JP2532554Y2 - 多気筒エンジンのエンジンブロック - Google Patents

多気筒エンジンのエンジンブロック

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JP2532554Y2
JP2532554Y2 JP1989085168U JP8516889U JP2532554Y2 JP 2532554 Y2 JP2532554 Y2 JP 2532554Y2 JP 1989085168 U JP1989085168 U JP 1989085168U JP 8516889 U JP8516889 U JP 8516889U JP 2532554 Y2 JP2532554 Y2 JP 2532554Y2
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【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、クランク軸軸線に沿うよう並列してピスト
ンが各々嵌合される複数のシリンダボアを囲繞したブロ
ック用冷媒ジャケットを有するシリンダブロックに、前
記ピストンの上方に形成される燃焼室を囲んで形成され
るとともにブロック用冷媒ジャケットに通じるヘッド用
冷媒ジャケットを有するシリンダヘッドが結合されてな
る、多気筒エンジンのエンジンブロックに関する。
(2)従来の技術 従来、かかるエンジンブロックは、たとえば特開昭60
−81451号公報等により公知である。
(3)考案が解決しようとする課題 上記従来の構造では、ヘッド用冷媒ジャケットがシリ
ンダヘッドのほぼ全幅に亘って設けられている。ところ
で、シリンダブロックは、その剛性および強度を向上す
るために、ブロック用冷媒ジャケットを形成する部分か
ら間隙をあけた外方位置にブロック外壁を配設して構成
される場合があり、かかる場合に上記従来のようにシリ
ンダヘッドのほぼ全幅に亘ってヘッド用冷媒ジャケット
を設けると、シリンダヘッドで最も高温となる部分は燃
焼室に対応する部分であるのに対し、その燃焼室に対応
する部分以外の部分を含む広い範囲に亘って冷媒が流通
することになり、その結果、ヘッド用冷媒ジャケット内
の冷媒流通速度が遅くなり、シリンダヘッドでの冷却効
率が劣ることになる。
また従来の多気筒エンジンにおいては、潤滑油をシリ
ンダヘッドの動弁室内よりオイルパン側に戻すオイル戻
し通路と、動弁室とオイルパン内との間でブローバイガ
スを流通させるブローバイガス流通路とが各々、比較的
小径であるため、その両者を兼用した通路構造のものは
無く、また潤滑油の戻りやブローバイガス流通の円滑化
を図る上で不利であった。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
シリンダブロック及びヘッドの剛性強度の向上と、ヘッ
ド用冷媒ジャケットの冷却性能向上とを図る構造を利用
して、潤滑油の戻り通路とブローバイガス流通路とを兼
ねる広い通路断面積の兼用通路を容易に形成できるよう
にした、構造簡単な多気筒エンジンのエンジンブロック
を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的達成のため本考案によれば、シリンダブロッ
クは、ブロック用冷媒ジャケットを有しクランク軸軸線
に沿って延びるシリンダバレル集合ブロックと、そのシ
リンダバレル集合ブロックの、クランク軸軸線に沿う
左,右両外側部を、該集合ブロックの長さ方向略全長に
亘って延びる左右一対のブロック側通路間隙を挟んでそ
れぞれ覆うべくクランク軸軸線に沿って延びる左右一対
のブロック外壁とを少なくとも備え、シリンダヘッド
は、前記左,右両ブロック外壁にほぼ対応した左,右両
ヘッド外壁を有すると共に、その少なくとも一方のヘッ
ド外壁の内方側に、前記ヘッド用冷媒ジャケットを形成
するジャケット側壁が配設されていて、そのジャケット
側壁外側と該一方のヘッド外壁内側との間には、シリン
ダヘッドの動弁室内に通じるヘッド側通路間隙が該シリ
ンダヘッドの長手方向略全長に亘り形成され、前記ヘッ
ド側通路間隙とこれに対応する前記ブロック側通路間隙
とが、潤滑油の戻り通路およびブローバイガス流通路を
兼ねる兼用通路となるように、そのブロック側通路間隙
