JP2533335Y2 - 消雪装置 - Google Patents
消雪装置Info
- Publication number
- JP2533335Y2 JP2533335Y2 JP1991095242U JP9524291U JP2533335Y2 JP 2533335 Y2 JP2533335 Y2 JP 2533335Y2 JP 1991095242 U JP1991095242 U JP 1991095242U JP 9524291 U JP9524291 U JP 9524291U JP 2533335 Y2 JP2533335 Y2 JP 2533335Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snow
- heating fluid
- roof
- heating
- snow removal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根上に消雪機構を配
設し、この消雪機構の加熱流体導入部に加熱流体を発生
せしめる加熱装置を搭載した移動車体の加熱流体の流出
導入部を接続して屋根上の積雪を消雪する消雪装置に関
するものである。
設し、この消雪機構の加熱流体導入部に加熱流体を発生
せしめる加熱装置を搭載した移動車体の加熱流体の流出
導入部を接続して屋根上の積雪を消雪する消雪装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来か
ら屋根上の積雪を消雪する消雪装置として散水パイプ方
式のものが多用されている。
ら屋根上の積雪を消雪する消雪装置として散水パイプ方
式のものが多用されている。
【０００３】しかし、この方式は消雪のための水源装
置，散水輸送装置，散水パイプ装置等々で構成されてお
り、それらを各自の積雪負荷に見合った容量で設備して
いたが、熱源となる水源の確保や各自が夫々に散水パイ
プの外にポンプ等の散水輸送設備を装備せねばならない
ので、設備費用がかかる上に特に老人や母子家庭にとっ
てはこれらの機器のメンテナンスや維持管理費が嵩み大
変であった。
置，散水輸送装置，散水パイプ装置等々で構成されてお
り、それらを各自の積雪負荷に見合った容量で設備して
いたが、熱源となる水源の確保や各自が夫々に散水パイ
プの外にポンプ等の散水輸送設備を装備せねばならない
ので、設備費用がかかる上に特に老人や母子家庭にとっ
てはこれらの機器のメンテナンスや維持管理費が嵩み大
変であった。
【０００４】本考案は上記の問題を解決した消雪装置を
提供するものである。
提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
案の要旨を説明する。
【０００６】屋根８上の垂木方向に所定間隔を置いて複
数列の無端回動方式の移動体18を棟木方向に走行可能に
配設し、この複数列の移動体18に消雪管体16を横架し、
この消雪管体16に加熱流体を供給する可撓管状の加熱流
体導入部６を設けて消雪機構５を構成し、この消雪機構
５の加熱流体導入部６に、移動車体１に搭載した加熱流
体を発生せしめる加熱装置２の流出導入部３に接続する
連結機構７を設けたことを特徴とする消雪装置に係るも
のである。
数列の無端回動方式の移動体18を棟木方向に走行可能に
配設し、この複数列の移動体18に消雪管体16を横架し、
この消雪管体16に加熱流体を供給する可撓管状の加熱流
体導入部６を設けて消雪機構５を構成し、この消雪機構
５の加熱流体導入部６に、移動車体１に搭載した加熱流
体を発生せしめる加熱装置２の流出導入部３に接続する
連結機構７を設けたことを特徴とする消雪装置に係るも
のである。
【０００７】
【作用】屋根８上に消雪機構５を設ける。
【０００８】この消雪機構５を設けた１の屋根８上の消
雪装置５の加熱流体導入部６に、移動車体１に搭載した
加熱装置２の流体導出部３を連結機構７により接続す
る。
雪装置５の加熱流体導入部６に、移動車体１に搭載した
加熱装置２の流体導出部３を連結機構７により接続す
る。
【０００９】加熱装置２を作動して加熱流体を発生せし
めると同時に無端回動方式の移動体18を１の屋根８の棟
木に平行に移動せしめると、複数列の移動体18に横架し
た消雪管体16より加熱流体が導出し、この加熱流体によ
り１の屋根８上の積雪を消雪しながら移動する。
めると同時に無端回動方式の移動体18を１の屋根８の棟
木に平行に移動せしめると、複数列の移動体18に横架し
た消雪管体16より加熱流体が導出し、この加熱流体によ
り１の屋根８上の積雪を消雪しながら移動する。
【００１０】次いで、移動車体１を移動して消雪機構５
を設けた２の屋根８を有する建造物の脇に移動し、前記
と同様の手段で２の屋根８上の積雪を消雪する。
を設けた２の屋根８を有する建造物の脇に移動し、前記
と同様の手段で２の屋根８上の積雪を消雪する。
【００１１】
【実施例】図面は本考案に好適な実施例を図示している
もので、屋根８上の垂木方向に所定間隔を置いて複数列
の無端回動方式の移動体18を棟木方向に走行可能に配設
し、この複数列の移動体18に消雪管体16を横架し、この
消雪管体16に加熱流体を供給する可撓管状の加熱流体導
入部６を設けて消雪機構５を構成し、この消雪機構５の
加熱流体導入部６に、移動車体１に搭載した加熱流体を
発生せしめる加熱装置２の流出導入部３に接続する連結
