JP2532220B2 - 染色浸透探傷試験用速乾式現象剤の除去方法 - Google Patents

染色浸透探傷試験用速乾式現象剤の除去方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、染色浸透探傷試験用速乾式現像剤の除去方
法に関するものであり、染色浸透探傷試験の終了後に被
検査物表面に残存する現像剤を容易且つ完全に除去でき
る新規技術手段を提供するものである。
〔従来の技術〕
周知の通り、金属、プラスチックス、セラミックス等
で製作された機械部品の表面や構造物の熔接線部等に存
在する微細なクラックスや微小のピンホールの如き表面
開口欠陥部(以下、「欠陥部」という。)の検出に適用
される被破壊検査法の一つとして「JIS Z2343−1982」
として規格化もされている「浸透探傷試験方法」が汎用
されている。
そして、上掲規格に示されている通り、浸透探傷試験
方法に属するものとして、水洗性染色浸透液又は溶剤除
去性染色浸透液を使用する「染色浸透探傷試験」方法が
あり、同じく上掲規格に示されている通り、この方法と
白色微粉末を揮発性の有機溶剤に分散させた現像剤であ
る「速乾式現像剤」とが組み合されるケースがある。即
ち、上掲規格中の試験方法の記号「VA−S」及び「VC−
S」で示されているケースである。
今、上記ケースの具体的態様を説明すれば、次の通り
である。
先ず、被検査表面を洗浄等によつて清浄にする「前処
理」が行われる。次いで被検査物表面に染料(通常、赤
色)が溶解されている水洗性染色浸透液又は溶剤除去性
染色浸透液を施用し所定時間報知して被検査物表面に存
在する欠陥部内に浸透液を浸透させる「浸透処理」が行
われる。次いで、欠陥部内に浸透せずに被検査物表面に
付着している余剰の浸透液を水で洗浄するか又は洗浄剤
(通常、有機溶剤)を用いて拭きとるかによつて取り除
く「洗浄・除去処理」が行われる。この段階では浸透液
は欠陥部内のみに残留している状態にあり、このままの
状態では浸透液の存在を目視では検知しにくいので、次
いで、被検査物表面に速乾式現像剤(通常、炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、ケイ酸等の粒径1〜10ミクロ
ンの微細粉末をエタノール、酢酸メチル、メチルエチル
ケトン、ノルマルヘプタン、パークロルエチレン等の揮
発性有機溶剤に分散させたもの)を吹き付け又ははけ塗
りで施用し、溶剤を揮散させて、白色無機微粉末からな
る現像剤層(通常、厚み20〜50ミクロン程度の薄層)を
形成し、層を形成している微粉末粒子間の毛細管現象に
よつて欠陥部内の浸透液を吹出させて層の表面に浸透液
によるニジミ模様を現出させることによつて欠陥部を拡
大して目視による検知を容易とする「現像処理」が行わ
れる。次いで、現像剤層の表面に現出しているニジミ模
様、換言すれば指示模様を350ルックス以上の可視光線
の下で目視によつて欠陥部の有・無や大きさが「観察」
される。
以上の試験の終了後に、被検査物表面に形成されてい
る現像剤層を、ブラッシング、エアー吹き付け、水スプ
レー、布又は紙でふきとる等の方法によつて、除去する
「後処理」が行われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した通りの「染色浸透探傷試験」方法と「速乾式
現像剤」とが組み合されるケースの「後処理」において
は、次の問題点がある。
即ち、被検査物表面から現像剤層が完全に除去できて
いるか、否かの判定が非常に困難であるという問題点が
ある。
詳言すれば、速乾式現像剤を施用にすることによつて
被検査物表面に形成される現像剤層は微細な粒子の緻密
な集合体であるため、粒子自体は接着力を有さないもの
であるにもかゝわらず、比較的強固にへばり付いている
ので、被検査物表面の形状が複雑な場合には、その除去
は厄介な作業であるとともに除去作業を充分に行わない
と微細な粒子が残つてしまう。しかも「(社)日本非破
壊検査協会編:溶剤除去性浸透探傷試験 1978:(社)
日本非破壊検査協会編:44頁:昭和56年2月28日1979年
版第3刷発行」に「………螢光浸透液の場合の現像処理
では、現像液の塗膜面を幾分薄目に塗布するのに対し、
染色浸透液の場合は試験面の肌が現像剤塗膜を通してか
すかに見える程度に塗布する。又、螢光の場合は現像液
の塗膜面の厚さは欠陥の中の浸透液を吸い出す効果が得