の上端部が前記ヘッド側通路間隙に、またその下端部が
オイルパン内にそれぞれ連通する。
(2)作用 上記構成によれば、シリンダブロックが、クランク軸
軸線に沿って延びるシリンダバレル集合ブロックと、そ
のシリンダバレル集合ブロックの、クランク軸軸線に沿
う左,右両外側部をブロック側通路間隙を挟んでそれぞ
れ覆う左右一対のブロック外壁とより内外二重構造とす
る一方、シリンダヘッドが、左,右両ブロック外壁にほ
ぼ対応した左,右両ヘッド外壁を有する関係で、シリン
ダブロック及びヘッドを含むエンジンブロックが全体的
に広幅に構成され、その全体的強度、剛性の向上が図ら
れる。
またシリンダヘッドは、その少なくとも一方のヘッド
外壁の内方側に、ヘッド用冷媒ジャケットを形成するジ
ャケット側壁が配設されていて、そのジャケット側壁外
側と該一方のヘッド外壁内側との間に、動弁室内に通じ
るヘッド側通路間隙がヘッド長手方向略全長に亘り形成
される関係で、ヘッド用冷媒ジャケットが、冷却を必要
とする比較的狭い範囲に限定して配設され、その冷却流
通速度の低下が極力抑えられる。
更に上記ヘッド外壁内側及びジャケット側壁外側との
間のヘッド側通路間隙と、これに対応してブロック外壁
とシリンダバレル集合ブロックとの間に形成されるブロ
ック側通路間隙とが、潤滑油の戻り通路およびブローバ
イガス流通路を兼ねる兼用通路となるから、エンジンブ
ロックの剛性強度を図り、且つヘッド用冷媒ジャケット
の冷却性能向上を図るための構造を利用して、潤滑油の
戻り及びブローバイガス流通のための兼用通路を、シリ
ンダバレル集合ブロック(シリンダヘッド)の長手方向
略全長に亘り形成できて、その通路断面積が十分広く確
保され、潤滑油のオイルパンへの戻りおよびブローバイ
ガスの流通が極めて円滑化する。
(3)実施例 以下、図面により本考案を車両用4気筒エンジンに適
用したときの実施例について説明すると、先ず本考案の
一実施例を示す第1図、第2図および第3図において、
エンジンブロックEは、クランク軸3の軸線に沿って一
直線上に並んだ4つのシリンダボア4を有するシリンダ
ブロックBCと、該シリンダブロックBCの上部接合面1上
にガスケット2を介して接合されるシリンダヘッドH
Cと、前記シリンダブロックBCの下面に結着されるロア
ーケースCLとより構成される。前記シリンダヘッドHC
上面にはカムケースCCを介してヘッドカバーCHが被着さ
れ、また前記ロアーケースCLの下面にオイルパンPOが接
合される。シリンダブロックBCとロアーケースCLとの合
せ面にはクランク軸3が回転自在に支承され、またシリ
ンダブロックBCの各シリンダボア4…にはピストン5…
がそれぞれ摺動自在に嵌合され、それらのピストン5…
とクランク軸3とはコンロッド6…を介して連接され
る。
シリンダブロックBCは、剛性膜部材9を除いてFe、ま
たはAl、Mg合金等の軽合金材の鋳造により一体成形さ
れ、全体が直方体状をなしている。すなわちシリンダブ
ロックBCは、クランク軸3軸線に沿って長く延びるシリ
ンダバレル集合ブロック7、骨格フレーム8および剛性
膜部材9の三者を一体化して軽量かつ高強度、高剛性に
構成される。
シリンダバレル集合ブロック7は、シリンダブロック
BCの主たる強度部材となる中核部を構成するものであ
り、隣接境界部が相互に連通した4つの中空円筒部11…
が一列に連設されて成るユニット体として構成され、上
端に外向きフランジ部12aを有するシリンダライナすな
わちウェットライナ12が各中空円筒部11に挿着されるこ
とにより、上下方向に延びる軸線を有するシリンダボア
4…がそれぞれ形成される。
骨格フレーム8は、主としてシリンダブロックBCの強
度部材となるものでシリンダバレル集合ブロック7の外
周を取り囲むように、該集合ブロック7と同一材料によ
り一体にかつ立体格子状に鋳造成形されており、シリン
ダバレル集合ブロック7からクランク軸3の軸線方向と
略直交して左右横方向に張出されている複数本の横梁骨
材15…と、各横梁骨材15…の外端に連設される横断面四
角な縦梁骨材16…および柱骨材17…とが一体に結合され
て成る。複数本の縦梁骨材16…はシリンダバレル集合ブ
ロック7の上下方向にほぼ等間隔をあけてその長手方向
に互いに平行に延設されており、また複数本の柱骨材17
…はシリンダバレル集合ブロック7の長手方向にほぼ略
