JP2532334Y2 - 茎ワカメ等の食品切断機 - Google Patents

茎ワカメ等の食品切断機

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JP2532334Y2
JP2532334Y2 JP941391U JP941391U JP2532334Y2 JP 2532334 Y2 JP2532334 Y2 JP 2532334Y2 JP 941391 U JP941391 U JP 941391U JP 941391 U JP941391 U JP 941391U JP 2532334 Y2 JP2532334 Y2 JP 2532334Y2
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徳次 高橋
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有限会社高橋製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は茎ワカメ等の食品を小細
片に切断する切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マナイタベルト上を搬送中の食品
を細片状に切断するには、平行或いは格子状に配列した
複数枚の切断刃群をマナイタベルトに対して上下動させ
ることにより切断したり、或いは複数枚の切断刃を水車
状に配列した水車回転刃を前記マナイタベルト上におい
て搬送方向と同調回転させることにより切断したりする
ことにより行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の配
列の切断刃による切断では、切断された食品細片一辺の
大きさが30〜45mm程度の場合には良好な切断性を
示すが、更に細かく15mmないしはそれ以下程度の小
細片に切断する場合には、切断刃の間隔が狭くなること
から各切断刃間に切断された小細片が入り込み溜り易い
ので、該切断刃間に入り込んだ小細片によって切断刃の
切断性が低下してしまうという欠点を有している。通
常、食品等に限らず物を切断する場合、切断刃に一旦被
切断物が付着し始めると加速度的に付着量が増加し、切
断が困難となる傾向がある。係る傾向は、切断刃の間隔
が狭い場合や被切断物が茎ワカメや昆布類の如き軟質且
つ薄肉状の食品である場合により助長する。従って、切
断刃のメンテナンスを頻繁に行わなければならないが、
切断刃間に入り込んだ小細片の除去は、完全に機械を停
止して安全確認を十分に行った上でなければ極めて危険
であるので、時間を要し生産性の低下を招くという欠点
を有している。また、切断刃間の小細片の除去について
も、完全な除去を行わなければ不衛生となることから極
めて手間がかかるという欠点をも有している。
【0004】
【考案の目的】そこで本考案の目的は、切断性が低下す
ることなく茎ワカメ等の食品を小細片に切断することが
できる衛生的かつ生産性の高い食品切断機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者は、上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、本考案に至った
ものである。
【0006】即ち、本考案に係る茎ワカメ等の食品切断
機は、被切断物である茎ワカメ等の食品を搬送すると共
に該食品切断時にマナイタとなるマナイタベルトと、複
数枚の切断刃が水車状に配列されると共に前記マナイタ
ベルトの搬送速度と略同調して回転する水車回転刃と、
を有する食品切断機において、少なくとも被切断物の切
断幅以上の幅を有する重り部材が、前記水車回転刃を構
成する各切断刃の間に水車回転刃の遠心方向での移動が
可能なように遊動状態に取付けられていることを特徴と
する。
【0007】また本考案に係る茎ワカメ等の食品切断機
の好ましい実施態様は、前記重り部材が略円柱形状を
有していること、前記水車回転刃の搬送方向上流側
に、食品を縦裂き切断する縦裂き切断刃が配設されてい
ること、である。
【0008】
【作用】本考案によれば、食品を切断する際、水車回転
刃を構成する各切断刃の間に水車回転刃の遠心方向での
移動が可能なように遊動状態に取付けられている重り部
材によって食品がマナイタベルトに押圧されながら切断
される為、一辺が15mmないしはそれ以下程度の小細
片であっても、さらには被切断物が茎ワカメや昆布等の
軟質且つ薄肉状の食品であっても、確実に切断すること
ができる。切断され小細片となった食品は、各切断刃の
間隔が狭い場合であっても前記重り部材の存在によって
各切断刃間に入り込み難い。切断刃に小細片となった食
品が付着してしまった場合には、水車回転刃の回転に伴
い重り部材が各切断刃間を水車回転刃の遠心方向に移動
するので、切断に影響が出る程度の量が付着する前に除
去される。
【0009】また本考案によれば、水車回転刃の回転が
マナイタベルトの搬送速度と略同調しているので、搬送
速度を高速度(例えば、20m/分)としても、食品を
確実に切断することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について添付図面に基
づき説明する。
【0011】図1は本考案に係る茎ワカメ等の食品切断
機の一実施例を示す概略説明図、図2は図1の部分拡大
図、図3は水車回転刃の断面図、図4は茎ワカメ等の食
品切断機全体の一例を示す斜視図である。
【0012】図において、1は一対の掛架ローラ2、3
に掛架され、図示しないモータ等の駆動機構により走行
するマナイタベルト、4は食品投入口5から投入される
被切断物である茎ワカメ等の食品6を先ず縦裂き切断す
る縦裂き切断機構、7は縦裂き切断機構4によって数条
に縦裂き切断されマナイタベルト1によって搬送される
食品6を小細片に切断する水車回転刃である。
【0013】前記マナイタベルト1は、食品6を搬送す
ると共に該食品6切断時にマナイタとして機能するもの
である。
【0014】前記縦裂き切断機構4は、複数枚のスリッ
ターナイフ4Aと刃受け部4Bとから構成されており、
各スリッターナイフ4Aの間隔は食品6の縦裂き切断幅
に応じて任意に設定可能となっている。尚、該縦裂き切
断機構4は、被切断物として縦裂き切断が不要である細
状の物を切断する場合や、予め縦裂きされている物等を
切断する場合には、不要であることは言うまでもない。
尚また、食品6としてキュウリ等の根菜類を短冊切りす