られる程度に塗布すればよいが、染色浸透液の場合は、
もう一つの目的として赤色の浸透液に対して指示模様を
コントラストを確保するために現像液の塗膜面を厚くし
て試験面に白色の現像剤塗膜面を形成させる………」と
述べられているように、染色浸透探傷試験では現像剤層
を比較的厚めに形成する必要があるので、除去作業をよ
り充分に行わないと微細な粒子が残つてしまうことが多
い。
もし、「後処理」後に非検査物にメッキを施す場合や
重クローム酸アノダイズ等による防蝕処理を施す場合、
更には滲炭、窒化等の熱処理を施す場合に、当該被検査
物表面に現像剤層を形成していた白色無機微粉末のごく
一部でも残つていれば不良品発生の要因となる。また、
白色無機微粉末は吸湿性があるので被検査物が鋼材であ
るときには、発錆の原因ともなる。
従つて、「後処理」においては、現像剤層の除去状態
を確認しながら完全に除去されるまで除去作業を遂行す
ることが要求されるが、当業界においては、除去状態の
確認には格別の手段は講じられておらず、もつぱら熟練
者の目視による判定に頼つているのが現状である。
しかしながら、いかに熟練者であつても、微細な粒子
の一粒、二粒が残存しているか、否かまでもを確認しな
がら完全に除去できるまで除去作業を遂行することは極
めて困難であり、特に、作業場所の光源が充分でない場
合には、完全に除去できたか、否かを判定することが不
可能となる。
本発明者は、かゝる現状に鑑み、現像剤層の除去状態
が目視によつて容易に行える技術手段の提供を技術課題
として研究を重ねた結果、現像剤層を形成している白色
無機微粉末の一粒、一粒を目視によつて容易に確認でき
るものとすることによつて、上記問題点の解決に成功し
たものである。
〔問題点を解決するための手段〕
被検査物表面に、揮発性有機溶剤に白色無機微粉末を
分散させるとともに該溶剤に可溶の蛍光染料又は/及び
蛍光増白剤を0.1重量%以下溶解してなる染色浸透探傷
試験用速乾式現像剤を施用して、螢光染料又は/及び螢
光増白剤によつて染着された白色無機微粉末からなる現
像剤層を形成し、探色探傷試験の終了後に、当該現像剤
層を除去するに当つて、当該被検査物表面を紫外線灯に
よつて照射し、照射紫外線によつて励起される螢光が被
検査物表面に目視によつて認められなくなるまで、除去
作業を行なうことを特徴とする染色浸透探傷試験用速乾
式現像剤の除去方法である。本発明の構成を詳しく説明
すれば次の通りである。
螢光染料、螢光増白剤は前記した周知の「速乾式現像
剤」に使用されている揮発性有機溶剤に溶解するものを
市販品中から選べばよい。
「速乾式現像剤」に使用されている揮発性有機溶剤と
しては通常、アルコール類(エタノール、メタノール、
イソプロピルアルコール等)、エステル類(酢酸メチ
ル、酢酸ブチル等)、ケトン類(メチルエチルケトン、
アセトン等)、炭化水素類(ノルマルヘプタン、ベンゼ
ン、パークロルエチレン等)の単独又は混合物が使用さ
れているので、螢光染料としてはフローレスセント、イ
エロー F・I・H(商品名:シラド化学・製)、フロ
ーレスセント グリーン 5G(商品名:シラド化学・
製)、フルオロール 5G(商品名:BASF・製)、ハドソ
ン イエロー(商品名:ダイグロカラー・製)等が好適
であり、螢光増白剤としてはフルオランテン(化学
名)、ケイコールC(商品名:日曹化工・製)ケイコー
ルE(商品名:日曹化工・製)、カヤライトB(商品
名:日本化薬・製)、427(商品名:アサヒ化薬・
製)等が好適である。
螢光染料、螢光増白剤の添加量は0.1重量%以下であ
り、この量以下であれば速乾式現像剤としての性能に悪
影響を及ぼすことは全くなく、形成される現像剤層の浸
透液の吸出し作用も、可視光線の下における外観(白色
度)も、未添加の速乾式現像剤によつて形成される現像
剤層のそれと比較して何等変るところはない。
螢光染料、螢光増白剤はごく微量の添加によつて、現
像剤層を形成している白色無機微粉末の一粒、一粒を紫
外線照射下で螢光を発し、目視によつて容易に確認でき
るものとすることができる。前者は0.002〜0.01重量%
程度、後者は0.03〜0.06重量%度の添加が好適である。
両者を併用すれば、より微量の添加量で所期の螢光を発
するので、両者の併用が推奨される。
本発明に使用する速乾式現像剤の製造は容易であり、