等間隔をあけてその上下方向に互いに平行に延設されて
いる。
このように骨格フレーム8が横梁骨材15…、縦梁骨材
16…および柱骨材17…を立体格子状に枠組みして構成さ
れることにより、軽量でありながら高い曲げおよび捩り
強度が確保される。
骨格フレーム8において、各シリンダボア4の軸線方
向に沿って上下方向に延びる直線状の左、右外側面には
それぞれ鋼板、アルミ板等の金属板あるいはFRP,FRM等
の強化合成樹脂材板の一枚板より成るブロック外壁とし
ての剛性膜部材9,9が接着剤をもってそれぞれ直接接着
される。この接着材としては、たとえば耐熱エポキシ系
樹脂を主成分とするFM−300(American Cyanamid社製)
が使用される。
而して骨格フレーム8の左、右外側面を上下方向にス
トレートな面に形成することにより剛性膜部材9,9も上
下方向のストレートな面の板材により形成できることに
なり、これを高剛性材、制振材として製作するのが容易
となる。そしてこの剛性膜部材9は、シリンダボア4…
の軸線とほぼ平行な直線状をなすため、シリンダブロッ
クBCに作用する曲げおよびクランク軸3まわりの捩り振
動を主として剪断応力として受けることができる。
かかるシリンダブロックBCにおいて、各ウェットライ
ナ12…と、各中空円筒部11…との間には、各シリンダボ
ア4…を囲繞するようにしてブロック用冷媒ジャケット
JBがそれぞれ形成される。
即ちシリンダブロックBCには、ブロック用冷媒ジャケ
ットJBを有しクランク軸3軸線に沿って延びるシリンダ
バレル集合ブロック7と、その集合ブロック7の、クラ
ンク軸3軸線に沿う左,右両外側部を、該集合ブロック
7の長さ方向略全長に亘って延びる左右一対のブロック
側通路間隙14を挟んでそれぞれ覆うべくクランク軸3軸
線に沿って延びる左右一対のブロック外壁としての剛性
膜部材9,9とが設けられるものであり、前記通路間隙14
の下端はオイルパンPOに連通される。
またシリンダブロックBCには、ブロック用冷媒ジャケ
ットJBに、冷媒としての水を供給するためのウォータポ
ンプWPが接続される。
第4図および第5図を併せて参照して、ブロック用冷
媒ジャケットJBは、各ウェットライナ12の下部と中空円
筒部11の下部内面との間に形成される入口側ギャラリ部
18と、該入口側ギャラリ部18の上方に間隔をあけた位置
で環状に形成される下環状通路部19と、下環状通路部19
および入口側ギャラリ部18間を連通する複数の絞り連通
路部20と、前記下環状通路部19に下端を共通に連通させ
て上方に延びる多数条の直状通路部21と、各直状通路部
21の上端を共通に連通させて環状に形成される上環状通
路部22と、各ウェットライナ12の上端の外向きフランジ
部12aを囲繞する出口側ギャラリ部23と、上環状通路部2
2および出口側ギャラリ部23間を連通する複数の分配通
路部24と、隣接ウェットライナ12,12における外向きフ
ランジ部12a,12aの当接部間に形成されて上環状通路部2
2に連通する直状のフランジ間通路部25と、該フランジ
間通路部25の両端で上環状通路部22および出口側ギャラ
リ部23間を連通する縦通路部26,26とを備える。
各ウェットライナ12の中間部外周面全周には、周方向
に間隔をあけて多数条の冷却フィン12bがシリンダボア
4の軸線方向に相互に平行に突設されており、ウェット
ライナ12を中空円筒部11に嵌合したとき、前記多数条の
冷却フィン12bの外面は、中空円筒部11の内周面に密接
して相隣れる冷却フィン12b間に直状通路部21がそれぞ
れ形成される。しかも相隣れるウェットライナ12,12間
では冷却フィン12bの位相が相互に一致するように配置
されており、したがって隣接するウェットライナ12間に
形成される直状通路部21は他の部分よりも断面積が大き
くなるように形成される。これにより、ウェットライナ
12,12の隣接部が最も高温に加熱されるにもかかわら
ず、該部での冷媒流通量を比較的多くして該部の冷却を
能率よく行なうことが可能となる。
各ウェットライナ12の下部と、これに対応する中空円
筒部11の下部との間には、比較的容量の大きい入口側ギ
ャラリ部18が形成され、このギャラリ部18は複数のウェ
ットライナ12の外周を共通に囲繞して比較的容量が大き
く形成される。しかも該入口側ギャラリ部18の一端に流
