汚れがトラップ部4に
付かない。このスカート部14は、トラップ部4に比べ小
便器の外縁側に近接しているから、清掃時の作業姿勢が
楽であり、しかもトラップ部と異なり複雑な凹凸形状を
有しておらず、清掃を容易かつ十分に行なえる。
また、このスカート部14とトラップ部4との間には十
分な大きさの作業スペース15があいており、このスペー
ス15に対し小便器の下方からボルトを手で差し入れ、こ
のボルトを壁面壁16のボルト孔17に通して該小便器の取
付作業を行なうことができる。
さらに、スカート部14がトラップ部4よりも下方に延
設されているから、小便器の製造時や運搬時に小便器を
自立させることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して実施例について説明する。
第1図は実施例に係る小便器1の中央縦断面図、第2
図は同小便器の平断面図であり、左半分は第1図のL−
L線断面を示し、右半分は第1図のR−R線断面を示し
ている。第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図(た
だし、左半分は小便器の正面を示す。)、第4図は第1
図のIV−IV線に沿う断面図である。
符号2は前面側が開放した鉢状の採尿部であり、底部
開口3の下側にはトラップ4が設けられ、小便器背面の
排水口5に通じている。
採尿部2の前面側開口6の両袖部分と下辺部分とを周
回するようにリム通水路7が設けられている。このリム
通水路7は、該前面側開口6の上辺部分に設けられた手
前側分配路8に連通している。このリム通水路7の下辺
部分には吐水口9が所定間隔をおいて複数個穿設されて
いる。
また、採尿部2の奥壁面(尿受面)10の上辺部分には
奥側分配路11が設けられており、該奥側分配路11にも所
定間隔をおいて複数個の吐水口12が穿設されている。符
号13は、これら手前側分水路8及び奥側分水路11に水を
供給するための給水室である。
前記トラップ部4の前方及び両側方を囲むようにスカ
ート部14が小便器1と一体的に設けられている。このス
カート部14は底面視形状が略半円形である。また、スカ
ート部14は下方に向ってすぼまる形状である。第1,3,4
図に明瞭に示される通り、このスカート部14は、内部が
空洞となった中空殻状のものである。また、第1,3図に
明瞭に示される通り、このスカート部14はトラップ部4
よりも下方まで延在している。このスカート部14とトラ
ップ部4との間には作業員が手を差し込めるだけの大き
さの間隔(以下、スペースという。)15が形成されてい
る。
第1,3,4図の通り、このスペース15は小便器1の下方
に向って開放している。
スカート部14の後端縁とトラップ部4の背後部とは背
面壁16により連結されており、該背面壁16は前記採尿部
2の奥壁面10から垂下している。この背面壁16にはボル
ト孔17が開設されている。このボルト孔17にはボルト
(図示略)が差し込まれ、該ボルトにより小便器1の下
部が小便器取付壁に固定される。
なお、小便器1の背面の上部にはバックハンガとの係
合部が設けられている(図示略)。
このように構成された小便器1においては、使用者か
らの飛散小水がスカート部14にかかっても、このスカー
ト部14はトラップ部4よりも下方まで延設されているか
ら、該小水はトラップ部4やボルト孔17に挿通されたボ
ルト等に付くことはない。しかも、これらトラップ部4
やボルト等はスカート部4で覆われて外部からは見えな
いので、小便器1の底部付近の見栄えも良好である。ま
た、このスカート部14がトラップ部4よりも下方まで延
在されているから、小便器1の製造工程や運搬途中等に
おいて、小便器を自立させておくことができ、きわめて
便利である。
しかも、このスカート部14はトラップ部4に比べ小便
器1の外縁に近接しているから、楽な姿勢でスカート部
14の外周面の拭き掃除などを行なえる。
なお、前記スペース15が設けてあるから、スカート部
14の下から手を該スペース15に差し込んでボルト締めを
簡単に行なえる。
特に、本実施例では、スカート部14が小便器1の本体
部の外縁から連続して滑らかにすぼまるように形成され
ているので、スカート部14と小便器本体部との継目部分
に凹所がなく、汚れがきわめて付着しにくい。
[効果] 以上の通り、本考案の壁掛形小便器はトラップ部を該
トラップ部よりも下方まで垂下するスカート部で囲んだ
ものであり、底部付近に汚れが付きにくく、しかも楽な
姿勢で容易に底部付近の清掃を行なえる。また、外観上
の見栄えも良い。さらに、小便器の製造時や運搬時にこ
の壁掛形小便器を自立させておくこともできる。
本考案の小便器は、前記スカート部とトラップ部との間
に十分な大きさのスペースが設けてあり、該スペースの
後面側の背面壁に設けられたボルト孔にボルトを通して
小便器を壁面に取り付ける作業を行ない易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る小便器を示す縦断面図、第2図は
同水平断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面
図である。第4図は第1図のIV−IV線に沿う断面図であ
る。 1……小便器、2……採尿部、4……トラップ部、7…
…リム通水路、8……手前側分水路、11……奥側分水
路、13……給水室、14……スカート部、15……スペース
(間隔)、17……ボルト孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部にトラップ部4を有し、背面部が壁面
    に取り付けられる壁掛形小便器1において、 該トラップ部4の側方及び前方を囲むスカート部14を小
    便器と一体に、かつスカート部とトラップ部との間に小
    便器取付作業が可能なスペース15があくように設けてな
    り、 該スカート部14は、内部が空洞となった中空殻状のもの
    であり、 該スカート部は前記トラップ部よりも下方まで垂下して
    おり、 該スカート部14と前記トラップ部4との間のスペースは
    該壁掛形小便器の下方に向って開放しており、 該スカート部14の後端縁とトラップ部4の背後部とをつ
    なぐように背面壁16が設けられており、該背面壁16に該
    小便器を壁面に取り付けるためのボルト孔17が設けられ
    ていることを特徴とする壁掛形小便器。
JP1988150118U 1988-11-17 1988-11-17 壁掛形小便器 Expired - Lifetime JP2533354Y2 (ja)

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JPH0270081U JPH0270081U (ja) 1990-05-28
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JP2000273937A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Inax Corp 防汚処理された小便器
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JPS513638Y2 (ja) * 1973-12-12 1976-02-02
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JPH0312870Y2 (ja) * 1984-10-25 1991-03-26

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