JP2532432Y2 - 空心リアクトル - Google Patents
空心リアクトルInfo
- Publication number
- JP2532432Y2 JP2532432Y2 JP10614191U JP10614191U JP2532432Y2 JP 2532432 Y2 JP2532432 Y2 JP 2532432Y2 JP 10614191 U JP10614191 U JP 10614191U JP 10614191 U JP10614191 U JP 10614191U JP 2532432 Y2 JP2532432 Y2 JP 2532432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- core reactor
- air
- reactor
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、動作保護検出用電圧測
定巻線を備えた磁気シールド付空心リアクトルに関す
る。
定巻線を備えた磁気シールド付空心リアクトルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来空心リアクトル(中性点リアクトル
等)の動作保護は空心リアクトルに電流を変流器で検出
して行っている。
等)の動作保護は空心リアクトルに電流を変流器で検出
して行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし変流器は高価で
あり、空心リアクトルの動作保護に変流器を付属させる
ことは得策ではない。
あり、空心リアクトルの動作保護に変流器を付属させる
ことは得策ではない。
【0004】本考案は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは変流器
を用いることなく空心リアクトルの動作保護検出がなし
うる空心リアクトルを提供することにある。
てなされたものであり、その目的とするところは変流器
を用いることなく空心リアクトルの動作保護検出がなし
うる空心リアクトルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における空心リアクトルは、磁気シールドを施
した空心リアクトルにおいて、リアクトル巻線からの磁
束が分流する磁気シールドの両側脚部に夫々電圧測定用
巻線を巻回し、各巻線を直列又は並列接続してなるもの
である。
に本考案における空心リアクトルは、磁気シールドを施
した空心リアクトルにおいて、リアクトル巻線からの磁
束が分流する磁気シールドの両側脚部に夫々電圧測定用
巻線を巻回し、各巻線を直列又は並列接続してなるもの
である。
【0006】
【作用】リアクトル巻線からの磁束は磁気シールドの両
側の脚部に分流し、その磁束の変化により各電圧測定用
巻線に電圧が誘起する。
側の脚部に分流し、その磁束の変化により各電圧測定用
巻線に電圧が誘起する。
【0007】リアクトル巻線と磁気シールドとの幾何学
的位置の微少なずれ等により分流した磁束は等しくなら
ないため、各電圧測定用巻線電圧は等しくならないが、
分流した磁束の和は位置ずれに関係なく一定であるの
で、電圧測定用巻線を直列又は並列接続すれば、上記幾
何学的位置ずれ等の影響を受けることなくリアクトル巻
線電流に応じた電圧が得られる。
的位置の微少なずれ等により分流した磁束は等しくなら
ないため、各電圧測定用巻線電圧は等しくならないが、
分流した磁束の和は位置ずれに関係なく一定であるの
で、電圧測定用巻線を直列又は並列接続すれば、上記幾
何学的位置ずれ等の影響を受けることなくリアクトル巻
線電流に応じた電圧が得られる。
【0008】
【実施例】図1において、1は空心リアクトル、2は空
心リアクトルの磁気シールド(以下ヨークという)、A
及びBはヨーク2の右側脚部21及び左側脚部22に巻回
された同一巻数N1,N2の電圧測定用巻線である。巻線
A及びBは図2(イ)又は(ロ)のように直列接続又は
並列接続し、その端子電圧eを測定して空心リアクトル
の動作保護を行う。リアクトル巻線1からの磁束φは、
図3に示すように電流にほぼ比例しヨークの脚部21,
22にφ1,φ2に分流する(φ=φ1+φ2)。電圧検出
用巻線A,Bを直列に接続した場合、端子電圧eは、 e=e1+e2=N1(dφ1/dt)+N2(dφ2/dt) また並列接続した場合は、 e=(e1+e2)/2=[N1(dφ1/dt)+N2(dφ2/dt)]/2 となる。
心リアクトルの磁気シールド(以下ヨークという)、A
及びBはヨーク2の右側脚部21及び左側脚部22に巻回
された同一巻数N1,N2の電圧測定用巻線である。巻線
A及びBは図2(イ)又は(ロ)のように直列接続又は
並列接続し、その端子電圧eを測定して空心リアクトル
の動作保護を行う。リアクトル巻線1からの磁束φは、
図3に示すように電流にほぼ比例しヨークの脚部21,
22にφ1,φ2に分流する(φ=φ1+φ2)。電圧検出
用巻線A,Bを直列に接続した場合、端子電圧eは、 e=e1+e2=N1(dφ1/dt)+N2(dφ2/dt) また並列接続した場合は、 e=(e1+e2)/2=[N1(dφ1/dt)+N2(dφ2/dt)]/2 となる。
【0009】通常脚部21,22内の磁束φ1,φ2はリア
クトル巻線1とヨーク2との幾何学的位置なづれ、組ま
れたヨーク2の接合状態の微少差等により磁気抵抗が異
なるので、磁束はφ1≠φ2となり、φ1=φ2となること
はない。
クトル巻線1とヨーク2との幾何学的位置なづれ、組ま
れたヨーク2の接合状態の微少差等により磁気抵抗が異
なるので、磁束はφ1≠φ2となり、φ1=φ2となること
はない。
【0010】このためヨーク2の片側脚部のみに電圧測
定用巻線を設置した場合誘起電圧の机上算出は困難で、
かつリアクトル通電電流と電圧測定用巻線誘起電圧は非
線形に変化するため精度ある電圧測定用巻線の設計は困
難である。
定用巻線を設置した場合誘起電圧の机上算出は困難で、
かつリアクトル通電電流と電圧測定用巻線誘起電圧は非
線形に変化するため精度ある電圧測定用巻線の設計は困
難である。
【0011】しかし、上記実施例のようにヨークの両側