入口30が形成され、該流位置30にウォータポンプWPが接
続される。
また各ウェットライナ12の外周には、前記入口側ギャ
ラリ部18と下環状通路部19間を仕切るように環状の仕切
り壁12cが鉢巻状に一体に突設されており、この仕切り
壁12cの外周は中空円筒部11の内面に密接される。しか
も各仕切り壁12cには、その周方向に間隔をあけて複数
の絞り連通路部20が形成され、これらの絞り連通路部20
を介して入口側ギャラリ部18と下環状通路部19とが連通
される。したがって入口側ギャラリ部18を流れる水等の
冷媒は複数の絞り連通路部20を通って下環状通路部19に
流れ、さらにそこから各直状通路部21へと流れる。
さらに各ウェットライナ12の上部外周には、それぞれ
そのウェットライナ12の外周面と、中空円筒部11の内周
面とにより上環状通路部22が形成され、この上環状通路
部22は、前記各直状通路部21の上端すなわち下流端に共
通に連通される。
各中空円筒部11の内周壁の上端には、周方向に間隔を
あけてU字状をなす複数の分配通路部24が形成され、こ
れらの分配通路部24は前記上環状通路部22に直接連通さ
れる。またウェットライナ12における上端の外向きフラ
ンジ部12aの外周面と、中空円筒部11の内周面上端との
間には、前記複数の外向きフランジ部12aの外周面を共
通囲繞する無端状の出口側ギャラリ部23が形成され、こ
の出口側ギャラリ部23は前記複数の分配通路部24に連通
するとともにシリンダブロックBCの上部接合面1に開口
される。
相隣れるウェットライナ12,12における外向きフラン
ジ部12a,12aの隣接部は略平坦に面取りされており、そ
の面取り部同士は相互に接触される。しかもその接触面
間の下半部には、直状のフランジ間通路部25が形成さ
れ、該通路部25の両端は前記出口側ギャラリ部23に連通
され、また該通路部25の下部は、前記上環状通路部22に
開口している。したがって各シリンダボア4…間の直状
通路部21を上方に流通して上環状通路部22内に入った冷
媒の大部分はフランジ間通路部25へ流れ、その両端から
出口側ギャラリ部23へと流れる。しかも前記フランジ間
通路部25の両端には、上環状通路部22と出口側ギャラリ
部23とを直接連通するとともに出口側ギャラリ部23を介
して上部接合面1に開口する縦通路部26,26が形成さ
れ、上環状通路部22内の冷媒の一部は前記縦通路部26,2
6を通って後述するヘッド用冷媒ジャケットJHへ直接流
れるようになっている。
かかるブロック用冷媒ジャケットJBでは、次のように
冷媒としての水が流通する。すなわちウォータポンプWP
の駆動により冷媒は入口側ギャラリ部18内に流入する。
この入口側ギャラリ部18内に冷媒が充満するに至れば、
その冷却水は複数の絞り連通路部20を通って流速を増
し、下環状通路部19内に均等に分流し、そこから各直状
通路部21に分配供給される。各直状通路部19内を上昇し
た冷媒は上環状通路部22に流入し、その間、各ウェット
ライナ12の胴部外周を冷却する。さらに上環状通路部22
に流入した冷媒は複数の分配通路部24を通って出口側ギ
ャラリ部23へと流れ、さらにヘッド用冷媒ジャケットJH
へと流れる。そしてその間にウェットライナ12の外向き
フランジ部12aの外周、シリンダブロックBCとシリンダ
ヘッドHCとの接合面等の高温加熱部を均等に能率よく冷
却することができる。
また上環状通路部22内の冷媒の一部は直状フランジ間
通路部25に流れ、そこよりその両端の比較的大径の縦通
路部26,26を通ってヘッド用冷媒ジャケットJHへと直接
流れ、相隣れるウェットライナ12,12のフランジ部12a,1
2a隣接境界部を重点的に冷却することができる。
ロアーケースCLは、その平面形状がシリンダブロック
BCの平面形状とほぼ同形になるようにして形成され、シ
リンダブロックBCとロアーケースCLとの結合体は、エン
ジンブロックEの前後端面および左右側面が何れも上下
方向にストレートとなる直方体状に構成される。
シリンダヘッドHCは、シリンダブロックBCとの結合状
態で、各シリンダボア4…に対応する部分で各ピストン
5の上方に燃焼室31…をそれぞれ形成するものであり、
シリンダヘッドHCには、各燃焼室31…に対応して一対ず
つの排気弁32および一対ずつの吸気弁33が開閉作動可能