所定量の上記した揮発性有機溶剤に、所定量の炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸等の粒径1〜10ミク
ロンの白色無機微粉末が分散されているところに、所定
量の上記螢光染料、上記螢光増白剤(両者を併用する場
合には合計量を0.1重量%以下とする。)を添加し、2
〜6分間程度撹拌して溶解させればよい。また、市販の
「速乾式現像剤」に所要量の螢光染料、螢光増白剤を添
加し、撹拌して溶解したものを用いてもよい。
尚、本発明に使用する速乾式現像剤も周知の「速乾式
現像剤」の場合と同様に通常は常法に従つてエアゾール
缶に封入したエアゾールタイプで使用される。
次に、本発明に係る速乾式現像剤の除去方法は、前述
した通りの「染色浸透探傷試験」方法と「速乾式現像
剤」とが組み合されるケースにおいて、「速乾式現像
剤」として前記した通りの蛍光染料又は/及び蛍光増白
剤を溶解してなる速乾式現像剤を使用し、その「後処
理」に当り、被検査物表面を紫外線灯によつて照射し、
照射紫外線によつて励起されて発する螢光が被検査物表
面に目視によつて認められなくなるまでプラッシング、
エアー吹付け、水スプレー、布又は紙でふきとる等の方
法による現像剤層の除去作業を行なうものである。
紫外線灯(ブラックライト)は、螢光浸透探傷試験方
法や螢光磁粉探傷試験方法に用いられている汎用品を用
いればよく、例えば市販品のフラッシュ スパーライト
UVF−80型(商品名:特殊塗料・製)が好適である。
紫外線灯による被検査物表面の照射は、かならずしも
暗所でなくともよく、現像剤層の除去作業が遂行できる
程度の明るさの場所でよい。かゝる場所であつても、形
成された現像剤層の白色無機微粉末の一粒、一粒は照射
紫外線によつて蛍光を発し、目視によつて容易に確認で
きる。
〔作 用〕
本発明の作用は次の通りである。
前述の具体的態様の説明における「前処理」、「浸透
処理」及び「洗浄・除去処理」が行われた被検査物表面
に前記した通りの蛍光染料又は/及び蛍光増白剤を溶解
してなる速乾式現像剤を吹き付け又ははけ塗りで施用
し、揮発性有機溶剤を揮散させると螢光染料、螢光増白
剤によつて染着された白色無機微粉末からなる現像剤層
が形成される。
形成された現像剤層は、螢光染料、螢光増白剤の使用
量は微量であるから浸透液の吸出し作用並びに可視光線
の下における外観(白色度)は、周知の「速乾式現像
剤」、換言すれば螢光染料又は螢光増白剤を用いていな
い速乾式現像剤と何等変るところがないので、支障なく
「現像処理」が行われ、現像剤層の表面には指示模様が
現出し、当該指示模様は可視光線下では白地に赤色のコ
ントラストのよいものであり、これを可視光線の下で目
視によつて「観察」すれば、容易に欠陥部の有・無や大
きさが検知できる。
以上の試験の終了後、「後処理」に当つて、被検査物
表面を紫外線灯によつて照射すると、照射紫外線によつ
て螢光染料、螢光増白剤によつて染着されている白色無
機微粉末の一粒、一粒が螢光を発するので、その存在は
目視によつて容易に確認できる。従つて、目視によつて
被検査物表面に螢光が認められなくなるまで、除去作業
を遂行すれば、被検査物表面から現像剤層を可及的に除
去することができる。
尚、前記の通り、現像剤層の除去作業が遂行できる程
度の明るさの場所での紫外線照射によつて目視によつて
容易に確認できる螢光を発するが、被検査物を暗室に移
して紫外線灯を照射すれば、視覚に螢光が強く感じられ
るので、現像剤層の除去が完全に行われているか、否か
について、より厳格な判定を行うことが可能となる。
〔実施例〕 実施例 1. 現像剤の調製: 粒径約2ミクロンの炭酸マグネシウム微粉末6重量%
と粒径約2ミクロンの珪酸微粉末5重量%とをエチルア
ルコール74重量%とノルマルヘプタン15重量%との混合
液に分散させてなる分散液100重量部に対してアゾ系螢
光染料(ハドソン イエロー:商品名:ダイグロカラー
・製)0.003重量部とクマリン系螢光増白剤(427:商
品名:アサヒ化薬・製)0.03重量部とを添加し、室温で
5分間撹拌して溶解させて速乾式現像剤を得た。
現像剤層の除去: 被検査物として「浸透探傷試験用2024Sアルミニウム
板焼き割れ試験片(アルミニウム板の表面に微細な焼き
割れ傷を設けたもの)」を用い、表面を清浄にする「前
処理」を行つた後、市販の溶剤除去性染色浸透液(UP−
T:商品名:特殊塗料・製)を塗布して5分間放置する