機構７を設ける。
もので、屋根８上の垂木方向に所定間隔を置いて複数列
の無端回動方式の移動体18を棟木方向に走行可能に配設
し、この複数列の移動体18に消雪管体16を横架し、この
消雪管体16に加熱流体を供給する可撓管状の加熱流体導
入部６を設けて消雪機構５を構成し、この消雪機構５の
加熱流体導入部６に、移動車体１に搭載した加熱流体を
発生せしめる加熱装置２の流出導入部３に接続する連結
機構７を設ける。
【００１２】図示した実施例では、移動体18として無端
回動チェーン列を採用した場合を図示したもので、屋根
８上に夫々垂木方向に所定間隔を置いて複数（図では三
個）のチャンネル形状のチェーン受枠19を棟木方向に横
設してチェーン受枠19の下端を屋根８に止着し、この夫
々のチェーン受枠19の左右端部に軸受部19’を付設し、
夫々の軸受部19’に従動軸23，駆動軸24を軸着架設して
従動軸23，駆動軸24を回動自在ならしめ、チェーン受枠
19の上下のフランジ間の従動軸23，駆動軸24の夫々に同
形状のスプロケットギア20を対向状態に止着し、この対
向する夫々のスプロケットギア20，20間に複数列の無端
回動チェーンを張設し（図では三列）、無端回動チェー
ンの夫々に対向状態に取付片21を設け、この取付片21に
消雪管体16として一方向吹出形状の消雪鞘体を横架す
る。この消雪鞘体は長尺平板を図２のように断面形状を
左端に加熱蒸気が通過する円筒形状に折り曲げ、この折
り曲げ片の右端に長手方向に所定間隔を置いて適当な長
さで加熱流体としての加熱蒸気が噴出するスリット部13
を設けて形成する。
回動チェーン列を採用した場合を図示したもので、屋根
８上に夫々垂木方向に所定間隔を置いて複数（図では三
個）のチャンネル形状のチェーン受枠19を棟木方向に横
設してチェーン受枠19の下端を屋根８に止着し、この夫
々のチェーン受枠19の左右端部に軸受部19’を付設し、
夫々の軸受部19’に従動軸23，駆動軸24を軸着架設して
従動軸23，駆動軸24を回動自在ならしめ、チェーン受枠
19の上下のフランジ間の従動軸23，駆動軸24の夫々に同
形状のスプロケットギア20を対向状態に止着し、この対
向する夫々のスプロケットギア20，20間に複数列の無端
回動チェーンを張設し（図では三列）、無端回動チェー
ンの夫々に対向状態に取付片21を設け、この取付片21に
消雪管体16として一方向吹出形状の消雪鞘体を横架す
る。この消雪鞘体は長尺平板を図２のように断面形状を
左端に加熱蒸気が通過する円筒形状に折り曲げ、この折
り曲げ片の右端に長手方向に所定間隔を置いて適当な長
さで加熱流体としての加熱蒸気が噴出するスリット部13
を設けて形成する。
【００１３】前記駆動軸24の他端に駆動スプロケット25
を止着し、この駆動スプロケットギア25を駆動する動力
伝達部22を軒下部に設け、前記消雪鞘体の軒先部端に可
撓管状の加熱流体導入部６を連設し、この加熱流体導入
部６をストップバルブ14を介して連結機構７に接続する
よう設けて消雪機構５を構成する。
を止着し、この駆動スプロケットギア25を駆動する動力
伝達部22を軒下部に設け、前記消雪鞘体の軒先部端に可
撓管状の加熱流体導入部６を連設し、この加熱流体導入
部６をストップバルブ14を介して連結機構７に接続する
よう設けて消雪機構５を構成する。
【００１４】移動車体１に加熱蒸気を発生せしめる加熱
装置２を搭載する。実施例では移動車体１としてトラッ
クを使用し、このトラックの荷台上に加熱装置２として
蒸気ボイラ９を搭載する。荷台上に加熱装置２の補機器
として給水タンク10，燃料タンク11，発電機，汲み上げ
ポンプ等を付設する。
装置２を搭載する。実施例では移動車体１としてトラッ
クを使用し、このトラックの荷台上に加熱装置２として
蒸気ボイラ９を搭載する。荷台上に加熱装置２の補機器
として給水タンク10，燃料タンク11，発電機，汲み上げ
ポンプ等を付設する。
【００１５】蒸気ボイラ９の流体導出部３に耐熱耐圧ホ
ース15を連設し、この耐熱耐圧ホース15に前記ストップ
バルブ14にワンタッチで接続可能な接続接手を有する連
結機構７を設ける。
ース15を連設し、この耐熱耐圧ホース15に前記ストップ
バルブ14にワンタッチで接続可能な接続接手を有する連
結機構７を設ける。
【００１６】本実施例を上記のように構成したので、消
雪機構５を設けた１の積雪屋根８の建造物の脇に移動車
体１を横付けして、蒸気ボイラ９の流体導出部３より耐
熱耐圧ホース15を延ばしてその先端を連結機構７を介し
て１の屋根８の消雪装置５のストップバルブ14に接続す
る。蒸気ボイラ９を始動し、高温高圧の蒸気を発生せし
めると同時に、動力伝導部22を作動させて移動体18とし
てのチェーン列により一方向吹出形状の消雪鞘体を図１
の消雪機構５の左側から右側に移動せしめ、消雪鞘体の
右側より蒸気を噴出して消雪する。
雪機構５を設けた１の積雪屋根８の建造物の脇に移動車
体１を横付けして、蒸気ボイラ９の流体導出部３より耐
熱耐圧ホース15を延ばしてその先端を連結機構７を介し
て１の屋根８の消雪装置５のストップバルブ14に接続す
る。蒸気ボイラ９を始動し、高温高圧の蒸気を発生せし
めると同時に、動力伝導部22を作動させて移動体18とし
てのチェーン列により一方向吹出形状の消雪鞘体を図１
の消雪機構５の左側から右側に移動せしめ、消雪鞘体の