にそれぞれ配設される。すなわち、所謂クロスフロー型
吸、排気方式を構成すべく、各燃焼室31…の配列方向44
すなわちクランク軸方向に沿う左右一側(第1図の右
側)でシリンダヘッドHCの側面には各燃焼室31…に対応
して排気ポート34が開口され、前記左右他側(第1図の
左側)でシリンダヘッドHCの側面には各燃焼室31…に対
応して吸気ポート35が開口され、燃焼室31…の天井面に
おいて相互に対向する部分には排気ポート34に通じる一
対の排気口36と、吸気ポート35に通じる一対の吸気口37
とが設けられ、各排気口36を開閉すべく排気弁32が配設
されるとともに各吸気口37を開閉すべく吸気弁33が配設
される。
各排気弁32および各吸気弁33は、弁ばね38,39により
閉弁方向に付勢されており、シリンダHCがカムケースCC
及びヘッドカバーCHと協働して画成する動弁室Cvには、
各排気弁32を開閉駆動するための排気側動弁装置40、並
びに各吸気弁33を開閉駆動するための吸気側動弁装置41
が収容され、これら動弁装置40,41の各主要部分はシリ
ンダヘッドHCに支承される。
また各燃焼室31…の中央部に対応する部分でシリンダ
ヘッドHCには、点火プラグ42を各燃焼室31…に突入され
るべく上方に延びる円筒状の中央ブロック43が一体に設
けられる。
ところで、シリンダヘッドHCは、各燃焼室31…の配列
方向44に沿う左右両側のヘッド外壁45,46の外面をシリ
ンダブロックBCの左右両外側面にほぼ対応させてシリン
ダブロックBCに結合される。すなわちシリンダブロック
BCでは、ブロック用冷媒ジャケットJBを有するシリンダ
バレル集合ブロック7の左,右両外側部から間隔をあけ
た外方位置に左,右両ブロック外壁としての剛性膜部材
9が配設されるが、シリンダヘッドHCは、その両ヘッド
外壁45,46を剛性膜部材9にほぼ連続せしめるようにし
てシリンダブロックBCに結合される。しかもシリンダヘ
ッドHCには、ブロック用冷媒ジャケットJBに通じるヘッ
ド用冷媒ジャケットJHを形成すべく、吸気ポート35が設
けられるヘッド外壁46の内方にジャケット側壁47が配設
されていて、そのジャケット側壁47外側とヘッド外壁46
内側との間には、後述するように動弁室Cv内に通じるヘ
ッド側通路間隙48がシリンダヘッドHCの長手方向略全長
に亘り形成される。而してヘッド用冷媒ジャケットJ
Hは、ジャケット側壁47と、前記左右一側のヘッド外壁4
5との間に形成される。
第6図、第7図、第8図および第9図を併せて参照し
て、ヘッド用冷媒ジャケットJHは、燃焼室31…の配列方
向44に沿う左右一側すなわち排気ポート34が配設されて
いるヘッド外壁45側でその燃焼室配列方向44に沿って延
びるギャラリ部50と、中央ブロック43を囲繞して各燃焼
室31…の上方にそれぞれ配置される複数すなわち4つの
第1分流通路部51と、隣接する燃焼室31…間に対応して
配置される複数すなわち3つの第2分流通路部52と、燃
焼室配列方向44に沿う両端の第1分流通路部51よりも外
方に配置される2つの第3分流通路部53とを備え、ヘッ
ド用冷媒ジャケットJH内の支配的な冷媒流通方向を前記
燃焼室配列方向44に沿う左右他側から一側(第1図の左
側から右側、第6図の上側から下側)へとすべく、各分
流通路部51,52,53はギャラリ部50に共通に連通されると
ともにブロック用冷媒ジャケットJBに連通される。
ガスケット2の平面を示す第10図を併せて参照して、
シリンダブロックBCの上部接合面1にガスケット2を介
して結合されるシリンダヘッドHCの下部接合面54には、
該ガスケット2に穿設されている通孔70を介してブロッ
ク用冷媒ジャケットLBの出口側ギャラリ部23に連通すべ
く、該ギャラリ部23に対応する形状の溝55が設けられ
る。しかも該溝55とヘッド用冷媒ジャケットJHとを結ぶ
複数の連通孔56,57がシリンダヘッドHCに穿設される。
すなわち、ブロック用冷媒ジャケットJBの出口側ギャラ
リ部23に対応する仮想円に沿って形成される溝55に連通
するとともに第1および第3分流通路部51,53に連通し
ながら一方の連通孔56が相互間に等間隔をあけながら配
設され、他方の連通孔57は、第2分流通路部52に溝55を
連通させるものであり、各第2分流通路部52に対応して