「浸透処理」を行ない、次いで市販の洗浄溶剤(UR−T:
商品名:特殊塗料・製)を用いて被検査物表面の余剰浸
透液を取り除く「洗浄処理」を行なつた後、当該表面に
上記速乾式現像剤を吹き付けて、厚さ約20ミクロンの現
像剤層を形成する「現像処理」を行ない、次いで現像剤
層の表面を、約400ルックスの可視光線の下で、目視に
よつて「観察」したところ、当該層の表面には白地に赤
色の欠陥指示模様が明瞭に確認できた。
次に、約300ルックスの明るさの室内において、先
ず、布によつて被検査物表面を荒ぶきして現像剤層をふ
きとつた後、市販品の紫外線灯(フラッシュ スパーラ
イト UVF−80型:商品名:特殊塗料・製)を用いて被
検査物表面に紫外線を照射したところ、被検査物表面に
は複数ケのスポット状の螢光が目視で確認された。次い
で、紫外線照射を続けた状態で、目視によつてスポット
状の螢光が認められなくなるまで布によつて被検査物表
面を充分にふいた。
上記の「後処理」を行つた後、念の為、暗室におい
て、上記紫外線灯を用いて被検査物表面に紫外線を照射
したところ、被検査表面には目視によつて認められる螢
光は皆無であつた。
実施例 2 現像剤の調製: 粒径約2ミクロンの炭酸マグネシウム粉末7重量%と
粒径約2ミクロンの珪酸微粉末5重量%とをエチルアル
コール73重量%とノルマルヘプタン15重量%との混合液
に分散させてなる分散液100重量部に対してアゾ系螢光
染料(フルオロール5G:商品名:BASF・製)0.002重量部
と、螢光増白剤(フルオランテン:化学名)とを添加
し、室温で3分間撹拌して溶解させて速乾式現像剤を得
た。
現像剤層の除去: 被検査物として2インチ径の鉄パイプの外周に設けら
れているネジ部を用い、ネジ部を清浄にする「前処理」
を行つた後市販の溶剤除去性染色浸透液(UP−ST:商品
名:特殊塗料・製)をネジ部の約半周面(検査面)に塗
布して5分間放置する「浸透処理」を行ない、次いで、
市販の洗浄溶剤(UR−ST:商品名:特殊塗料・製)を用
いて検査面の余剰浸透液を取り除く「洗浄処理」を行つ
た後、当該検査面に上記速乾式現像剤を吹き付けて、厚
さ約30ミクロンの現像剤層を形成する「現像処理」を行
ない、次いで現像剤層の表面を約400ルックスの可視光
線の下で目視によつて「観察」したところ、当該層の表
面には白地に赤色の欠陥指示模様が明瞭に確認できた。
次に、約300ルックスの明るさの室内において、先
ず、布によつて検査面を荒ぶきして現像剤層をふきとつ
た後、実施例1と同じ紫外線灯を用いて検査面に紫外線
を照射したところ、検査面には複数ケのスポット状螢光
が目視で確認された。次いで紫外線照射を続けた状態
で、目視によつてスポット状の螢光が認められなくなる
まで布によつて被検査物表面を充分にふいた。
上記の「後処理」を行つた後、念の為、実施例1と同
様にして、検査面を観察したところ、目視によつて認め
られる螢光は皆無であつた。
〔効 果〕
以上、説明した通りの本発明によれば、「染色浸透探
傷試験」方法と「速乾式現像剤」とが組み合されるケー
スの「後処理」における被検査物表面から現像剤層を除
去する作業を、その除去状態が目視によつて容易に確認
しながら行なうことができるとともに、従来、熟練者で
あつても困難であつた完全に除去できているか、否かの
判定も容易に行なうことができる。
更に、除去作業が行なわれる作業現場が光量の不足す
るうす暗い場所であつても、除去作業及び上記判定を容
易に行なうことができるのである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物表面に、揮発性有機溶剤に白色無
    機微粉末を分散させるとともに該溶剤に可溶の蛍光染料
    又は/及び蛍光増白剤を0.1重量%以下溶解してなる染
    色浸透探傷試験用速乾式現像剤を施用して、蛍光染料又
    は/及び蛍光増白剤によつて染着された白色無機微粉末
    からなる現像剤層を形成し、染色探傷試験の終了後に、
    当該現像剤層を除去するに当つて、当該被検査物表面を
    紫外線灯によつて照射し、照射紫外線によつて励起され
    る蛍光が被検査物表面に目視によつて認められなくなる
    まで、除去作業を行なうことを特徴とする染色浸透探傷
    試験用速乾式現像剤の除去方法。
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