JP2533255B2 - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JP2533255B2 JP3261927A JP26192791A JP2533255B2 JP 2533255 B2 JP2533255 B2 JP 2533255B2 JP 3261927 A JP3261927 A JP 3261927A JP 26192791 A JP26192791 A JP 26192791A JP 2533255 B2 JP2533255 B2 JP 2533255B2
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    • G11B5/3113Details for improving the magnetic domain structure or avoiding the formation or displacement of undesirable magnetic domains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜磁気ヘッド、とくに
磁気ディスク装置などに用いられる薄膜磁気ヘッドの磁
性膜構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の磁気ディスク装置の高密度記録・
大容量化に伴い、それに使用される磁気ヘッドも高性能
化が求められ薄膜磁気ヘッドが益々注目されてきてい
る。
【0003】図7は薄膜磁気ヘッドの一例構造を示し、
同図(a)は一部断面した斜視図、同図(b)は断面図
である。この図7において、1は基板、たとえば Al2O3
・TiC 系のセラミック基板である。2aは上側の磁性膜
(上部磁極ともいう)、2bは下側の磁性膜(下部磁極
ともいう)で、たとえばパーマロイ(NiFe)をスパ
ッタリングあるいはメッキ法で形成した単一層の薄膜か
らなる。この磁性膜2(2a、2b)はヨークとも呼ば
れ記録媒体10からの信号をピックアップする薄膜状の
コイル3を囲んで磁気回路を形成する。
【0004】また4は前記コイル3と上下の磁性膜2
a、2bをそれぞれ分離する層間絶縁層で、たとえば熱
硬化されたレジスト膜からなる。5はコイル3からの外
部への引き出し線で、たとえばコイルと共に銅(Cu)
をメッキ法で形成した膜からなる。6は磁極間のギャッ
プで、たとえばスパッタ法で形成されたAl2 3 ギャ
ップ層からなる。7は加工保護膜で、たとえばAl2
3 のスパッタ膜からなる。10は記録媒体、すなわち磁
気ディスクである。
【0005】この薄膜ヘッドによる情報書込みは、引き
出し線5を通してコイル3に電流を流し、そのとき発生
するギャップ6からの漏洩磁界で記録媒体10を磁化する
ことにより、当該情報を記録媒体上に記録する。また記
録情報の読み出しは、記録媒体10からの信号磁界を磁
性膜2a、2bからなる磁気回路を伝播させて、コイル
3に鎖交させコイル3に発生する誘導起電力の変化とし
て情報を検出し読み出す。このようにして従来の薄膜磁
気ヘッドは情報の書込み/読み出しを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし実際の製造にお
いて薄い磁性膜は単純な磁化パターンを示さない。図8
は、従来の磁性膜の典型的な磁化パターン(磁区構造)
を示す。なお図では基板1上に磁性膜2だけが形成さ
れ、その他の部品は省略されている。
【0007】この図に示すように、磁性膜2は複数の磁
区が磁壁で分割されて形成され、各磁区は異なる方向の
磁化を持っている。このような磁区構造となるのは、通
常、磁性膜に対して記録再生の効率を高めるために磁性
膜面内、すなわちY軸方向に磁気異方性を付与し信号磁
界が伝播するX軸方向の透磁率を高めていることに起因
する。
【0008】具体的には磁性膜2の面内異方性の方向、
すなわちY軸方向の長さは有限であるため、膜内部には
反磁界とこれに伴う静磁エネルギーが生じ、このエネル
ギーを下げるため磁束の流れが閉じるように磁性膜2の
端部には図8に示すような主磁区21とは別に還流磁区
22が発生し、結局、磁性膜2はそれぞれ複数の主磁区
21と還流磁区22に分割され、それらの境界には磁
壁、たとえば180°磁壁201と90°磁壁202が
存在する。
【0009】このような磁区構造の磁性膜2に記録媒体
10からの信号磁界が入ると、主磁区21内の磁区が回
転するとともに、とくに還流磁区22の端の90°磁壁