脚部21,22に電圧検出用巻線A,Bを設けてこの巻線
を直列又は並列に接続すれば、端子電圧eは、図4に示
すように巻線A,Bの誘起電圧e1,e2の平均値となる
ので、上記幾何学的ずれ等による影響を受けることのな
い動作保護検出用電圧が得られる。
脚部21,22に電圧検出用巻線A,Bを設けてこの巻線
を直列又は並列に接続すれば、端子電圧eは、図4に示
すように巻線A,Bの誘起電圧e1,e2の平均値となる
ので、上記幾何学的ずれ等による影響を受けることのな
い動作保護検出用電圧が得られる。
【0012】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【0013】(1)空心リアクトルの動作保護検出のた
めの変流器を付属させる必要がなくなるので、コスト的
に有利となると共に変流器の設置スペースが不要にな
る。
めの変流器を付属させる必要がなくなるので、コスト的
に有利となると共に変流器の設置スペースが不要にな
る。
【0014】(2)リアクトル巻線と磁気シールドとの
幾何学的位置の微少なずれシールドの接合状態の微少差
等による磁気抵抗の不平衡に影響されることがない動作
保護検出用電圧を得ることができる。
幾何学的位置の微少なずれシールドの接合状態の微少差
等による磁気抵抗の不平衡に影響されることがない動作
保護検出用電圧を得ることができる。
【図1】実施例にかかる空心リアクトルの構成を示す斜
視図。
視図。
【図2】(イ),(ロ)は夫々電圧測定用巻線の接続例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図3】磁束の流れを示す説明図。
【図4】電圧測定用巻線電圧を示す特性線図。
1…空心リアクトル、2…磁気シールド(ヨーク)、2
1,22…脚部、A,B…電圧測定用巻線。
1,22…脚部、A,B…電圧測定用巻線。
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気シールドを施した空心リアクトルに
おいて、リアクトル巻線1からの磁束が分流する磁気シ
ールドの両側脚部に夫々電圧測定用巻線を巻回し、各巻
線を直列又は並列接続してなることを特徴とした空心リ
アクトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10614191U JP2532432Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 空心リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10614191U JP2532432Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 空心リアクトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555526U JPH0555526U (ja) | 1993-07-23 |
JP2532432Y2 true JP2532432Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=14426091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10614191U Expired - Lifetime JP2532432Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 空心リアクトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532432Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP10614191U patent/JP2532432Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0555526U (ja) | 1993-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20110116197A1 (en) | Current sensor for earth leakage module | |
JP2532432Y2 (ja) | 空心リアクトル | |
KR102173143B1 (ko) | 전류 검출 장치 | |
JPH03185362A (ja) | 変流器 | |
JP2609383B2 (ja) | 電流検出器 | |
JPH0618568A (ja) | 電流センサ | |
JPS6395363A (ja) | 電流センサおよび被評価導体中の電流検出方法 | |
JP2004228176A (ja) | 零相変流器 | |
JPS6312971A (ja) | 電流検出器 | |
JPS59501838A (ja) | 誘導的長さ及び角度測定装置 | |
JPH038566B2 (ja) | ||
JP4677856B2 (ja) | 電流センサ | |
JPH0222529B2 (ja) | ||
JPH0242366A (ja) | 電流検出方法および電流検出器 | |
JPH0525369U (ja) | 電流センサ | |
JP3151807B2 (ja) | 電流検出器 | |
JPH10300795A (ja) | 直流電流センサ | |
JPH0556009B2 (ja) | ||
JP4158542B2 (ja) | 零相変流器 | |
RU17749U1 (ru) | Дифференциальный трансформатор тока | |
JP3353120B2 (ja) | 電流センサ | |
JPH06244043A (ja) | 分割形変流器 | |
JPH0355905Y2 (ja) | ||
JPH0628703Y2 (ja) | 分路リアクトルの負荷電流計測装置 | |
JP2003332158A (ja) | 零相変流器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |