JP2531719Y2 - シンクロナイザリング - Google Patents

シンクロナイザリング

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JP2531719Y2
JP2531719Y2 JP1990120659U JP12065990U JP2531719Y2 JP 2531719 Y2 JP2531719 Y2 JP 2531719Y2 JP 1990120659 U JP1990120659 U JP 1990120659U JP 12065990 U JP12065990 U JP 12065990U JP 2531719 Y2 JP2531719 Y2 JP 2531719Y2
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JP
Japan
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spline teeth
synchronizer ring
tooth thickness
hub sleeve
spline
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JP1990120659U
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隆啓 本田
茂樹 山田
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/025Synchro rings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は歯車変速機の同期噛合装置に用いるシンクロ
ナイザリングに関する。
〔従来の技術〕
歯車変速機の同期噛合装置は、第9図に示すように、
主軸1に回転自在となっている変速歯車2の歯車側円錐
体2aに対して、シンクロナイザリング3が夫々設けられ
ており変速操作時に、主軸1に固着されているハブ4に
対して軸方向に摺動可能にスプライン嵌合されているハ
ブスリーブ5が軸方向に摺動し、ハブ4とハブスリーブ
5との間にキースプリング6で保持されているキー7
が、先ず、ハブスリーブ5に押されて軸方向に移動し、
シンクロナイザリング3のキー溝3cに当り、シンクロナ
イザリング3の円錐状円周面3aを歯車側円錐体2aに押し
当て、次にハブスリーブ5が一層軸方向に移動し、ハブ
スリーブスプライン歯5aがシンクロナイザリング3の外
周部の複数のスプライン歯部3bを押しつけ、シンクロナ
イザリング3の円錐状内周面3aを歯車側円錐体2aに一層
押しつけて、該変速歯車2の回転速度と、主軸1の回転
速度に同期させ、この状態で変速歯車2と係合するよう
になっている。
シンクロナイザリング3は外周に等間隔で多数(例え
ば51個)の同一形状寸法のスプライン歯3aを有し、各ス
プライン歯は、上記同期作用時に最初にハブスリーブス
プライン歯5aが係合する部分に斜めに面取りしたチャン
ファ面が形成されている。
シンクロナイザリング3の他の従来技術として、シン
クロナイザリング3の円周を3等分した位置に設けられ
た前記キー溝3cに近いところのスプライン歯3aを欠歯と
したものも周知で、例えば各キー溝3c毎に2個ずつのス
プライン歯3aが欠歯となっていて、スプライン歯3aの総
数は51個から6個足りない45個となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術のシンクロナイザリングのうち前者は、
同期時にハブスリーブスプライン歯5aがシンクロナイザ
リング3の(例えば51個の)全てのスプライン歯3bのチ
ャンファ面を滑るため、摩擦力が大きく、押し分けトル
クも大きくなって、変速動作が円滑にできないという問
題点があった。
又、上記従来技術のシンクロナイザリングのうち後者
は、ハブスリーブスプライン歯とシンクロナイザリング
のスプライン歯チャンファ面との接触位置が全周にわた
り全歯均一でないため、同期押付け時に、シンクロナイ
ザリングが傾き、シンクロナイザリング3の円錐状内周
面3aが歯車側円錐体2aに喰い付くため、変速動作が円滑
にできないという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解消できるシンクロナイ
ザリングを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のシンクロナイザ
リングは、ハブスリーブ(5)が軸方向に移動して、シ
ンクロナイザリング(3)と変速操作時同期する噛合装
置であって、 ハブスリーブスプライン歯(5a)は、シンクロナイザ
リング(3)のスプライン歯(3d)及び他のスプライン
歯(3e)と同ピッチで歯厚は上記スプライン歯(3d)と
同程度であり、 かつ、上記シンクロナイザリングの外周に配列された
スプライン歯(3b)のうち、外周に等分された任意の箇
所に前記ハブスリーブスプライン歯と同程度の歯厚Aを
有するスプライン歯(3d)を少なくとも2個以上配置す
るとともに、 他のスプライン歯(3e)は、その歯厚Bを前記スプラ
イン歯(3d)の歯厚Aより小さく定めたことを特徴とす
る。
〔作用〕
変速操作の同期作動時、ハブスリーブが軸方向に移動
して、同期初期は(第4図に示すように)ハブスリーブ
スプライン歯(5a)がシンクロナイザリング(3)外周
の正規歯厚のスプライン歯(3d)と歯厚の小さい他のス
プライン歯(3e)の全スプライン歯を押し分け、同期途
中では(第5図に示すように)ハブスリーブスプライン
歯(5a)は歯厚が大きい正規歯厚のスプライン歯(3d)
のチャンファ面のみを押し付け、歯厚が小さい他のスプ
ライン歯(3e)からは離れる。そのため従来の技術より
小さい摩擦力で押し分け、小さなシフト力で、円滑に変
速動作が完了する(第6図)。
又、同期初期には、歯厚が正規のスプライン歯(3d)
と、歯厚が小さい他のスプライン歯(3e)のすべてのス
プライン歯にハブスリーブスプライン歯が当接するた
め、シンクロナイザリングの円錐状内周面が均一に歯車
側円錐体に押し当てられる。
〔実施例〕
第1図は本考案の第1実施例で、シンクロナイザリン
グ3の外周に、全周を等分した位置に合計で36個のスプ
ライン歯が配列形成されている。3cは3個のキー溝で、
円周を3等分した120度間隔で設けられている。3dはキ
ー溝3cの近くに各キー溝毎にそれぞれ4個ずつ配列され
たスプライン歯で、第2図に示すように、その歯厚Aは
従来の技術と同様に正規の歯厚を有している。なお第2
図で、3fはチャンファ面である。この正規の歯厚Aを有
するスプライン歯3dはキー溝3cに近い位置にそれぞれ4
個ずつ、合計12個設けられ、他の24個の他のスプライン
歯3eは、第3図に示すように前記正規の歯厚Aよりも小
さい歯厚Bに定められている。3gはスプライン歯3eのチ
ャンファ面である。
第1図の実施例のシンクロナイザリング3を備えた同
期噛合装置の作動は、第4図乃至第6図に従って前記作
用欄で説明した通りである。
第7図は本考案の第2実施例で、3箇所のキー溝3cに
最も近い位置の各2個ずつのスプライン歯3dが合計6個
だけ欠歯になっているため、正規の歯厚Aを有するスプ
ライン歯3dは6個、正規の歯厚Aより小さい歯厚Bを有
する他のスプライン歯3eは24個となっている。この第2
実施例はスプライン歯3dのうち合計6個が欠歯になって
いる点だけが第1図の第1実施例と異なる。
この第2実施例の作用は、前記第1実施例の作用と同
じである。
第8図は、上記本考案の両実施例と、従来品との変速
に要するシフト力を比較して示したもので、本考案で
は、従来品の4kgfから25%減の3kgfに改善された。
〔考案の効果〕
本考案のシンクロナイザリングは、上述のように構成
されているので、同期開始時には、正規の歯厚Aを有す
るスプライン歯(3d)と、小さい歯厚Bを有する他のス
プライン歯(3e)の全てのチャッファ面にハブスリーブ
スプライン歯(5a)が当接するため、シンクロナイザリ
ングの円錐状内周面(3a)が均一に歯車側円錐体(2a)
に押し当てられ、喰い付き現象が防止される。
又、同期途中では正規歯厚Aを有するスプライン歯
(3d)のみのチャンファ面(3f)とハブスリーブスプラ
イン歯(5a)とが摺動するため、摩擦力が小さく、押し
分けトルクが小さくなる結果、変速操作力が小さくな
る。
更に又、同期途中、正規歯厚Aを有するスプライン歯
(3d)のみのチャンファ面(3f)とハブスリーブスプラ
イン歯(5a)とが摺動するため、押し分け距離の不均一
が小さくなって、結果的に変速操作時間が短くなり、か
つ安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるシンクロナイザリン
グの正面図、第2図と第3図は第1図のシンクロナイザ
リングのスプライン歯を刃先方向からみた拡大図、第4
図乃至第6図は同期作動時の作用を説明する作動説明
図、第7図は本考案の他の実施例のシンクロナイザリン
グの正面図、第8図は本考案と従来品とのシフト力を比
較して示す棒グラフ、第9図は同期噛合装置の概略を示
す縦断面図である。 3……シンクロナイザリング、3d,3e……スプライン
歯、A,B……歯厚

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブスリーブ(5)が軸方向に移動して、
    シンクロナイザリング(3)と変速操作時同期する噛合
    装置であって、 ハブスリーブスプライン歯(5a)は、シンクロナイザリ
    ング(3)のスプライン歯(3d)及び他のスプライン歯
    (3e)と同ピッチで歯厚は上記スプライン歯(3d)と同
    程度であり、 かつ、上記シンクロナイザリングの外周に配列されたス
    プライン歯(3b)のうち、外周に等分された任意の箇所
    に前記ハブスリーブスプライン歯と同程度の歯厚Aを有
    するスプライン歯(3d)を少なくとも2個以上配置する
    とともに、 他のスプライン歯(3e)は、その歯厚Bを前記スプライ
    ン歯(3d)の歯厚Aより小さく定めたことを特徴とする
    シンクロナイザリング。
JP1990120659U 1990-11-16 1990-11-16 シンクロナイザリング Expired - Lifetime JP2531719Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63158326A (ja) * 1986-12-22 1988-07-01 Kubota Ltd 動力伝達用スプライン構造

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JPH0477023U (ja) 1992-07-06

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