202が移動する。この90°磁壁202の動きと磁界
の間に位相ずれがあると再生波形にウイグルノイズと呼
ばれる歪みが発生し、また記録直後にたとえば磁性膜中
の不純物や欠陥に引っ掛かっていた磁壁が突然動くと再
生波形の突発的な歪み、いわゆるポップコーンノイズが
発生する、などの重大な問題が生じる。
【0010】図9は、このようなノイズを含んだ従来の
信号再生波形例を示し、同図(a)のはウイグルノイ
ズ、同図(b)のはポップコーンノイズの例である。
ポップコーンノイズを低減する方法として、特開平2─
312005号には磁性膜・コイル膜を含む磁気回路を
形成した後の、加工保護膜の形成前に270〜400℃
で熱処理する方法が提案されている。しかし単に熱処理
しただけではポップコーンノイズを低減することはでき
なかった。
【0011】たとえばNiFe膜を磁性膜に使用した場
合、図2で示すように、膜の磁歪λがλ>0の場合には
ポップコーンノイズを低減する効果がほとんど無い。ま
た、Co系アモルファス膜を磁性膜に用いた場合も、単
に熱処理しただけ、あるいは磁場を印加して熱処理して
も磁場の方向が膜面に平行では図6(a)のBH曲線に
示すように、面内方向の異方性しか発生せず、還流磁区
が形成されるためポップコーンノイズは低減しない。
【0012】本発明は、以上のような従来の状況からウ
イグルノイズ、ポップコーンノイズの発生を防止した薄
膜磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
は、膜面に平行な面内磁気異方性と膜面に垂直な垂直磁
気異方性とを持つ磁性膜からなる磁極を具備するもので
ある。
【0014】面内磁気異方性と垂直磁気異方性とを持つ
磁性膜では、磁化は膜の面内方向を向くだけでなく膜の
垂直方向にも傾くことができる。このため磁化は膜面内
だけではなく膜厚方向にも閉じるように分布し、そのた
磁区は垂直方向(膜厚方向)に微細に変化する構造と
なり還流磁区の発生が防止できる。従って、薄膜ヘッド
の再生波形にはウイグルノイズ、ポップコーンノイズが
ほとんど発生しなくなる。
【0015】
【実施例】以下本発明の薄膜磁気ヘッドの好ましい実施
例につき説明するが、磁性膜を除いた部分は従来例と同
一であるので詳細説明を省略する。
【0016】第1の実施例 この実施例の特徴は、垂
直磁気異方性が磁性膜2の逆磁歪効果を利用して付与さ
れることにある。ここで「磁性膜2」は上部および下部
の磁性膜(磁極)2aと2bを含むものとして以下説明
する。
【0017】具体的には磁性膜にパーマロイ膜を使用
し、該パーマロイ膜が引張応力(σ>0)を持つため
のニッケル(Ni)含有量を高くして磁歪λを負にする
ことにより、λ×σの値に比例した膜面に垂直方向(Z
軸方向)の磁気異方性を付与するものである。
【0018】すなわち、パーマロイ膜を基板1上にスパ
ッタリング、あるいはメッキ法により形成する際、Y軸
方向に磁界を印加するとともに、かつパーマロイ膜を構
成するニッケル(Ni)の含有量を磁歪λが負に維持さ
れるように制御する。こうして形成された磁性膜2は応
力σが膜面(X軸方向)に発生し、その結果として磁性
膜2にはλ×σの値に比例した垂直磁気異方性が逆磁歪
効果のために発現する。
【0019】図1は本実施例による磁性膜2の磁区構造
を概念的に示す図であり、図中Hpは面内磁気異方性
成分、Hvは垂直磁気異方性の成分を示す。図に示すよ
うに磁性膜2は複数の平行な磁区20が平行な磁壁20
0によって区分けされて形成されている。2つの隣合う
磁区の磁化は、M 1 とM 2 の矢により示され、磁気記録
媒体のトラック幅方向(Y方向)を向き、互いに垂直方
向に逆向き(一方が+Z方向ならば、他方は−方向)に
傾いている。2つの隣接磁区の磁化がこのように互いに
垂直方向に逆向きに分布する理由は、磁性膜が、トラッ
ク幅方向(Y方向の面内磁気異方性成分と膜厚方向(Z
方向)に垂直磁気異方性成分の2つの異方性の成分をも
つためであり、静磁エネルギーを小さくするため、磁化
が自動的(自己的)に垂直方向に閉磁路を形成して分布
するからである。
【0020】上記磁区の幅は、閉磁路を形成するため非
常に小さくなる。この場合、約2μmの幅となる。この
ように磁化が垂直方向にも閉じるように分布するので、
磁化が垂直方向に微細に変化する構造となり図8に示す
還流磁区22は防止できる。これらの磁区は周知のビッ
タ法およびカー効果による観察で確認できる。なお、磁
化が垂直方向に閉じるように分布するものの、面内方向