右側より蒸気を噴出して消雪する。
【００１７】次いで、移動車体１を消雪機構５を設けた
２の積雪屋根８の建造物脇に移動し、上記と同様の方法
で２の積雪屋根８の消雪機構５上の積雪を消雪する。
２の積雪屋根８の建造物脇に移動し、上記と同様の方法
で２の積雪屋根８の消雪機構５上の積雪を消雪する。
【００１８】また、消雪機構５として上記のように消雪
鞘体を使用したが、鋼製パイプに吹き出しノズルを設け
たものでも良い。
鞘体を使用したが、鋼製パイプに吹き出しノズルを設け
たものでも良い。
【００１９】また、加熱装置２の補器として、蒸気ボイ
ラ９の燃料消費量が確認できるメータを設けると、各区
分け面積での燃料消費量が判り、経費負担上便利であ
る。
ラ９の燃料消費量が確認できるメータを設けると、各区
分け面積での燃料消費量が判り、経費負担上便利であ
る。
【００２０】
【考案の効果】本考案は上記のように構成したから、屋
根上に設けた消雪機構の熱源を各自が装備する必要がな
く、必要な時に本消雪機構を設けた屋根の建造物の脇
に、加熱装置を搭載した移動車体を移動し、消雪装置に
より容易に屋根上の積雪の消雪が可能となる便利で経済
的な消雪装置となる。
根上に設けた消雪機構の熱源を各自が装備する必要がな
く、必要な時に本消雪機構を設けた屋根の建造物の脇
に、加熱装置を搭載した移動車体を移動し、消雪装置に
より容易に屋根上の積雪の消雪が可能となる便利で経済
的な消雪装置となる。
【図１】本考案の一実施例の使用状態を示す説明用斜視
図である。
図である。
【図２】本考案の要部の縦断面図である。
【図３】本考案の要部の縦断側面図である。
１ 移動車体 ２ 加熱装置 ３ 流体導出部 ５ 消雪機構 ６ 加熱流体導入部 ７ 連結機構 ８ 屋根 16 消雪管体 18 移動体
Claims (1)
- 【請求項１】 屋根上の垂木方向に所定間隔を置いて複
数列の無端回動方式の移動体を棟木方向に走行可能に配
設し、この複数列の移動体に消雪管体を横架し、この消
雪管体に加熱流体を供給する可撓管状の加熱流体導入部
を設けて消雪機構を構成し、この消雪機構の加熱流体導
入部に、移動車体に搭載した加熱流体を発生せしめる加
熱装置の流出導入部に接続する連結機構を設けたことを
特徴とする消雪装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991095242U JP2533335Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 消雪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991095242U JP2533335Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 消雪装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545164U JPH0545164U (ja) | 1993-06-18 |
| JP2533335Y2 true JP2533335Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=14132286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991095242U Expired - Lifetime JP2533335Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 消雪装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533335Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5731702B1 (ja) * | 2014-08-26 | 2015-06-10 | 有限会社森下商会 | 移動式水蒸気供給装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5335708B2 (ja) * | 2010-01-25 | 2013-11-06 | 竜也 中野 | 融雪システム |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62131022U (ja) * | 1986-02-06 | 1987-08-19 | ||
| JPH0173253U (ja) * | 1987-11-04 | 1989-05-17 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP1991095242U patent/JP2533335Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5731702B1 (ja) * | 2014-08-26 | 2015-06-10 | 有限会社森下商会 | 移動式水蒸気供給装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0545164U (ja) | 1993-06-18 |
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