一対ずつ配設される。しかも各連通孔56,57は、上方に
向かうにつれて点火プラグ42側に傾斜して穿設される。
また連通孔57は、ブロック用冷媒ジャケットJBの縦通路
部26に連なるべく配置されるものであり、連通孔56より
も大径に形成される。
シリンダヘッドHCには、該シリンダヘッドHCおよびシ
リンダブロックBCを相互に結合するためのボルト(図示
せず)を挿通すべく、各シリンダボア4…相互間に対応
する位置で前記溝55の外方位置に一対ずつのボルト挿通
筒部58,59が上下に延びて設けられており、ボルト挿通
筒部59はジャケット側壁47に一体に設けられる。第1分
流通路部51および第2分流通路部52は、ヘッド用冷媒ジ
ャケットJHの下壁面に第1分流通路部51側に彎曲して突
設されるフィン60により隔成されるものであり、該フィ
ン60の両端は、前記両挿通筒部58,59との間に間隔をあ
けるようにして配設される。したがって第1および第2
分流通路部51,52は相互に連通可能であるが、その連通
程度は各分流通路部51,52での冷媒の支配的な流通方向
を阻害しないように設定される。しかも第2分流通路部
53に対応してヘッド用冷媒ジャケットJHの下壁面には、
第2分流通路部52での支配的な冷媒流通方向を確保すべ
く補助フィン61が突設される。
また第1分流通路部51および第3分流通路部52は、ヘ
ッド用冷媒ジャケットJHの下壁面に第1分流通路部51側
に彎曲して突設されるフィン62により隔成されるもので
あり、該フィン62の両端は、前記両挿通筒部58,59との
間に間隔をあけるようにして配設される。したがって第
1および第3分流通路部51,53は相互に連通可能である
が、その連通程度は各分流通路部51,53での冷媒の支配
的な流通方向を阻害しないように設定される。さらに第
3分流通路部53に対応してヘッド用冷媒ジャケットJH
下壁面には、第3分流通路部53での支配的な冷媒流通方
向を確保すべく補助フィン63が突設される。
このようにして中央ブロック43、一対の排気口36およ
び一対の吸気口37だけでなく、排気弁32のガイド部65を
囲繞する第1分流通路部51が、両側の第2分流通路部5
2,52間、あるいは第2分流通路部52および第3分流通路
部53間に形成される。しかも各燃焼室31…に対応する部
分でヘッド用冷媒ジャケットJHの下壁面が上方に隆起し
ているのに対応して、ヘッド用冷媒ジャケットJHの上壁
面には、第1分流通路部51に対応する部分が、その両側
の第2および第3分流通路部52,53に対応する部分より
も高くなるように形成され、第1分流通路部51での冷媒
流通速度が速くなり過ぎることが回避される。また第2
分流通路部52に対応する部分で、ヘッド用冷媒ジャケッ
トJHの上壁面は、ギャラリ部50側に向かうにつれて高く
なるように傾斜して形成される。これは一対の連通孔5
7,57が第2分流通路部52での冷媒流通方向に沿う始端部
および終端部に配設されているので第2分流通路部52で
はギャラリ部50に近接するにつれて冷媒流通量が多くな
るのに対応するものである。
さらに第1分流通路部51およびギャラリ部50は、燃焼
室配列方向44に沿って隣接するボルト挿通筒部58,58間
でヘッド用冷媒ジャケットJHの下壁面に突設されるフィ
ン64により隔成される。しかも該フィン64は、その両端
と両ボルト挿通筒部58,58との間に間隔をあけてギャラ
リ部50側に彎曲して形成されるものであり、第1、第2
および第3分流通路部51,52,53を流通して来た冷媒は、
該フィン64と両ボルト挿通筒部58,58との間からギャラ
リ部50に流入する。
ところで、かかるシリンダヘッドHCにおいて、ヘッド
外壁46およびジャケット側壁47との間動弁室Cv内に通じ
る前記ヘッド側通路間隙48が形成され、シリンダブロッ
クBCおよびシリンダヘッドHC間に介在せしめられるガス
ケット2には、シリンダブロックBC側の通路間隙14およ
び前記ヘッド側通路間隙48を相互に連通する複数の連通
孔49が、骨格フレーム8における横梁骨材15間に対応し
て設けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、ブロック
用冷媒ジャケットJBでシリンダブロックBCを冷却した冷
媒は、ヘッド用冷媒ジャケットJHに流入し、シリンダヘ