の磁化成分が残存しているため、磁性膜端部に依然還流
磁区が残存する可能性があるが、例えそれが残存したと
しても磁区の幅が2μm 以下であり、還流磁区の大きさ
も2μm 以下となる。通常の面内磁気異方性のみの場合
の還流磁区の大きさは数10μm 以上であり、これに比
べて本実施例に残存する還流磁区の大きさ(約2μm )
は僅かでそれによるノイズの発生も非常に小さい。
【0021】還流磁区22の発生を防止することにより
上述したウイグルノイズ、ポップコーンノイズが低減で
きるわけであるが、このノイズ低減量はパーマロイ膜を
成膜する時の温度により異なる。図2はパーマロイ膜を
形成する時の温度とポップコーンノイズ測定データとの
関係を示す。
【0022】この図2において上側の横軸はパーマロイ
膜の応力σ、下側の横軸は熱処理温度、縦軸はポップコ
ーンノイズの個数をそれぞれ示す。熱処理温度により変
化するパーマロイ膜の応力σは引張り応力であり、従っ
て負の値である。
【0023】図2における3つのパラメータはパーマロ
イのNi含有量を変えて磁歪λを選択したものであり、
Ni含有量を83.4%以上にしたとき磁歪λは負とな
り、83.4%以下のときλは正となる。この図からノ
イズはλ>0の場合目立った減少はしないが、λ<0の
場合温度上昇に従って急速な減少を示すことがわかる。
このことから本実施例では、Ni含有量が83.4%以
上のパーマロイ膜を用いることが望ましい。
【0024】図3は面内磁気異方性Hpと垂直磁気異方
性Hvとの比率を変えた時のノイズデータを示す。Hv
/Hp<1.5の範囲では垂直磁気異方性がノイズを十
分に低減できない。ノイズを低減するには垂直磁気異方
性はHv/Hp>1.5の条件を満たす必要がある。こ
のHv/Hp>1.5の必要条件は図4のλ×σ(磁歪
と応力とを掛算した積)の形態に書き直すことができ
る。すなわち、Hv/Hp>1.5の必要条件はλ×σ
<−7.5×103 erg/cm3 に変形することがで
きる。
【0025】なお、図2および図3のノイズデータは以
下のようにして得た。すなわち、図5の記録および書込
動作のタイムチャートで示すように、書込と再生動作と
の間に20μsの休止時間を入れた1サイクル1.6m
sの操作を6250サイクル繰り返し行い、しきい値電
圧40μVを越えるポップコーンノイズを検出し計数器
によりカウントしたものである。またウイグルノイズも
同じように測定し、発生していないことが確認された。
なお、図5の(a)、(b)および(c)は書込電圧、
再生信号、検出時間信号をそれぞれ示し、またNpはポ
ップコーンノイズを示す。
【0026】第2の実施例 この実施例では、コバル
ト合金を用いて磁性膜2を形成し、かつこの膜に誘導磁
気異方性を形成して垂直磁気異方性を付与する。具体的
には、まずCoZrCr、CoZr、CoZrNbおよ
びCoZrMoのうちのいずれか、たとえばCoZrC
rを基板1上にスパッタリングして磁性膜2を形成する
が、このスパッタリング期間中、Y軸方向(膜の面内方
向)に磁界を印加しておく。そしてこの磁性膜により上
部および下部の磁極2a、2bが製作された後のヘッド
半完成品に対し、Z軸方向(膜の垂直方向)に数100
Oe以上の磁界を印加しながら250℃以上の温度で熱処
理を行う。
【0027】こうして完成された磁気ヘッドの、困難軸
方向(X方向)のBH特性を分析すると図6に示すよう
な結果が得られた。すなわち、図6(a)は前記熱処理
の間Z軸方向の磁界を印加しなかった磁気ヘッド(従来
例の磁気ヘッド)のBH曲線を示し、図6(b)は同磁
界を印加した磁気ヘッド(本実施例の磁気ヘッド)のB
H曲線を示す。
【0028】本実施例の磁気ヘッドは、図6(b)のB
H曲線から明らかなように、面内磁気異方性のほかに垂
直磁気異方性が磁性膜に誘導されており、つまり誘導磁
気異方性が付与されている。従って、本発明の第2の実
施例による磁気ヘッドにおいても、第1の実施例と同様
にノイズ低減効果を奏する。
【0029】第3の実施例 この実施例は、磁性材料
の結晶構造に現出する垂直磁気異方性を利用したもので
ある。すなわち、パーマロイは面心立方型の結晶構造を
有し、かつ異方性定数(K)が負であるので、結晶磁気
異方性がパーマロイ結晶構造の〔111〕方向に現出す
る。従って、パーマロイ膜を、膜面の垂直方向を〔11
1〕方向と一致するようにして形成すると、このパーマ
ロイ磁性膜には垂直方向(Z軸方向)の磁気異方性が形
成される。
【0030】具体的には、まずパーマロイ膜をスパッタ