る場合には、縦裂き切断機構4に代えて放射分割切断機
構としてもよい。
【0015】前記水車回転刃7は、図示しない駆動機構
(好ましくは前記掛架ローラ2、3の駆動機構と共用)
により前記マナイタベルト1の搬送速度と略同調して回
転するシャフト8と、該シャフト8の周囲に交換可能に
取付けられた複数枚の切断刃9・9・9……と、該各切
断刃9・9・9……間に配設された複数個の略円柱形状
を有する重り部材10・10・10……と、切断刃9・
9・9……及び重り部材10・10・10……の横方向
を規制する側板11と、から主として構成されている。
切断刃9・9・9の間隔は、所望する小細片の大きさに
よって前記シャフト8に任意の間隔で取り付けることに
より変更可能である。重り部材10・10・10……
は、前記水車回転刃7の遠心方向での移動が可能なよう
に側板11に遊動状態に取付けられている。取付け方法
としては、側板11に前記遠心方向に伸びる長孔ないし
溝部11Aを形成し、該長孔ないし溝部11Aに重り部
材10・10・10……の両端を遊動的に支持する等の
方法を採る。重り部材10・10・10……の幅である
長さは、少なくとも被切断物の切断幅以上の幅であり、
好ましくは切断刃9・9・9……と略同様の幅を有して
いることである。
【0016】上記構成を有する水車回転刃7の作用につ
いて説明すると、先ず、縦裂き切断機構4によって数条
に縦裂き切断され、マナイタベルト1によって水車回転
刃7まで搬送された食品6は、切断刃9・9・9……に
よって小細片に切断される。この際、食品6は、重り部
材10・10・10……によって上方からマナイタベル
ト1に押圧されながら切断される為、食品6が例えば茎
ワカメや昆布等の如き切断し難い軟質且つ薄厚状の食品
であっても確実に小細片に切断することができる。切断
され小細片となった食品6はマナイタベルト1上から順
次排出される。切断時、小細片となった食品6は、前記
重り部材10・10・10……の存在によって各切断刃
9・9・9……間に入り込み難いので、通常、30〜4
5mm程度である各切断刃9・9・9……間の間隔を1
5mmないしはそれ以下にまで狭くすることができる。
従って、従来では良好な切断性を示すことが困難であっ
た一辺が15mm程度の小細片に適用した場合であって
も、良好な切断性を得ることができる。
【0017】また、切断刃9・9・9……間に小細片と
なった食品6が付着してしまった場合でも、水車回転刃
7の回転に伴い重り部材10・10・10……が各切断
刃9・9・9……間を水車回転刃7の遠心方向に移動、
即ち、重り部材10が水車回転刃7の中心よりも上方に
位置している時には水車回転刃7の中心(シャフト8)
に向かって、また中心よりも下方に位置している時には
遠心方向外側に向かって、重り部材10自体の重さによ
って移動するので、切断に影響が出る程度の量が付着す
る前に付着した食品6は除去される。従って、衛生的で
あり、従来のように頻繁な切断刃9・9・9……のメン
テナンスを行う必要がないので生産性及び作業性が高
い。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、被切断物である茎ワカ
メ等の食品を切断する際、水車回転刃を構成する各切断
刃の間に水車回転刃の遠心方向での移動が可能なように
遊動状態に取付けられている重り部材によってマナイタ
ベルトに押圧されながら切断される為、確実に切断され
る。切断され小細片となった食品は、前記重り部材の存
在によって各切断刃間に入り込み難いので、各切断刃の
間隔を狭くして食品を15mmないしはそれ以下程度の
小細片に切断する場合にも良好な切断性を示す。切断刃
に食品が付着してしまった場合には、水車回転刃の回転
に伴い重り部材が各切断刃間を水車回転刃の遠心方向に
移動するので、切断に影響が出る程度の量が付着する前
に除去される。従って、衛生的であり、従来のように切
断作業を中断したり、頻繁な切断刃のメンテナンスを行
う必要がないので生産性及び作業性が高い。
【0019】また本考案によれば、水車回転刃の回転が
マナイタベルトの搬送速度と略同調しているので、搬送
速度を高速度(例えば、20m/分)としても、食品を
確実に切断することができ、大量切断が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る茎ワカメ等の食品切断機の一実施
例を示す概略説明図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】水車回転刃の断面図である。
【図4】茎ワカメ等の食品切断機全体の一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1:マナイタベルト 2:掛架ローラ 3:掛架ローラ 4:縦裂き切断機構 4A:スリッターナイフ 4B:刃受け部 5:食品投入口 6:食品 7:水車回転刃 8:シャフト 9:切断刃 10:重り部材 11A:側板長孔ないし溝部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被切断物である茎ワカメ等の食品を搬送す
    ると共に該食品切断時にマナイタとなるマナイタベルト
    と、複数枚の切断刃が水車状に配列されると共に前記マ
    ナイタベルトの搬送速度と略同調して回転する水車回転
    刃と、を有する食品切断機において、少なくとも被切断
    物の切断幅以上の幅を有する重り部材が、前記水車回転
    刃を構成する各切断刃の間に水車回転刃の遠心方向での
    移動が可能なように遊動状態に取付けられていることを
    特徴とする茎ワカメ等の食品切断機。
  2. 【請求項2】前記重り部材が略円柱形状を有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の茎ワカメ等の食品切断
    機。
  3. 【請求項3】前記水車回転刃の搬送方向上流側に、食品
    を縦裂き切断する縦裂き切断刃が配設されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の茎ワカメ等の食品切断
    機。
JP941391U 1991-01-31 1991-01-31 茎ワカメ等の食品切断機 Expired - Fee Related JP2532334Y2 (ja)

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