ッドHCを冷却して排出されるが、このヘッド用冷媒ジャ
ケットJHは、シリンダブロックBCが高剛性および高強度
を確保すべく幅広に構成されているのに対応してシリン
ダヘッドHCが幅広に形成されているにもかかわらず、ヘ
ッド外壁46の内方に配置されるジャケット側壁47により
その流通面積を比較的狭くして形成される。したがって
ヘッド用冷媒ジャケットJHでの冷媒の流通速度を比較的
高くすることができ、冷却を必要としない部分を除い
て、シリンダヘッドHCを効率よく冷却することができ
る。
しかもヘッド用冷媒ジャケットJHは、ギャラリ部50、
第1分流通路部51、第2分流通路部52および第3分流通
路部53に隔成されており、各分流通路部51,52,53に流入
した冷媒は、ギャラリ部50に向けての支配的な流通方向
を確保されながら流通する。したがって、各分流通路部
51,52,53に応じた適切な冷媒流通速度をそれぞれ確保し
て冷却効率を向上することができ、しかも隣接する気筒
相互の影響を排除することができる。
またシリンダヘッドHCで最も高温となる部分は、燃焼
室31に対応する部分すなわち第1分流通路部51に対応す
る部分であるのに対し、シリンダブロックBCで最も高温
となる部分は各シリンダボア4間に対応する部分である
が、ブロック用冷媒ジャケットJBで各シリンダボア4間
を流通してきた冷媒は、縦通路部26から連通孔57を経て
第2分流通路部52に流入し、基本的には第1分流通路部
51に流入することはない。したがって第1分流通路部51
には比較的低温の冷媒を流通させて燃焼室31に対応する
部分を効率よく冷却することができる。
しかも、シリンダヘッドHCのヘッド外壁46およびジャ
ケット側壁47間にヘッド側通路間隙48が形成され、シリ
ンダブロックBCのシリンダバレル集合ブロック7および
剛性膜部材9間には、ガスケット2の通孔70を介して前
記ヘッド側通路間隙48に通じるブロック側通路間隙14が
形成されており、それらの通路間隙48,14が、オイルパ
ンPOへの潤滑油の戻り通路とブローバイガス流通路とを
兼ねる兼用通路となる。即ち、シリンダブロックBCの剛
性および強度向上、ならびにヘッド用冷媒ジャケットJH
の冷却性向上のための構造を利用して、前記潤滑油およ
びブローバイガスを十分に流通させることが可能であ
り、それらのための通路を特別に設けることによる構造
の複雑化および重量増大を回避することができる。しか
も前記通路14,48は、比較的大きな断面積を有するもの
として形成することができるので、潤滑油の戻りを円滑
とすることができるとともにブローバイガスの流通を円
滑化することができる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、シリンダブロックは、
ブロック用冷媒ジャケットを有しクランク軸軸線に沿っ
て延びるシリンダバレル集合ブロックと、そのシリンダ
バレル集合ブロックの、クランク軸軸線に沿う左,右両
外側部を、該集合ブロックの長さ方向略全長に亘って延
びる左右一対のブロック側通路間隙を挟んでそれぞれ覆
うべくクランク軸軸線に沿って延びる左右一対のブロッ
ク外壁とを少なくとも備える一方、シリンダヘッドは、
前記左,右両ブロック外壁にほぼ対応した左,右両ヘッ
ド外壁を有するので、シリンダブロック及びヘッドを含
むエンジンブロックを全体的に広幅に構成して、その全
体的強度、剛性を高めることができる。
またシリンダヘッドは、その少なくとも一方のヘッド
外壁の内方側に、ヘッド用冷媒ジャケットを形成するジ
ャケット側壁が配設されていて、そのジャケット側壁外
側と該一方のヘッド外壁内側との間に、動弁室内に通じ
るヘッド側通路間隙がヘッド長手方向略全長に亘り形成
されるので、ヘッド用冷媒ジャケットを、冷却を必要と
する比較的狭い範囲に限定して配設することができ、そ
の冷媒流通速度の低下を極力回避してヘッド冷却効率の
向上を図ることができる。
更に上記ヘッド側通路間隙とこれに対応する上記ブロ
ック側通路間隙とが、潤滑油の戻り通路およびブローバ
イガス流通路を兼ねる兼用通路となるように、そのブロ
ック側通路間隙の上端部がヘッド側通路間隙に、またそ
の下端部がオイルパン内にそれぞれ連通するので、エン
ジンブロックの剛性強度を図り、且つヘッド用冷媒ジャ
ケットの冷却性能向上を図るための構造を利用して、潤