リング、またはメッキ法により基板1上に形成する。そ
してこのパーマロイ膜2により上部、下部の磁極を製作
した後、このヘッド半完成品に対し約300℃の熱処理
を施す。パーマロイ膜は、この熱処理により再結晶する
結果、結晶磁気異方性が付与され、その異方性の方向が
膜面の垂直方向と一致する。従って、磁性膜2には面内
磁気異方性のほかに垂直磁気異方性が付与される。
【0031】従って、本発明の第3の実施例による磁気
ヘッドにおいても、第1,第2の実施例と同様のノイズ
低減効果を奏する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜磁気
ヘッドは、磁性膜に面内磁気異方性のほかに垂直磁気異
方性を併有させることにより、各磁区の磁化を膜面内だ
けでなく膜厚方向にも閉じるように分布して当該磁区を
垂直方向に微細に変化する(還流磁区を防止する)構造
とするものであり、再生波形にポップコーンノイズ、ウ
イグルノイズを発生させないので、磁気ディスク装置の
品質・信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】ポップコーンノイズと磁歪λ、熱処理温度の関
係図である。
【図3】ポップコーンノイズとHv/Hpの関係図であ
る。
【図4】Hv/Hpとλ×σの関係図である。
【図5】ポップコーンノイズ検出のための記録、再生動
作のタイムチャートである。
【図6】CoZrCr膜の熱処理時の磁界印加方向を変
えたBH曲線図である。
【図7】薄膜磁気ヘッドの1例構造図である。
【図8】従来の薄膜磁気ヘッドの磁性膜の磁区構造を示
す図である。
【図9】従来の薄膜磁気ヘッドによる再生波形を示す図
である。
【符号の説明】
1 基板 2(2a,2b) 磁性膜 3 コイル 4 絶縁層 5 引き出し線 6 ギャップ 7 加工保護膜 10 記録媒体 20 磁区 200 磁壁 Hp 面内磁気異方性 Hv 垂直磁気異方性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−312005(JP,A) 特開 平1−98110(JP,A) 特開 昭64−64108(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)上に、少なくとも磁性膜
    (2)とコイル(3)と絶縁層(4)とが積層形成され
    てなる薄膜磁気ヘッドにおいて、 前記磁性膜(2)が膜面に平行な面内磁気異方性(H
    p)と膜面に垂直な垂直磁気異方性(Hv)とを有して
    なることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記磁性膜(2)の垂直磁気異方性(H
    v)は面内磁気異方性(Hp)の1.5倍以上であるこ
    とを特徴とする請求項1の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記磁性膜(2)がNiFe合金膜から
    なり、前記垂直磁気異方性(Hv)が当該磁性膜の逆磁
    歪効果により付与され、該磁性膜の磁歪λと応力σとを
    掛け算した積すなわちλ×σが、−7.5×103 er
    g/cm3 以下であることを特徴とする請求項1の薄膜
    磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記磁性膜(2)がコバルト合金膜から
    なり、前記垂直磁気異方性(Hv)が誘導磁気異方性で
    あり、該誘導磁気異方性が当該磁性膜面に垂直方向に磁
    界を印加して与えられることを特徴とする請求項1の薄
    膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記磁性膜(2)がNiFe合金膜から
    なり、前記垂直磁気異方性(Hv)が結晶磁気異方性で
    あり、該結晶磁気異方性は当該磁性膜の垂直方向がNi
    Fe結晶構造の〔111〕軸と一致することで与えられ
    ることを特徴とする請求項1の薄膜磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記コバルト合金膜がCoZrCr、C
    oZr、CoZrNbおよびCoZrMoのうちのいず
    れかであることを特徴とする請求項4の薄膜磁気ヘッ
    ド。
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