滑油の戻り及びブローバイガス流通のための兼用通路
を、シリンダバレル集合ブロック(シリンダヘッド)の
長手方向略全長に亘り形成することができて、その通路
断面積を十分広く確保することができ、従ってエンジン
ブロックの構造複雑化および重量増大を伴わずに潤滑油
のオイルパンへの戻りおよびブローバイガスの流通を極
めて円滑化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はエンジ
ンの縦断正面図であって第2図のI−I線に沿う断面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第2図
のIII−III線矢視図、第4図はウェットライナの外面を
示すシリンダブロックの縦断面図、第5図はシリンダブ
ロックの部分斜視図、第6図は第2図のVI−VI線断面
図、第7図は第2図のVII−VII線矢視図、第8図は第6
図のVIII−VIII線断面図、第9図は6図のIX−IX線断面
図、第10図はシリンダブロックおよびシリンダヘッド間
に介装されるガスケットの部分平面図である。 3…クランク軸、4…シリンダボア、5…ピストン、7
…シリンダバレル集合ブロック、9…ブロック外壁とし
ての剛性膜部材、14…ブロック側通路間隙、48…ヘッド
側通路間隙、31…燃焼室、45,46…ヘッド外壁、47…ジ
ャケット側壁、 BC…シリンダブロック、E…エンジンブロック、HC…シ
リンダヘッド、JB…ブロック用冷媒ジャケット、JH…ヘ
ッド用冷媒ジャケット、PO…オイルパン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藁科 直美 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭62−71314(JP,U) 実開 昭63−67613(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸(3)軸線に沿うよう並列して
    ピストン(5)が各々嵌合される複数のシリンダボア
    (4)を囲繞したブロック用冷媒ジャケット(JB)を有
    するシリンダブロック(BC)に、前記ピストン(5)の
    上方に形成される燃焼室(31)を囲んで形成されるとと
    もにブロック用冷媒ジャケット(JB)に通じるヘッド用
    冷媒ジャケット(JH)を有するシリンダヘッド(HC)が
    結合されてなる、多気筒エンジンのエンジンブロックに
    おいて、 シリンダブロック(BC)は、前記ブロック用冷媒ジャケ
    ット(JB)を有しクランク軸(3)軸線に沿って延びる
    シリンダバレル集合ブロック(7)と、そのシリンダバ
    レル集合ブロック(7)の、クランク軸(3)軸線に沿
    う左,右両外側部を、該集合ブロック(7)の長さ方向
    略全長に亘って延びる左右一対のブロック側通路間隙
    (14)を挟んでそれぞれ覆うべくクランク軸(3)軸線
    に沿って延びる左右一対のブロック外壁(9)とを少な
    くとも備え、 シリンダヘッド(HC)は、前記左,右両ブロック外壁
    (9)にほぼ対応した左,右両ヘッド外壁(45,46)を
    有すると共に、その少なくとも一方のヘッド外壁(46)
    の内方側に、前記ヘッド用冷媒ジャケット(JH)を形成
    するジャケット側壁(47)が配設されていて、そのジャ
    ケット側壁(47)外側と該一方のヘッド外壁(46)内側
    との間には、シリンダヘッド(HC)の動弁室(Cv)内に
    通じるヘッド側通路間隙(48)が該シリンダヘッド
    (HC)の長手方向略全長に亘り形成され、 前記ヘッド側通路(48)とこれに対応する前記ブロック
    側通路間隙(14)とが、潤滑油の戻り通路およびブロー
    バイガス流通路を兼ねる兼用通路となるように、そのブ
    ロック側通路間隙(14)の上端部が前記ヘッド側通路間
    隙(48)に、またその下端部がオイルパン(PO)内にそ
    れぞれ連通することを特徴とする、多気筒エンジンのエ
    ンジンブロック。
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